早池峰山


- GPS
- 04:07
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 893m
- 下り
- 874m
コースタイム
- 山行
- 3:09
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 4:04
天候 | 快晴! 強風(上部で強い時は風速20mほどあったと思います) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
行き/やまびこ:06:04東京発〜09:07新花巻着 帰り/やまびこ:19:52新花巻発〜22:56東京着 ●クルマ 河原の坊駐車場(無料/50台程度/10:45頃到着時駐車率は8〜9割程度) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 河原の坊登山口/小田越登山口にあり。 【コース状況】 ●コース全般 ・河原の坊ルートは雪を踏むところは一箇所もありませんでした。 ・小田越ルートは御田植場と1300m〜1400m付近に残雪あり。 ・上部はかなりの強風。特に小田越コースの五合目より上は、 時に立っていられない程の風でした。 ●河原の坊登山口〜頭垢離 登山口からコメガモリ沢沿いのルートを緩やかに登っていきます。 頭垢離(こうべごうり)まで徒渉が4〜5回ほどありました。 登り始めは樹林帯の道と河原の道を交互に進んで行く感じですが、 上部に行く従い岩ゴロになっていきます。 ●頭垢離〜早池峰山 頭垢離から登山道は沢から離れ、ハイマツと岩場の中、斜度を増し始めます。 次第に岩稜帯の急登となり御座走り岩、打石(ぶついし)と特徴のある 巨岩・奇岩を通過していきます。 千丈ヶ岩を過ぎ、山頂部に近づくと斜度を緩めしばらく進むと 早池峰神社の奥宮が見え山頂に到着です。 御座走り岩の先の一枚岩にロープと千丈ヶ岩付近に鎖場がありました。 ●早池峰山〜五合目御金蔵 山頂から避難小屋脇に進むと御田植場は雪原となっています。 剣ヶ峰方面との分岐から下りしばらく進むと天狗の滑り岩の鉄ハシゴが現れます。 ハシゴは上下2段ありますが下段はハシゴを使わなくても脇から下ることができます。 岩場の登山道を下って行くと六合目竜ヶ馬場付近でハイマツ帯の緩やかな 広い尾根となり、しばらく進むと五合目御金蔵に到着。 ●五合目御金蔵〜小田越登山口〜河原の坊登山口 五合目御金蔵からは再び蛇紋岩の急坂を下っていきます。 一合目御門口を過ぎて樹林帯に入ると雪渓が続き 登山道が不明瞭になる箇所がありました。 緩やかに木道を進んで行くとやがて小田越登山口が現れます。 小田越登山口から河原の坊登山口までは2kmほどの下りの 舗装された車道歩きとなります。 |
その他周辺情報 | ●食事 マルカンデパート展望大食堂 ●温泉 花巻温泉ホテル千秋閣(800円) |
写真
感想
今週末は東北方面は天気が良さそうです。
金曜日夕方、急に思い立ってネットで調べると新幹線はまだ空いているよう。
急いでレンタカーも手配して足回りの算段を立てました。
行き先は早池峰山。
ハヤチネウスユキソウが咲く7月頃に訪れるのが定石なのでしょうが、
ピーク時季は交通規制があったり、人が多かったり、梅雨だったりするので
人が少ないことと天気を優先しました。
また、金曜日は飲み会やら送別会やらが2件入っていて、
翌日はしっかり歩ける自信がありません。
河原の坊〜小田越ルートにすれば距離も短く標高差も小さくて
こんな時にちょうどいいかな、
ということで敢えてこの時季に行ってみることにしました。
前日、お酒はなるべく控えたつもりでしたが帰宅したのは結局午前3時。
1時間だけ眠って4時過ぎに起きましたが、二日酔いというか
まだまだ酔っ払っています。
ノロノロ準備をしていると「電車に間に合わないから先に行く」と
komemameに置いていかれてしまいオロオロ。
最寄駅まで走ってなんとか乗るべき電車に間に合いましたが、
家から駅までが今回の山行で一番ツライ行程になりました。
新幹線に乗ってひと眠りで新花巻駅に到着。
レンタカーをピックアップして早池峰山にクルマを走らせると
郷愁を誘うような田植え時季の里山の風景が広がります。
河原の坊の駐車場を11時に出発。
先週までは雪がたっぷりの山を巡っていたため、
カラッとした初夏の雰囲気が新鮮で
まだお酒が抜けきれていないカラダに薫風が沁みわたります。
標高を上げるに従って登山道は思っていたよりも岩々となり、
奇岩・巨岩を眺めながらグングンと高度を上げていきます。
岩の隙間にはナンブイヌナズナとヒメコザクラも咲いてくれていました。
そしてお酒が抜けてきた頃に山頂に到着。
上部は落ち着いて展望を楽しめないくらい風が強く、
避難小屋で簡単にお昼ごはんを食べて下山を開始します。
小田越コースは河原の坊コースよりもさらに暴風が吹いていて、
一歩進むごとにヨロヨロしてしまうほど。
下山後は、花巻市街に向かってお目当てのマルカンデパート展望大食堂に向かいます。
この食堂、何年か後に今回の山行を振り返った時に思い出すのは
山ではなくおそらくこちらかもしれないと思うほどのインパクトでした。
その後、温泉に入り新幹線でビールを飲んで爆睡して東京に戻りましたとさ。
いや、早池峰山はとってもいい山だったんですよ。魅力がコンパクトにまとまっていて。
登りごたえあり、変化にも富み、
想像していた以上にとても楽しかった遠征登山。
下から見上げるとイワイワゴツゴツしている早池峰山、
河原の坊からの登りは、大きな岩を乗り越えるように登っていくのだけど、
あまり浮き石がなく安定感があって、
登りやすかった。
それにしてもこの日は、ものすごい風で
思わず笑ってしまうくらい、、、笑
一歩踏み出すために、一瞬片脚をあげるだけで、
よろよろよろ〜〜。
からだごと持っていかれそうになり、
ときどき四つ這いにならないといけないほど。
こんなすごい風の中歩き続けるのはなかなか経験したことない。
小田越の下りのハシゴのところは、
モロにしたから煽られて、さすがにこのときは
恐怖〜〜っっこわかった。
でもこういうのがあったから楽しかったのかも。
なにもなく登って降りていたら、
なにも強く思い出に残らないし、な。
風の中、岩のかげで健気に咲く花も印象深い。
私はこんなに煽られて踊らされているようなのに、
意外とお花はそよそよとゆれているだけで、
すましていたりして。
よろっとして、思わずしゃがむと
なんでもない顔して咲くお花や植物たちが目の前にあったりして、
その強さに関心してしまう。
風のせいで暑さは最初だけだったけど、
東北の山も季節は夏山の装い。
早池峰山も、目に鮮やかな緑が心地よく、
早々に固定種のお花もたくさん咲くのだろうな〜。
歩いたのはわずか4時間ほどだったけど
とても内容の濃い山歩きでした。
そして、今回の山をさらにキョーレツにしてくれたのが、
下山後のマルカンデパートの大食堂!
中途半端な時間にもかかわらず、
ひっきりなしにお客さんはくるし、
若い女の子はもちろん、おばちゃんもおじちゃんも、
若い男の子たちですら、集っては巨大ソフトを食べていたり、
テーブルに置かれた小物も、ウェイトレスさんの萌え〜な衣装(制服)も、
興奮しどころ満載!!!
ザ・昭和の世界。
すごかった。
おしまい
今回もプチ遠征、楽しく拝見させて頂きました。
朝3時帰宅で即山に行く元気さにまず脱帽です。
いや〜若いですね〜〜
ところで、早池峰良い山でしょう!
故郷では無いのですが盛岡に数年住んだ事が有りまして、早池峰には四季を通じて登りました。
さすがに厳冬期はキツいですがそれ以外の時期は、いつ行っても違った顔を見せてくれて本当に楽しめます。
行程も短いので、気軽に登れるのも良いですよね
関東から行くにはチョット遠いですけど、ぜひ他の季節にもまた訪れて下さい。
花巻の「marukan」は健在ですね、私が住んでいた20年ほど前と全く変わっていません
yamayaさん
こんばんは〜
はい!とてもよかったです〜。
yamayaさんは盛岡にも住んでいたとおっしゃっていましたよね!
やはり、いろいろな四季の早池峰にも通われていましたか〜
気軽に登れる山がすぐ近くにあるのっていいなぁ
マルカンデパートは今回はじめて知りました。
「花巻」「グルメ」で検索したら、マルカンが一番上に出てきて、
どんだけすごいところなんだろう〜?って疑いながらもいきましたが、
一歩踏み込んだ瞬間、その疑いはすぐに晴れてしまうほど、
強烈な雰囲気を放っていて、こころを鷲掴みにされましたっ(笑)
マルカンのために、もういちど岩手に登山に行きたいかもです!
家から駅までが今回の山行で一番ツライ行程になりました。
今回のレポは、素晴らしい天候の早池峰山を差し置いて、danyamaさんのこの一言が一番面白かったです
espritさん
おはようございます
面白いだなんて言ったら、ダメですよ〜
私からしたら朝からイライラハラハラ…
「まったくもう!!!」ってな感じだったんですから
まぁ、でも今から山に登る人が朝から本気で酔っ払っていて、
面白かったですけど、ね
家から駅までよろよろと小走りしてきた姿には、笑えました
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