夕日岳 古峰ヶ原峠から往復
- GPS
- 09:25
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,101m
- 下り
- 1,084m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 9:12
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎古峰ヶ原峠 北の地蔵岳から夕日岳方面、南の古峰ヶ原から横根山方面、西の通洞へ下る関東ふれあいの道の起点となる峠で県道58号が通っている。 峠には10台程度駐車できるスペースがあり東屋が建っている。 峠から関東ふれあいの道を100メートルほど進むと古峰ヶ原高原ヒュッテがありトイレが併設されているが、いわゆる山小屋のトイレである。 また麓の古峰神社には100台以上駐車できる無料駐車場があるが深夜早朝は施錠されており駐車できない。 ◎古峰ヶ原峠~行者岳~ハガタテ平 登山道西側はカラマツの植林だが、稜線上は笹と照葉樹林で気持ちのいいトレイルが続く。 コースを通じてツツジが多く花の季節は花見の楽しい山歩きが楽しめるだろう。 ◎ハガタテ平~地蔵岳~三ツ目~夕日岳 ハガタテ平から地蔵岳はコース唯一の急登でザレ場を一ヶ所通過するので注意したい。 急登前半は植林だがやがて照葉樹となる。 行者岳から夕日岳はヤシオツツジが続き、今回は三ツ目から夕日岳までがちょうどアカヤシオの見ごろだった。 ◎展望スポット すっきりと展望が開けるのは夕日岳山頂のみである。 北側が開け皇海山から奥白根、日光ファミリーが一望できる。 |
写真
感想
今年のGWはカレンダーの旗日に加えて1日と7日も休みを取ることができたので、この間宇都宮と群馬県太田のルートインに連泊をして栃木から群馬周辺の山巡りをすることにした。
栃木、群馬方面としたのは、年初から栃木の山を多く歩いてきた延長で、この時期ツツジが見ごろの山を中心にスケジュールを立ててみた。
1日 夕日岳
2日 古峰ヶ原から横根山
3日 袈裟丸山
4日 根本山~氷室山~熊鷹山
5日 吾妻山〜鳴神山
6日 吾妻耶山〜大峰山
という計画だが、もちろん天候や体調にも左右されるため、何が何でもこの通りというわけではなく、状況に応じて臨機応変に対応できるようサブプランも複数立てていた。
連休初日に向かったのは夕日岳である。
当初、29日にここに登る半袖隊長(yamabeeryuさん)に合わせて、我が家も同日に登ろうと考えていた。
ただ行程の長い夕日岳は日帰りを余儀なくされる29日よりも1日のほうがいいと判断して、29日は鳴虫山に変更した。
結果として、鳴虫山のアカヤシオは大半が散った後。
一方、夕日岳から下山した半袖隊長より夕日岳のアカヤシオが見頃との連絡をいただき、期待を膨らませて栃木へと向かうことにした。
30日は早めに就寝して、1日0時に起床、1時に自宅を出発し首都高~東北道で鹿沼ICへ向かい、鹿沼から県道58号で登山口となる古峰神社に午前3時半に到着した。
当初は古峰神社からハガタテ平に向かい夕日岳までピストンした後、古峰ヶ原峠経由で古峰神社へ下る周回コースを目論んでいた。
ところが車を止めるつもりの古峰神社の大駐車場は早朝のためか施錠されて駐車不可能。
神社前にも数台分の駐車場はあるが、こちらは参拝者優先で長時間駐車はマナー違反と判断して遠慮、とりあえずバス停脇の路肩で1時間仮眠するが5時を過ぎても施錠はそのまま。
やむを得ず県道で古峰ヶ原峠まで上がり、ここから夕日岳までピストンすることにした。
古峰ヶ原峠県道わきの駐車スペースに車を置いて5時半に出発。
県道から林道に入り10分ほどで大天狗大神の朽ちかけた社に着く。
ここから登山道だ。
行者岳、大岩岳、唐梨子山と100メートル内外の登降を繰り返すが、左手にはカラマツ、稜線上はツツジやリョウブ、シラカバなどの照葉樹、足元は笹原が続く気持ちのいいトレイルだ。
特にツツジが目立つが、行者平の先や大岩山前後で時折アカヤシオがあるだけで、アカヤシオのピークは過ぎた後、ミツバツツジとシロヤシオはまだまだのようだ。
樹間からは皇海山から日光方面の山が垣間見れるがすっきり展望が効く場所はない。
ハガタテ平で本来登るはずだった古峰神社からの道を併せると、地蔵岳まで標高差200メートル強の急登となる。
地蔵岳も樹林に囲まれているが、木々の合間から雪の残る奥白根山が垣間見える。
稜線を三ツ目まで進むと、目の前に夕日岳の三角錐が近づく。
山稜には大きなニキビのような赤いぽつぽつが多数浮かんでおり、三ツ目から夕日岳がアカヤシオの見ごろという半袖隊長の言葉通りだ。
当たり年だった昨年の反動で、今年はどこもツツジは不作と言われるが、それでも赤い灯篭の下を進むような山頂への道は、期待外れだった鳴虫山と比べれば雲泥の差だ。
そして到着した山頂は、それまで見えそうで見えなかった日光の山々がようやく一望できる展望台でもある。
山頂でセブンの冷やし中華をいただくが、花と展望に恵まれた山頂での食事はたとえ腐ったおにぎりでもおいしいに違いない。
休憩中ソロの男性が蕗平へと下って行った。
山と高原の地図には載っていないがしっかりした踏跡があり、古峰神社から周回コースが取れるようだ。
帰路は往路を戻るが、ハガタテ平で地元のスミレマニアの男性と、唐梨子山で茨城から来た男性とそれぞれ20分ほど歓談、このほか行者岳で男性一人とすれ違い、山中で出会ったのは都合4人だけだった。
帰路途中で腰痛がひどくなりピッチが大幅ダウン、3時前にようやく古峰ヶ原峠に到着。
平日にもかかわらず駐車スペースはいっぱいだったが、我が家以外は皆三枚岩から横根山方面へ向かったようだ。
連休初日は天気にも花にも恵まれ充実した山行となった。
帰りの腰痛は懸念材料だが、一晩休めばなんとかなるだろう。
夕日岳の花が見ごろと教えてくれた半袖隊長には感謝。
下山後は予約していたルートイン宇都宮へ向かう。
翌日は同じ古峰ヶ原峠から三枚岩から横根山を経て井戸湿原まで往復する予定。
コメント
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タフですね
どんな山旅になったのかゆっくり拝見させて頂きます
アカヤシオ綺麗な色してますね
こちらではあまり見かけないような気もします。
もう少し薄かったり、ムラサキヤシオなのかもしれませんが、疎いのでわかりません。
次のツツジも楽しみで〜す
ハナさんおはようございます。
アカヤシオは福島が北限のようで、そちらで見れるのはムラサキヤシオかと??
夕日岳のヤシオもよかったのですが、実は翌日もっとすごいのを見ることになります。
match1128 さん
こんばんは
連続登山達成ですか
シリーズ続き楽しみにしていまぁす。
私は3日が急きょ仕事になり、飛び飛び山でした
hamburg
渋描き隊長、おはようございます。
実は6日連続は達成できませんでしたが、詳細は追々に
アカヤシオにセーフ!でしたか
間に合って好かったですね
夕日岳からの日光連山の眺望は素晴らしいですね
拙者の場合は最後が夕日岳だったので、既に霞んで天辺には雲が掛かっていました。
羨ましい!!!限りですよ
隊長
隊長、ありがとうございました。
5月4日とか5日のレコを見ると花がずいぶん落ちてたようなのでラッキーでした。
1日は春にしては空気が澄んでいたので、眺望もよかったです。
マッチさん、おはようございます。
半袖隊長の言葉通りの満開でしたね!
花の付き方も半端なく凄いです
私はまだこういうアカヤシオは見たことないです
標高のグラフはかなりギザギザしているので、私はヒザが痛くなりそうです
マッチさんも腰痛をおしての山歩き、6日までどのようなレコになるのかハラハラ、ドキドキしながらも、楽しみにしています
マコトさん、おはようございます。
地元の方の話では、これでも今年は不作だそうです。
昨年はすべてのツツジの木の花が付き、まるで盆踊りの提灯状態だったそうです。
アカヤシオの群落、そして日光ファミリーを同時に見られる場所でタイミングよく満開の時期に訪問するって、至難の業ですよ
地図をパッと見る限り楽そうに見えましたが、実際は17kmと結構距離が有り、アップダウンもあるので行程的には楽ではないですね。でもあの景色を見ながら歩けるなら全く苦にならないですね。
mtkenさん、返事が遅くなりました。
アカヤシオについては直前に半袖隊長から情報をいただいていたので、ある程度確信を持ってましたが、日光ファミリーの眺望はプラスラッキーが重なったと思います。
アップダウンはありましたが厳しかったのは地蔵岳への登りだけで、あとは100メートル内外の登降でしたので、ヤマレコにアップしてからこれほど距離がを歩いたのか?こんなに累積標高差があったのか??とびっくりした次第です。
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