なつかしの山々 氷ノ山ぶん回しコース
- GPS
- 25:11
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,639m
- 下り
- 1,783m
コースタイム
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 6:39
天候 | 5月3日:曇りのち雨 5月4日:曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
その他周辺情報 | ◎大平平避難小屋はロフト部分が無く、一階?の腰を掛けるベンチ部分にかろうじて寝る事は出来ますが他の小屋の様にロフトに畳などを敷いてゆったりと寝る事はできません。 ◎鉢伏山々頂にある小屋を避難小屋と記載している山行記録もありますが、実際には倉庫兼事務所で施錠されており利用できません。 近辺での避難小屋利用は東鉢伏の高坪山避難小屋のみです。 |
写真
感想
播磨アルプスをやった後、姫路から播但線を「寺前」「和田山」と乗り継ぎ豊岡にてホテルで前泊しました。
計画ではJRで豊岡から八鹿に出て全但バスで福定に向かうつもりでしたが、祝日は10:30発、到着が11:34の便が始発となるうえ、当日は天候の崩れが予想されていましたのでどこまで足を稼げるか困ったものだと思っていました。
ところが、下山後会う約束をしていた豊岡在住の元同僚H女史が登山口まで送ってくださる事となり一気に不安解消となりました。大感謝です。
当日は奈良尾キャンプ場まで送って頂き東尾根登山口から入山します。
登山口からは一気に高度を稼ぐように急勾配の道が続きます。
東尾根避難小屋を超えた辺りから残雪が出現し始めましたが、神戸大学ヒュッテの辺りからは勾配も緩み新緑に覆われた気持ちの良い登山道となります。
まだこの頃は時折薄日も差しブナの新緑がとても綺麗です。
2時間半程歩きようやく氷ノ山々頂避難小屋が見えてきました。
天候はあまり宜しくないですが山頂は大勢の登山者で賑わっており、お昼頃という事もあり小屋の中も登山者で一杯です。
足も稼ぎたいし風も強いこともあり荷物を下ろすこともなく氷ノ山越を目指し歩き始めます。
40分ほど歩いて氷ノ山越え避難小屋に到着しソイジョイ・ベビーチーズ・ビタミンゼリーの簡単な昼食を摂ります。
この小屋までは若桜からの登山道もあり登山者が多いですがここ以降はめっきり登山者の数が減ります。
大平頭の避難小屋へ向かう登山道からは氷ノ山々頂や鉢伏高原の景色も良く見え、晴れていたら綺麗だと思います。
避難小屋到着直前からポツポツと雨が降り始めてきましたので避難小屋で雨支度を整えました。
大平頭避難小屋は外から見ると2階部分に窓もありロフトがあるように見えるのですが他の小屋と違いロフト部分がありません。
当初晴れていれば大平頭避難小屋泊まりにしてゆっくりと歩くつもりでしたので危ないところでした。
避難小屋からぶん回しの尾根に入ると山焼きがされており一面黒い斜面で焦げ臭い匂いが漂っており、まるで黒沢明の映画「夢」の中の「鬼哭」のシーンの様です。
これから先に歩かれる方は新緑が芽生え気持ちの良い登山道となるのでしょうが時期が悪かったとしか言いようがありません。
高丸山から鉢伏までは結構なアップダウンが続き少し疲れます。
ようやく鉢伏山々頂に到着しましたがここで大誤算が…
鉢伏山の山行レポートを拝見すると、山頂にある小屋を避難小屋と称している記載が多くてっきり新しく鉢伏山山頂にも避難小屋が出来たと認識していましたので、明日ハチ北方面へ向かうにはちょうど良いしこの避難小屋?に泊まるつもりでいました。
ところが近づいて見ると施錠がされており中を見るとスキー場の道具や事務机が並んでおり全く避難小屋としては機能していません。
一瞬どうしようか、麓まで下りて民宿に泊まろうかなどと考えましたが、隣の東鉢伏に避難小屋があったことを思い出したので、風雨が強くなる中、高坪山を目指し歩き始めました。
30分ほど歩いて避難小屋が見えた時はホント安堵しました。
小屋は比較的新しくロフト部分には畳も用意されており、夜中に結構な突風が吹いておりましたが揺れる事もなく安心して眠る事が出来ました。
翌日は青空こそ見えないものの雨も止み風も穏やかになっていました。
朝食を済ませ再び鉢伏山々頂を目指します。
鉢伏山のすぐ北側はハチ北スキー場のゲレンデ「北壁」になっています。
昔よくハチ北に来てこのゲレンデを滑ったことが懐かしく思い出されます。
地図上、登山道は北壁の右側のゲレンデを下るようになっていますがどのゲレンデを下っても最終的には同じ場所に出て来るのであまり気にせず歩いても大丈夫だと思います。
スキー場を越えるとあとは林道歩きとなります。
平坦な道ですしアップダウンもそれほどないので歩きやすい(あまり面白くない)道です。
暫く歩くと瀞川山頂の分岐の標識がありましたので林道を離れ登山道に入ります。
10分程で瀞川山頂に到着しました。
山頂は展望も良く晴れていればかなり遠くまで見渡せるのではないでしょうか。
この頃から少し青空も見えるようになってきましたが未だ氷ノ山々頂はガスの中でした。
瀞川山頂から再び林道に戻り少し歩くと木の殿堂の分岐が現れます。
分岐に入ると道は綺麗な林の中の登山道となり、この頃より射してきた光で新緑が綺麗です。
途中木の殿堂への道は急コースと緩コースに分かれますが、急コースは倒木やササの茂みで不明瞭な所も多く緩コースを行っても時間差は無いので緩コースを行くのが正解だと思います。
分岐から小一時間で木の殿堂に到着し氷ノ山からのロングトレールも終了となりました。
木の殿堂は安藤忠雄が設計した建物ですが、初めてこの建物を見た時に武闘派?安藤忠雄もこんな建物を設計するんやとびっくりした記憶があります。
竣工から数十年経過した今でも建物の持つ存在感は健在で、設計者はともかく私としては大好きな建築物の一つです。
今回は播磨の山と兵庫県最高峰を歩く事が出来ましたが、昔登った山の中には宍粟郡・福崎・篠山などもう一度訪れてみたい山が沢山あります。
今後も機会を見つけて少しずつやって行こうと思います。
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