記録ID: 6279397
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雪山ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜
白鳥山 山姥コース→栂海新道周回
2023年12月14日(木) [日帰り]
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体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 07:57
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 828m
- 下り
- 821m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口手前より残雪あり。4WD車で走行に支障がなかったので登山口まで進みました(積雪季間は上路の集落の奥まで)。 駐車場しかないので用事は海岸線で済ませておきましょう(コース案内板アリ)。 今回は、道の駅 越後 市振の関 で手洗い休憩。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※エリア選択は、ヤマレコの分類に従って、白馬・鹿島槍になっています(正確には北陸地域のような気がします)。 ・登山口(標高600m)〜山姥入口(標高758m) スタートからは林道歩き。残雪がありカチカチ。場所によっては舗装路が出ていた。沢が幾つかあり水場には困らない。よって、所々凍結ありで歩行注意。 北側なので一日中カチカチの可能性もある。 山姥登山口手前で山側から土砂が流出しているところあり。現在も土砂流出が続いているようで通過時にドロドロの箇所がある。 ・山姥登山口〜山頂(標高1268m) 山姥登山口にもコース案内板がある。 ここからは山歩き。固めの雪なので滑り止め装着(3人ともバラバラ:ワカン、12本爪、チェーンスパ)。 序盤は固めの雪の登りでトレースを追うが所々でトレースと夏道を探しながら登る。 まだ積雪量が少ないので左右から枝が垂れて道を分かりにくくしている。また、通行にも障害となる。下はカチカチ、小枝ともお友達になり手間が意外にかかる。 所々藪藪のところ、夏道でも枝を避けてひと登りで山姥の洞。大岩が幾つか連なって目立つポイント。この辺からやや尾根らしくなる。 ここから標高950mまで九十九折れになり細かなトラバースが出てくる。カチカチの北斜面なのでやや精神力が削られる。淡いトレースを追い標高960mからルートを外れてトレースに乗っかる。標高1000mまでそのままトレースに従って急登を詰めると夏道に飛び出す(本当の道はやや南寄りについています)。 日が当たり出し新雪も積もっていた。他の2名はここでワカンにチェンジ。 少し上がると白鳥山の山頂が見える。 ようやく夏道が明瞭になり樹氷と新雪の尾根を上がっていく。 標高1035mを過ぎるとやや右手に下り沢を横切る。水量は少ない(ロープあり)。 やはり所々小枝が邪魔になるが突破していく。 標高1120mで杉の大木が数本。鳥居杉を通過。栂海新道の尾根も近づく。 樹氷はきれいだが垂れた枝も増え夏道が分からない所はトレースを追ったり歩きやすいところをプチ藪漕ぎ。やや左手に真っ白な雪原が広がるのでそちらからアプローチ。谷間になってきたところで右手の尾根に出るとトレースに合流。トレースを追っていくがやはり小枝と雪を払いながらの登りが続く。バックの日本海は見事である。 標高1200mを超え栂海新道に出ると東の山並みが出迎えてくれる。 そこから白鳥小屋まで海と山の眺めと新雪を楽しみながら登る。 白鳥小屋はまだ全然雪が少ない。 南の暖かい広場でランチタイム。 ・山頂〜登山口(栂海新道) 登りではカチカチ斜面でルートが不鮮明だったので、帰りは栂海新道で坂田峠へ抜けることにした。序盤は明確なルートが続き、最後の激下りが課題かと思っていたがすぐに修正を要した。 日差しが強く日向は雪が重くなりだす。また、登りコースと同じく所々枝が行く手を遮りコースも分かりにくいところが出てきた。 標高1100mを切った辺りで道をロストして方向を確認しながらの下降となる。 北向き斜面になってきてまた新雪。プチ藪漕ぎで夏道に出る。 右手の糸魚川の市街地が良く見える。佐渡島は不発。 基本尾根伝いだが所々ルーファイを要する。 シキ割手前はやや急登、ワカンの爪を利用しての下降が続く。 標高が下がるとまたまたカチカチになってくる。 標高950mで平坦路となりシキ割通過。 新雪→カチカチ→重めの雪と変化が激しい。 ここから小さなポコの左側を通過して小さな谷間を二つ通過してP935の尾根に出るが、尾根歩きから状況が一変する。 小さな尾根に登ってやや固い斜面を横切り左手の谷間へ。 雪付の良いやや狭い谷間が奥まで続いていた。 きこりさんは右手の雪の斜面をウィペットを刺しながら横切っていく。 水の量は大したことがなく小石が出ていたので川底をそのまま歩いて左手の雪の斜面をカニ歩きで通過。 暖かいときは両方から雪崩の危険性があり、あまり長居はできないところだ。 その谷間を通過すると重めの雪の登り返しで左奥へ進む。脈拍が上がる。 すぐに次の雪の谷間が見えてきた。夏道の谷間への下降は雪付きがいかにも悪く脆い。 その先を探索するとすぐ川上に楽な斜面があったので無事に谷間に降り立つ。 谷間は雪でパックされ登り返して夏道に復帰。 そこからひと登りでP935の平原に乗っかる(金時坂ノ頭)。 坂田峠まで標高差300mの激下り。ここは階段が多いので雪の状態が心配。 ワカンのまま坂道を下っていく。次第に雪は少なくなり脆いところは慎重に降り、カチカチ斜面も混じる。 ワカンの緩みが気になったので早めに外してツボ足に切り替えたが他の二人は雪が途切れる地点までワカンで通した(標高770m)。 階段区間まで来ると雪は無くなり金時坂は晩秋の道となる。 やわやわ下って坂田峠に出て、峠の地蔵にご挨拶。 坂田峠は栂海新道と北国街道の交差点、昔の賑わいを想像するとまた想いも深まる。 周回で面白さがアップするコースだが、ルーファイと雪山装備はしっかりと。 |
その他周辺情報 | 道の駅 越後 市振の関 https://www.ichiburi-seki.com/ 大鷲山の駐車に困ったときにも使えます。 バーデン明日 https://baden-akebi.jp/ 帰りに温泉に浸かってきました。固定客多そう。 大人 600円 シャンプー・ボディソープ、サウナあり ※露天風呂は脱衣所に上がって別場所にある(今回は入らず)。 |
写真
感想
来週からは寒波が来て雪マーク。
好天が期待できそうな日の木こりさんの白鳥山ツアーに参加した。
ここは2021年に雷鳥を確認できたところでいつか訪れてみたかった想いもある。
山姥コースは初めて踏破、雪が少なく暖冬で固い斜面でスタート。
登山道になると夏道も分かりにくくプチ藪漕ぎ&プチラッセルが続いたが、標高を上げると日が当たり出し、新雪のご褒美が待ってました。
尾根からは朝日岳、初雪山などの展望も楽しめ、帰りの栂海新道も雪山らしく変化に富み、楽しい一日でした。
次回は、雪がたっぷりでスキーが楽しめるときに再訪しよう。
来週からの寒波に期待したい。
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