美ヶ原（GW1日目、三城から周回 どこまでも広く高い空）

2015年05月05日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 12.4km
• 登り: 873m
• 下り: 880m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:24
• 休憩: 1:14
• 合計: 5:38

8:23 三城いこいの広場
8:45 広小場
9:40 塩くれ場
9:43 9:50 美しの塔
10:00 塩くれ場
10:25 10:33 美ヶ原
10:54 11:35 王ヶ鼻
12:30 12:48 王ケ頭
14:01 三城いこいの広場
14:01 ゴール地点

登り
　8：23　三城いこいの広場
　8：45　広小場
　9：40　塩くれ場
　9：43　美しの塔　9：50
10：00　塩くれ場　
10：25　美ヶ原（王ヶ頭）10：33
10：54　王ヶ鼻　11：35
12：30　王ヶ頭　12：48
下り
12：48　王ヶ頭
14：01　三城いこいの広場

登り　百曲りコース
塩くれ場まで　1：17

美しの塔〜王ヶ頭　0：35
王ヶ頭〜王ヶ鼻　0：21

下り　ダテ河原コース
王ヶ頭〜三城いこいの広場　1：13
総行動時間　5：38

天候

薄曇り後快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

行き
世田谷自宅　5：00　中央道塩尻IC経由　 片道232km
三城いこいの広場　8：00
帰り
いこいの広場　14：10
桜清水茶屋　蕎麦屋
浅間温泉　日帰り温泉施設
三本滝レストハウス駐車場　（乗鞍岳登山口）に移動　20：00

コース状況／危険箇所等

○三城いこいの広場ー塩くれ場（百曲りコース）
三城いこいの広場から樹林の中整備された登山道を進む、途中オートキャンプ場内の舗装路を一部通りそこから本格的登山道です、カラマツ林の沢沿いの緩やかな道を15分ほどで東屋のある沢沿いの開けた広小場に到着、ここから左に向きを変え百曲りコースとなります。その名の通り急坂をジグザグに登りますが道も広くつづらなので斜度もきつくなく快適に進めます。後方の視界が開け牛伏山に残雪が残るのが見えます。さらに乗鞍、御嶽の眺望も効くようになると空が開け前方に山頂高原の端が望めます、ここからガレ場の急登になりますが板状の浮石がありますので注意します。高原台地に入ると一気に視界が開け浅間、八ッ、南アの方面まで眺望できるように、360度きょろきょろしながら高原の中の道を進むと塩くれ場。
危険個所なし
○塩くれ場ー王ヶ頭
塩くれ場から王ヶ頭からの道と合流しさらに美しの塔に向かいます。ここからは観光客の方も増えます。塔まで行き塩くれ場に引き返しさらに西に電波塔が建つ王ヶ頭ホテルに向かいます、チェックアウトの時間か多くのお客を乗せたホテルのバスがひっきりなしに通りますのでその際は気を付けます。ホテルの前の坂を登るにつれさらに妙高方面も見えてきます。ホテルの裏に回るとそこが美ヶ原最高地点の王ヶ頭です。
○王ヶ頭ー王ヶ鼻
王ヶ頭から西に張り出す突端が王が鼻、そこまで途中は同様の砂利道で最後わずかに登山道。王が鼻からは西が切れ落ちているので西面の北アや松本市の展望が素晴らしいです。王ヶ頭よりも王が鼻のほうが休むのには断然いいかと思います。
○王ヶ鼻ー王ヶ頭
王ヶ鼻から石切り場方面への八丁ダルミコースの岩場を急下降します、5分ほど下がると石切り場への下山路と王ヶ頭への分岐路になりそこから東に崖の中腹を巻くように戻ります、三城からのダテ河原コースと合流しそこからは王ヶ頭へ向けて100mほど登り返します。巻道の分結構な距離で王ヶ鼻から2k近く1時間ほどかかります。
○王ヶ頭ー三城
王ヶ頭から三城まで直線的に下降するダテ河原コース、先ほど通った巻道との分岐後はしばらくで林に入り急降下します、途中廃屋を右手に見やり斜度が緩むと左に堰堤のある沢べりです、ここから幅の広い林道歩きをしばらくし左の沢の奥に牧場の一端が見えてくると登山道に入ります、深くなる森を進みさらに牧場が広々見え舗装路に出て左に10分ほど進めばいこいの広場となります。

その他周辺情報

桜清水茶屋　http://tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20002079/
三城から車で５分　蕎麦屋　山菜、そばとも美味しい
浅間温泉　ホットプラザ浅間　http://www.asamaonsen.com/hot-plaza/
６５０円　２Ｆにお休み処あり、さらに枕のある寝ころび処が分かれていて大変気持ち良く２時間近く寝てしまった。

写真

5/5 8:17

予報では朝には回復とのことでしたが遅れてますね、嫌な感じ、
美ヶ原にガスがかかる、

5/5 8:20

三城いこいの広場駐車場です、登山者用は一番下の段です。

5/5 8:19

先客が15台弱、半分くらいです。

5/5 8:19

なるべく詰めて停めること。午後5時までには戻る必要あり。

5/5 8:19

立派なトイレも完備です。自販機もうれしい。

5/5 8:23

今日は百曲りで上がりダテ河原で降りる予定。百曲りコースは、深田久弥が登ったルートになります。

5/5 8:24

道標もわかりやすい。

5/5 8:28

白樺、カラマツ、赤松の林。

5/5 8:29

オートキャンプ場の中を歩く

5/5 8:30

5/5 8:32

500mで本格的な登山道へ

5/5 8:37

沢沿いの道

5/5 8:37

昔からの美ヶ原への道、歴史があります。

5/5 8:45

20分ほどで山桜がきれいな広小場に到着

5/5 8:46

5/5 8:46

ここで茶臼山へのコースと別れ左の急坂へ

5/5 8:46

東屋もあります。最初の休憩にもってこい。

5/5 8:49

百曲りの名前通りのつづらの急登、でもおかげで登りやすい。

5/5 8:56

5/5 8:58

こんな立派な赤松も、もしかして松茸出るか？

5/5 9:01

5/5 9:06

未明まで降っていたと思われます。

5/5 9:08

鉢伏山にもまだ雪が

5/5 9:13

空が明るくなってくる

5/5 9:14

ん

5/5 9:15

右手後方には中央アルプスが

5/5 9:15

あれは御嶽、

5/5 9:15

さらに右に目をやれば明日予定の乗鞍も

5/5 9:17

湧き水がこんこんと、石畳はこの山特産の鉄平石ですね。板状節理で薄平たい。

5/5 9:18

雲の上に乗鞍が

5/5 9:19

だいぶ空が開けてくる

5/5 9:20

雲がどんどんと消えていきます。

5/5 9:21

高原の南端は茶臼山、この名前の山は全国多いよね、山の佐藤さんみたいなもの？さしずめ駒ヶ岳は伊藤さん？甲斐駒ヶ岳は甲斐が名字で名を駒ヶ岳。逆か甲斐が名前で名字が駒ヶ岳？

5/5 9:22

いい具合に踏まれてヨーロッパの石畳みたいです。

5/5 9:23

5/5 9:23

最後の急登です

5/5 9:24

塩くれ場へは男の子は左の急坂へ、近道の文字に弱いだけ？

5/5 9:25

浮石多いので注意、下りは特に

5/5 9:26

5/5 9:26

御嶽アップで、噴煙は確認できず

5/5 9:31

蓼科さんと八ッオールスターズ

5/5 9:31

筋雲も薄くなり好天への予感

5/5 9:33

高気圧が雲を掃除して空をどんどん広げていきます。

5/5 9:34

蓼科さん率いる八ッ軍団

5/5 9:36

5/5 9:37

山頂にスカッドミサイル？

5/5 9:39

いや平和な日本、テレビの電波塔でした。

5/5 9:40

塩くれ場、ここまで1時間20分ほどコースタイムより1時間以上早く到着

5/5 9:40

明治のころからの放牧の歴史、

5/5 9:42

白屏風の北ア、空がどこまでも広い。

5/5 9:42

西風は北アの冷たい山の空気をそのまま伝えてくれているよう。

5/5 9:42

左から爺ヶ岳、鹿島槍、五竜、唐松、白馬

5/5 9:43

この辺りは観光客も多い、

5/5 9:46

5/5 9:49

遭難防止のための鐘楼なんです、霧が濃く登山者が迷わないように鐘の音で場所を知らせる役目です。

5/5 9:49

特産の鉄平石でできています。

5/5 9:50

霧で視界が悪くなればこの平坦な地形だとかえって方向がわからなくなるのでしょうね、

5/5 9:50

今ではすっかりモニュメント、名所に

5/5 9:50

こちらの電波塔はちょっと無粋ですけど、長野県のちょうど中央で放送には都合がいいのでしょう、

5/5 9:52

子供のころから数えて3，4回は来てるけど昔から変わりません、

5/5 9:53

ホテルの送迎バス、チェックアウトの客を送った後なのでカラでですね。

5/5 9:54

右から編み笠、権現、阿弥陀、赤、横、硫黄、天狗、赤と横の間手前に峰の松目で本当の八ヶ岳がくっきり、編み笠の右には薄く富士山、

5/5 9:54

左にも富士山、ではなく諏訪富士

5/5 10:01

肺にたまった都会の空気をのんびり歩いて総入れ替えです、

5/5 10:01

北方向は右から妙高、火打、高妻、奥に焼山、戸隠、雨飾

5/5 10:02

5/5 10:03

右から乗鞍、左は御嶽、間のどっしりした立派な山は鉢盛山というのですね、初めて知りました。乗鞍からも目を引く大きさでした。

5/5 10:04

残雪も残りわずか

5/5 10:06

5/5 10:06

乗鞍

5/5 10:06

御嶽は今日はあまり噴煙なし

5/5 10:07

中央アルプス、どれが木曽駒か？こちらからの角度は分かりずらい

5/5 10:09

5/5 10:09

5/5 10:10

雪の残っているラインがそろってます

5/5 10:11

烏帽子岩に人が

5/5 10:13

まだ牛さんは来てませんね、夏来ると牛のふんと虫がすごい。

5/5 10:13

最後の坂を上るにつれ

5/5 10:17

高原の眺望も変わる

5/5 10:20

雄大そのもの

5/5 10:20

登山口の三城いこいの広場が見えます

5/5 10:21

浅間山はどこから見ても大きく目立つ

5/5 10:21

5/5 10:22

南アも鳳凰、甲斐駒、北、間、仙丈、

5/5 10:25

ホテル裏手の山頂、

5/5 10:25

王ヶ頭ホテル

5/5 10:25

5/5 10:26

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登っていないめぼしい山を捜す。

5/5 10:26

5/5 10:27

5/5 10:27

5/5 10:30

砂利の車道を進み突端の王ヶ鼻を目指します

5/5 10:30

鉢伏山と中央ア

5/5 10:30

5/5 10:30

5/5 10:31

5/5 10:31

5/5 10:31

停めた車が見えます。

5/5 10:33

5/5 10:40

5/5 10:40

5/5 10:51

5/5 10:51

穂高、槍、表銀座の面々

5/5 10:51

この贅沢な景色を毎日見て過ごす放牧される牛さんが羨ましい？

5/5 10:51

後立山連峰

5/5 10:53

ここを登れば

5/5 10:54

遮るものがない王ヶ鼻です、

5/5 10:54

ここで大休憩です。

5/5 10:54

西は切れ落ちているので眼下の眺望がすばらしい

5/5 10:54

ぽかぽか陽気で眠たくなります。

5/5 10:54

5/5 10:56

高原を吹き抜ける初夏の風が気持ち良い、

5/5 10:56

5/5 10:56

5/5 11:27

5/5 11:27

5/5 11:27

薄い富士山

5/5 11:28

5/5 11:28

今回気になった鉢盛山、チェックです。

5/5 11:28

5/5 11:28

5/5 11:30

5/5 11:31

5/5 11:32

5/5 11:35

広々で王ヶ頭より休むのにはいい

5/5 11:35

御嶽教により個々の石仏はすべて御嶽山の方向を向いています。

5/5 11:35

5/5 11:36

今日は泊まりで時間がたっぷりあるので石切り場方面を降り巻道でもう一度王ヶ頭に戻ります。

5/5 11:47

でも意外に下ってしまい、またここから巻道が結構長い、上の車道だと20分ほどで着くところ1時間かかった。

5/5 11:50

多少のアップダウンをしながら

5/5 11:54

だれにも会いません

5/5 12:00

5/5 12:09

木船コースとの分岐　ここから登りかえしです。

5/5 12:17

5/5 12:23

百曲りから烏帽子岩経由のアルプス展望道まできた、あと200m

5/5 12:26

5/5 12:27

ホテルからも最高の眺めでしょうね、泊まってみたい

5/5 12:30

天狗？　歴史を感じる石仏が多数。

5/5 12:44

浅間山

5/5 12:45

5/5 12:45

王ヶ頭ホテルの食堂は大盛況で断念、

5/5 12:45

5/5 12:48

5/5 12:49

あれ、御嶽からすごい噴煙、風が変わったか？

5/5 12:56

名残惜しいですが下山開始

5/5 12:56

5/5 13:02

さっき通った王ヶ鼻への道と分かれダテ河原コースへ

5/5 13:11

一気に下り

5/5 13:11

急下降で

5/5 13:17

よくみる廃屋が

5/5 13:18

山小屋？これを見やると

5/5 13:21

間もなく堰堤が

5/5 13:25

結構な斜度、岩壁、上部にあの高原台地があるとは想像できない

5/5 13:25

沢に出るとここからしばらくのんびりの林道歩き

5/5 13:28

5/5 13:28

5/5 13:32

ここで林道と別れ芽吹きつつあるカラマツ林の中を下る

5/5 13:40

針葉樹で落葉するカラマツは季節ごとに情景を変え楽しい。

5/5 13:48

車道に出る

5/5 13:48

5/5 13:50

牧場はすっかり春

5/5 13:50

若葉にピンクの花が青空に映える

5/5 13:51

5/5 13:51

ヤドリギ多すぎ？

5/5 13:54

牛さんも気持ちよさそうに草を食んでいる

5/5 13:55

クマよけの鈴の音に反応、食事中邪魔してごめんなさい。

5/5 13:56

あと一か月もすれば山全体が緑に覆われるでしょう。

5/5 14:01

こうして下から見ると王ヶ頭と鼻の間は結構あるね

5/5 14:01

駐車場はほぼ満車、

5/5 14:47

車で5分の桜清水茶屋へ

5/5 14:23

山菜天ぷら、時節柄美味しい、コゴミ、ワラビ、ウド、フキノトウ、タラの芽、他

5/5 14:25

山菜天ぷらそば、1500円　天ぷらのほかにコゴミのおひたしも付きます。

5/5 17:01

松本市内、浅間温泉ホットプラザ浅間、650円
2Fに休憩所あり、枕のあるお休み処もあり昼寝が気持ちいい。

撮影機器：

DSC-RX100 SONY

SO-02C Sony Ericsson

感想

reopapa

子供のころから何度か行っていた美ヶ原、自分の子供を連れても数年前に訪れていた。ただあの広大な高原に車ですぐに乗りつけた時と下から古くからの登山道を使って上った際に自分が受ける感動に差があるのか？ということで深田久弥と同様のルートを選択した。百曲りコースで高原の端に登りつくとタイミングよく雲も一気に吹き飛び青空が地上全体を覆ってしまった。まさに世界の天井が抜け落ちたような情景でこれは森を抜け山腹を登らないと不意に広がるこの世界を堪能はできないのではないか？美しの塔は美ヶ原のシンボルで鉄平石でできた端正な姿の塔ですが、実は遭難防止の鐘塔であり、内部は避難所も兼ねているものなんですね。こんなにも美しい高原だが、季節や天候で牙をむくこともあるのかと思い知らされます。