新潟県佐渡市 ドンデン高原、金北山


- GPS
- 32:50
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,401m
- 下り
- 820m
コースタイム
青ネバ登山口14:20-15:24青ネバユブ15:30-青ネバ十字路16:25-16:40金北縦走入口16:45-17:10ドンデン山駐車場
【2010年5月2日 金北山 防衛省管理道路】
白雲台8:40-10:20金北山山頂10:50-12:10白雲台
【2010年5月2日 清水追分】
沢口登山口13:30-14:04林道終点-14:50追分-14:56清水追分14:58-16:00沢口登山口
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
【青ネバ登山道】 谷を歩く道の為所々足場の悪い泥道が有りスリップと、道が谷に崩壊している所が有るので滑落しない様に注意が必要です。 川を渡りと尾根に取り取付き、登りが始まると間もなく青ネバ十字路となります。 その途中青ネバの由来となる青色の岩盤と粘る粘土質の土が出てきます。 今年は4月の気温が低く雪解けが遅かった為青ネバ十字路手前から雪道が所々有り、スリップや踏み抜きに中が必要です。また道もマーキングが少なく登山道からの逸脱に注意が必要です。 今回は青ネバ十字路手前からドンデン山荘近まで雪道となりました。 ドンデン山荘ではこの時期部屋以外の宿泊は出来ませんので注意が必要です。また、天気が良ければ貸しテントによるキャンプも良いのですが、風が非常に強く寒い事も有るのでそれなりの覚悟が必要です。 出来れば下山して民宿での宿泊をお薦め致します。 【金北山】 この道は防衛省航空自衛隊が管理する道路の為、通行する際は事前の連絡が必要です。登山道と言うより林道歩きとなりますので、雪がなければ運動靴でも山行は可能です。但し一般道とは違いきつい登りと保護柵やガードレールが所々有りませんので、一部崖からの転落に注意が必要です。 今回の山行では山頂直前、防衛省の施設脇にある崖の歩道を歩くのですが、積雪が有り歩道が雪の下になっています。そこは更に高さ30m程の雪斜面(斜度50度越え)となっていてトラバースをする事になります。滑落すればただではすまないと思いますので、自信がない方はここで引返す事をお薦めします。トラバースの距離は5〜10m程度となります。 どうしても諦めが付かない方は、防衛省に電話し事情を話して敷地内の通行許可を交渉するのも方法かもしれません。(出来るかどうかは保証できません) 物理的に簡単に歩いて通行する事はフェンス越しに確認は出来ています。(実際にいってみると良く判ります。) <参考> http://www.ryotsu.sado.jp/trek/05_info/index.html http://www.ryotsu.sado.jp/donden/treking-course.htm 【沢口登山道口〜追分〜清水追分】 通常は金北山への登山ルートですが、積雪と登山道不明の為追分で登山を諦めて帰ってくる登山者が続出しました。道標は有るのですがマーキングが少ない為踏み跡が頼りの山行となっている様です。 沢口登山口には車が5台程度停まる事が出来るスペースが有ります。実はここから更に車で梵字の滝先まで入る事が出来、歩きで20分程度は短縮が出来ます。 林道終点では車が5台程度停まる事が出来、途中に路肩にも駐車スペースが有るので、沢口登山口に駐車するより道は多少悪いですが、少し奥へ入った方が良いと感じました。 登山道は比較的水の出やすい地形となっていますので、スパッツの準備と泥などによるスリップに注意が必要です。 今回は追分との中間地点より積雪が有りその中を歩きましたが、踏み抜きに注意が必要でうす。場所によっては50cm以上の踏み抜きとなりますので特に怪我に中が必要です。 景色は良く有りませんが花は素晴らしいです。 |
写真
感想
2010年は残雪が多く話を聞くと雪解けと花の開花は1〜2週間ほど遅れているとの事です。しかしさすが花の山と銘打っているだけ、花が咲いている場所では足元を気にする程の花が有りました。
今回はカラフルな雪割り草やカタクリの花畑、若干のシラネアオイなどを堪能してきました。
登山としては積雪時の装備が弱い為、ドンデンから金北山への縦走やドンデン山、避難小屋での宿泊は諦めました。
多くの登山者が積雪によりその山行計画を変えていた事には驚きました。
横山登山口より金北山を歩いてきた10人程度のパーティーに合いましたが、マーキングと踏み跡がなく迷いながら登ってきたとの事、更にドンデンへの縦走を計画していた様ですが、途中で諦めて帰って来て白雲台にルートを変えたなどです。
話を聞けば聞くほど2週間後に是非行って見たい物です。(実際は無理ですが・・・)
<花の見所>
【ドンデン高原】
積雪の為全くダメでした。
【青ネバ登山口〜青ネバ十字路】
巨大なカタクリがお迎えをしてくれました。雪割り草やシラネアオイも有り、楽しんで上る事が出来ました。雪割り草の色が色々有る事を始めて知りました。
このコースはハイキングにはとても良いコースと感じました。
【白雲台〜金北山】
ふきのとうがすごかったです。
新保から白雲台へ行く途中で自衛隊の施設を過ぎた辺りから路肩のカタクリとふきのとうが畑で栽培していると言わんばかりの状態となっていました。
【沢口登山口〜清水追分】
カタクリと雪割り草などの花が道の両脇でお出迎え状態です。
登山道にもカタクリの芽が出ている為足の置き場に注意が必要です。
追分より上は、とあるHPでは気が狂う程のお花畑が有るとの事でしたが、残念ながら積雪にて見る事は出来ませんので断念しました。
<交通>
今回はドンデン高原に車を置きドンデンライナーを利用して青ネバ登山口へ移動しました。(これは便利ですが営業期間と時間に注意です)
逆に青ネバ登山口に車を置いてドンデン高原へドンンデンライナーを使用して移動する事も出来ます。
更にドンデン高原より金北山への縦走後は、金北ライナーで両津港へ戻れますので、両津港に車を置いての登山が可能となり時間とお金の節約が出来ます。何か有った場合はタクシーを呼ぶ事が出来ますので心強いです。
残念ながら直江津〜小木港のルートについてはライナーがなく一般の交通機関であるバスかタクシーの移動となりますが、距離がある為自家用車かレンタカーでの利用が宜しいかと思います。自分のプランに合せて計画を立ててみて下さい。利用者二人で軽自動車なら、観光も兼ねての移動も含めると自家用車での渡航が良いかもしれません。
<登山>
意外と風と寒さが厳しいです。特に今回は10mを越える風が吹いていましたので、余計に寒さが身にしみます。
雪も染み渡るほど気温が低くなりませんので足が取られ歩きにくく、思った以上に時間が掛かりました。標高が低い山といって油断は禁物であると感じましたので、ドンデンと金北山の縦走は余裕のある日程と無雪時季か積雪があったとしても好天気を狙って行く方が無難と感じました。
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