袈裟丸山スノトレ(折場口in/out) ※本年4回目
- GPS
- 08:04
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,172m
- 下り
- 1,152m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 8:03
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
太田駅近でレンタカーを調達し、折場登山口まで乗りつけ、車中泊。 折場登山口までの林道(小中西山線)は、大滝トンネルを越えて右折して以降、落石数多。前夜5,6回は車を下りて路上の大石を撤去。復路でも2回ほど大石を撤去。1日に何回も山側から落石があると思われ、通過時に落石があったらと思うと、ゾッとします。所々に残雪、凍結があるため、2/3現在、スタッドレスタイヤでないと危険。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<折場登山口〜小袈裟> 2/3現在、そこそこ積雪はあるが、往路はつぼ足で問題なし。復路は賽の河原付近までチェンスパ。 <小袈裟〜前袈裟> 下って登り返す。途中に避難小屋とボットン便所あり。前袈裟丸山の山頂直下は急登。チェンスパで通過。 <前袈裟〜八反張〜後袈裟> 登山道の風化・荒廃が進んでいるという理由で通行禁止標識あり。ただ冬季はヤブが雪下に隠れてしまうので、稜線を愚直に辿る限り、雪庇に注意すれば、それほど危険箇所はない。ピンクテープも多く、チェンスパで通過。鞍部の八反張は両側に鉄柱や鎖があり、左右が切れ落ちた崖のため雪上での転倒注意。 |
その他周辺情報 | 群馬県みどり市のかたくりの湯(520円)で日帰り入浴。ボディソープはあるが、シャンプー・リンスはない。 |
写真
感想
1ヶ月前、栃木の三百名山・高原山へスノーハイクした時に、近くに見えた同じく栃木(&群馬)の三百名山・袈裟丸山!
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/photodetail.php?did=6345596&pid=cd3381ec83ccd4ecf5874f30a78f8291
日光連山の一角を構成する山として、大体周囲の山からいつも皇海山とセットで、そのジグザグっぷり(多ピークっぷり)を見てましたが、中々行く機会がなかったのですが、昨秋より栃木県勤務となったことで俄然行きたい気持ちが強くなっていた山です。
ヤマレコ、ヤマップともに直近レポは全然上がっておらず(2020年以降、1,2月に限るとヤマレコのレポは6,7件程度)、とりあえずアクセス道(小中西山線)が冬季閉鎖でないことだけは確認。アクセス道も山中も雪の付き具合は全くわからないため、あらゆる事態を想定し、アイゼン、ワカン、チェーンスパイクをすべて持参することに♪(が、アイゼンは前コパない靴なのにワンタッチ式を持参してしまい、途中で気づいて道中にデポする失態あり)
金曜終業後、特急で太田駅まで乗りつけ、レンタカーで一路、折場登山口まで。アクセス道に全然雪がなく、今年の少雪っぷりを改めて実感。が、道中の落石がひどく、5,6回ほど車を止めて、前方の大石を蹴上げて移動させる手間がありました。登山口からは群馬県みどり市方面の夜景がとってもキレイで、後から気づきましたが、富士山も見通せるロケーションでした!
元々は最高峰の奥袈裟丸山まで行ってピストン帰還の予定だったため、出発はまだ真っ暗な朝5時。黙々と標高を上げていくと、早々に途切れない雪が現れますが、登りはつぼ足で危なげなく登っていけます。そうそう、全然直近レポはないのに、明らかに直近と思しきワカンのトレースが前袈裟まで続いており、だいぶ楽させてもらいました。結局、1時間35分ほどで小丸山(小袈裟)へ着きましたが、小袈裟までつぼ足、そこからチェンスパを履きました。ちょうど小袈裟でご来光が見え、モルゲンロートに染まった前袈裟丸山は美しかったですねー。小袈裟が全工程で一番眺望が豊かで、ジグザグな袈裟丸連峰(前袈裟〜後袈裟〜中袈裟〜奥袈裟)はもちろん、皇海山〜鋸山〜庚申山、日光白根山〜男体山が一望できます!ココも含め、いわゆる日光連山を構成する山々で、栃木(日光市)の宝ですねー♪。
小袈裟からは一旦鞍部まで下り、前袈裟までは登り返しとなります。山頂直下は結構な急登で、時折ロープも垂れ下がっています。アイゼンだと前爪で蹴り込めて、もっと楽だったかもしれません。そして前袈裟丸山の山頂は眺望いまいちですが、少し手前でドーンと開けてて、筑波山〜富士山〜奥秩父山塊(金峰山など)〜南アルプス〜八ヶ岳〜赤城山などが一望できます!(往路の前袈裟では赤城山は雲多し)。入山から2時間半強で前袈裟丸山へ登頂です!
そして今回の山行の核心部は、前袈裟〜八反張〜後袈裟の区間です。登山道の風化・荒廃のため通行禁止扱いですが、雪に覆われて道が拡幅され、ヤブが埋まった冬季は、自己責任となりますが、むしろ歩行適期だと思います。この区間はとにかく稜線を外さないよう、時折雪から飛び出ているヤブやシャクナゲを漕ぎながら進みます。雪庇を見分けたり、稜線を外さないよう歩いたり、それなりの経験・ルートファインディング力が必要なことは言うまでもありません。鞍部(八反張)までの下りより、そこから後袈裟までの草付きの登り返し(復路は下り)のほうが、歩行に注意を要すると思いました。
なんやかんや入山から3時間半で後袈裟丸山へ登頂です!元々、中袈裟を経由して奥袈裟まで行くつもりだったので、早々にリスタートしますが、(一般登山道であるという)期待に反し、バリルートの前袈裟〜後袈裟区間よりも、深雪でヤブ漕ぎが始まったので、早々に引き返し、今回山行の終着点を後袈裟丸山までとしました。前袈裟丸山を、いわゆる”袈裟丸山”と呼ぶようですが、なんか最高峰(1961mの奥袈裟丸山)を踏めていないので、本当に袈裟丸山へ登頂と扱ってよいのか、悶々としてます。と思ったら、ヤマレコでの袈裟丸山は、奥袈裟丸山のようで、袈裟丸山は依然未踏扱いでした(笑)。まぁ、また来いってことですね!
いつの日か、車2台使って、皇海山へかじか荘からクラシックルートで登った後に、どっかでテン泊して、鋸山〜六林班峠〜男山〜法師岳を経由して奥袈裟・中袈裟を通過し、後袈裟から郡界尾根で下山してみたいなー、といった野望を、下山中に考えていました。夏季レポを見る限り、ヤブ漕ぎがとっても大変そうですが・・・。
復路は、昨年末の山口県最高峰・寂地山と同様、己の付けたトレースを辿るので楽チンです。前袈裟まで戻れば、誰かが付けてくれたワカンのトレースがあるので、益々楽チンです。復路で初めて、武尊山や四阿山、草津白根山などが見渡せ、改めて袈裟丸山の地の利を感じましたね!そうそう、復路の前袈裟直下で、男性ソロとスライド。まさか自分以外に登ってくる人がいると思わなかったので、新鮮でした。と共に、ヤマレコやヤマップにUPしないだけで、冬季の袈裟丸山へ登り下りしている人、いそうですね!
最終的には、後袈裟丸山から2時間50分、入山からトータル6時間20分で折場登山口まで帰還!後袈裟〜奥袈裟の歩行を断念したので、計画より3時間以上早く下山でき、ちょうど晩飯時に地元まで帰還できたので、最後は行きつけの店のスープカレーで締めました!
今のところ、三百名山は完登は目指していません(46/101)が、過半数の51を超えると、少し気持ちにスイッチが入りそうな予感はします。今回ヤマレコ上で登頂扱いとならなかった袈裟丸山以外には、(現在勤務している)栃木の三百名山は、福島との県境にある男鹿岳、荒海山の2座のみとなりました。これ以外にも栃木では高原連山と那須連山の間にある大佐飛山へ、冬季に登りたいと思っています。天候を最重要視し、着々とチャンスを伺います!
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