奥穂高岳
- GPS
- 77:53
- 距離
- 36.7km
- 登り
- 2,138m
- 下り
- 2,131m
コースタイム
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:58
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 8:46
- 山行
- 4:26
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 5:39
天候 | 2015/5/2(土) 晴れ 2015/5/3(日) 晴れのち曇り、夜から強風雨 2015/5/4(月) 雨 2015/5/5(火) 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪量は例年より少なめ。 上高地〜本谷橋手前までは、ほぼ雪なし。 穂高岳山荘〜奥穂高岳頂上は、雪2か所。雪少なくぐずぐずで、下りは慎重要す。 |
写真
感想
今シーズン最後の雪山登山、半年ぶりの涸沢へ。
この時期の入山は初めて。
GWのアルプスは、雪山であるが冬山ではないことを思い知った山行であった。
2015/5/2(土)
車移動による寝不足のため、1度ブラックアウト&後半大幅スピードダウン。
睡眠は大事であると深く深く反省しました。
<メモ>
・ウェア:ウールではない長袖+Tシャツ で十分
2015/5/3(日)
テントデポし、雲一つない晴天の中奥穂を目指す。
涸沢からカールを見上げると、登山者が蟻のように連なって見える。
この目の前の雪壁をひたすら直登。
雪の直登やラッセルが嫌いじゃない自分は雪国人なんだなぁとしみじみ。
穂高岳山荘〜山頂は、予想していたよりはるかに雪が少なく岩場をガリガリ登る。
上部に残る雪部は溶けてグズグズだが、登りはフロントポイントを効かせ、数か所手を使って慎重に行けば◎。
雪残る穂高岳山頂に到着!
ここからの眺めは、やはり最高である。
山頂からスノボやスキーで下る人がいてびっくり。
下りは雪部で2回ロープを出してもらった。
穂高岳山荘からの下りはひたすら下るだけなので1度滑落停止練習をしてみたら、雪がグズグズすぎてピッケルが刺さらず。(かなり流れた・・・)
<メモ>
・自分的にはストックは持たず、最初からピッケルのみにすれば良かった。
・穂高岳山荘まではアイゼンなしでも行ける。(履いているほうが安心なので今回は履いたが)
・時間が遅くなると、下って来る人とのすれ違いが大変になる。
・雪部には支点あり。
・雪部にある岩はもろく、はがれる可能性が大きい。
・ウェア:防寒ではなく、雪質的に濡れるのを防ぐため必要。雨具で十分。
2015/5/4(月)
悪天のため停滞だが、思いもかけないお客様の来訪あり。
山岳会を去ってしまった&休会中の同期2名が涸沢までの予定で入山とのこと。
めっちゃ嬉しかったと同時に、以前を思い出し、
最近凄く気を抜いた登山していたなぁと反省。姿勢とかスピードとか色々ね。
雪壁を補修したり、ゲームをしたり、1日を過ごす。
夜の風雨はかなり強かった。。。
<メモ>
・ウェア:上のみダウンとフリース追加でOK。ただし結露等で濡らすとかなり冷えるので注意。
2015/5/5(火)
曇りではあったが、雨が上がった中での撤収作業にほっとする。
あっというまに下山。
<メモ>
・先頭歩くなら、アイゼン脱着ポイントのことも忘れずに。
念願の残雪期穂高に入れてとても嬉しかった。
今回参加させて頂いた皆様、ありがとうございました!
来季は北穂に行けたらいいなぁ。
今季最後の雪山は昨年9月に歩いた奥穂高岳。快晴に恵まれ素晴らしい景観でした。
積雪の多い所もあったようですが、検索していると穂高周辺は5月中旬位の残雪と読みました。普段を見たことが無いのでなんとも言えませんが…上高地〜横尾はコース端に所々少し雪が残っているだけ。
橋を渡り、本谷橋まではちょっと雪と泥濘。冬は橋が無く、谷沿いをずっと歩いて涸沢ヒュッテへ一直線。山々を背景に5月の風物詩こいのぼりが元気に泳いでいました。
涸沢テント場では雪壁作りとテント設営に勤しみ、「城壁みたいですね」と言われる位立派なおうちが出来上がりました。こういう所でも体力不足の為、壁の隙間をペタペタ埋めて回るとか、そんな働きしか出来ていません。^^;
2日目以降の天候が荒れ模様だったので、どこまで無事でいられるのかしら?ドキドキしました。
2日 奥穂高岳PH
テント場目の前に続く人の列…。雪渓を登りまずは穂高岳山荘へ。
斜度は徐々に増す為、休憩時にはピッケルでセルフ取るように教わりました。そう言えば、今まで急斜面歩いた事なかったです。力弱過ぎ(?)雪にピッケルがささらず参りました。苦笑
サブザックにして軽くしているにも関わらず、消耗が激しかった。その割には筋肉痛になる事も無い。身体の動かし方も見直す必要を感じます…。
山荘〜奥穂高岳への取り付き部分には雪が残っておらず、岩場も梯子も難なく通過。
2か所雪の残る所で、急斜面の登り方を実践。ピッケルを上方に差し込む、足場は前にあるのを使えば良いが、歩幅が合わなければ蹴り込み安定させて進む。登りは見えている分そう恐怖を感じる事もないですが。下りはやはり怖いです。
雪面を正面にして、下方にピッケルを差し込み、自分の股の間から下を見て足場を探しつつ(蹴り込みつつ)下りて行く…のが出来そうになかったので、ロープ出して頂き無事下山。
頑張って登ってきた斜面を転がるように駆け下り、あっという間にテント場帰還。気温上昇で崩れた雪壁を補修している所で、この日涸沢入りしたraityouさん達とも会えました♪
天候は予報よりも早めに悪化し、夜には雨が降り始めました。
3日 北穂高PHは悪天の為やめて、朝食後雪壁補修。雨が本降りになる前になんとか終え、ゲームをしたり、お酒をのみつつ、トッポギ・ポップコーンを食べつつはがきを書いたり、雨の中涸沢までやって来たスペシャルゲストをお迎えしたり…笑
生憎の天候でしたが、楽しい1日でした。
雨のテント泊山行は初めて。物を濡らさないというのは大変と実感。トイレにも行けない!(というか、行きたくなくて我慢我慢。苦笑)
雑巾は吸水が良く薄手の物が最適!厚すぎたー…。次回気を付けます。
このところ少しずつ道具を軽いモノに切り替えているので、ベースの重量は軽くなっているのですが、最終的な重量は自分の許容範囲を超えているようです。結局食材を持って貰う事に…。そろそろ自分で全て持てるよう頑張らねば…。
前々から靴ひもの結び方がうまく出来ず…特に冬靴の緩みがひどく、下山時に『ほどけたな…』と思う事が多かったです。足首捻挫などの原因になりかねないので、色々試すのですが、どうもうまくいかない。改善します。。
来季はどんなお山へ行けるかな…また素晴らしい景観を見られると良いな…^^
ご一緒させて頂いた皆さん、本当にどうもありがとうございました。
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