小辺路

2023年11月24日(金) ~ 2023年11月26日(日)

• GPS: 49:57
• 距離: 66.3km
• 登り: 4,363m
• 下り: 3,593m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:31
• 休憩: 0:11
• 合計: 6:42

距離 15.8km 登り 1,197m 下り 1,099m

10:51 スタート地点
11:14 11:15 熊野本宮大社
11:57 12:00 三軒茶屋跡
12:36 道の駅 奥熊野古道ほんぐう
13:10 三里橋
13:25 八木尾バス停
14:13 七色分岐
15:35 15:36 果無峠
15:53 15:57 観音堂
16:56 16:57 果無集落
17:11 17:12 果無登山口
17:33 宿泊地

2日目

• 山行: 11:32
• 休憩: 0:39
• 合計: 12:11

距離 32.1km 登り 2,242m 下り 1,437m

4:52 宿泊地
5:13 5:15 十津川温泉 昴の郷
7:01 河合神社
7:37 西中の公衆電話
7:44 7:45 西中バス停
10:43 10:59 三浦峠
11:21 11:23 三十丁の水
11:41 11:42 吉村家跡防風林
12:09 12:11 船渡橋
12:16 三浦口バス停
12:43 船渡橋
12:49 12:50 三浦口バス停
13:06 13:09 三田谷バス停
14:58 14:59 上西旅籠跡
15:47 15:57 伯母子岳
16:08 伯母子峠
16:37 桧峠
17:03 萱小屋

3日目

• 山行: 7:08
• 休憩: 0:33
• 合計: 7:41

距離 18.2km 登り 919m 下り 1,002m

5:08 宿泊地
5:37 5:48 大股登山口
7:55 7:57 東屋
9:16 9:27 水ヶ峰分岐
10:28 大滝集落東屋
11:38 11:39 薄峠
12:06 12:14 大滝口女人堂跡
12:27 千手院橋
12:49 金剛峯寺

天候

11/24：晴れ
11/25：晴れ時々曇り
11/26：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行きで三重交通「高速南紀東京大宮線」の夜行バスを利用した。東日本から初日に9時過ぎ熊野本宮着のローカルバスに乗れる効率的な交通ルートだと思う。
熊野古道のトレイルを歩く場合、熊野本宮が起点でも終点でもいかに早く着けるかが大切。以下に主要な乗車駅の出発時間を載せる。
帰りは新幹線でスパッと帰れる。

大宮駅西口発　20:35
さいたま新都心バスターミナル発 20:55
池袋駅東口発　21:30
バスタ新宿発　22:05
YCAT（横浜駅東口）発　23:05
三交新宮駅前着　翌日7:42

コース状況／危険箇所等

十津川村の公式マップがわかりやすい。山に入れば基本的にピークをトラバースするルートを通って峠を越える。
https://tinyurl.com/yss3j784

写真

11/23 22:55

横浜からこれに乗れば朝一熊野に行ける

11/24 8:32

大峯奥駆道以来の新宮駅

11/24 9:41

熊野にてAさんと合流。私は東から、Aさんは西から。

11/24 9:51

八咫烏のお出迎え

11/24 9:56

昔の大斎原

11/24 10:01

定番の鳥居

11/24 10:08

大斎原のイチョウ

11/24 10:13

懐かしの順峰の起点、備崎

11/24 10:14

熊野川。水垢離できそうな水温だった

11/24 10:17

日本最大の鳥居

11/24 10:59

久しぶりの本宮

11/24 11:01

知らずに来た

11/24 11:02

財布の紐が緩み思わず購入。書体もジョジョ

11/24 11:07

この裏から中辺路へ

11/24 11:10

紅葉は見頃

11/24 11:12

中辺路からの本宮入口

11/24 11:24

中辺路は熊野古道の一級国道のためガイド連れ観光客が多かった

11/24 11:27

寄り道しましょ

11/24 11:31

生野菜をかじるツーリスト

11/24 11:31

大斎原と幾重にも重なる稜線がきれい

11/24 11:51

分岐。G99の縦横比を4:3に直し忘れていたことに帰宅するまで気付かなった

11/24 11:52

やっとこさ起点にたどり着いた

11/24 11:52

茶屋の近くの関所

11/24 11:58

心がきれいな人の字

11/24 12:04

小辺路IN

11/24 12:20

紀伊路

11/24 13:00

道の駅にて

東屋で

11/24 12:36

めはりをいただく

11/24 12:55

果無山脈。あれが果無峠

11/24 12:56

熊野川を見ながらのランチ

11/24 12:59

元気な子供たち

11/24 13:08

ロッジのバーバー

11/24 13:08

南奥駆の五大尊にも行けるのか

11/24 13:09

熊野川らしい色合い

11/24 13:35

果無峠まで観音撮影に精を出す

11/24 14:14

穏やかな流れの熊野川

11/24 14:28

マイルストーン

11/24 14:29

たまに開ける

11/24 14:30

紀伊半島の幾重にも連なる山容がステキ

11/24 14:44

微笑ましい

11/24 14:52

退屈

11/24 15:21

果無峠

11/24 15:26

頭上の生首がコワイ

11/24 15:44

手前の山々

11/24 15:41

知らない立派な山

11/24 15:44

南奥駆

11/24 15:42

笠捨山あたりか

11/24 15:42

桑畑果無集落と十津川温泉

11/24 15:51

観音堂の水場。テン場適地

11/24 16:09

哀愁漂う

11/24 16:14

天水田

11/24 16:16

テントを張りたくなる場所

11/24 16:15

お月様

11/24 16:25

マジ退屈

11/24 16:32

不揃いの石畳

11/24 16:32

馬頭観音

11/24 16:37

人家を通り抜ける世界遺産

11/24 16:43

キタ

11/24 16:43

定番スポット。果無の由来は一本だたらの怪異譚らしい

11/24 16:45

小辺路は意外と歩いている人が少ない

11/24 16:47

人家を抜けるのに躊躇した

11/24 16:48

天空の集落

11/24 16:50

これだよ、これ

11/24 16:51

オリジナル陣笠

11/24 16:59

十津川村は飛び地集落が多い

11/24 17:17

柳本橋

11/24 17:13

揺れます×2

月の光に照らされて

11/24 17:30

本日のお宿、源泉かけ流し

11/24 19:32

プチトラブルはあったけど、ぼたん鍋は最高だった

11/25 4:55

100均顔負け、お買い得すぎる！

11/25 5:55

ポップなクロック

11/25 6:24

限られたスペースに立つバス停

11/25 6:25

PUMAと見間違う奈良交通のロゴ

11/25 6:28

久しぶりに見かけたカーブミラー

11/25 6:37

これでも国道

11/25 6:37

村内縛り

11/25 6:45

知らない山のモルゲン

11/25 6:45

急峻な地形を横切る

11/25 6:46

スレートで落石、鉄砲水を防ぐ

11/25 6:53

味のある字体

この神社のトイレに救われる人は絶えない。もっと評価されるべき

11/25 7:09

単体でバス停すら建てられない狭い道

11/25 7:20

人の生活臭が感じられる景色

11/25 7:28

よき休憩スポット

11/25 7:31

見頃

11/25 7:31

お水飲み放題

11/25 7:32

田ノ岡商店は

11/25 7:32

アルコールショップ。三浦峠から降りてきたハイカーにとっては強い誘惑

11/25 7:33

この組み合わせは商売上手

11/25 7:37

年季が入っている

11/25 7:37

こへっちーず

11/25 7:37

十津川の大迫傑。86歳で歩行スピードのなんと速いことか。運動習慣の大切さを再認識した

11/25 7:39

はぐれテトラポッド

11/25 7:39

もち！
ここで車の窓から「これから三浦峠に行くのか？」と聞いてきた地元のおじさんに「はい」と返した後に、満面の笑顔だけ返して去っていったおじさんとのやりとりが印象的だった

11/25 7:56

ここらでブレックファースト

11/25 8:00

休憩

11/25 8:33

カリン

11/25 8:38

廃屋のキリンビール

11/25 9:01

矢倉観音堂

11/25 9:04

気持ちのいいトラバース道が続く

11/25 9:06

郷士（ごうし）くん。十津川村のマスコットキャラクター

11/25 9:30

山肌の紅葉がどこも見頃

11/25 9:32

グラデ

11/25 9:42

今西集落

11/25 9:52

旅籠があった出店跡。地形からもその情景が想像できる雰囲気でワクワクした。テントも張れそう

11/25 10:01

いとをかし

11/25 10:19

古矢倉跡でこの旅一番多くのハイカーに出会った

11/25 10:24

苔のローブ

11/25 10:32

峠手前でも水湧きまくり

11/25 10:40

三浦峠の東屋が見えてきた

11/25 10:41

FOMA(3G)の利用は2026年3月31日まで

11/25 10:52

山想遊行？

11/25 11:07

伯母子岳は近いようで遠い

11/25 11:07

2000年まで和歌山県最高峰だった護摩壇山方面

11/25 11:04

雲の陰影がよき

11/25 10:55

あの紅葉の稜線を歩いてみたい

11/25 11:03

紅もいいが橙もよき

11/25 11:19

水量チョロチョロ

11/25 11:39

吉村家跡

11/25 11:44

巨大な防風林

11/25 11:52

古風な蛇口

11/25 11:53

自然との共生が進んでいる屋根

11/25 11:58

山全体が色づくと名前がわからなくてもきれいに見える

11/25 12:01

スタイル抜群

11/25 12:03

こんな洒落た草履がほしい

11/25 12:08

浮きます×2

11/25 12:10

三浦口で

ランチタイム

11/25 12:55

こしぬけた

11/25 12:59

完成度高し

11/25 13:04

実機は私の知っている公衆電話の形ではなかった

11/25 13:05

玉置神社まで意外と距離がある

11/25 13:07

伯母子峠へ

11/25 13:47

気持ちのいい

11/25 13:48

古道が続く

11/25 14:13

密度の高い紅葉斜面

11/25 14:19

満面の笑みの弘法大師

11/25 14:49

c1000前後でブナ登場

11/25 14:55

上西家跡はテント適地なんじゃないか？

11/25 15:11

峠手前が崩落していて小辺路完歩ならず。伯母子岳を直登した

11/25 15:36

斜度がなかなかきつくて長い登りが続く

11/25 15:29

しかしブナに囲まれていい感じ

11/25 15:44

視線の先に

11/25 15:44

大峯奥駆

11/25 15:44

吉野方面か

11/25 15:45

山頂は冷たい北風が強過ぎて長居できなかった

11/25 15:45

白馬山脈方面か

11/25 15:47

淡路の山？

11/25 15:48

フラワーカードクラブの略らしい

11/25 15:48

奥はダイヤモンドトレール辺りかな

11/25 15:48

八経や釈迦は雲に巻かれていた

11/25 15:50

アワジは

11/25 15:50

長い

11/25 15:50

お月様

11/25 15:54

ロッコウ

11/25 15:55

大阪平野が少し見えた

11/25 15:55

再訪したい伯母子岳

11/25 16:02

峠へ

11/25 16:06

北奥駆

11/25 16:04

釈迦

11/25 16:04

弥山と八経

11/25 16:07

新しめの看板

11/25 17:00

本日の宿・萱小屋

11/26 4:53

ダルマストーブでぬくぬく。薪ストーブ奉行には毎度お世話になっている

11/26 4:55

☟

11/26 4:55

キンキンに冷えてやがる

11/26 4:56

水槽で熱交換した後の排水が水場になっているシステム

11/26 4:58

かわいいイラスト

11/26 4:58

カサカサに乾いてやがる

11/26 5:25

霜が下りてシバれた

11/26 5:27

雲海の村初訪問。村内の可住地面積割合2.1%には驚き

11/26 5:56

ガードレール上で村のPR

11/26 5:57

反射看板

11/26 6:01

大股のトイレは貴重（11月末〜翌3月末冬季閉鎖）。暖房便座でお尻から体の芯を温められる。公衆電話横にコンセントあり

11/26 6:04

駐車場に縁石代わりのミニ鳥居はいいのか？

11/26 6:04

ついに高野山の案内が

11/26 6:25

手塚タッチ

11/26 6:52

林道と古道を交互に歩く

11/26 6:58

振り返ると古の案内地蔵

11/26 7:04

太陽の熱、あったけー

11/26 7:07

紅葉もよき

11/26 7:08

まだまだ続く小辺路

11/26 7:10

八経とトンガリピークの釈迦

11/26 7:12

近畿地方最高峰

11/26 7:20

1997年開通の若い林道

11/26 7:29

カモシカと朝のご挨拶

11/26 7:35

ホテルのせ川の看板は遊び心が込められている

11/26 7:38

ピークを巻く林道を見れば林道開通前の古道が想像できる

11/26 7:39

秋空

11/26 7:39

寒いけど朝の散歩が気持ちいい

11/26 7:43

唐突に現れる

11/26 7:44

一本ブナ

11/26 8:34

ブナ近くの東屋で

11/26 7:55

朝食。お土産に渡した茶葉を入れる

11/26 8:12

まったりした小休憩

11/26 8:31

西には四国の剣山？わからんけど

11/26 8:47

ポツンと一軒家

11/26 8:47

山上ヶ岳辺りを眺めながらゆるハイク

11/26 8:52

もうね、ホテルのせ川に泊まってみたくなるわ

11/26 9:03

新しめの標識

11/26 9:05

その近くに隠れていた古の案内地蔵

11/26 9:10

不法投棄

11/26 9:11

高野が見えてきた

11/26 9:12

淡路島

11/26 9:30

スカイラインに出たら何度も県境を跨いだ

11/26 9:48

奥高野はc1000辺りが紅葉見頃

11/26 9:52

側溝の残雪

11/26 9:57

高野薪

11/26 10:00

管理されている

11/26 10:13

世界遺産認定の願掛け

11/26 10:33

大滝集落はかなりの山奥

11/26 10:34

か細い声が聞こえてくる

11/26 10:35

悪そうな面

11/26 11:06

ブランド松茸

11/26 11:15

まだまだ山深い

11/26 11:18

まだ見えている奥駆道

11/26 11:18

すでに次の低気圧が近づいている

11/26 11:24

薄（すすき）峠へ

11/26 11:26

晩秋の古道

11/26 11:30

峠のバケツ

11/26 11:45

紅葉が映える天気

11/26 11:48

大事故

11/26 12:02

女人道を見ると高野山の広さがよくわかる

11/26 12:03

当時はもっと開けていたようだ

11/26 12:07

奥ノ院方面

11/26 12:07

高野三山辺り

11/26 12:34

高野山の胃腸薬・陀羅尼助（だらにすけ）

11/26 12:44

道中で見かけた薪は高級品

11/26 12:45

小辺路終点

11/26 12:48

高野山真言宗 総本山金剛峯寺

11/26 12:49

立体感のある龍の髭

11/26 12:49

天水桶。これに普段から雨水を溜めておき、火災発生時に延焼防止の役割を果たしていたらしい

11/26 12:49

こうやくん。左右対称だから斜めからみても平らに見える。錯視か

11/26 12:56

高野犬

11/26 13:03

地面に踏み固められた紅葉

11/26 13:13

根本大塔。胎蔵界の大日如来を中心に金剛界の四仏を祀っている

11/26 13:12

デカい多宝塔（鉄筋コンクリート造）

11/26 13:14

これだけ赤い理由が気になる

11/26 13:16

高野山はお寺のフェスティバル。壇上伽藍をまわるだけでお腹一杯

11/26 13:30

御影堂の金色の吊灯篭

11/26 13:36

根本大塔と対をなす西塔。金剛界の大日如来を中心に胎蔵界の四仏を祀っている

11/26 13:38

西塔は木造

11/26 13:43

吊灯籠の影

11/26 13:50

中門の広目天像。胸元の蝉の鳴き声が遠くまで響き渡り悪を退けるらしい。蝉は上空を飛び回って留まる木を見つけることから広く隅々まで見通せる意味もあるらしい

11/26 13:52

中門の増長天像。胸元のトンボは「断じて悪を通さない、後へは引かない」ことを表し、トンボが前にしか飛ばないことからきているらしい

11/26 14:20

大門

11/26 14:15

大門の紅葉

11/26 14:20

町石道は通行止め

11/26 14:21

六甲山

11/26 14:23

見頃

11/26 14:24

本当にいいタイミングで来れた

11/26 14:33

観てみたい

11/26 16:27

空海は永遠の瞑想中らしい

神聖なケーブルカーで下山

感想

nicopoji

晩秋の小辺路。やっとタイミングと天気に恵まれ歩くことができた。
相方は2021年に順峯で出会ったAさん。
順峯の記録　http://tinyurl.com/yp5k854u

熊野エリアはAさんとの出会いの地ということもあり、東に見える大峯奥駆道を横目にあの時のことを振り返りながら歩いた。
小辺路は昔の生活道路で、どんなに小さなピークもトラバースしている効率重視のトレイル（ピークを確実に踏ませる大峯奥駆道とは真逆）のため安心してのんびり歩けた。そのため休憩時間を多めにとり昔この道を往来していた人のことを勝手に想像しながら面白おかしく旅を楽しめた。

伯母子岳の展望の良さは言わずもがな、道中で出会った人や目に入ってくる景色も良い思い出。初めての高野山も意外と見応えのある観光スポットが多く、一度で回りきるには時間が足りなかった。町石道や新緑の小辺路も気になるため再訪の可能性が高い。

小辺路は急いで歩くトレイルではない。昔の生活道路の情景を想像しながらゆっくりじっくり歩くトレイルだと個人的には思う。また1つ歴史あるよきトレイルに出会えた。

コメント

assilect

古からの生活臭を感じられる道。ほんと楽しいね。庶民の道って言葉がよかった。今度は旅籠跡で泊まってみたいな。

nicopoji

所々にテントを張りたくなるポイントがあって、小辺路は歩き旅のポテンシャルを十分に秘めていますね。いくつかあった旅籠跡はマジ魅力的です。