【甲斐駒ヶ岳】黒戸尾根、16時間労働後甲斐駒に挑むデスゲーム
- GPS
- 11:44
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 2,505m
- 下り
- 2,502m
コースタイム
- 山行
- 10:13
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 11:44
天候 | ほぼ晴れ 気温は終始10度前後 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■笹の平分岐まで 落ち葉ふかふかの道。歩きやすい。 ■刀利天狗まで 笹道。これまた土で歩きやすい。刀利天狗付近はハシゴと鎖。 ■五合目跡まで 緩めの道を上がり、その後、一端下る。ポール使っている人はここで仕舞うとよいでしょう。 ■七丈小屋まで アスレチックゾーン。ハシゴとロープと鎖。個人的には一番楽しいエリア ■八合目御来迎場まで 核心部。七丈テント場より上は150mほど残雪あり。状態が悪くピッケル必須。 行きより帰りが困難。締まっているとキックステップもあまり入らない。 ■山頂まで 二日前に降雪し新雪がありました。アイゼンが必要なほどではないが、 ルートが若干分かりづらくなっている。数日で溶けるとおもいますが。 |
その他周辺情報 | 尾白の湯一択。@820 有馬の金泉に似ています。オススメ。しょっぱい。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
毛帽子
着替え
靴
ザック
ピッケル
昼ご飯
行動食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
ポール
ヘルメット
|
---|---|
備考 | 水は4lでちょうどでした。 |
感想
今月の16日から違う職場へ異動となったが、忙しすぎて休みもロクになく
まったく仕事が終わらない。ブラック企業万歳!残業代なんか出ねぇぜ!
しかし、このままでは山に行く機会も減ってしまい、体力維持もできなさそう。
そんな中、やっと取れた休みなのだが、
前日は朝の9時から午前1時半までの仕事であった。
しかしそこで寝てたら起きた時絶対後悔するだろ!と行く気は満々。
ここ数日天候に恵まれない中、今回は天気がよさそうなので後押しします。
どこかでヘタることは折り込み済で、今回は悲願の目標であった甲斐駒黒戸尾根へ
挑むことにしました。
とはいえど、少しでも寝れたら…とおもい帰って直ちに寝ようと試みるが
ネコさんにブロックされ結局睡眠は叶わず。眠いわー辛いわーのミサワ状態で
登り始めました。
ただ、久しぶりの山行なのでとても元気です。五合目まではとても歩きやすく
(それでも1000m位上がる。)ヘタることなく進めました。
そこから先はアスレチックランドと地獄の残雪ゾーンを抜け
八合目以降は岩の間を通り抜けます。
途中の残雪ゾーンがかなりいやらしく、よく滑る。ただアイゼンもあまり効かないし、かなり神経を集中して臨みます。そのおかげか突破後にかなりバテてしまい
ペースを落としてしまった。まぁわかっていたから仕方がない。ブラック万歳!
その後はいくつかの偽ピークに翻弄され、終わらない登りに少し心が折れかけましたが、そんな中ついに目標にしていた黒戸尾根を制することができ、今までにない登頂感に満たされました。
山頂でコンビニ飯を食らった後サクッと下山するが、途中で休憩でザックを降ろす際にザックに繋げてあるカメラバッグをカメラごと谷に落とす痛恨のミス。
15mほどでしょうか…?何とか行けそうなので無理して回収することが
出来ましたが、少し危ない場面もあり、無茶をしてしまった自分に反省です。
ちょっとカメラがヒビ入った…でも壊れていないだけよかったとおもわねば。
その後残雪ゾーンは、少しだけ雪が柔らかくなっていたので、
キックステップしながら慎重に下りました。
とはいえど何度か滑落停止を取りましたが…本当に滑るなぁ。
七丈小屋に着いてから少し休憩。厳しい個所を越えて安堵したのか急に元気になり
走れるところは走りながら下山しました。fin
一つの目標としていた黒戸尾根を登って大変満足しています。
三大急登といわれているのでどんな感じかとビビッていましたが
思った以上に緩い林道が多く、テクニカルな場面は少なく、次々と景色の変化が
楽しめるバリエーション豊かなコースと感じました。
森林限界が高いのがちょっと厳しいですが。
また期間をおいて登りたいとおもいます。
ブラック万歳!
おはようございます。
寝不足+残雪期の黒戸尾根で所要12時間未満は相当健脚というべきでしょう。
私は、真夏の一番好条件で12時間ちょうど掛かりました。
私の記録と見比べると登りは私よりも速く、下りは私の方が速い。
これはalsoさんの下りが残雪期で慎重にならざるを得なかったからでしょう。もし無雪期なら私の所要4時間15分より短時間で下りられたのではないかと思います。
(もっとも落し物回収までされての4時間40分ですが)
鋸岳は甲斐駒からだと相当遠いし、難所満載で難しいルートのようです。
しかし釜無川林道から入山ならコースはほとんど危険な箇所はないので、まずはそちらから登頂されてみてはいかがでしょうか。
その後、デインジャラスなルートは日向八丁尾根から行くなどの手もあります。
pasocomさんこんばんは。コメントありがとうございます。
雪は一部でしたのでそれほど時間に影響がないかもしれないです。
何となく12時間切れたら嬉しいなと思いながら登りました。帰りが早いのですね。
自分は刀利天狗以降はかなり走って降りたのですが、それでも
早い方は沢山おりますのでまだまだ修行が足りません…しかしながら黒戸尾根を
登れたというのは少しだけ誇らしい気分です。
鋸はこの前仙丈ヶ岳に登った際に反対からも見ましたが…
激しい山容で目に飛び込んできます。気になる存在です。
林道コースは…たしか最初の林道で10km以上あるんですよね?
危険さは少ないかもしれませんがそれはそれで大変そうですね
近いうちに挑んでみようかとおもいます。ありがとうございました!
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