深山湖周回× - 塩沢山経由で狙うも激ヤブとルートミス、西ボッチで断念(予定の半分も歩けず)
- GPS
- 09:22
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,115m
- 下り
- 1,116m
コースタイム
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 9:22
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・6号鉄塔までは、巡視路と思われる割としっかりした踏み跡あり。ただし、それなりに急峻で険しい。 ・6号鉄塔から塩沢山までは、踏み跡の痕跡あり。笹ヤブや低木がうるさい。 ・塩沢山から鬼が面山までは、かつて歩かれていたと思わせるマーキングのみ。踏み跡なし。自然のままで気持ち良い場所もあるが、ヤブ漕ぎ必至。 ・鬼が面山(P1262.0三角点)へは、何かの山頂施設左側を進み、ヤブ漕ぎ気味で対面可。ほとんどの人が寄らないのではないかと思われる。 ・本当の(?)鬼が面山(P1271)は、帰路で近くを通ったらしいが未確認。 ・鬼が面山から沼原湿原への登山道は、深山湖から来て林道にぶつかったら、林道をそのまま突っ切って進む方向に続いてるがわかりにくく、私は間違えて林道を右に下り大巻してしまった。 ・林道歩きの途中、20m先の木から慌てて降りる熊を目撃。 ・登山道から西ボッチへは、マーキングはあるものの背丈以上の激笹ヤブ。 ・西ボッチ下山後から深山湖までは登山道で問題ないが、後半の林道跡と車道歩きにはウンザリ。 |
写真
感想
GWに計画した3山行の初日は、那須にある深山湖を囲む山の周回です。
深山湖は今年3月に訪れていて、いつか周回しようと思った場所です。こんなに早くこの日が来るとは・・・
予定ルートは次の通り。
深山ダム駐車場-塩沢山-鬼が面山-沼ッ原調整池-西ボッチ-P1185-深山湖最上流に下山-P901-P1022-深山ダム駐車場
当初、塩沢山までは板室温泉から登ることも検討したが、林道歩きが長過ぎるので断念した。
深山ダムの下まで降りて取り付いた後、6号鉄塔までは快調、塩沢山までも多少のヤブはあったが、至って順調と言っていい感じだった。しかし、ついに苦行はソコから始まった。
馴染みのない山域ではあるが、今までの経験的感覚からすると、ソコソコの踏み跡があって当然と思われる尾根筋にも係らず、まぁ笹ヤブのひどいこと。マーキングは散見したので、歩かれていた時期もあったのではないかと思うが・・・それとも、時期が悪かったのかな。
鬼が面山から沼原湿原へは登山道を歩く予定だったが、案内板を見誤り林道を大巻する羽目になってしまった。気付いた時にはだいぶ進んでいたので戻る気にもなれずそのまま進んだ。思い込みはいつになっても起こり得る。分岐と分岐直後の2回は、進路確認が必要だと思い知らされた。
林道歩きの途中、前方でガサガサと物音がしたので見てみると、なんと熊だ。時間にして1、2秒だと思うので確証はないが、黒い塊が木から降りているところだった。熊鈴は付けていたが林道ということもあってポケットにしまっており、カチカチいう程度だったので気付くのが遅くなったのかも知れない。
熊はその後、一目散にヤブの斜面を駆け降りて行った。間違いない熊だ。人生初の自然の熊を目撃したのだ。あまり大きくはなく数十Cmくらいに思えた。しかし熊ってすごい、頭を下にして、まるで木に登るかのような動きで降りるんですね。しかも激ヤブを突進していくなんて羨ましい、と感心はさせられたが、特に恐怖心は感じずむしろうれしくなった。もっと早くコッチから気付いていれば、写真に収められたかも知れないと思うと残念で、それからは木の上を注視しながら歩いた。
観光客で賑わう場違いな沼原湿原を通過し、やっとこさ西ボッチの取り付き場所に来た。見るからにヤブで踏み跡も無さそうだ。残念ながらここもマイナーな山のようだ。踏み込むとヤブの中にマーキングがあり、歩きが楽になるわけではないが山頂まで案内はしてくれた。
山頂には意外にも山名標示板があり、チョットうれしかった。
山頂にあるスペースでランチにしながら、この後どうするか検討した。
予定では更に北進し一旦下山した後、再び深山湖西側の山に登る計画だ。見るとマーキングは更に延びているようだ。時刻は既に14時だが、幸いココは深山湖周辺なので、いざとなったら深山湖側に降りれば良い。ということでマーキングを辿って行くことにした。が、そのマーキングは西ボッチのすぐ西にある電波塔が終点となっていて、その先は、、、相変わらずの激ヤブだったので、さすがにもう観念し、幸か不幸かミスルートで歩かなかった深山湖ー沼原湿原の登山道で戻ることにした。
登山道では2組のハイカーとすれ違ったが、1組とはちょうど西ボッチから降り登山道に復帰する時だったため、相手は挨拶するのを躊躇したようだ。たぶん用をたしてきたと思ったのだろう。Vルートから登山道に合流する場面でこういう空気になるのは何度となく経験しています。(笑)
帰路の登山道は後半の林道跡と車道歩きの退屈さを除けば問題ありませんでした。
GW山行初日は見事に敗退となった。不慣れな山域とは言えこれほど歩けない山域(植生)とは思わなかった。どこでも歩けるイメージの首都圏近郊の山とは大違いであることを思い知らされた山行となった。
コメント
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こんばんは。
いつもとはまた雰囲気の違うところですね。
だけど下の方に表示される「この記録で登った山/行った場所」に
沼原湿原しか表示されないとは
西ボッチのヤブ具合も最高じゃないですか、これはなかなか見つけられませんね。
というか、クマですか!
クマのほうから逃げてくれて良かったですね
おつかれさまでした!
hiroumiさん、
行ってみてわかりました。関東の奥多摩や丹沢などとは、山事情が大きく違いますね。理由は、単純にハイカーの絶対数の差ではないでしょうか。
メジャーな山域では、地図に山名が載っている山で踏み跡がない山なんて、まずないと思いますが、そういった山域を離れると、実は多くが山名標示板さえない山だったりするのかもしれません。それと植生ですかね。
> 沼原湿原しか表示されないとは
そうなんですよ。だからコースタイムは殆ど自分で書かないといけないので面倒です。
クマは山歩きで初めてみました。ラッキーって感じ。翌日にはタヌキさん。人があまり入らないからでしょうか、まだこの辺は動物にとって住み心地が良いのかもしれませんね。
こんにちわ
林道には、本当に惑わされます。
地図上に載っている林道以外、なるべく使わないようにしています。
等高線のヒダだと大体読めますが、林道などの人工物はまったく読めないので惑わされますね
笹薮、私には葉の1枚1枚がダニに見えます
結構対策して歩いたのでしょうか?
ひょっとして、今、背中に居るかも??
DIYさん、
鹿沼を通り越して那須に行ってきました。
ミスルートは、完全に私の凡ミスです。でも、思い込みは何年経ってもやっちゃいますね。
ダニとは友達です(ウソ)。脛とかに赤い斑点を常備しています。
事前にダニ除けスプレーを振りまいておきますが、効いているのかどうか・・・ただ、頭のサンバイザーはマズイですね。下山後にシャンプーすると、細かい葉っぱとか、いろいろ出てきます。でもですねぇ、キャップはガッカリするほど似合わないんです。
コメントありがとうございました。
地域が変わると色々と違うんですネ でもハイカーの絶対数は違いそうだわ!
クマと遭遇ですか まぁ想定内な感じは流石キノエさん
樹上にいることが多いんですネ 先日のクマ遭遇のレコでもそうでしたけど
花はボケをかましているんでしょ
黄色の花はわからないけど奥の青いのは林道、いやリンドウです
カタクリは正解なので癸僑阿皀タクリが今でもたくさん咲いているんだ
シラカバではないけどダケカンバ?
いずれにしても淘汰されかかっている木を撮らなくても
でも面白い、人間味を感じたのは初めてか
さて次のレコは一杯やってから拝見します
ビギさん、
アップした花、どうやらどれも新種じゃなかったみたいですね。残念!
ボケるつもりは全くなくて、人が入らない場所に咲く花なら、もしかして新種かも、、、と。
あれはダケカンバ?木肌が白いからシラカバかと・・・
単に「おっ!?」と感じたものを撮ってます。これ、私のレコですから。
木に登っている熊は、退散するまでに時間がかかるので目撃例が多いのかもね。写真に撮れなくてホント残念でした。
タマには奥武蔵を離れてみてはいかが?
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