堂満岳 第二ルンゼ登攀
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- GPS
- 04:47
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 888m
- 下り
- 869m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 4:47
天候 | 曇り空。たまに少し雪がぱらつきました。風は山頂と稜線で少しある程度です。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
とにかく踏み抜き地獄でした(^^;)。中間からは踏み抜きとラッセルで鍛えてもらいました。 |
写真
感想
予報によると今朝からきりっと冷えるらしい。であれば第二ルンゼをやろうと、また戻ってまいりました(^^;)。明日は仕事があるので、代休をもらった形で山へ。平日は駐車場が混んでなくて嬉しい。先週踏んでもらえていれば楽に行けるかと、期待しつつ出発します。
それにしてもだいぶ雪は減ってます。とはいえ今朝は少し冷え込んでくれたので、アイゼンはよく効きそうです。これは好材料。まずは青ガレの手前に向けて進んで行きます。堰堤方面へは今日の足跡はなさそうでした。今日はここをスルーして奥に進みます。
堰堤からはほどなく取り付きに到着。まずはここで装備を整えます。多分使わないものがいっぱい(^^;)。でも谷筋の登攀は筋間違いをしたらロープの出番になるかもしれないので、いっぱい持っていきます。まずは堰堤の左側から越えていきます。
越えてみたところ、しっかりしたトレースあり。これは道案内も兼ねてくれて結構早く登れそうな予感がします。階段みたいになっているのかな?しかしこの楽天的な予想は後半で打ち砕かれるのでした(^^;)。まずは川の右岸を進んで行きます。
すぐに最初の滝が現れます。これが金糞滝?右岸にトラロープ有り。足元はクラックがあるので前爪で越えていけます。その先も葛川越え直登を彷彿とさせるような沢沿いの世界。ここまでだけでも見ごたえのある景色です。トレースは右岸に沿って、次の滝を巻くように伸びているのでそのまま進ませていただきます。
滝を越えると、先はぐっと広がっていました。こういうところがむしろ迷うんですよね(^^;)。踏み跡らしきものが複数見えてしまい、どれがどうやら。ということで今日は浮気をせずに第二ルンゼを通すことを決めます。一番大きいルンゼを通せばいいはず。で、川沿いに行こうとするも踏み抜いて進めない(^^;)。トレースらしいものに沿って少し高度を上げてトラバースしていくと、ピンクテープ発見。こんなとこにもあるんや。
そこから尾根を2〜3越えるようにトラバースしていき、水量のある川の右岸を進みます。そのうち水量は減っていき、目指すルンゼは川を離れるようになり、静かになってきました。トレースはずいぶん薄くなりました。おそらく踏まれたときはまだパウダーだったのか。それらしいところを踏んでも踏み抜くようになってきました。
じわっと左にカーブするような場所で、おそらく休憩を取られたような踏まれた広場があり、その先遠くに木が見えました。あれがゴールか?地図を確認するとこの先はストレートに一般道と合流するようです。ほなもうすぐ終わりか、と思ったものの実はここからがほぼスタートでした(^^;)。
まさに踏み抜き地獄。まあ踏み抜いても次の足が効けばいいのですが、次の足が効かないので手を探す。あれ、これってむしろラッセルに近い(^^;)?表面はクラストで効きそうなものの、踏み抜くとそのまま下がふかふか。なるべく踏み抜かないように両手両足両ひざの6点に体重を分散して、雪面にへばりついて進みますが、しんどい!ゴールが見えているものの景色は変わらず、下を見てもちょっとしか登れていないことに凹みそう(^^;)。
バイルが効きそうなところを探って進みますが、トレースもなく先週進まれた方の跡は見つからない。壁沿いやらデブリの上やらちょっとでも効きそうなところを狙ってまさしく右往左往(笑)。少しずつですが高度を上げます。やっとのことでナマズ岩(?)が見えてきました。
直登の予定が、ナマズ岩の左に踏み跡があるような。左から登ってみるとさらに岩壁に足跡が伸びていましたが、これはどこに行くのでしょう?今日はもう踏み抜きはたくさんなので、見えている一般道に合流しました。もちろんせっかくなので堂満山頂にも行っておきます。
踏まれているはずの一般道なのに、こちらも踏み抜きまくり(^^;)。思っていたより遠いわ。今日こそカンジキ持参やったなぁ。なんとか山頂に到着するとなんか懐かしい感じがする(笑)。さて少し補給するとストックに持ちかえて下山の準備。ルンゼピストンでもいいかと思っていましたが、もう踏み抜きはおなかいっぱいなので、金糞から下ることにします。
金糞峠までも踏み抜きはありましたが、下りなのでなんとか。これならルンゼで良かったか(^^;)。青ガレは思ったより雪が少なくてそんなに楽ではありませんでしたが、久々なので良きかな。下りきるとスタートの取りつきに戻りました。
第二ルンゼは、深く踏み入ると面白そうな世界観でした。なんせ行けそうな分岐があちこちにある(^^)。多分それぞれ歩かれている方はいるはず。その先にどんな景色と困難が待っているのか。面白いですねぇ。今日もありがとうございました!
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