音羽富士₋目白不動-おとめ山₋猫地蔵 ゴ・ドーハンのチョイ散歩 節分の俱利伽羅不動巡り

2024年02月03日(土) [日帰り]

• GPS: 04:54
• 距離: 13.7km
• 登り: 21m
• 下り: 6m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:23
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:23

距離 13.7km 登り 34m 下り 36m

10:04 スタート地点
15:27 ゴール地点

天候

晴れ

コース状況／危険箇所等

市街地のお散歩ですが、意外にアップダウンあり。

写真

2/3 9:58

久々の電車利用です。随分シャレオツになった大塚駅からすたーとです。

2/3 10:17

まずは護国寺を目指します。でも目的は節分会ではないのであしからず。

2/3 10:22

ブラ歩きしてたらこんな所がありました。「大塚先儒墓所」、折角ですので見学いたしましょう。近くの吹上稲荷さんで鍵をお借りして入ります。

2/3 10:23

2/3 10:28

教科書で名前だけは存じている将軍の侍講、昌平坂学問所の儒官の方々のお墓があるそうです。こちらは岡田寒泉かな。

2/3 10:29

G地図には「儒者捨場」なる表記もありました。

2/3 10:33

たぶん柴野栗山

2/3 10:34

8代吉宗の侍講で知られる室鳩巣

2/3 10:36

お墓自体はとても簡素、儒葬形式でその家族と共に葬られています。

2/3 10:38

尾藤二洲

2/3 10:45

木下順庵。

2/3 10:50

吹上稲荷。元は2代秀忠が江戸城内吹上御殿に日光山から稲荷大神を勧請したのが始まり、後に何度か遷座され当地に鎮座された。

2/3 11:01

護国寺に来ました。ここも久しぶりです。

2/3 11:03

案内図には今回の目的地の記載はありませんでしたが、すぐに分かります。

2/3 11:04

登山道「冨士道」入口に石橋と鳥居があります。

2/3 11:05

♪からすの赤ちゃんの歌碑がありました。何か関係があるのでしょうか。この歌、今でも胸キュン？になりますね。

2/3 11:06

鳥居下の手水鉢には「下富坂講」「寛政四十月吉日」、これが富士塚の物なら築塚はそれ以前となりますね。

2/3 11:07

音羽富士です。明治期に本堂の西から現在地に移築されたそうです。

2/3 11:07

當所の富士講は「山護講」みたい。その他近隣の富士講も含め沢山の講碑があります。

2/3 11:08

ここに一合目石です。

2/3 11:09

「文化十四年丑天五月()/小石川()町」

2/3 11:09

小天狗(烏天狗)の線刻像「小石川/音羽」とあります。

2/3 11:10

御胎内には木花咲耶姫命の線刻像「昭和二年十月吉日」

2/3 11:10

二合目

2/3 11:11

大天狗「牛込/小石川」

2/3 11:13

四合目。三合目は見つからず。

2/3 11:15

六合目。五合目も見つかりませんでした。

2/3 11:16

2/3 11:16

題目塔「南無妙法蓮華経」

2/3 11:16

七合目から

2/3 11:17

八合目、ぐんぐん登ります(笑)

2/3 11:18

そして九合目まで来ると、

2/3 11:18

山頂が見えました。手前の烏帽子の様な黒ボクと、奥に富士浅間神社の石祠とその隣に、

2/3 11:19

「御頂上　大石」

2/3 11:19

山頂からの眺め

2/3 11:19

山頂奥に道がありましたが、大師堂の直前で柵があり、通り抜けはできませんでした。

2/3 11:21

三、五合目石を探しながら下山すると、先程とは別の六合目石がありました。こちらが一連の文化期の物ですね。

2/3 11:22

山頂を振り返ります。

2/3 11:24

案内板がありました。

2/3 11:24

「唐銅蓮葉形手洗水盤(一対二基)」五代綱吉の生母桂昌院による寄進だそうです。

2/3 11:26

大師堂

2/3 11:29

富士に行く道はこんな感じ。神仏分離の徹底ってことかな。

2/3 11:32

人気者の一言地蔵。一言だけ願いを叶えてくれるそう。

2/3 11:34

護国寺の大仏。もとは筑波山の別当護持院にあったもので、神仏分離、廃仏毀釈で霞ヶ浦に捨てられものを救われたそうです。

2/3 11:34

節分会の準備が整った本堂前はまだ静寂です。この後堂内の本尊如意輪観音様や不動明王像、天女の天井絵や立派な絵馬などを拝見しました(堂内撮影禁止)。お賓頭盧様や大きな三猿もありました。

2/3 12:04

雑司ヶ谷霊園沿いを道を通って次の目的地(御嶽坂)へ向かいます。

2/3 12:13

その途中、先日TV番組で取り上げられていたジョン万次郎さんのお墓詣り。

2/3 12:20

雑司ヶ谷七福神の毘沙門天がある清立院。その山号が「御嶽(みたけ)山」。神仏分離以前は御嶽神社があったそうです。

2/3 12:22

江戸期の図絵を見てみると、

2/3 12:23

ここの「御嶽」とあるようです。

2/3 12:25

ちょっとその痕跡を探してみたら、こちらが見つかりました！「三嶽石坂寄進講中一結　時庵主 浄心」「元文三戊午歴九月吉日()/法界萬霊/南無妙法蓮華経 清慶山本立寺九世日詮」

2/3 12:29

唯一見つかった山号表示がここ。

2/3 12:29

御嶽坂。あの石標も本来はここにあったのでしょうね。さて次の目的地は目白不動です。時間が押してきたので切手博物館や鬼子母神やカットしました。

2/3 12:36

途中WCを借りた公園の施設にこちらの案内、

2/3 12:37

雑司ヶ谷鬼子母神に郷土玩具、すすきみみずくです。

2/3 12:39

雑司ヶ谷公園。旧高田小学校の跡地に造られたきれいな公園です。テニスコートの向こうに丘の上カフェ。軽い飲食ができるようです。

2/3 12:47

目白不動　金乗院。こちらも以前、五色不動巡りをした時以来久しぶりです。

2/3 12:51

不動堂は本堂とは別にちょっと小高い所にあります。

2/3 12:53

堂内には目白不動明王立像。しかし、今回のお目当てはこちらではなく、

2/3 12:55

この庚申塔の主尊が倶利伽羅不動という本当にレアな石像です。

2/3 12:57

迫力あるお顔です。

2/3 12:57

「寛文六丙午年向日二月九日辰()願主龍(芳)敬白」

2/3 12:57

お猿さんの頭に剣の柄が乗っかっています！

2/3 13:05

丸橋忠弥の墓もあります。慶安の変で油井正雪とともに江戸幕府の転覆を計画。子供の頃見た『江戸を斬る』の印象が強く残っています。

2/3 13:10

都電荒川線「学習院下」近くの踏切を渡ります。

2/3 13:21

おとめ山公園。てっきり乙女かと思ったら御留山、御禁止山。将軍家の鷹狩、猪狩の狩猟場だったそう。

2/3 13:24

弁天池ですが弁天様はいなさそう。

2/3 13:29

落合惣図『江戸名所図絵』当時はこんな感じのお山だったみたいです。神田川と妙正寺川が落合、その浸食で台地、崖線、低地ができたそう。

2/3 13:30

落合崖線には斜面緑地が残されています。林間デッキを歩きながら。

2/3 13:31

デッキから谷の部分を見下ろします。

2/3 13:32

谷筋に降りました。

2/3 13:34

昭和40年代に地元の方々の「落合の秘境」保全運動があり公園になったそうです。都会に住んでる人たちには貴重なお山の一つですね。

2/3 13:36

ちょっと山道然とした所。

2/3 13:37

おとめ山公園の湧水。

2/3 13:37

水量はこんな感じでした。

2/3 13:44

近くの三角点を探していたら三猿の庚申塔がありました。「元禄三庚午年十月三日(1690)」

2/3 13:45

その先、金網フェンスの向こう、校庭の片隅にありました。「落合」35.47 m二等三角点

2/3 13:47

七曲坂。七曲署はなさそうです。

2/3 13:53

「下落合野鳥の森」こちらはコンコンと水が湧き出ていました。

2/3 13:56

薬王院案内

2/3 13:56

東長谷寺　瑠璃山薬王院(医王寺)

2/3 13:59

ここにも珍しい庚申塔がありました。「宝永三年戌五月吉日(1706)」

2/3 13:59

青面金剛の足元は蓮華？

2/3 14:00

その両脇に二童子、中央に寄せ集まった三猿と大きめの雌雄の二鶏。

2/3 14:23

所変わって自性院、豆まきイベントは終了した感じで静かでした。それでも猫地蔵(撮影禁止)を拝観する人が次々にやって来ました。

2/3 14:29

猫塚の前でいただいた猫札(1000円)と笠山の猫札をコラボしてみました。

2/3 14:41

今年から太田道灌の逸話にちなんで黒猫が授与されていました(従来は白猫)、

2/3 14:46

ちょっとお高かった(2500円)のでしばらく逡巡しましたが、ゲットいたしました。

2/3 14:46

猫札は周年ごとの授与だそうです。次回まで生きてるかなぁ。

2/3 14:51

参道入り口の猫さんは2代目とのこと。先代は金属製で、戦争で供出されたそうです。

2/3 14:52

その向かいには「＜カ＞子育猫地蔵尊」「厄除開運 猫地蔵霊場」

2/3 15:31

池袋駅西口のこちらでランチです。『インド定食 ターリー屋』インドカレー定食(835円)、マンゴラッシー(110円)を注文。

2/3 15:39

カレーの選択が少なく、キーマにしました。お味は普通です。お替り何の方が大きめでした。熱々でした。

2/3 15:58

2月中旬にとあるミッションがあるので、ロング用にローカットの靴を新調しました！

撮影機器：

iPhone 8 Apple

感想

godohan

・恒例になっている猫地蔵の開帳に、富士塚巡りと倶利伽羅不動巡りを合わせてみました。今回も初めてのものや珍しいものに出会うことができました。

コメント

umimin

godohanさん、こんばんは。
しつこくて、申し訳ありませんが、また激遅コメント失礼します。

この日も充実でしたね。
猫地蔵、猫札、招き猫、猫好きなんでそそられます。今年から黒猫とは逸話どおりになったのですね。青のアイラインで、なんだかエジプトチックに見えます。
すすきみみずく、かわいいです。
からすの赤ちゃんの歌は知りませんでしたが、歌詞を読んでもキュンとしますね。

２月中旬のミッション、陰ながら応援してます！

godohan

umiminさん どもどもです。

いえいえコメントいただけてありがたいです。
猫札は10年ごとだそうなのでラッキーでした。すすきみみずくは雑司ヶ谷鬼子母神の郷土玩具でしたが、20数年前に廃絶してしまいましたが、住職が地元の方々と協力して保存会を作られ存続しているようです。こちらにあったものは多分保存会の方々の作品だと思います。
からすの赤ちゃんは、遠い遠い昔、子守歌で歌ってもらいました。恥ずかしい話ですが、物心ついて初めて一人で親戚の家に泊まりに行った時、従弟と楽しく遊んだりしたのですが、就寝の寝床に入った時に急にこの歌を思い出しホームシックになって大泣きしてしまい、家まで送ってもらったことを今でも覚えています(笑)
ところで、小倉の石幢はなかなかの年代物みたいですね。赤城神社の隣の摩多利神社はちょっと気になっていました。それでは。　　godohan