毛勝三山(毛勝谷〜猫又谷周回)
- GPS
- 35:19
- 距離
- 37.6km
- 登り
- 3,442m
- 下り
- 3,435m
コースタイム
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 9:49
天候 | 5/2 晴れ 5/3 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
冬期通行止めは片貝山荘より6Km手前(キャンプ場の奥)でした。 ゲート手前に20台くらい駐車可。 除雪は東俣谷は片貝山荘まで、南又谷は観光駐車場の1.5Km位先まで されてました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは無いようです。 駐車ポイント(冬期通行止)〜片貝山荘 6Kmの林道歩き。除雪されており問題なし。落石注意。 片貝山荘〜阿部木谷〜毛勝谷〜毛勝山頂 山荘の先はデブリ残ってます。僧ヶ岳登山口までこれを超えます。ツボ足で可です。 阿部木谷の橋を渡ると雪の林道を詰めて谷へ出ます。 阿部木谷は雪のついたルートから砂防堤をいくつも超えていきます。 板菱は谷が狭まってます。左右の壁から土砂や木が落ちて黒っぽい雪面です。 右から大明神沢のデブリが入りデコボコの雪面を登ります。 毛勝谷に入ると白い雪面が広がります。 奥の二又を過ぎると雪渓の傾斜が次第に強くなります。滑落に注意です。 これを超えるとボーサマのコル。剣岳、後立山の景観が広がります。 ゆるい雪面を登れば毛勝山頂です。 毛勝山〜釜谷山〜猫又山 毛勝南峰から最低鞍部までは特に危険箇所なし。南峰山頂付近も幕営可です。 釜谷山の黒部側は巨大な雪庇が張り出しており近寄らないように。なるべく樹林帯側にルートを取る。 時折雪面にくクラックが入っており注意です。一度雪で隠れた割れ目に腰まで潜りました。 猫又山との最低鞍部から最初の登り10m位は傾斜あります。ピッケルとアイゼンのキックステップで超えました。その上は傾斜ゆるみます。一部雪が切れて樹林の中の踏み跡を通りました。 猫又山山頂はハイマツが出てました。 猫又山〜猫又谷〜南又谷〜駐車ポイント 猫又山から大猫山方面へ夏の尾根道ルートの雪稜を下だります。 大猫山との最低鞍部から猫又谷に下降しました。谷の上部は傾斜強いです。ピッケルとアイゼンで一歩ずつステップを刻んで下りました。滑落すればかなりの距離落ちそうです。でも、雪が腐ってたのでそれほど怖い感じはありませんでした。 核心部をすぎれば長い雪渓の下りです。落石やブロックの崩壊に注意です。 いくつかの砂防堤は左岸側から巻きました。一部雪が溶けてヤブを掴んで超えました。 南又発電所過ぎて橋を右岸に渡るとここから林道歩き。上部はまだデブリが残ってました。洞杉の下1.5Km位までまだ除雪されてませんでした。 |
その他周辺情報 | 片貝山荘は魚津市が管理してます。 利用しませんでいたが要予約です。 |
写真
感想
昨年、何度か訪れてお気に入りになった毛勝周辺の山々。
昨年9月に毛勝山から釜谷山をトレースしようとしたがハイマツの海に撃退されてしまい、残雪期にまた来ようと今回の計画となりました。5/2〜3の晴天予報で決行し、5/4は予備日として組みました。
ヤマレコの記録でBCスキーの猛者の方たちは日帰りでこの周回ルートを回ってるようですが、自分にはとても無理。冬期通行止地点から毛勝山頂まで約2000mの高低差がありじっくり登るしかない。しかし、残雪期の谷ルートは雪崩の危険もありのんびりもしてられない。初日、最初のトレースとなったようですが、毛勝雪渓でハイペースのスキーヤー2名に追い越されました。やっと登りきりましたがかなり疲れました。
毛勝山頂でテント設営しました。
剱岳や後立山の雪景色を期待してきたのですが、山頂から見下ろす富山湾の夕景に見とれてしまいました。もう一人の地元の方も黙ってじっと眺めてました。初めて見る光景です。
毛勝山〜釜谷山〜猫又山の稜線は連日の高温で雪は腐り気味。
早朝でもアイゼンがやや沈みました。ズボる場面も数回有りました。
剣岳と後立山を終始眺めながら歩く素晴らしいコースでした。
猫又谷への下降は上部で傾斜があり重い荷物でやや緊張しましたが、雪が腐っており滑落してもそれほどスピードはつかないと思いました。慎重にステップ刻んで下りました。
昨日、毛勝谷を登ったのは自分を入れて多分4名(全て単独)、登山は南峰で幕営した方と私だけであとはスキーヤーでした。猫又谷で10パーティーほど見かけましたが登山は3パーティーくらい、BCスキーの方が多かったです。
コメント
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初めまして。
笈ヶ岳の日記へのコメントから遡って来てしまいました。
みんな単独で、研ぎ澄まされた荷物をしょって、もくもくと。
もう、格が違います。
皆さんのような方たちを、山人というんですね。
ありがとうございました。
はいはい、笈ヶ岳の。。。
涼しい顔で登れればかっこいいですがヨレヨレでした。
バックカントリーの方たちは颯爽としてましたけどね。
でも、毛勝の山はいいですよ。
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