ヒルにおびえ山梨百名山94座目:篠井山(青笹山〜十枚山)
- GPS
- 12:00
- 距離
- 34.3km
- 登り
- 3,081m
- 下り
- 3,112m
コースタイム
- 山行
- 10:50
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 12:06
天候 | 晴れ時々薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰り:富士川ETC入口 ・十枚山登山口〜奥山温泉間の林道は通行止め。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・田代峠〜青笹山は崩壊のため通行止め。 南部町のHPでは通行注意でした。情報統一してほしいものです。 ・上記の代替ルートで、東海自然歩道から細島峠に登るルートがあります。 ほぼ実線に近い感じのルートで、サインはほとんどないものの、 ピンクのテープが一定間隔で付けられてます。 稜線近くは急登でした。 ・篠井山成島ルートは、破線レベルといった感じです。 ルートは比較的明瞭で、テープ、サインとも整備されてます。 前半は杉林の急登、後半はヤセ尾根、トラバース等変化に富んだルートです。 |
写真
感想
今回の山梨百名山の篠井山は屈指のヒル山、行く季節を迷いました。
篠井山をネットで調べると、
・5月から10月はヒルが多い。木からポタポタ落ちてくるので、傘を指す人も。
立ち止まると、たちどころにヒルが這い上がってくる。
・熊やマムシに注意。
といったうれしくない言葉がたくさん出てきます。
秋の紅葉の時期が良さそうですが、ピストンでは面白くないので今回の周回をやろうとすると、秋では日没の恐れが。
この時期だと下十枚山のシロヤシオもあるので、ヒル対策をした上で決行です。
今回とったヒル対策は、以下の通りでした。
・ズボンの裾は靴下in、さらにバンドで締め付ける。
・その上からゲイター(長めの物)で覆う。
・ズボンとゲイターの隙間に食塩水を撒く。
・普段は被らない帽子を着用。
・Tシャツはズボンin、白を着用してヒルを早期発見。
篠井山北面の成島ルートの情報が少なく難易度がわからなかったので、
成島ルートを登りとするべく、奥山温泉付近を起点に時計回りでスタート。
奥山温泉を過ぎると、田代峠〜青笹山通行止めの貼り紙が目に入ります。
事前に調べた南部町のHPでは通行注意だったので、ショック大です。
幸いなことに細島峠に登るルートがあったので、急遽予定変更。
青笹山は文字通り笹に覆われた山で、南アの南部、富士山等の眺望が楽しめます。
ここまで来ると海がだいぶ近くなり、次回はここから南下してみたくなりました。
岩岳を過ぎるとシロヤシオが出てきましたが、ほぼ終了間近でした。
例年だと6月上旬が見頃なので、やはり2週間以上早かったようです。
昨年登った十枚山まで行き、今回はちょっとばかり赤線が延びました。
ここからは標高差1500m近く下り、未知の成島登山口に向かいます。
標高500m過ぎまでは林道歩き、ここまでサインが一切ありませんでしたが、
登山道に取り付くと、サイン、テープともしっかりと整備されてました。
標高1000mを過ぎると急にヤセ尾根となり、
ザレ場のトラバース、ちょっとした岩場等変化に富んで面白いルートです。
最後はバテ気味で、だいぶペースダウンして篠井山登頂。
午後の標高差1200mの登りは堪えたのと、立ち止まるとヒルの餌食になるというのが頭にこびりついていて、シャリバテ気味になっていました。
下りは途中から滝やら清流を楽しめるルート、
写真を撮るのにもできるだけ立ち止まらず素早く撮ってしまいました。
シロヤシオは残念でしたが、後半の篠井山はあまり期待していなかっただけに、
成島ルートと奥山温泉ルートの対比が見事で、予想以上に楽しめました。
ヒル対策が功を奏したのか、最近雨が降らず乾燥していたせいかわかりませんが、
靴を脱いだら血だらけということもなく、ほっとしました。
コメント
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ヒルが上から落ちて来るとか、想像するだけで恐ろしいです。
立ち止まれないなんてありえない。被害に遭わずよかったですね。
1200mの上り返しは、マジですか。
通行止めでも別ルートで登っちゃうのはすごいです。
山梨100ラストスパートですね。
sat4さん、こんにちは
山梨100の中でも、七面山、十枚山など南部の山はヒル注意なのですが、
中でも篠井山は相当ヒルの被害が報告されている山でした。
この機会にヒルの生態を調べましたが、まるで人感センサーのような生き物のようで、
団体で歩くと、先頭の人間で感知して二番目以降の人に取り付くとか。
落葉等に隠れているようで、立ち止まると靴→靴下の中に侵入というパターンが多いようです。
シロヤシオ的には先週が良かったのですが、
雨上りなので敬遠したのが、ヒル対策上は良かったのかもしれません。
相当ヒルの幻影に怯えて、いつもより食料を取る頻度が減っていたので、
かなりシャリバテ気味になってしまいました。
それにしても気温の上がる午後に1200m登り返しはきつかったです。
hirokさん こんばんは
失礼ながらニヤニヤしながら読んでしまいました。
最初はキレイな花と展望の写真が並んだhirokさんらしいレコなのに、
感想に書かれている入念なヒル対策がダンディなhirokさんと不釣合いで可笑しくて (失礼!)
山梨100名山達成への試練でしたね
ヒルにもマムシにも会わなかったようで、何よりです!
それにしてもものスゴい標高グラフ
何かの間違いかと思いました お疲れ様でした!!
doppo634さん、こんばんは
いろいろネットで調べると、ヒル対策には格好は気にしてられないという結論でした
本来は今回の対策+長袖&首にタオル、といったあたりが紹介されていましたが、
暑いのはかなわないので、白いTシャツで代替しました。
途中ダニ2匹、毛虫を早期発見できたので、白Tシャツはなかなかgoodでした
ヒル山、藪山には有効ですね。
被害にはあわなかったものの、神経すり減りました。
岩稜やバリエーションルートよりも、見えない敵に脅えた感じです
ある意味登山のステップアップができたでしょうか
hirokさん、おはようございます!
山梨百を攻めますね〜
しかも、大変な時期を狙っての綺麗な周回!
事前の周到なヒル対策、直前でのルート変更への対応力
何れも流石!の一言です
私は、ヒルに遭遇した事がないのですよ
川では襲われたことがありますが
嫌な生き物ですね
対策方法は分かりましたが、試すのは二の足を踏んでしまいます
ヒルの雨が降る状況など、ホラー映画ですよ
今回、hirokさんのデータが集まりました
・帽子は被らない ・人並みにヒルが苦手 ・笹藪の藪漕ぎは嫌
・とてもダンディーである
ストーカーではありませんので、ご心配なく
tailwindさん、こんばんは
よりによってこんな時期に、といった感じの山行でした。
熊は至近では出会ったことがないので、これまではブヨが最も嫌いなものでしたが、
ヒルのレコを読むと、知らない間に血だらけ&血がなかなか止まらない、
という何とも恐ろしい生き物ですね
スズメバチやらマダニなどなど、こんなに恐ろしい生き物がたくさんいる所に、
よく行きますよね
私のデータ分析、ありがとうございます
2つ目と3つ目はほとんどの登山者に当てはまりそうですが、
1つ目はかなり少数派だと思ってます。
帽子を被るのは真冬と雨orガスの時ぐらいで、酷暑のピーカンでも被りません。
夏のアルプスで帽子を被っていない人を見かけたら、是非声を掛けて下さい
hirokさん。
5月〜6月の篠井山に挑戦ですか!
ヒル王国にあえて挑むところが、すごいです。
しかも無傷でご生還。おめでとうございます。
大丈夫だとわかっていても、ゲーターや靴下を脱ぐときは、
血だらけになっていないか、緊張感がありますよね。
青笹〜田代峠は通行止めなんですね。情報ありがとうございます。
hirokさんのショックに同情します。徳間峠まで繋ぎたかったですね。
私も十枚から高ドッキョウの県境を狙っているだけに、ショックです。
yama-ariさん、こんばんは
無傷で生還できてほっとしました。
実は小心者で、途中2回ほどヒルチェック、
血だらけになっていないのを確認できて、安心したものです。
前回のyama-ariさんの恐怖の写真を見て相当引きましたが、
それ以上に今回の周回ルート&青笹山〜十枚山の稜線を歩こうという意思が勝りました。
ザックを地面に置いてはいけない、立ち止まっては行けない等、精神的には疲れますね。
青笹山〜田代峠の通行止め、現地で初めて知った時は相当ショック!
でも元々徳間峠〜田代峠(結果的に青笹山)は次回歩こうと思っていたので、
代替のルートが見つかってよかったです。
こうなると、八絋嶺〜七面山は赤線繋ぎのためにも是が非でも歩かないと、
という気持ちになってきます。
hirokさん、こんにちは。
ヒルですか。谷川岳南西側のルートでも降ってくると
聞いたことがあります。。。(なので、このルートは
歩かない)
実際、ヒルを見ることはなかった感じでしょうか。
たまに、丹沢のレコなどではヒルの写真をのせている
人もいますね
この山域、私の場合北アへ行くより遠いので、最後まで
残ってしまいそうな山々です。
だいぶ先になりそうですが、そんな時は参考にさせて
いただきます
しかし、25キロ歩いてから1200メートル登りますか!!
別エンジンの始動でしょうか
お疲れ様でした!
youtaroさん、こんばんは
谷川温泉のルート、稲包山を南から登るルートなど、
ヒルで有名どころはありますね。
私も山梨100がかかっていなければ、youtaroさん同様リスクは冒さないですね。
この日は食塩水を頻繁にまき散らしていたせいか、
ヒルが登ってくることはありませんでした
沢登りの場合、ヒルリスクはどうなんでしょうか
確かに山梨100といいながら、ほとんど静岡に来ているような遠いエリアですね。
山梨100の絡みもあって、一昨年あたりからちょくちょく来るようになり、
普段と違った山の景色を楽しんでます。
久々にシャリバテ気味になり、別エンジンは今一つ機能しなかったです。
何とか登頂といった感じでしたが、それでも変化に富んだルートに満足し、
かつヒルの被害に遭わなかったことに安堵した登山でした
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