蝶ヶ岳・常念岳(三股周回) 〜GW後の槍穂展望コースを闊歩する〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,147m
- 下り
- 2,148m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:07
天候 | 【5月7日(木)】 高曇り時々晴れ→夜は吹雪 【5月8日(金)】 明け方まで吹雪→晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレあり 登山ポストは800m先の三股登山口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆三股→蝶ヶ岳 水場(力水)出ている。 まめうち平までは雪なし。 蝶ヶ岳直下まで雪あり。トラバース数ヵ所あり、滑落注意。 小屋周辺・テント場はほとんど雪なし。 ◆蝶ヶ岳→常念岳 蝶槍まで雪なし。 蝶槍から樹林帯まで雪あり。 樹林帯から常念岳まで雪なし。岩場。 ◆常念岳→三股 前常念岳まで数ヵ所残雪あり。 前常念岳から樹林帯まで雪なし。岩場の急坂となり、落石など注意。 樹林帯は残雪あり。地図で見るより長く感じる。 |
その他周辺情報 | ◆コンビニ 安曇野市役所近くにセブンイレブン 安曇野警察署前にローソン 下堀西交差点南にセブンイレブン |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
【5月7日(木)】
これまで何度か北アルプスの山々に登っているが、蝶ヶ岳ほど間近に穂高連峰を眺められる山頂はなかった。蝶ヶ岳は日本百名山、二百名山、三百名山のいずれにも選定されていないが、だからといってこの山が名山であることは間違いない。
梓川をはさんだ向かいの前穂、奥穂、涸沢、北穂、そして大キレットから南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳といった3000m峰はまだまだ残雪があるように見えた。我々のレベルではこの時期の稜線は歩けないだろう。今年か来年の夏には大キレットを越えたいものだ。
テント場付近では雄ライチョウが出迎えてくれた。連休中、たくさんの登山者に愛でられただろうが、この日は登山者が少なく寂しそうにみえるのは気のせいだろうか。
夜になり、稜線は吹雪いた。雪の量は少ないが西風が少し強く、雪がテントをたたく音で何度か目覚めてしまった。天気予報では明日は晴れなので、明け方には止むのを期待したい。
【5月8日(金)】
昨夜からの雪は5時まで降り続いた。外に出ると、昨日と景色が変わっていた。周辺のハイマツは雪化粧。昨日の雪のない景色と、今日の雪のある景色を楽しめて得した気分になった。
予定より45分遅れて常念岳を目指す。誰も歩いていない雪面に足跡を付けるのは気分が良い。空模様は曇り気味だが槍穂高連峰は良く見える。歩き始めて間もなく、ライチョウの雄と雌が仲良くハイマツをついばんでいた。朝から運がいい。
蝶ヶ岳三角点、蝶槍を過ぎると残雪歩きが始まる。樹林帯ではアップダウンを繰り返し、樹林帯を抜けるとハイマツに囲まれた岩の道となる。近くに見えた常念岳も、テント装備にクランポンの重さも影響し、最後の登りは急坂で思ったより時間が掛かる。槍と穂高に励まされながら、11時18分、常念岳の頂上に立つ。歩き始めた蝶ヶ岳から足元に延びる稜線を振り返ると、よくここまで歩いたと思う。見渡す限りの山、山、山。明神岳、前穂、奥穂、涸沢、北穂、大キレット、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳、表銀座の大天井岳、裏銀座の双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳といった名峰を見ることができて、登って本当に良かったと感じられた。
蝶ヶ岳ヒュッテで買えなかった常念岳のバッチを常念小屋まで買いにいくかは、往復2時間弱ということで諦めた。予定通り前常念岳に向かう。前常念岳から見る常念岳は、蝶ヶ岳方面から見るより険しく感じた。前常念岳からの下りは大岩の積み重なった急坂が続き、背中の荷物の重さが肩や膝に響く。樹林帯に入り残雪はあるが蝶ヶ岳の登りほど多くない。だが変化のない樹林帯はこれまでの疲れを倍増させる。こちらのルートは岩場を含めれば登りのほうが楽しいだろう。前回(皇海山)と違い、まだ明るいうちに下山できてよかった。
常念岳のバッチが買えなかったのが心残り。次回にこの山域を登る目的は、常念岳のバッチと、大天荘のインディアン・ランチになりそうだ。そうなると計画はこんな感じか。
《上高地→徳沢→蝶ヶ岳→常念岳→大天井岳→槍ヶ岳→横尾→上高地》
下山中に次回の計画を話しながら歩くのが恒例となった。これもまた楽しい。
お疲れ様で〜す。
当初の天気予報よりよかったので、行くと思ってました。
やはり北ア、吹雪ましたか、まだまだ油断できませんね
去年の、燕岳〜蝶ヶ岳を縦走したのを思い出してました。
常念からの日の出・蝶ヶ岳からの穂高の展望は最高でした!
今年は、槍・穂高の稜線を歩いてみたいと思ってます 。
makoyan2150さん、こんばんは。
天気予報がコロコロ変わるので計画が難しい時期になってきましたが、今回は決行して正解でした。夜間の吹雪も縦走のスパイスと考えれば楽しいものです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する