ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6427121
全員に公開
ハイキング
関東

奥久慈男体山正面岩壁基部失敗記(バリエーションルート)

2024年02月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:01
距離
11.3km
登り
743m
下り
747m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:47
休憩
1:14
合計
8:01
8:07
56
スタート地点
9:03
9:03
8
12:44
13:57
66
15:11
15:11
57
16:08
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
恒例により西金駅に停めて歩きました。
コース状況/
危険箇所等
参考山行
奥久慈男体山 正面岩壁基部 祠直登ルート (筆者勝手に命名。バリエーションルート)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3943330.html
奥久慈男体山 清掃登山(山頂直下)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3956727.html
昨年12月の失敗登山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6305168.html
やせ尾根ルート(筆者勝手に命名。バリエーションルート)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-791947.html

登はん要素の強いバリエーションルートです。
鎖場が始まるところの谷を詰めていきます。筆者は今回もルートミスをしてしまい、鎖場よりの谷を詰めてしまい、その結果、一番行きたかった岩の殿堂をスキップして岩稜に乗ってしまいました。座禅岩(筆者勝手に命名、展望台岩から良く見える巨大な岩塔)方面の谷を詰めて途中で少し方向を修正するのが正しいようです。もっともこの岩の殿堂に取り付くと進退窮まるのですが、、、。

ホールドは豊富ですがすっぽ抜けやすいのでどこを使うかはよく考えます。つかむというよりは押し付けるようにして取れるところが良いようです。

下山に使った健脚コースは登山道の崩落が進んでいて滑落と落石の危険が増しています。昨秋には痛ましい死亡事故もあり、難度は低いけど危険度は高いという侮れない登山道です。
国道118号を横断し、いつもの風景に血圧急上昇。もっとも今日は日が出てからの移動だったので、118号の運転中にすでに血圧は相当上がっていた。
2024年02月03日 08:09撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 8:09
国道118号を横断し、いつもの風景に血圧急上昇。もっとも今日は日が出てからの移動だったので、118号の運転中にすでに血圧は相当上がっていた。
よろしくお願いします。
2024年02月03日 08:49撮影 by  SH-M17, SHARP
1
2/3 8:49
よろしくお願いします。
コウヤボウキの綿毛。ふわふわしていて寒さを忘れる。
2024年02月03日 10:36撮影 by  SH-M17, SHARP
1
2/3 10:36
コウヤボウキの綿毛。ふわふわしていて寒さを忘れる。
正面に祠のある岩のドームが見えてくる(祠は見えない)。ということはルートミス。というか、取り付いてすぐに前回と同様のルートに進んでしまったことに気が付いていた。そこでやせ尾根ルート(筆者勝手に命名)側へ、右へ右へとトラバースしていったのだがまだ足りなかったようだ。
2024年02月03日 10:36撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 10:36
正面に祠のある岩のドームが見えてくる(祠は見えない)。ということはルートミス。というか、取り付いてすぐに前回と同様のルートに進んでしまったことに気が付いていた。そこでやせ尾根ルート(筆者勝手に命名)側へ、右へ右へとトラバースしていったのだがまだ足りなかったようだ。
計画ではあの緑の潅木(松)のあるあたりへ、写真の右側から岩稜を登高するのだが、写真で見える岩壁も結構緩斜面でそそられる。しかしホールドが抜けやすいのでやはり直登は避け、右へ巻きながら岩稜に乗った。
2024年02月03日 11:08撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 11:08
計画ではあの緑の潅木(松)のあるあたりへ、写真の右側から岩稜を登高するのだが、写真で見える岩壁も結構緩斜面でそそられる。しかしホールドが抜けやすいのでやはり直登は避け、右へ巻きながら岩稜に乗った。
岩稜に乗ったところで、山ろくあるいは展望台岩から良く見える岩窟の直下にやってきた。ただし岩稜とこの岩壁との間には深い谷がある。計画ではその谷(正面岩壁基部)から岩稜に乗る予定だったのだが、、、。
2024年02月03日 11:35撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 11:35
岩稜に乗ったところで、山ろくあるいは展望台岩から良く見える岩窟の直下にやってきた。ただし岩稜とこの岩壁との間には深い谷がある。計画ではその谷(正面岩壁基部)から岩稜に乗る予定だったのだが、、、。
昔ここへきたとき、写真の真ん中あたりまで岩壁を攀じた後、撮影している自分が立っている岩稜にトラバースしたのであった。
2024年02月03日 11:40撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 11:40
昔ここへきたとき、写真の真ん中あたりまで岩壁を攀じた後、撮影している自分が立っている岩稜にトラバースしたのであった。
祠から見える赤土の凹角とルンゼ。来れるものなら来てみろと不敵な笑みを浮かべる。はいはい行かれません、ごめんなさい。凹角の岩塔の上には三角点がある。
2024年02月03日 11:41撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 11:41
祠から見える赤土の凹角とルンゼ。来れるものなら来てみろと不敵な笑みを浮かべる。はいはい行かれません、ごめんなさい。凹角の岩塔の上には三角点がある。
岩の殿堂を見て楽しむ。もっとも今日はこの下で岩に遊んでもらおうと思っていたのだが。
2024年02月03日 11:42撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 11:42
岩の殿堂を見て楽しむ。もっとも今日はこの下で岩に遊んでもらおうと思っていたのだが。
やせ尾根ルート(筆者勝手に命名)の気持ちよいスカイライン。スカッとするという点ではあっちの方が絶対に楽しい。
2024年02月03日 11:42撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 11:42
やせ尾根ルート(筆者勝手に命名)の気持ちよいスカイライン。スカッとするという点ではあっちの方が絶対に楽しい。
以前の到達点を再度見下ろす。あそこで遊んでもらうという当初の計画は今回も果たすことができなかった。
2024年02月03日 11:43撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 11:43
以前の到達点を再度見下ろす。あそこで遊んでもらうという当初の計画は今回も果たすことができなかった。
どきどきする斜度だ。
2024年02月03日 11:43撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 11:43
どきどきする斜度だ。
このオーバーハング気味のところは右に巻いた。直登も狙えるかなと思ったが、岩がぼろぼろだった。
2024年02月03日 11:47撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 11:47
このオーバーハング気味のところは右に巻いた。直登も狙えるかなと思ったが、岩がぼろぼろだった。
その巻いた岩塔に立って奥久慈の山々を静かに眺めた。
2024年02月03日 11:58撮影 by  SH-M17, SHARP
3
2/3 11:58
その巻いた岩塔に立って奥久慈の山々を静かに眺めた。
松の木の生えた岩稜を詰めると薄暗くなるほどの深い薮を通過するのだが、踏み跡があってびっくりした。けものみちか?筆者はこの踏み跡は無視し、山頂直下を目指して直登した。途中薮を避けて岩の緩斜面を登はんした。
2024年02月03日 12:11撮影 by  SH-M17, SHARP
1
2/3 12:11
松の木の生えた岩稜を詰めると薄暗くなるほどの深い薮を通過するのだが、踏み跡があってびっくりした。けものみちか?筆者はこの踏み跡は無視し、山頂直下を目指して直登した。途中薮を避けて岩の緩斜面を登はんした。
やがて薮がまばらになり、祠が乗っている岩塔の基部に到着する。この岩塔、今日は直登もできそうな危ない気持ちを抱いたが、もちろん自粛。
2024年02月03日 12:41撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 12:41
やがて薮がまばらになり、祠が乗っている岩塔の基部に到着する。この岩塔、今日は直登もできそうな危ない気持ちを抱いたが、もちろん自粛。
岩塔の下のテラスを巻く。まるで登山道みたいだが楽に歩けるのはここだけ。
2024年02月03日 12:59撮影 by  SH-M17, SHARP
1
2/3 12:59
岩塔の下のテラスを巻く。まるで登山道みたいだが楽に歩けるのはここだけ。
この緩斜面を詰める。しばらく登はんすると、、、
2024年02月03日 13:16撮影 by  SH-M17, SHARP
1
2/3 13:16
この緩斜面を詰める。しばらく登はんすると、、、
祠の右後ろ45度に飛び出す。
2024年02月03日 13:24撮影 by  SH-M17, SHARP
1
2/3 13:24
祠の右後ろ45度に飛び出す。
とりあえず今日は死なないだろう。
2024年02月03日 13:26撮影 by  SH-M17, SHARP
3
2/3 13:26
とりあえず今日は死なないだろう。
穏やかに晴れていて気持ちがいい。気温は1時半で5度と、厳冬期としては異例の暖かさ。
2024年02月03日 13:26撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 13:26
穏やかに晴れていて気持ちがいい。気温は1時半で5度と、厳冬期としては異例の暖かさ。
奥久慈岩稜方面の眺めはいいなあ。一渡り景色を楽しんでから、装備を解いてハイキングモードに戻った。フリースや厚手の靴下ミトン、そして登攀中に拾い続けたゴミが入っているからザックはパンパンだ。
2024年02月03日 13:27撮影 by  SH-M17, SHARP
1
2/3 13:27
奥久慈岩稜方面の眺めはいいなあ。一渡り景色を楽しんでから、装備を解いてハイキングモードに戻った。フリースや厚手の靴下ミトン、そして登攀中に拾い続けたゴミが入っているからザックはパンパンだ。
下山は健脚コースに遊んでもらう。いつものテーマは二つのスラブで立ち方を学ぶこと。
2024年02月03日 13:58撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 13:58
下山は健脚コースに遊んでもらう。いつものテーマは二つのスラブで立ち方を学ぶこと。
こちらのスラブは岩が濡れていると鎖無しでは通過できないのだが。今日は何とか足をぺたんをついてたつことができた。岩が磨かれてきて難度が上がっている。
2024年02月03日 14:08撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 14:08
こちらのスラブは岩が濡れていると鎖無しでは通過できないのだが。今日は何とか足をぺたんをついてたつことができた。岩が磨かれてきて難度が上がっている。
展望台岩まで降りてきて今日のルートを振り返った。右端から左上へと伸びる緑の潅木帯(松の木)が岩稜になっている。今日は潅木帯が途切れている岩場に写真の下から直登し、潅木帯の岩稜を詰めきったとこから薮を直登して山頂の岩塔直下へ。最後は岩塔を左へまいて緩謝面から祠の裏へ登頂した。
2024年02月03日 14:31撮影 by  SH-M17, SHARP
2
2/3 14:31
展望台岩まで降りてきて今日のルートを振り返った。右端から左上へと伸びる緑の潅木帯(松の木)が岩稜になっている。今日は潅木帯が途切れている岩場に写真の下から直登し、潅木帯の岩稜を詰めきったとこから薮を直登して山頂の岩塔直下へ。最後は岩塔を左へまいて緩謝面から祠の裏へ登頂した。
健脚コース入り口の夏は緑のトンネルになる箇所を抜けて、ブナの木フェース、ブナの木ルンゼ前衛峰(いずれも筆者勝手に命名)、そして櫛が峯のしかめっ面に迎えられた。
2024年02月03日 15:01撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 15:01
健脚コース入り口の夏は緑のトンネルになる箇所を抜けて、ブナの木フェース、ブナの木ルンゼ前衛峰(いずれも筆者勝手に命名)、そして櫛が峯のしかめっ面に迎えられた。
どうもありがとうございました。
2024年02月03日 15:11撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 15:11
どうもありがとうございました。
男体山、そして奥久慈岩稜は午後から夕方の日照で見るのがいい。
2024年02月03日 15:24撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 15:24
男体山、そして奥久慈岩稜は午後から夕方の日照で見るのがいい。
日が傾く中、林道を静かに歩く。
2024年02月03日 15:29撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 15:29
日が傾く中、林道を静かに歩く。
西金駅で例によって狙ったわけでもないのに水郡線に迎えられた。
2024年02月03日 16:08撮影 by  SH-M17, SHARP
2/3 16:08
西金駅で例によって狙ったわけでもないのに水郡線に迎えられた。
一昨年、山頂直下のゴミを完全に拾ったつもりでいたが、今回またしても大量の「古い」ゴミ。土中から湧き出してきたとしか思えない。まだぜんぜん拾い足りないので再度清掃登山が必要だ。
2024年02月04日 13:49撮影 by  SH-M17, SHARP
1
2/4 13:49
一昨年、山頂直下のゴミを完全に拾ったつもりでいたが、今回またしても大量の「古い」ゴミ。土中から湧き出してきたとしか思えない。まだぜんぜん拾い足りないので再度清掃登山が必要だ。

装備

備考 ヘルメット、ザイル30m1本、ハーネス、エイト環、安全環付きカラビナ3枚、ワイヤーゲートカラビナ4枚、スリング(120cm2本、60cm2本)、アプローチシューズ、ピッケル、ピッケルリーシュ、防寒手袋(商品名「防寒テムレス」)、ゴム引き軍手(商品名「タフレッド」。タフレッドでピッケルを握ると、低温下では凍傷の危険があるので用心します)、雨具(藪こぎ用)、スマホGPS、タオル、目だし帽、靴下ミトン(筆者の山ノート参照)、行動食、水(コーヒー500ml(何と今回水を持つのを忘れました)

ところどころホールドのない土の急斜面を攀じるので、季節に関係なくピッケル必須です。行き詰ったときの懸垂下降による撤退や、自分自身や荷物の確保に必要なので登攀具も必須です。つま先の蹴りこみ、狭いホールドへの立ちこみが必要なのでつま先のそりあがって、靴底のしなりやすいハイキングシューズでは進めません。クライミングゾーン(固いつま先)のついた靴底の硬い登山用の靴を使用します。

感想

一応祠に直登したものの、最大の目的だった正面岩壁基部の岩の殿堂をスキップして直接岩稜に乗ってしまった。岩に遊んでもらうという目的は今回も達成されなかった。

ーーー以下は自分のためのメモーーー
■目覚めた瞬間が一番の難所
寒いから布団から抜け出すのに相当のエネルギーが要る。山に行きたいというエネルギーとの戦いだが、夜明け前は布団エネルギーが優勢、好山病が優勢になったのは水郡線の始発が常陸太田駅に入選してきた午前6時。出発はすでに7時を過ぎていた。

寒さに負けてしまうことは必ずしも悪いことばかりではない。暗いうちにアプローチすることは運転時間の節約には便利だけれども、せっかく奥久慈という秘境をドライブするなら景色を堪能しながらのほうがいい。今日のようにキレイに晴れ上がった冬の朝、118号を北上するとすぐ、右前方の視界に盟主男体山が飛び込む。ハンドルを握りながら一人歓声をあげる。

山方トンネルを過ぎて山に囲まれた道を走ると登山が始まるぞという気持ちがぐんと立ち上がる。左には盛金富士、そして右に下高塚山の前衛峰の弓反りの稜線の数々(前衛峰が二つある)は筆者の血圧をさらに上げる。

■岩の殿堂にはまたもやたどり着けず
多少練習が必要だろうということで、昨年の暮れに見事にルートをミスしたところに再挑戦した。前回の失敗の教訓がまるきり活かされていなかった。前回は一応成功したときに通過した巨岩までは同日2回目の挑戦で通過することができた(そのあと結局健脚コースに行ってしまって凹んだのだが)。しかし今回は巨岩を見ることもなく高度を上げてしまった。

一応右へ右へとトラバースしていけばいつかは正面岩壁の基部に到達すると思っていたのだが、そもそもこのトラバースというのが曲者だった。相手は正面岩壁ではないものの土付きの急斜面。完全な土付きならピッケルとつま先の蹴りこみで進めるのだが、大概は岩壁の上に薄く土がかぶっているだけの状態だ。ピッケルは利かないし、足もともずり落ちやすい。潅木が割りと多いところが救いで、木の根や幹を取れるところを捜しながら高度を上げた。

目の前に松の木が並んで生えている場所が見えて来た。祠に直登できるルートだ。今日は健脚コースには飛び出さないだろう。しかし同時に、遊びたかった正面岩壁基部の岩の殿堂で遊ぶこともできないことがほぼ決定した。遊び場所は松の木の岩稜のさらにその先だからだ、クライムダウンしてまで足を運ぶには少々遅くなってきた。

■山頂直下では再びゴミが増殖中
岩稜から祠のある岩のドームまでは厚い薮を進む。途中岩の緩斜面が現れるので薮を嫌うなら登はんする手もある。そして薮がまばらな樹林帯の緩斜面になると目の前が岩のドームだ。

このあたり、おびただしい瓶や缶が落ちていたので、ルートを導いてくださったお礼に一度清掃登山をした。そのときには目に付くゴミはほとんど拾ったつもりだったのだが。今回もHI-Cオレンジの空き缶、割れた、コーラや酒の空き瓶という、今日まず見ることのないゴミが大量に落ちていた。

筆者は遭難よけのおまじないに、こういうゴミを拾うことにしているのだが、ヤッケの胸のポケットに割れた瓶を入れるのは、抜き身のナイフを入れるようなものだった。もっとも缶が出てくるとポケットはすぐにパンパンなので、ビニール袋を出してザックにしまう。また落ちていてポケットに、またまたパンパンになってザックの中にということを2、3度繰り返した。最後はとうとう降参してしまって、ごみ拾いに再訪することに決めて、登山を優先した。

岩のドームの直登はフリーでは危険すぎるので迂回し、前回男体山の神様が導いてくださったところの、祠を正面から見たときに右45度の後ろへ飛び出す緩斜面を詰めた。祠の柵をつかんでひと安心だ。いいお天気だ。厳冬期だというのに五語1時半とはいえ、日陰の山頂温度計は5度を指していた。おひさまのおかげだろうか。

祠に手を合わせたあと、装備を解いた。健脚コースで下山しよう。例によって緩斜面でびびってフットホールドに立ち込もうとせず、靴底をペタンと完全について立つことを心がけた。「汝の靴底を信じなさい」と独り言を言いながら降りていく。今シーズンは余り山歩きしていないが、だいぶ動けるようになってきた。

■エピローグ
翌日曜日は筋肉痛と、目の違和感(異物混入?)のせいにして(ようするにさぼって)登山はお休みにした。





お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:67人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら