南八ヶ岳/編笠〜権現〜赤岳
- GPS
- 56:58
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 2,178m
- 下り
- 1,653m
コースタイム
31日 7:30青年小屋-9:00西岳-10:15青年小屋-11:00撤収出発-13:00権現小屋-キレット小屋15:30
1月1日 6:00キレット小屋-10:00赤岳-11:30赤岳鉱泉-14:30美濃戸口
天候 | ■30日(日)曇り一時雨(雪) ■31日(月)曇り ■ 1日(火)曇り…下界は晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
【電車】新宿→小淵沢(5750円) 【タクシー】小淵沢駅→道の駅こぶちざわ 【自家用車】道の駅小淵沢→観音平口 帰り 【タクシー】美濃戸口→鹿の湯(冬山装備5人で1台に乗れた) 【自家用車】鹿の湯小淵沢駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■青年小屋は冬季小屋が空いていて15人は寝れた。布団あり。 他、この南八ヶ岳で冬季小屋が空いている場所はなかった ■赤岳手前、天狗尾根近辺は岩場ルートがわかりにくいので注意 |
ファイル |
非公開
6361.xls
計画書
(更新時刻:2012/12/21 13:58) |
写真
感想
久しぶりの年末年始の雪山山行…。
今回は、カモでの山行最後のみわちゃん、中堅の若衆頭ヒロポン(旧名ヒロシ)、
そしてボッカ要員+クッカーのムスカとワルという結構豪華メンバー構成。
入山日30日がいまいち天気ながら予定通り決行!
入山日の30日は時々の雨、雪ながら編笠岳のピークを踏み青年小屋へ。
冬季小屋が開いていたので、超ラッキーだった。
31日の青年小屋から権現岳経由で幕営地のキレット小屋へのルートは
同日早朝に出発したパーティーがいたおかげでトレースが確保されていて
結構楽チンに到着する…ただし、到着時間は1時間半遅れ。
核心は元旦のキレット小屋から赤岳へのルートで、
直前の降雪もあり全くトレースがなくみんなでラッセルとルーファイ
しながらひたすら赤岳のピークに向けて進んでいった。
これには、ちょっとフラストレーション溜まり気味のワルとムスカも
御満足いただいたようで何より、何より。
この二人、新人ながら体力はあるので今回ボッカ要員として参加してもらったが
それ以上にラッセル要員、コックとしても十分以上の働きをしてくれて
おじさんは非常〜にうれしかった。
ヒロポン(旧名ヒロシ)も思いのほか強く、先頭に遅れることなく
ほぼ常に2番目を歩いて行くその後姿には力強い男気を魅せられた。
みわちゃんは最近歩き不足のためか
時々呼吸を整えたりと歩みが止まることはあったが、
GPS並の読図では思いのほか?(失礼!)の大活躍だった。
どのメンバーとも雪山での初めての編成だったので若干の不安はある一方で、
基本ポテンシャルの高さも想定できてこともあり非常に楽しみの年末年始山行だった。
結果として、期待以上の山行になり非常におじさんは満足して下山できた。
そして、メンバーの街とは違った一面も見ることができ山の仲間の良さも再確認。
こういった山行もこれからできたらいいな…と期待しつつ、
今年ももう少し頑張ってみようと思った3日間だったよ。
カモ最後の山行を以前から目指していたルートで締めくくれました。
計画段階からご指導いただいたT師匠はじめ、ご参加の皆様、ありがとうございました。
自分的にはチャレンジングなルートながら、おいしいお食事で年末年始気分も
味わえるという、カモならでは(?)の何とも贅沢な山行になりました。
みんなすごい。
スープパスタも、塩麹漬け鶏肉入鍋も、ゆず風味のお雑煮も、みんなおいしかったです〜。
ごちそうさまでした。
個人的には反省点ばかりの山行でしたが、これからも、1つ1つの山行を大切に、
少しずつでも成長しながら、ぼちぼち山を続けていかれればいいなぁと思います。
皆様良いお年を。そして、またどこかの山で…。
今年は年末年始に山行けそう〜。ってことで、ずっと募集を待ってました。
しかし、今年はなかなか募集がでない。あれれ…って思ってたところに、この企画が!
さっそく参加させていただくことに。
しかし、我に返ると冬山の縦走って初めて…。
冬山装備の全荷行動ってほとんどしたことない。幕営地までのせいぜい2〜3時間?
そんな自分が3日間全荷で行動って大丈夫なんだろうか。
しかもキレットあるし…
と、参加表明してからうじうじうじうじ悩んでいたものの
年明けには阿弥陀南稜にも行くことだし、頑張ってみよう!!と決意。
しかーし、編笠までの登りですでにメゲそうに。
荷物が、お、重い…。(22kgくらい)
そして岩のハイステップが多く、体力かなり消耗。
大晦日の夕食担当ってことで、ちとハリキリすぎた。
途中、ワルさんに2kgくらい押し付けたので、それからはラクになりました。ありがとーう。
でも自分はテントとか持ってるワケじゃないので、申し訳なかった。。
青年小屋は冬期避難小屋が空いていて、ラッキー。
おかげで快適に過ごせた。
この日の夕飯はムスカのスープパスタ。家で作ってきてくれたよう。
オリーブが入っていてオシャレ!美味しかった。
適当ご飯のイメージがあったので、これは意外でした。
他のパーティが18時頃にぞろぞろと寝てしまったので、我々も仕方なく就寝。
こんな早く寝れるかなぁと言いつつ、寝てしまった。夜中起きちゃったけど。
2日目、西岳PHののち、キレット小屋へ向かう。
権現直下のハシゴを降りた後、右の尾根に乗らないと行けないのにそのまま下りてしまい、登り返すことに。
そこから先はトレースあるもののズボズボ足が埋まってしまい、けっこうキツかった。
トレースと歩幅が合わないのも実は地味に疲れる。ずっと大股で歩かなきゃいけないもんで…
ゼィハァ言いながらキレット小屋に着き、休む間もなくテント設営。
整地がこれまたけっこう大変!雪が軽いのでなかなか踏み固められない。
ひたすら踏み踏み踏み踏み…
スコップでペタペタペタペタ…
設営が終わったらさっそく宴会開始!今日は大晦日ですもの〜。
ひとしきりワイワイやってから夕飯。シンプルな鶏鍋です。
鶏肉を塩麹で漬けてったらなかなか旨かった。
ちょっと量が多かったみたいで、第2Rの野菜は元旦の雑煮に進呈しました。
年越しそばも用意していたのですが、みんな「お腹いっぱいで食べれない」と…
でもムスカの「年越し蕎麦は、その年の悪かった出来事を切るんですよ」という言葉に
みんな「じゃあ食べよう!!」なった。ちょっとお腹が落ち着いてから。
ということで、しっかり年越しそばも食べて2012年を〆ました。
そして翌日、2013年元旦。
ワルさんのお雑煮&おせちをいただく。
贅沢にもゆずを持ってきて、絞ってくれた。美味しかったー!
さて本日が核心。
ここからはトレースなし、しょっぱなからラッセル。
最初ちょっとルートをミスり、かなりのラッセル地獄に突っ込んでしまったが
としさんがリルート(ナビみたい)してくれて助かった。
途中稜線から初日の出もちらっと。富士山も見えて満足。
赤岳までのルートはなかなかわかりづらい箇所があった。天狗尾根らへんとか。
ルーファイって難しいなぁ。
真教寺尾根手前に左への分岐道標があって、地形図見てもそんな道はなくて
なんじゃこれって思ったら、エアリアには載ってた。文三郎への巻き道だった。
そして赤岳登頂〜。相変わらず人いっぱい。
写真を撮って地蔵尾根から下山。地蔵さまに2013年のお祈りしておきました。初詣代わり。
美濃戸〜美濃戸口までの林道が凍っていて超怖かったし疲れた。
ここがまた1つの核心でした…
今回、ちょっと分不相応かな?と思える山行に参加させていただきました。
としさん、mkameさん、ご指導ありがとうございました。
ワルさんムスカ、食料持ってくれてありがとう〜。2人とも頼もしかったです。
としさん曰く「宴会山行」だけど、自分にとってはハードな山行でした。
2012年の集大成と、2013年の幕開けにふさわしい山行だったと思います。
ありがとうございました!
今年もたくさん山に行きたいなと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
30日の雨で、ザックのバックルも、ストックも、
あらゆるものが凍り付き、調整困難。
この時期に雨など、初めてのこと。対策が必要と思う。
以前CAMPのアイゼンバンドが切れたので、
カジタックスのバンドで修理したのだが、
幅が違うため、凍り付きもあり、金具が噛まず徐々に緩む。
これには皆に迷惑をかけてしまう。
風はそれなりで、時々晴れ間も。
コンパクトながら、様々な状況があり、充実の縦走だった。
雪面にステップを刻み、全身で山を登るのが心地良い。
山登りはシンプルなほど良く、縦走は楽しい。
協力関係も良く、パーティー山行らしいパーティー山行であったし、
登山らしい登山であったように思う。
この方向で、より険しく、より長い登山が出来たら良いなと思う。
どうもありがとうございました。
会に入って初の雪山
前回の雪山トレは風邪を引いていて着込んでもかなり寒かった為に
どれだけ着込めば寒くないか?がちょい不安。
グループ山行が増えて、自分の体力の限界まで歩かなくなったのと
最近クライミング企画ばかりでスタミナも??
と色々、微妙な不安がありつつの山行でした。
【初日】
気温が高く、雨の中を歩く。
久しぶりの重い荷物に最初体が馴染まずヤバって思ったが
慣れてこれば問題無かった。
今回の山行は以後特に体力面では不足は感じず。
歩くペースもほぼコースタイム通りに行く
宿泊地の青年小屋では冬季小屋が使えてラッキー!
と非常に楽勝な始まりに感じたが…
結局この日の雨で濡れた装備品が後日、気温が下がる事で
ちょっとした問題となってしまった。
晩ご飯
adichお手製の鮭、オリーブ、ブロッコリー入りトマトソースパスタ。
濃厚目の味付けのトマトソースでオリーブが鮭の臭みを消していて美味かった。
個人的イメージはインスタント麺しか作ってくれないadichでしたが
今回の山行は違った。adichは料理も出来る!!
【2日目】
朝ごはん
adich作、味噌雑炊と松茸のお吸い物&赤飯雑炊
後者はおこあご飯風でかなり美味かった。今度真似よう。
初日と違い、少し暖かいが本来の冬山寒さ
濡れた装備品は衣類は乾かしたがザックが濡れていたので
バリバリに凍る…チェストハーネスやストラップが凍ったので
使い心地悪。
またオーバーグローブの人工皮の部分は乾いた様に見えて
結局ぬれており凍る。
※これはこの山行の最後まで乾かず手が常に寒い状態でした。
人工皮付きは縦走不向きっすね…
西岳に最初向かうもトレースが最初見えず迷う
その後も所々トレース無くその度にルートを確認するので
予想以上にコースタイムがかかった。
その後、青年小屋から権現、キレット小屋までトレースが
あったけど、同じように所々不鮮明な箇所ではルート確認
をしたり、微妙なコースロスをした。
大きく時間ロスをするような事は起こらなかったが
こういう事の積み重ねで大きくキレット小屋の到着時間が
遅れた。
雪山での計画時間の難しさを感じた。
晩ご飯
hirotkさんお手製の麹で漬けた鳥肉鍋+ソバ
いやー始めてhirotkさんの女を感じる味でした。
麹風味の鳥肉美味かったです。
2ラウンド目の具を入れる時にゴマ油を入れてたのも◎
鍋のお替わりがよりうまく感じました。
【3日目】
朝ごはん
ワル作 お雑煮(ゆず入)+おせち
自分の飯は自己採点できず…
この日は前日の行動時間が掛かった点とトレースが
赤岳まで無いのが解っていたので早めの出発との判断
しかしちょい寝坊で計画通りの出発時間に…
また、2泊ともなると装備品の濡れが徐々に出てきて
この日は靴の濡れが出始める。
使い込んで撥水性が失われているからもあるが保温性は落ちて
重くなっている。下山後気づいたが足の親指のむくみがとれない
寒さでダメージを受けたっぽい。
連拍は本当に装備品の濡れに対しては注意が必要。
濡れない物、乾く物を選ぶこと、濡れない様に管理するは徹底
すべきと改めて思った。
出発してすぐトレース無しだからラッセルが大変!!
苦戦している横でttanaさんがラッセル量が少なくて済むルート
を見つけて皆を引っ張ってくれました。流石!
ラッセルを少なくて済むルートの見分け方は
[農の風が当たる面側¬據考佞覆匹見えれば雪が浅い
なんてのがポイントの様。
また、この山行中、ttanaさんすごいなって感じた点として
ラッセルでも体が雪に沈まない所。
ttanaさんラッセルの後を歩くと自分では踏み跡を、踏み抜いて
しまう。どうやらコツがあるみたい。
優しく踏み固めるイメージらしいが…実践できず。
なんだかんだで、この山行ではこのキレット小屋→赤岳が
一番楽しかった。
天気が回復傾向でいつも以上に白い山が綺麗に見えた事
踏み跡が無い所を行くのは爽快でした。
また、踏み跡が無いルートは大変だがその分の判断やテクニックが
必要となり体力勝負んでは限界がある事を知れたのは大きかった。
今後、もっと知るべき事をttanaさんの動きを見て必要と知れた。
なんだかんだ、赤岳までの到着時間は遅れ硫黄までは行けなかった
が収穫があったので大満足でした。
個人としての次の目標は北アルプス縦走なので今回の経験からより
寒い条件での対策、より長い連拍への対策、ラッセル、ルーティング技術
を今季もっと練って行きたい。
ttanaさん mkameさん hirotkさん adichさん 有難うございました。
美味しいご飯と、沢山冬山について学べ、気づけたので
すごく良い2013年のスタートがきれました!
コメント
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年末年始山行、おつかれさまでした。
元日の日の出の写真、上空が見事に黒いのは、
やはり闇将軍様のなせる業ということでしょうか。
その他のメンバーが、変わらず明るい地上で
無事であられることをお祈りしております
将軍さまの力は絶大です。
初日の出が見れたのはある意味キセキ?
2013年もよろしくお願いしまーす。
元旦が最も天気が良い予想だったから
ある意味予想はしていたよ。
それでも、美しい景色は何度見ても感動するな。
これが楽しみで懲りずに雪山に登る。
たとえそれが辛くても…バカだよね。
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