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Yamareco

記録ID: 6425960
全員に公開
アイスクライミング
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳アイスクライミング∋虻喫ルンゼ

2024年02月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
yy0419 その他3人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:59
距離
8.8km
登り
787m
下り
1,307m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:15
休憩
0:32
合計
9:47
7:29
386
13:55
13:55
3
13:58
14:02
1
14:03
14:05
8
14:13
14:13
9
14:22
14:28
26
14:54
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10
15:04
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50
15:54
16:14
33
16:47
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25
17:12
17:12
4
17:16
天候 晴れ、風弱し(稜線上はそれなりの風あり)
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
途中まで石尊稜へのトレースがありましたが、三叉峰ルンゼに入るところからトレース無し。そこそこの距離ラッセルとなりました。滝もある程度埋まってはいますが、程よく露出している状態で、まだ十分楽しめる状態でした。右俣を詰めて彼滝の手前から石尊稜に上がり、最後2Pほど上部岩壁のクライミングとなりました。アイスとアルパインの複合ルートで本チャンらしい充実したルートでした。
赤岳鉱泉の朝
7時出発の予定が7時半に。テント泊は出発2時間前に起きないとダメですね。
2024年02月03日 07:19撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 7:19
赤岳鉱泉の朝
7時出発の予定が7時半に。テント泊は出発2時間前に起きないとダメですね。
三叉峰ルンゼに入るとトレースなし
予想はしていましたが、なかなかの距離があってそれなりのアルバイトを課されました。こんなところでも前日のジョウゴ沢右俣がいい練習になりました。
2024年02月03日 08:08撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 8:08
三叉峰ルンゼに入るとトレースなし
予想はしていましたが、なかなかの距離があってそれなりのアルバイトを課されました。こんなところでも前日のジョウゴ沢右俣がいい練習になりました。
トップを後退しつつアイスが出てくるまでラッセルを続けます。
2024年02月03日 08:20撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 8:20
トップを後退しつつアイスが出てくるまでラッセルを続けます。
見えてきました。1つ目の滝。
すぐ奥に核心の大滝があると思っていたらこれが大滝のよう。
2024年02月03日 08:30撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 8:30
見えてきました。1つ目の滝。
すぐ奥に核心の大滝があると思っていたらこれが大滝のよう。
正面から
いきなりアルパインムードが高まります。
2024年02月03日 08:30撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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2/3 8:30
正面から
いきなりアルパインムードが高まります。
後方には御嶽、乗鞍と、我らの苦心のラッセル跡
2024年02月03日 08:38撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 8:38
後方には御嶽、乗鞍と、我らの苦心のラッセル跡
いよいよアイススタートです。こう見るとたいした高さではありません。
2024年02月03日 08:42撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
1
2/3 8:42
いよいよアイススタートです。こう見るとたいした高さではありません。
1つ目の滝から次の滝までの間は雪とも氷とも判別しがたい急峻なルンゼ斜面
気は許せないのでマルチで登攀していくことになりました。短い歩きの部分もありますが、全6ピッチほどあります。
2024年02月03日 09:40撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 9:40
1つ目の滝から次の滝までの間は雪とも氷とも判別しがたい急峻なルンゼ斜面
気は許せないのでマルチで登攀していくことになりました。短い歩きの部分もありますが、全6ピッチほどあります。
そして核心の大滝(と思っていたらどうやら違うらしい)
ジョウゴ沢右俣大滝をやや小ぶりにした感じ。チリ雪崩がパラパラと降ってくる合間を狙ってアタック。ゴーグル必須です。
2024年02月03日 09:50撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 9:50
そして核心の大滝(と思っていたらどうやら違うらしい)
ジョウゴ沢右俣大滝をやや小ぶりにした感じ。チリ雪崩がパラパラと降ってくる合間を狙ってアタック。ゴーグル必須です。
滝上も急峻なルンゼ
雪の部分はアックスが効かないので気を使います。
2024年02月03日 10:20撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 10:20
滝上も急峻なルンゼ
雪の部分はアックスが効かないので気を使います。
これが二俣手前の5mほどの70〜85度の氷瀑
氷は固めですが、しっかりアックス&アイゼンを効かせて登ります。
2024年02月03日 10:20撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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2/3 10:20
これが二俣手前の5mほどの70〜85度の氷瀑
氷は固めですが、しっかりアックス&アイゼンを効かせて登ります。
ルンゼ内のナメ滝を登ります
2024年02月03日 10:21撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 10:21
ルンゼ内のナメ滝を登ります
阿弥陀様が姿を現しました
2024年02月03日 10:29撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 10:29
阿弥陀様が姿を現しました
二俣から右俣の滝
高さはありませんが、それなりに立っています。
2024年02月03日 10:45撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 10:45
二俣から右俣の滝
高さはありませんが、それなりに立っています。
こちらは左俣の滝
左俣はあまり記録を見ませんが、気になります。
ちなみに二俣地点は風もなく平坦で一本入れるにはいい場所でした。
2024年02月03日 10:45撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 10:45
こちらは左俣の滝
左俣はあまり記録を見ませんが、気になります。
ちなみに二俣地点は風もなく平坦で一本入れるにはいい場所でした。
右俣の滝に挑みます
ここは幅があるので2組同時登攀で行きました。
2024年02月03日 10:48撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 10:48
右俣の滝に挑みます
ここは幅があるので2組同時登攀で行きました。
二俣上の滝のすぐ上にはこんなベルクラの滝がありました
この左にはドライの岩ルートがあり、私はそちらから登りました。今思うと石尊稜の前哨戦にいいルート取りでした。
2024年02月03日 10:55撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 10:55
二俣上の滝のすぐ上にはこんなベルクラの滝がありました
この左にはドライの岩ルートがあり、私はそちらから登りました。今思うと石尊稜の前哨戦にいいルート取りでした。
ここで氷はほぼ終了
ロープを解除して歩いて登ります。ここからはアルパインの世界です。
2024年02月03日 11:21撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 11:21
ここで氷はほぼ終了
ロープを解除して歩いて登ります。ここからはアルパインの世界です。
北アルプスまで見えてきました
2024年02月03日 11:21撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 11:21
北アルプスまで見えてきました
当然ながらラッセル天国!?再開です。
2024年02月03日 11:28撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 11:28
当然ながらラッセル天国!?再開です。
八ヶ岳ブルーの空を背景にいくつもの岩峰が聳え立ちます
2024年02月03日 11:34撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 11:34
八ヶ岳ブルーの空を背景にいくつもの岩峰が聳え立ちます
この稜線を詰めると三叉峰なのかなあ
2024年02月03日 11:34撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 11:34
この稜線を詰めると三叉峰なのかなあ
雪と岩と太陽
これぞアルパインの風景。この先右手の雪の斜面を登って石尊稜に出ます。
2024年02月03日 11:34撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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雪と岩と太陽
これぞアルパインの風景。この先右手の雪の斜面を登って石尊稜に出ます。
石尊稜に出たところ
北アルプスがすべて見えてきました。
2024年02月03日 11:34撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 11:34
石尊稜に出たところ
北アルプスがすべて見えてきました。
石尊稜への急登の斜面を登る
2024年02月03日 11:47撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 11:47
石尊稜への急登の斜面を登る
石尊稜上部岩壁の全貌
ここからはガラッと変わって冬期クライミングルートへ。一度で二度おいしい!?三叉峰ルンゼルートです。
2024年02月03日 11:47撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
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2/3 11:47
石尊稜上部岩壁の全貌
ここからはガラッと変わって冬期クライミングルートへ。一度で二度おいしい!?三叉峰ルンゼルートです。
赤岳方面の斜面
石尊稜上部岩壁を登らない場合は右にエスケープできるようですが、むしろ石尊稜を詰めた方が面白いし、安全な気がします。
2024年02月03日 11:47撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 11:47
赤岳方面の斜面
石尊稜上部岩壁を登らない場合は右にエスケープできるようですが、むしろ石尊稜を詰めた方が面白いし、安全な気がします。
上部岩壁の取付へ
2024年02月03日 11:54撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 11:54
上部岩壁の取付へ
横岳西面の岩峰群
蓼科山の右がおそらく大同心でしょう。
2024年02月03日 12:04撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 12:04
横岳西面の岩峰群
蓼科山の右がおそらく大同心でしょう。
阿弥陀岳と中岳
背景は中央アルプス
2024年02月03日 12:04撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 12:04
阿弥陀岳と中岳
背景は中央アルプス
石尊稜上部岩壁スタート
2024年02月03日 12:12撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 12:12
石尊稜上部岩壁スタート
上部岩壁核心部のリッジ
下の雪の斜面からも登れますが、敢えてリッジを登路に選択します。ガバだらけですが、高度感あります。
2024年02月03日 13:06撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 13:06
上部岩壁核心部のリッジ
下の雪の斜面からも登れますが、敢えてリッジを登路に選択します。ガバだらけですが、高度感あります。
短い雪のナイフリッジもあり、スパイスが効いています!?
2024年02月03日 13:07撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 13:07
短い雪のナイフリッジもあり、スパイスが効いています!?
最終ピッチは歩きでも問題ない斜面
実質ロープ登攀が必要なのは1P50mいっぱいくらいでした。
2024年02月03日 13:34撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 13:34
最終ピッチは歩きでも問題ない斜面
実質ロープ登攀が必要なのは1P50mいっぱいくらいでした。
石尊稜終了点の稜線から赤岳と富士山
2024年02月03日 13:37撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 13:37
石尊稜終了点の稜線から赤岳と富士山
こちらは赤岳と阿弥陀岳
2024年02月03日 13:37撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 13:37
こちらは赤岳と阿弥陀岳
金峰山方面
野辺山・清里にはまったく雪がありませんでした。
2024年02月03日 13:37撮影 by  FinePix XP140 XP141 XP145, FUJIFILM
2/3 13:37
金峰山方面
野辺山・清里にはまったく雪がありませんでした。

感想

いよいよ念願の三叉峰ルンゼ本番。天候は朝から快晴で風も弱く、気温が相当低い以外はベストな条件。三叉峰ルンゼは石尊稜への分岐から氷瀑の取付までがラッセルとなり苦労しましたが、アルパインっぽさの強いルートで、総合力を求められるグレード以上に登りごたえのあるルートでした。登り切った時の充実感はなかなかのもので、また来たいと思えるところでした。次回はもう少し早い時期に来ると、なおアイスが楽しめそうです。

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