大無間山 〜寸又狭温泉から周回〜
- GPS
- 20:28
- 距離
- 35.4km
- 登り
- 3,444m
- 下り
- 3,456m
コースタイム
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 9:27
- 山行
- 10:49
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 11:11
天候 | 9日 快晴! 10日 晴れ→曇り→雪→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://maps.app.goo.gl/kitvByj5h8PwC5fC9 オフシーズンにてガラガラでした。 トイレは24H使える、綺麗。 暖房便座に乙姫付きと至れり尽くせり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■寸又狭〜朝日岳 ・温泉街を抜けた後、一旦寸又川まで下ってから吊り橋を渡る。 ・取りつきに「崩落により通行禁止」看板あり、確かに序盤崩落個所はあったが危険を感じるところは無かった。 ・林道出たあとは一般的な登山道 ■朝日岳〜お立ち台下降点〜大無間山(バリエーションルート) ・道は比較的明瞭、マーキングもそれなりにある。 ・朝日岳からの下りは密林地帯でデカザックが何度も引っかかった ・三方窪あたりは踏跡が不鮮明、適当に尾根登って登山道復帰 ・幕営地は至る所にある、展望重視なら三方嶺あたりが良いと思う ・雪は1600mより上部、北斜面は多い。大無間山頂でも20センチ程度でラッセルした場所はなかった ■大無山〜風入らず〜栗代林道 ・黒枯山くらいまでは緊張の連続、急斜面が多く雪が付いているところは慎重に降りた ・支尾根も多くピーク出るごとにルート確認要、マーキングはある ・降りるほどに道は明瞭となる、前黒枯山を下りた辺りからは一般的な登山道 ・林道への下降点は手前からトラバース道がある、林道は1箇所崩落しているが迂回路あり ◆その他 ・今回のルートに水場は一切ありません、雪も微妙だったので全て持ち上げ ・足元はチェーンアイゼンのみ、主に雪の付いた下り斜面で使用 ・携帯電波は幕営した場所や三方嶺でも繋がらず、しかし大無間山頂はしっかり繋がった(キャリアはdocomo) |
その他周辺情報 | 翠紅苑 タオルを持っていれば600円、持ってないとたぶん700円 最終受付 19:00 第三駐車場の正面にある、徒歩1分程度 https://maps.app.goo.gl/xUPyL3uLtqVsmGC87 |
写真
感想
初めて南アルプス深南部へ行ってきました。
クリスマス前に寒波はあったけど年末年始の高温でほぼ消滅、結局今年は暖冬なのかな…(>_<)。3連休だったので雪さえあれば地元でイグルー泊をしたかったが諦めた。
せっかくなので遠征しようと候補地探しビンゴしたのが南アルプス深南部。名前や場所は知っていたが遠いのもありほぼ未踏区間。深南部の定義がイマイチ分からないが、唯一歩いたことある?のが光岳〜池口の辺り、雰囲気は良かった。
最近見させて頂いたレコで今回とほぼ同じ記録があり丸パクリ。深南部にも惹かれたし大無間山も登ってみたい山だったので一石二鳥!。大無間山は小無間山から登るのが一般的だと思うが、こんなルートがあるとは知らなかった。
前日夜に寸又狭まで移動、最寄りの島田金谷IC降りてから約50k、道は良いけど長かった。まだ行ったことないが南アルプスの主要登山口である畑薙ダムは更に奥なんだよね?、行く気失せるわ〜。
2時間ほど仮眠して出発、観光地の駐車場なのでトイレがメチャクチャ綺麗。大の方使わせてもらったら乙姫が煩かった(笑)、閑散としたメイン路を抜けて先ずは朝日岳へ。
通行禁止の看板あるのは知っていたが危険を感じる場所は無かった。遠くから見る山容は良いが登山道はほぼ樹林帯、でも登りごたえのある山であった。
山頂からは先はバリエーションルート、というか「山と高原地図」には破線すらないが踏跡は比較的明瞭。ただ下り側の北斜面には雪が残っており少々難儀した。登りの南斜面はほぼ雪なし、逆なら良かったのに。
初日は快晴だったので左手には黒法師岳から池口岳に続く尾根、右手には富士山が見えるのだが木々の隙間からばかり、スッキリ見える場所が無いのが少々残念だった。
お立ち台下降点から鹿の土俵場あたりは文字通り鹿だらけ、こちらの鹿は黒っぽく感じた。
三方窪あたりで15時を回り幕営地を探しながら登る、計画は展望重視で三方嶺幕営にしたが届かなかった。風もそこそこ吹いていたので樹林帯で幕営、標高1900m辺りなので雪面上となったが夜はぐっすり寝れた。
翌日は6時前出発、日の出は見れなかったが三方嶺辺りは雰囲気&展望が良かったのでやっと報われた気がした。雪量も気がかりだったが大無間山までラッセルという場所は無かった。
8時前に無事登頂、天気は持ってくれたが展望なし。でもこの山は登る工程を楽しむ山だと思うので満足♪、天邪鬼な自分らしいコースで初登頂出来た。
記念撮影だけして風入らず側へ下山、ここからが今回の核心部で昨晩もこの区間のことばかり考えていた。急な下りが多いのは予想通り、ここに雪が付いていたら相当苦労するだろうと思っていたが上部のみで良かった。細尾根も多かったがなんとか風入らず登頂して少し安堵、そこから先も気の休まらない区間多く雪まで降ってきて少々焦ったが、1600mあたりまで下ってようやく目途が付いた感じとなった。
最後のピークである栗代山も登る計画であったがパスして林道へ下山、今回は初の山域なのでエスケープルートはちゃんと調べておいた。
林道歩きも長かったが、途中登ってきた大無間山や朝日岳が綺麗に見えたので気もまぎれた。17時前に寸又狭駐車場にゴール!、目の前に温泉があるのでもちろん利用させていただいた。
温泉は気持ちよかったが、体の芯まで冷えていた感じもなかったし疲労困憊でもなかった。でも今回は妙にキツかった。登山口からコースまで全く知らないことが多く気疲れしたのだろうか?、あと周回のバリエーションルート&厳冬期だったのでいつも以上にナーバスになることが多かった。じゃあ行くなって話だがw
大無間山は思っていた通り個性的で面白い山だった、次回は小無間側から登ってみたい。あと大井川鉄道も一度は乗ってみたい、もちろん観光で!(^。^)
コメント
この記録に関連する登山ルート
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なぬっこの時期に大無間山?!と驚いて、ルート見て二度びっくりしました笑
深南部はほとんど歩いてないと仰りながら一筋縄じゃないコースどりのところがさすがですね🤣
風入らずは私も行ったことないんですが、前に山で会った静岡県の人が何故か風入らずを激推ししてたので気になってたんですが風ビュービューなんですね笑
眺望は、小無間側から歩くと崩落地点で富士山が見えますが、あとはほぼ無眺望だけど登る工程が楽しいというのはめちゃくちゃ納得です。
一人で寸又峡までいってこのルートをテン泊で歩き切るのですから、精神的な疲労は想像に難くないです、本当にお疲れ様でした!
お次は是非小無間からの鋸のアップダウン越えて見てください、楽しいですよ😄
私はお腐れロープの崩落地点は二度と歩きたくないですけど笑
寸又峡から先の畑薙はほんと激遠いですよ、道も途中になぜかとんでもない細い山道があったりするので私も極力行きたくないです笑
良く拝見している方がこのルート歩いておられ一発で気に入ってしまいました。ホントはダメだと思いますが、私の場合少し不安要素というかチャレンジ的な要素が含まれる山行に惹かれます。
おっしゃる通り過去レコ検索しても今時期に大無間山行かれた方はゼロに近かったです。まあ私にとってはそれも奮発材料でした。
でも今回はキツかった!。レコも少ないので情報不足はいがめなかったし、雪量も全く読めませんでした。それでも結果的に周回出来たので達成感はありますが、正直楽しくは無かったです。
小無間山側からもさほど展望ないんですか、でもやっぱり有名は鋸歯のところは歩いてみたいので今度は妻と一緒に登りたいです。
楽なルートは無く、どこから登っても苦労させられる。しかも山頂は樹林帯。この人を寄せ付けない感じが本来の山らしくて良いと感じました。山頂の最低限度の標識もオツでしたしね。
風入らずは私も行く前から気になる山でした、ピークは大無間山同様樹林帯ですが山容はピラミダルでカッコイイ山です。大無間山側、寸又狭側のどちらからでも少々危険なのでそれも激推し材料かも?。私はてっきり「風入らず」と言うくらいだから無風地帯?と思いましたが普通に吹いてました(笑)
畑薙ダムから悪沢、赤石、聖の周回コースは何度も計画しておきながら、まだ1度も行けてません。なんとなく遠いのは分かっていましたが、今回現実を見てしまいました。調べると寸又狭までで畑薙ダムまでの中間くらい。てことは今回のさらに倍ほど下道走ることになるんですね…汗
でも行きます!、東海フォレストのバス乗ってあの業者用ヘルメット被るのが夢なんです(ホントです)。
まず椹島で1泊してからスタート決定!(笑)
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