戸倉三山（万六尾根・吊尾根経由で歩いたら長距離になった）

2015年05月09日(土) [日帰り]

• GPS: 12:12
• 距離: 35.7km
• 登り: 2,980m
• 下り: 2,964m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:59
• 休憩: 0:13
• 合計: 12:12

5:37 十里木駐車場
5:40 十里木登山口
7:32 臼杵山
8:28 市道山
9:20 笹平
9:41 柏木野
10:44 万六ノ頭
11:36 連行峰
12:21 醍醐丸
13:16 13:19 市道山
15:02 15:06 刈寄山
15:56 15:58 今熊山
16:21 16:24 金剛ノ滝
16:52 沢戸橋
17:31 17:32 戸倉城山
17:47 十里木登山口
17:49 十里木駐車場

【主な所要時間】
十里木　→　臼杵山　　1：52
臼杵山　→　市道山　　0：56
柏木野　→　連行峰　　1：55
醍醐丸　→　市道山　　0：55
市道山　→　刈寄山　　1：46
刈寄山　→　今熊山　　0：54

天候

くもり　のち　雨　のち　くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

十里木駐車場を利用（無料）

コース状況／危険箇所等

◆十里木駐車場〜（臼杵山〜市道山〜（ヨメトリ坂）〜笹平
　十里木交差点そばの登山口から入る。最初は、竹林沿いの登山道。鉄塔がある場所から尾根路が始まる。荷田子峠から先は「グミ尾根」と呼ぶらしい。小さなアップダウンを繰り返しながら、臼杵山、市道山に至る。市道山から笹平手前までの道は、「ヨメトリ坂」と呼ぶらしい。ここは、ほぼ下りオンリーの道で小坂志川を越えると、舗装された林道となり、そのまま笹平となる。多少滑りやすいが、整備された道。

◆柏木野〜万六ノ頭〜湯場ノ頭〜連行峰〜醍醐丸〜（吊尾根）〜市道山
　はじめは「万六尾根」「三国峠みち」と呼ばれるルート。柏木野バス停そばの登山口から一旦下って橋を渡って、登山スタート。九十九折りの急勾配の登山道を上がる。尾根に出れば、勾配が緩やかな尾根歩きとなる。万六ノ頭に立ち寄る場合は、登山道を外れ、急坂を歩くことになる。連行峰から醍醐丸までも小さなアップダウンの繰り返し。醍醐丸から市道山までは、「吊尾根」と呼ぶらしい。ここは林道作業道を巻くようにしながら、アップダウンを繰り返していく。

◆市道山〜刈寄山〜今熊山〜金剛ノ滝〜戸倉城山〜十里木
　戸倉三山のメイン道で、「峰見通り」とされ、整備された道。展望はなく、ひたすらアップダウンを繰り返しながら進む。刈寄山手前の入山峠から刈寄山まで、最後に登り上がる。刈寄山から先も下り基調のアップダウン。参道に合流して今熊山頂上へ。金剛ノ滝へは、今熊山山頂にある神社の左横を進む。金剛ノ滝は趣のある場所。少し戻り、道標に従い、沢戸橋方面に進むが、沢沿いの道が心もとない。光厳寺前の道を進み、その先が戸倉城山の登山口。山腹を巻いた後の、城山までの最後の急登がとにかくキツイ。城山から十里木までは、いくらでもない。　

写真

5/9 5:37

十里木交差点から上養沢方面に向かったすぐの場所に駐車場がある。立派なトイレあり。

5/9 5:40

登山口は、十里木バス停そばにある。

5/9 5:54

竹林の脇の急坂を15分位進めば尾根道となる。そばに鉄塔あり。ここから細いがしっかりした登山道を歩く。

5/9 6:03

巻き道も所々あるが、基本は、尾根道を踏んでいく。「盆堀山」とあるが、展望はなし。

5/9 6:07

盆堀山のそばに、祠があった。

5/9 6:24

盆堀山と荷田子峠の間の開けた場所。御前山(右)と三頭山(左)が見えた。

5/9 6:26

荷田子峠。荷田子バス停からの登山道との合流点。「グミ尾根」って、ここから先を呼ぶのだろうか？

5/9 6:48

はるか昔、クルマのない時代は、この尾根が生活道路だったんだろうな・・と考える歴史がある。

5/9 6:51

臼杵山手前の東面の伐採斜面。展望がよく、右端には大岳山が見えていた。正面は御前山。

5/9 7:04

さらに進むと、今度は西側の伐採斜面。砕石場が痛々しい。

5/9 7:20

滑落の危険は感じないが、根っこが出ていて、歩きにくい場所もある。

5/9 7:32

臼杵山到着。戸倉三山の山名塔は、みな同じ形。

5/9 7:32

臼杵山から東側の展望。

5/9 8:13

戸倉三山は、こういう道を降りたり、登ったりをひたすら繰り返す。

5/9 8:28

市道山。臼杵山から約1時間。地図では近いが、時間がかかる。それが、「戸倉三山」。

5/9 8:28

市道山の山名塔。疲労感と標高が一致しないのも、「戸倉三山」らしいところ。

5/9 8:28

市道山からの展望。戸倉三山って、山頂以外は、ほとんど展望がない。植林帯の中、ひたすらアップダウンを繰り返す過酷なルートである。

5/9 8:33

せっかくなので、ヨメトリ坂→万六尾根→笹尾根→吊尾根を経由することにした。これが、間違いだった。

5/9 9:07

市道山から一気に470m余りを下って小阪志川を渡る。

5/9 9:08

川を渡ると林道となり、バス通りに進む。

5/9 9:18

笹平バス停の手前、万六ノ頭へのバリルート登山口。

5/9 9:20

笹平バス停。雨が振り出したので、カサをさして歩く。

5/9 9:41

バス通りを20分歩いて柏木野。数馬行きバスが短時間に3台追い越して行った。雨なのに・・・。柏木野バス停そば、民家前が登山口。

5/9 9:42

川を渡るため、一度下る。橋を越えて、山登りとなる。

5/9 10:21

九十九折りの登山道。急傾斜でキツイ。ただ短時間で高度が稼げるので、それはそれでいい。

5/9 10:28

万六尾根の雰囲気は悪くない。静かでいい。

5/9 10:44

万六ノ頭は、登山道から少し外れた場所にある。薄い踏み跡をたどって万六ノ頭到着。

5/9 10:44

万六ノ頭の山名板。この字体に出会うと、裏をめくらないわけにはいかない。

5/9 10:45

四等三角点さまの作品。

5/9 10:46

万六ノ頭から連行峰までは、尾根歩き。だいたいは緩やかなんだけど、連行峰直前は勾配がキツイ。

5/9 11:15

尾根の途中にある湯場ノ頭。なだらかな部分。

5/9 11:36

連行峰到着。柏木野から約2時間で万六尾根終了。ルート的にはここから戻るイメージ。ここまで6時間歩いているが、すれ違ったハイカーは皆無。珍しい。

5/9 11:36

連行峰は生藤山そばなので、普段なら多くのハイカーがいるのだが・・・。

5/9 11:40

奇跡的に雨がやんでよかった。

5/9 11:57

醍醐丸までも小さなアップダウンが続く。ここは山ノ神という場所。

5/9 12:13

こういう道を登ったり、下ったり。ここは醍醐丸手前の登り。

5/9 12:21

醍醐丸到着。男性1名、女性1名が休んでいた。この日出会った最初のハイカー。

5/9 12:51

醍醐丸から市道山に戻る途中。吊尾根と呼ばれているらしい。新緑の時期は始めてなので、新鮮であった。冬の時期は展望がいいし、落ち葉ふかふかで気持ちいい。

5/9 12:53

林業用の立派な作業道。登山道のすぐ下に。来る度に立派になっている。そのうち、砂利ひいて、舗装でもするのか？

5/9 12:58

人間の力はスゴイ。

5/9 13:13

ようやく戸倉三山縦走路と合流した。市道山はここから0．1km。

5/9 13:16

再び市道山到着。約5時間ぶり。

5/9 13:16

追い抜かれたトレラン2名がいた。

5/9 13:22

道標がしっかりしていて安心。植林もものすごく整備されている。

5/9 13:26

標高が低いので、ここらへんでは、ツツジもそろそろ終盤。

5/9 13:30

伐採斜面があると、展望がよくなる。

5/9 13:34

北側、馬頭刈尾根を見る。

5/9 14:37

刈寄山がようやく見えてきた。

5/9 14:39

鉄塔の下を歩く。

5/9 14:48

入山峠。

5/9 14:48

車道は通行止めとなっていた。

5/9 14:50

刈寄山まであと少し。

5/9 14:50

枯損木多数とある。それ何？

5/9 14:54

枯損木って、このことか・・・何で先端がぽっきりなっているのか、なぜ幹が黒くなっているのか？

5/9 15:02

入山峠から少し登って、刈寄山到着。

5/9 15:03

山名塔。

5/9 15:06

山頂にある東屋。

5/9 15:15

枯損木越しに歩いてきた山々を見る。

5/9 15:42

今熊山途中に見えた場所。

5/9 15:42

アップすると、上の方でショベルカーが作業していた。

5/9 15:55

今熊山手前の参道。

5/9 15:56

今熊山到着。

5/9 15:57

山名塔。

5/9 15:57

山頂にある今熊神社。

5/9 15:58

金剛ノ滝は、神社の脇を通る。

5/9 16:21

金剛ノ滝は、道標にしたがって進み、出会えた。

5/9 16:22

岩のトンネルを恐る恐る進むと・・・。

5/9 16:22

奥にも滝があった。

5/9 16:23

トンネルの脇に階段があったが、その先は行き止まりだった。

5/9 16:32

沢戸橋方面に進むが、怪しい林道を進む。くもの巣攻撃すごい。

5/9 16:46

ようやく舗装林道に合流。

5/9 16:55

沢戸橋から最後の城山を目指す。

5/9 17:03

光厳寺。

5/9 17:11

寺の前の道を進んで、最後のハイク開始。

5/9 17:30

今熊山かな？

5/9 17:30

苦しい急坂をガマンして歩き、こんな場所を通る。

5/9 17:31

急ということは、展望がいいということ。

5/9 17:31

戸倉城山到着。

5/9 17:31

最後の山名塔。この日は、ハイカーに出会ったのは・・・4人だけだった。

5/9 17:32

城山からの好展望。

5/9 17:38

鉄塔の下を通過してかえる。

5/9 17:47

十里木バス停に戻ってきた。

5/9 17:49

駐車場到着。

撮影機器：

EX-ZR200 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

MUSICA001

富士山とシロヤシオを楽しむため、西丹沢の檜洞丸に行く予定であったが、
天気は下り坂。やむなく、元々展望のあまり良くない戸倉三山を歩くことにした。

戸倉三山そのものは、これまでも何度か歩いたことがある。
標高は低く地図上の距離は大したことはないものの
ほとんどが樹林の中のコースで、日当たりも風通しも悪く
アップダウンの繰り返しで、なかなか厳しいルートであった。

また、三山を歩かなくとも、今熊山登山口から
今熊山→刈寄山→市道山→醍醐丸→和田峠とつなぎ、
その後、陣馬山から高尾山まで歩けば、八王子八峰の出来上がりとなる。
かつては、八王子八峰を歩く大会もあったらしい.

当初のルート計画は、十里木駐車場を基点として、戸倉三山を歩き、
金剛ノ滝、戸倉城山を経て、再び十里木に戻るというものであった。

順調に市道山まで歩いたところで、笹平→柏木野→連行峰→醍醐丸→市道山と
遠回りしたヤマレコの山行記録が載っていたことを思い出した。
せっかくだから同じように歩いてみるかなと、つい思ってしまった。
おかげで、雨には打たれるわ、約4時間も余計に歩くわ・・
そういうことになってしまった。

この日は、天気のせいか、人気のないルートのせいなのか、
出会うハイカーがほとんどおらず、静かなハイキングが楽しめた。
ただし、人通りが少ないといことは、クモの巣を払う人がいないわけで
おかげで、顔にクモの糸がへばりつきっ放しで、結構大変だった。

今回、初めて金剛ノ滝と戸倉城山を歩いたが、なかなか趣のある
良い場所であった。
おしまい。