水越峠からダイトレ、金剛山、水分道へ 金剛バスを惜しむ

2023年12月02日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 13.3km
• 登り: 753m
• 下り: 1,100m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:40
• 休憩: 2:30
• 合計: 7:10

9:00 水越峠バス停
9:10 9:20 水越峠
10:10 10:20 旧パノラマ台
10:20 朝原寺道分岐
10:50 一の鳥居
11:00 11:10 金剛山
11:30 12:00 金剛山山頂トイレ
12:20 12:30 セト
13:00 13:10 奥赤坂山
14:40 14:50 奉建塔
15:00 16:00 郷土資料館
16:10 ゴール地点

天候

曇り時々雪

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

富田林駅　8:20発　金剛バス
水越峠　　8:55着

帰りは千早赤阪村役場前から金剛バスで富田林へ

水越峠への金剛バスは土休日に1日4便ありますが、金剛バスは12月20日をもって事業廃止となります。東水分までの路線は引き継がれるようですが、葛城登山口や水越峠へのバスはどうなるかわかりません。もうないかもしれません。

近鉄　https://www.kintetsu.co.jp/
金剛バス　https://kongoujidousha.com/index.php
千早赤阪村　「新たな交通サービスの開始について」　https://www.vill.chihayaakasaka.osaka.jp/topics/8577.html
河南町　「金剛バスの廃止に伴う新たな交通サービスがはじまります」　https://www.town.kanan.osaka.jp/soshiki/somubu/somuka/gyomuannai/1/kongoubasuhaisi/6750.html


気候変動問題や交通機関の経営難が極めて深刻です。できる限り公共交通機関のご利用をお願いいたします

コース状況／危険箇所等

よく整備された登山道。ダイトレは幅も広く大変歩きやすいです。水分道はダイトレや千早本道に比べればちょっとワイルドですが、最近整備され、道標も沢山あります。

その他周辺情報

道の駅ちはやあかさかはカフェと農産物や加工品の販売があります。同じ場所に楠木正成生誕地と伝わる場所と村立資料館があります。森屋バス停付近に喫茶店・カフェが2軒あるようです。富田林駅と河内長野駅は付近にスーパー・コンビニ等商店があります。河内長野駅構内改札を出たところにコンビニがあります

写真

12/2 8:56

水越峠バス停。バスは満員でした。廃止を惜しんでか写真を撮る方がたくさんいました。

12/2 9:12

駐車場がいっぱいで路駐が多いです。バスがなくなった場合車で来る人が増え路駐が増える可能性があります。トンネルがあるので通過交通はほぼないですが、林業や緊急車両の妨げになるおそれがあります。

12/2 9:13

12/2 9:14

水越峠

12/2 9:19

大和側から。右は大和葛城山への道

12/2 9:20

ゲートからガンドガコバ林道へ

12/2 9:22

サルトリイバラの実？

12/2 9:36

越口。中世から近世に水争いがあり河内側の水が大和へ超える所ですが、水は見えません。水音は聞こえます。

12/2 9:38

少し進むと左に水路がありそうな地形が見えます

12/2 9:38

やはり水路です。

12/2 9:41

もう少し行くと道の右に沢が接し、分水しています

12/2 9:41

そこから振り返ると先ほどの水路の始まりになっています。やはり水争いの現場はここと思われます。地形図を見ると河川争奪が起きそうな所ですが、河川争奪を先取りしたような格好です。

12/2 9:43

遭難碑。低山といえども死亡事故はあります。

12/2 9:49

オタカラコウ

12/2 9:52

カヤンボ。ダイトレは左へ

12/2 9:56

東屋があります

12/2 10:06

丸太階段を上って

12/2 10:08

旧パノラマ台で尾根に出ます

12/2 10:08

大和盆地が見えます

12/2 10:24

朝原寺道が合流

12/2 10:24

結構しっかりした道に見えます

12/2 10:29

丁石

12/2 10:33

白雲岳の山体に突き当たるところ。左に道が分かれています。高天からの道と思われます。

12/2 10:40

カヤンボ谷源頭付近から紅葉の錦の葛城さん

12/2 10:51

郵便道が合流

12/2 10:52

ちょっと霰が積もってます

12/2 10:54

一の鳥居

12/2 10:55

ここに着きました

12/2 10:55

右　よしのかうや（吉野　高野）
左　いせならはせ（伊勢　奈良　長谷）

ですね

12/2 10:56

樹氷が美しい

12/2 10:59

仁王杉の神々しさが増しています

12/2 11:01

この小さな樹氷が森を白銀に染めています

12/2 11:02

雄略天皇御狩場。古事記・日本書紀の雄略天皇が一言主神に出会った所とのことです

12/2 11:03

振り返ると葛木神社が

12/2 11:07

葛木神社の案内図

12/2 11:07

最高地点は立ち入り禁止

12/2 11:12

転法輪寺

12/2 11:12

境内

12/2 11:13

鎮宅さん。ここにも廃仏毀釈の悲しい歴史が

12/2 11:27

ゴールデンボンバー来てたんです？

12/2 11:27

国見城跡めちゃくちゃ崩れてるんですね。空気の澄んだ日に金剛山見たら山頂付近に茶色い所が見えたんですがやはりこれでしょうか

12/2 11:48

国見城から樹氷

12/2 11:49

国見城跡の下からセト方面への入り口は通行止め

12/2 11:50

水分道を降りようと思います

12/2 11:51

12/2 11:53

大阪平野

12/2 11:57

国見城跡広場の後ろから山道に入ります

12/2 12:00

セトへの入り口。売店と社務所の間からも来れます。そっちの方がわかりやすいかも

12/2 12:02

直進で大日岳。セトへは左

12/2 12:08

樹氷がきれいです

12/2 12:08

樹氷と紅葉と和泉山脈

12/2 12:24

セト

12/2 12:31

ギボウシ

12/2 12:32

直進します。左は坊領山方面

12/2 12:35

道標や新しい丁石が整備されています

12/2 12:39

右は青崩道

12/2 12:47

道が細くなりますがはっきりしています。

12/2 12:57

急な屏風坂を降りると奥赤坂山（777.7mピーク）があります

12/2 12:58

三等三角点があるだけで特に何もないですが、「山頂」というと登りたくなるのは登山者の性ですかね

12/2 13:19

鞍取坂

12/2 13:20

鉄塔から大阪方面

12/2 13:31

甲取坂

12/2 13:40

古い丁石

12/2 13:44

紅葉の雑木林

12/2 13:49

二河原邊山も寄ってみます

12/2 13:52

やっぱり特に何もないです

12/2 14:05

謎の小屋

12/2 14:11

足谷林道に合流

12/2 14:22

紅葉の山村風景

12/2 14:26

集落内を下っていきます。大和棟（高塀造り）とみられるお宅があります。

12/2 14:31

グリーンロードとの交点にも丁石

12/2 14:38

右のお宅も大和棟形式ですね。大和棟は大和盆地とその周辺で見られる民家形式で、瓦屋根の上に急峻な切妻の茅葺（葺き替えられていることが多いですが）屋根が乗るのが特徴です。かっこいいですね。

12/2 14:45

奉建塔。戦前に楠公精神の高揚を図るため作られたそうです。非理法権天。

12/2 14:45

12/2 14:52

そんな井脇ノ●子みたいな……

12/2 14:56

奉建塔バス停の所が「登山口」です

12/2 14:57

千早赤阪村でパパイヤが育つんですね……。温暖化？

12/2 15:50

道の駅。農産物の販売やカフェがあります

12/2 15:03

同じ敷地に楠公生誕地と郷土資料館。楠木正成関連や幕末から昭和中ごろにかけて盛んであった高野豆腐づくり関連を中心に、地域の歴史文化についての展示があります。

12/2 15:48

12/2 16:10

役場前バス停から金剛バスに乗って帰ります。人生で最後の金剛バス乗車になると思います。

12/2 16:40

悲しい……

撮影機器：

SCV48 samsung

感想

山石

　今回の金剛山は樹氷で白くきらめく森が美しく、麓の紅葉と合わせて秋と冬を一日で楽しめる山行となりました。水分道は初めてでしたが、最近整備されたことで分かりやすく、古道と山麓の歴史文化を味わえるルートでした。

　金剛バスが廃止になるということで、最後のお別れの積りで乗車しました。金剛バスは金剛山・葛城山の重要なアクセスで、高校生のころから今まで当たり前のように利用し、数々の山行の思い出があります。急になくなることになってしまい大変寂しいです。気持ちの面だけでなく現実的にも水越峠への路線の引継ぎが無いかもしれず不便になりますし、引き継がれる路線も減便の見込みで地元住民の方々の移動の自由が損なわれます。バスが担っていた移動がマイカーに移ると渋滞や路上駐車、二酸化炭素排出などの問題が悪化しそうで心配です。路線バスの経営難は全国的な問題ですが、感謝の気持ちで少しでも利用していきたいと思います。