西クマネシリ岳 ≪北海道百名山≫
![情報量の目安: A](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
![](https://yamareco.info/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fuploads%2Fyp194a190f66a3f1a.jpg)
- GPS
- 04:12
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,046m
- 下り
- 1,046m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
西クマネシリ岳(1,635m)は上士幌町と足寄町の境界にあり大雪国道と云われる273号線から分岐する三の沢林道の終点が登山口(標高902m)となっている。時刻は12時を過ぎているが登山口に車は1台もなく誰も入山している人はなさそうだ。登山準備をしているとマダニがいるようで這い上がってきた。よく見ると他にもぞろぞろと数匹発見しハッカ油をたっぷり振りかけて歩き出した。
三の沢沿いの登山道を進み何度か渡渉し左手に廃屋が見えてくると間もなく二股の分岐で左に分岐する北谷ルートはほんの踏み跡程度で藪が覆い被っていた。明瞭な南谷のルートを取って標高1,250m辺りで尾根に乗り急な稜線を登った。南側の谷はガレて荒々しい。北尾根に乗り上がるとピリベツ岳への分岐でその山容を望むことができた。先ずは西クマネシリ岳に登ろう。山頂まではあと300m益々険しくなり岩場を登り辿り着いた。西クマネシリ岳(1,635m)山頂からは360°の展望が得られニペソツ山(2,013m)がしっかり見えた。旭岳・白雲岳な大雪山核心部や石狩岳は雲が山頂にあり一寸残念、2年前に行った武華山(1,759m)、武利岳(1,876m)も同様だった。明日行くウペペサンケ山は山頂部だけ雲から頭を出していた。
山頂展望を楽しんだ後は来た道を引き返し、分岐点からピリベツ岳(1,602m)に向かった。1,415mの鞍部まで200m余り下るがかなりの急斜面で厳しい。鞍部では谷に下るルートが分岐する筈だがそれらしい踏み跡は見当たらない。道は失われたのだろうか、マダニの多いこの山域で藪漕ぎは避けた方がよさそうで帰りも同じルートを取ることにした。登りに転じると同行者が「行かずに待っている」と宣言した。今日は登りでも遅れがちでどうも調子が出ないようだ。分岐点で待つように指示し一人でピッチを上げピリベツ岳へと歩を進めた。西クマネシリより標高は30m程低く距離が長いので総じて傾斜は緩い。鞍部から30分で山頂に達すると「ヤッホー」の声、他に登山者は無いのでこの声は同行者に違いない。「ヤッホー」と応じるとまたコールがあったが姿は見えない。西クマネシリ岳で見えなかった武華山、武利岳の雲が取れ優雅に横たわっている。ライオン岩らしきものも確認できた。ただニペソツ山の雲が鬱陶しくなってきた。
同行者が退屈しているだろうと急いで下山に掛かり鞍部までは17分で来たが分岐までの登り返しがきつく16分要した。待ち草臥れた同行者と合流し来た道を登山口に戻り4時間12分の登山を終えた。今日見た花は、ゴゼンタチバナ、イワブクロ、ツマトリソウ、エゾレイジンソウ、トウゲブキといったところ。北谷ルートは、帰って調べてみると皆普通に登っているようで、マダニさえ恐れなければ問題はなかったかもしれない。
東大雪ぬかびらYHに宿泊すると男性単独者のうち少なくとも2人は山屋で明日はニペに1人、ウペペに1人行くようだ。マネージャーによると今日の糠平は終日曇りだったそうだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する