鹿島槍ヶ岳 東尾根
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,858m
- 下り
- 1,842m
コースタイム
5:50大谷原→10:30ニの沢の頭→14:20第一岩峰基部
◯4月30日(木)
5:10第一岩峰→7:20第ニ岩峰→9:30鹿島槍北峰→11:30冷池山荘12:00→14:30大谷原
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪少ない、藪多し 今年の状況だと、4月中旬までが適期の模様 |
写真
感想
◯4月29日(水)
5:50大谷原→10:30ニの沢の頭→14:20第一岩峰基部
天気は申し分なし。駐車場から稜線がばっちり見える。
林道を15分程進み、右手藪斜面に赤テープが見えたら取付きだ。
雪のない急登を20分程登ると、尾根筋に乗る。
雪が出てくるが、とにかく暑い。
この気温では無雪期の格好くらいにしないと体力を消費するが、一転、冬山の様相となる事もありえるから、GWの雪山は面倒である。
淡々と尾根筋を進む。
一の沢の頭に近くなると小ピークが連続して細かいアップダウンになるが、その幾つかには雪がない。
本来は雪の上をスイスイと歩いていけるはずだが、仕方ない、尾根筋を進み藪を漕ぐ。尾根側面を進むには雪が不安定すぎる。
雪山テント泊の装備を背負って藪を漕ぐのは、結構しんどい。
藪こぎ、尾根上歩行、側面トラバースを交えて、ニの沢の頭に着くが、まだ早い時間なので、先に進む。
ニの沢の頭から一旦高度を下げた後で、正面の沢状地形を腐った雪に足元を取られながら登る。
沢状を登り切り、右の尾根に取り付いて、ナイフリッジが混ざる尾根を30分程進むと、第一岩峰の前に出た。
第一岩峰手前の尾根を盛り雪して、テントを張ることにする。
2名は第一岩峰にフィックスロープを張りに行き、残り2人でテン場の造成をする。
50mロープ2本を張り終わるころには、テン場の造成も出来上がり、テントの外で絶好のロケーションを眺めながらウィスキーをいただく。
これができるから、GWの晴れた雪山は最高だ。やめられない。
◯4月30日(木)
5:10第一岩峰→7:20第ニ岩峰→9:30鹿島槍北峰→11:30冷池山荘12:00→14:30大谷原
薄明るくなったら撤収。前日のフィックスを使って第一岩峰を登る。念のためアイゼン装着。
取付きから15mくらいが立っていて少し細かいが、その後はただのブッシュ帯だった。
第一岩峰後は、急斜面のブッシュ帯→雪斜面→細い雪稜→幾つかの岩稜と進み、第ニ岩峰基部に出た。雪は全くないのでアイゼンを外す。
チムニーはステミングで登って右の台状の上に乗った後は、薄く被っていて足が細く、テント装備とロープの入ったザックを背負ったままだと結構大変だった。
第ニ岩峰後は、また細い稜線。高度感はあるが、数日前と思われるトレースがあり、特に危険なところはない。
意外と遠いなあ、と思いつつ進むと、雪が融けて岩が露出した鹿島槍北峰山頂に辿り着いた。
天気が良いから眺めが良い。見える山は全体的に黒い。雪が少ないGWだ。
これから先は夏道が出ており、アイゼンを外して進む。
南峰山頂→冷池山荘と、暑さで体力を削がれながら進む。
赤岩尾根を下るが、途中、尾根右手にある冷沢に降り、シリセードで下る。
沢の中は大量のデブリが折り重なって薄気味悪いが、尾根沿いを進むよりずっと楽で、予定より1時間以上早く下山できた。
GW中なのでのんびり片付けた後、入浴。
某所で中華料理の宴会。
ビールを流し込み、ギョーザをぱくつきながら、話題は既に夏のクライミングで盛り上がる。
全く平和なGWだった。
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