記録ID: 648405
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無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬岳。友人ムッタと。
2001年08月10日(金) ~
2001年08月12日(日)
![情報量の目安: B](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,285m
- 下り
- 1,788m
天候 | 晴れ。曇り。 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
今回の登山旅行の相棒、ムッタです。
今回の旅行は金曜日の夜に新宿から夜行バスで栂池高原に向かいました。
学生の時と同じく、大きなザックを背負い、周囲の人の目を意識しながら夜の都会を抜け集合場所に向かうというところから山行は始まりました。
翌朝栂池高原に到着、天候はあいにくの曇天。ゴンドラ&ロープウェイで一気に標高1829mの栂池自然園に上がり、いよいよここからスタート。
写真は1時間ほど登った「天狗原」と呼ばれる湿原です。
ここまでは岩場の急登にもかかわらず、地図のコースタイムを大きく上まわる快調なペースで到着しました。
今回の旅行は金曜日の夜に新宿から夜行バスで栂池高原に向かいました。
学生の時と同じく、大きなザックを背負い、周囲の人の目を意識しながら夜の都会を抜け集合場所に向かうというところから山行は始まりました。
翌朝栂池高原に到着、天候はあいにくの曇天。ゴンドラ&ロープウェイで一気に標高1829mの栂池自然園に上がり、いよいよここからスタート。
写真は1時間ほど登った「天狗原」と呼ばれる湿原です。
ここまでは岩場の急登にもかかわらず、地図のコースタイムを大きく上まわる快調なペースで到着しました。
天狗原から白馬大池へと向かう途中で一休み。
学生時代のキスリング(薄茶色の布製の旧世代の登山用ザック)+ニッカーボッカ+キャラバンという姿よりは、ザックや靴はかなり軽くてスマートになりまし た。
但し、我が肉体の方はその頃より10kg近く体重が増え、
結局当時と同じぐらいの荷物を背負って歩いていることになります。
ここから白馬大池へと向かいますが、まだまだ元気です。
学生時代のキスリング(薄茶色の布製の旧世代の登山用ザック)+ニッカーボッカ+キャラバンという姿よりは、ザックや靴はかなり軽くてスマートになりまし た。
但し、我が肉体の方はその頃より10kg近く体重が増え、
結局当時と同じぐらいの荷物を背負って歩いていることになります。
ここから白馬大池へと向かいますが、まだまだ元気です。
標高2380mの山上湖、白馬大池です。
澄んだ碧い湖面とハイマツの淡い緑、白馬大池山荘の赤い建物、
そして雪渓の白が美しいコントラストを見せています。
かつて学生の頃、「彼女を山に連れていくなら白馬大池がイイゾ」と
先輩に言われましたが、たしかに女の子ウケする風景です。
いつか我が家の3人の女性を連れてきたいものです。
澄んだ碧い湖面とハイマツの淡い緑、白馬大池山荘の赤い建物、
そして雪渓の白が美しいコントラストを見せています。
かつて学生の頃、「彼女を山に連れていくなら白馬大池がイイゾ」と
先輩に言われましたが、たしかに女の子ウケする風景です。
いつか我が家の3人の女性を連れてきたいものです。
昼飯を白馬大池山荘で食べて、小蓮華山(標高2769m) に向かいました。薄いガスがかかるぼんやりとした風景の中を、だらだらと登っていきました。やや 空気も薄くなってきてるのか、斜度は大したことはないのに心拍数が高く、疲労がたまり、足取りが重くなってきました。
やせた尾根を登り、小蓮華山を後にしてまもなく、道端から待っていたかのように、雷鳥が数羽ひょこひょこと現れました。カメラを向けても全く逃げもせず、 登山者にかなり慣れているようでした。
さすがに保護色に身を包んでいるだけあり、この解像度では完全に風景に溶け込んでしまっています。
やせた尾根を登り、小蓮華山を後にしてまもなく、道端から待っていたかのように、雷鳥が数羽ひょこひょこと現れました。カメラを向けても全く逃げもせず、 登山者にかなり慣れているようでした。
さすがに保護色に身を包んでいるだけあり、この解像度では完全に風景に溶け込んでしまっています。
今回は、白馬大池山荘に泊り、小蓮華山をピストンし、栂池 に戻る予定でした。
が、予想以上のペースで白馬大池山荘、小蓮華山に到着し、天候も曇天ながら安定していたので、そのまま白馬岳に登ってしまいました。
白馬岳は標高2932m。晴れていれば360°の大パノラマのはずですが、あいにくの天候で何も見えませんでした。大いに残念。白馬大池から小蓮華山で かなりの体力を消耗し、白馬岳へはヘトヘトになりながら気力で登りました。日常の運動不足を痛感します。懐かしの森永ミルクキャラメルで、栄養補給しつつ なんとか白馬山荘に転がり込みました。
が、予想以上のペースで白馬大池山荘、小蓮華山に到着し、天候も曇天ながら安定していたので、そのまま白馬岳に登ってしまいました。
白馬岳は標高2932m。晴れていれば360°の大パノラマのはずですが、あいにくの天候で何も見えませんでした。大いに残念。白馬大池から小蓮華山で かなりの体力を消耗し、白馬岳へはヘトヘトになりながら気力で登りました。日常の運動不足を痛感します。懐かしの森永ミルクキャラメルで、栄養補給しつつ なんとか白馬山荘に転がり込みました。
一日中曇天で、もはや景色を見ることはできないのでは、と あきらめかけていたところ、瞬間的にガスが晴れ、思いがけず白馬山荘で素晴らしい夕景を見ること ができました。
金色に輝く夕日と黒々とそびえたつ山塊、微妙に変化する雲海の色。
きつかった登りの苦労が報われました。
金色に輝く夕日と黒々とそびえたつ山塊、微妙に変化する雲海の色。
きつかった登りの苦労が報われました。
今回の宿、白馬山荘の室内です。
この山小屋は北アルプスで最も規模が大きいそうで、たくさんの人が来ていました。夕食は3回に分けて出されるのですが、一回当りおそらく200人ぐらい食 べているので、ざっと数えても600人ぐらいは泊っていたのではないでしょうか。就寝スペースも決して広くはないけれど、一人当たり約1m幅がきちんと確 保され、混雑時の山小屋としては良好な方だと思います。
二人ともヘロヘロでしたが、特にムッタは小屋に着くなり寝て、夕日を見て寝て、飯食って寝て、ずっと寝てました。私は明日なんとか晴れて欲しいとそればか り考えていました。
この山小屋は北アルプスで最も規模が大きいそうで、たくさんの人が来ていました。夕食は3回に分けて出されるのですが、一回当りおそらく200人ぐらい食 べているので、ざっと数えても600人ぐらいは泊っていたのではないでしょうか。就寝スペースも決して広くはないけれど、一人当たり約1m幅がきちんと確 保され、混雑時の山小屋としては良好な方だと思います。
二人ともヘロヘロでしたが、特にムッタは小屋に着くなり寝て、夕日を見て寝て、飯食って寝て、ずっと寝てました。私は明日なんとか晴れて欲しいとそればか り考えていました。
2日目は白馬山荘から大雪渓を降りるルートです。
山荘で軽アイゼンを借りて、出発しました。
天候は昨日に増して濃いガスに包まれています。
急な岩場を下りていくといよいよ大雪渓が現れました。
下からはまさしくアリの行列さながらに、人が登ってき ます。
昨日の疲れが残っており、下りも相当キツかったのです が、
雪渓を下りのルートとしたのは正解だったように思えま す。
大雪渓の登りは一気に標高を稼ぐ単調な急登で、精神的 にもキツそうです。登りの人の喘ぐ息を聞く度に、今降りてきた急斜面を思い出して、不憫な気持ちにな りました。登山者に対して全く傲慢で失礼だけど、
「まだまだ大変やでぇ」と心の中で思っていました。
我々はガクガクに笑っている膝をごまかしながら、なん とか猿倉に下山し、今回の山行を終了しました。
ムッタ。いよいよ来年は上高地から穂高をめざすか。(完)
山荘で軽アイゼンを借りて、出発しました。
天候は昨日に増して濃いガスに包まれています。
急な岩場を下りていくといよいよ大雪渓が現れました。
下からはまさしくアリの行列さながらに、人が登ってき ます。
昨日の疲れが残っており、下りも相当キツかったのです が、
雪渓を下りのルートとしたのは正解だったように思えま す。
大雪渓の登りは一気に標高を稼ぐ単調な急登で、精神的 にもキツそうです。登りの人の喘ぐ息を聞く度に、今降りてきた急斜面を思い出して、不憫な気持ちにな りました。登山者に対して全く傲慢で失礼だけど、
「まだまだ大変やでぇ」と心の中で思っていました。
我々はガクガクに笑っている膝をごまかしながら、なん とか猿倉に下山し、今回の山行を終了しました。
ムッタ。いよいよ来年は上高地から穂高をめざすか。(完)
感想
友だち(ムッタ)と2人で北アルプスの秀峰「白馬岳」(標高2932m)に登ってきました。
私にとっては13年ぶりの北アルプス登山で、不安と期待に満ちた久し振りの冒険旅行(?)になりました。
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