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Yamareco

記録ID: 649081
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

和名倉山

2015年05月30日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 山梨県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:19
距離
22.6km
登り
1,395m
下り
1,388m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:39
休憩
0:36
合計
7:15
距離 22.6km 登り 1,395m 下り 1,402m
6:14
6:15
57
牛王院下
7:19
7:22
32
7:54
18
8:26
8:30
39
9:09
20
9:42
9:51
17
10:22
10:23
33
10:56
11
11:07
14
11:21
11:23
22
11:45
11:46
4
11:57
12:11
5
12:16
19
12:35
32
13:09
ゴール地点
天候 快晴!
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
民宿みはらし(500円/日)
 
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
見当たりませんでした。

【コース状況】
●コース全般
・出会った登山者は7〜8組程度

●三の瀬〜牛王院平〜山の神土
民宿みはらしの駐車場から50mほど下ると三ノ瀬の登山口があり、
将監峠ま続く林道となっていてます。
途中林道に沢が流れ込んでいるところが一箇所あります。
登山口から20分ほど進むと牛王院下に到着。
将監峠へ向かう林道から派生する形で七ツ石尾根ルートが分岐しています。
七ツ石尾根ルートを進むと広くて歩きやすい登山道となり、
順調に標高を上げていきます。
1611mピークは西側から巻きますがここ以外は尾根筋を辿っていくと
やがて登山道は緩やかになり広い草原に出ます。このあたりが牛王院平です。
鹿柵が取り付けられているのが少し残念ですがとても気持ちのよい場所でした。
牛王院平を過ぎると登山道はすぐに奥秩父主脈縦走路とぶつかり、
緩やかな笹原を350mほど進むと山の神土に到着。
三ノ瀬登山口からから山の神土までは高低差およそ600mほどとなります。

●山の神土〜東仙波
山の神土からは笠取山/雁坂峠方面、黒エンジュ・笠取小屋方面、
そして東仙波/白石山方面の3方向に分かれ白石山方面へと向かいます。
ルートはこれまでとは変わって熊笹で覆われて細い感じになります。
唐松尾山の東側の尾根をトラバースするよう進み、
リンノ峰の一つ手前の小ピークとの鞍部付近で景色が開けます。
ここからルートは稜線に沿って付きますが小ピーク、リンノ峰ともに西側に巻きます。
この付近からシャクナゲの群生が見られるようになります。
鞍部から登山道は岩っぽくなり70mほど登ると西仙波(1963m)へ。
西仙波から岩場を下って今度は笹原を登り返すと東仙波(2003m)に到着です。

●東仙波〜和名倉山(白石山)
東仙波からは北に延びた尾根に乗り換えます。50mほど下り焼小屋ノ頭へと登り返します。
吹上ノ頭(1990m)を西側に巻いた後は稜線からわずかに西側に付けられている
ほぼ平坦な登山道を緩やかにアップダウンしながら進み少し下ると八百平に出ます。
八百平から和名倉山までの最後の登りに取り掛かるとすぐに川又分岐の標識が現れ、
鞍部から高低差100mほどを登り返すと二瀬分岐となります。
分岐を東側に折れると千代蔵ノ休場に出て、ここから暗い森に入って
しばらく進むと何もない樹林の中に突然和名倉山山頂の頂上標が現れます。
山頂付近は鬱蒼としており、手前の疎林も踏み跡が薄いため迷いやすいと思います。
下山時に進行方向確認のためにコンパスを使うシーンもありました。
また東仙波〜和名倉山間はワイヤーロープが散乱しているため、
引っかからないように注意が必要かもしれません。

●山の神土〜将監峠〜三ノ瀬
山の神土から奥秩父主脈縦走路を将監峠までゆっくり下ります。
将監峠から将監小屋を経て三ノ瀬までは林道を緩やかに下っていきます。
 
その他周辺情報 【温泉】
丹波山温泉のめこい湯(600円)
 
民宿みはらしよりスタートです
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民宿みはらしよりスタートです
民宿みはらしより50mほど車道を下ると登山口です
民宿みはらしより50mほど車道を下ると登山口です
林道を進みます
朝日が眩しい
牛王院下
牛王院下から七ツ石尾根に乗ります
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牛王院下から七ツ石尾根に乗ります
七ツ石尾根は広い尾根です
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七ツ石尾根は広い尾根です
牛王院下より350mほど登ると…
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牛王院下より350mほど登ると…
尾根は緩やかになります
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尾根は緩やかになります
1810mピークは東側から巻きます
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1810mピークは東側から巻きます
やがて牛王院平に出ます
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やがて牛王院平に出ます
地図がダラリん
足元にはキレイな笹原が広がります
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足元にはキレイな笹原が広がります
上にはカラマツ林
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上にはカラマツ林
このあたりは雰囲気がとても良いところでした(photo komemame)
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このあたりは雰囲気がとても良いところでした(photo komemame)
牛王院平は鹿柵に囲われていました
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牛王院平は鹿柵に囲われていました
奥秩父主脈縦走路と合流しました
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奥秩父主脈縦走路と合流しました
山の神土に到着。ここで登山道は3方向に分かれます
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山の神土に到着。ここで登山道は3方向に分かれます
山の神土から和名倉山方面に進むと登山道は細くなります
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山の神土から和名倉山方面に進むと登山道は細くなります
唐松尾山から東側に延びる尾根をトラバースしていきます
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唐松尾山から東側に延びる尾根をトラバースしていきます
リンノ峰が見えてきました
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リンノ峰が見えてきました
東側の視界が開け雲取山が見えました
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東側の視界が開け雲取山が見えました
南側には富士山と手前左は大菩薩
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南側には富士山と手前左は大菩薩
富士山と大菩薩をアップで(photo komemame)
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富士山と大菩薩をアップで(photo komemame)
稜線に合流するとしゃくなげ地帯になります(photo komemame)
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稜線に合流するとしゃくなげ地帯になります(photo komemame)
薄い色は太陽の光が透過してキレイ(photo komemame)
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薄い色は太陽の光が透過してキレイ(photo komemame)
青空と一緒に(photo komemame)
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青空と一緒に(photo komemame)
やがて登山道は奥秩父らしい鬱蒼とした感じになります
やがて登山道は奥秩父らしい鬱蒼とした感じになります
西仙波山頂に到着
西仙波山頂に到着
東仙波手前の岩峰
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東仙波手前の岩峰
富士山をバックに(photo komemame)
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富士山をバックに(photo komemame)
東仙波までは金色の笹原を登っていきます
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東仙波までは金色の笹原を登っていきます
東仙波手前より。雲取山
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東仙波手前より。雲取山
東仙波手前より。甲武信ヶ岳と木賊山
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東仙波手前より。甲武信ヶ岳と木賊山
東仙波手前より富士山
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東仙波手前より富士山
東仙波手前より。手前の緑が歩いてきた稜線。奥が唐松尾山
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東仙波手前より。手前の緑が歩いてきた稜線。奥が唐松尾山
東仙波に到着。特に標識のようなものがなかったので地図で確認
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東仙波に到着。特に標識のようなものがなかったので地図で確認
焼小屋ノ頭へ向かいます
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焼小屋ノ頭へ向かいます
焼小屋ノ頭
いい天気です!
焼小屋ノ頭からは少し岩っぽいところを下ります
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焼小屋ノ頭からは少し岩っぽいところを下ります
吹上ノ頭(1990m)を西側に巻いた後は稜線からわずかに西側に付けられているほぼ平坦な登山道を進みます
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吹上ノ頭(1990m)を西側に巻いた後は稜線からわずかに西側に付けられているほぼ平坦な登山道を進みます
八百平まで鬱蒼とした登山道を緩やかに下っていきます
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八百平まで鬱蒼とした登山道を緩やかに下っていきます
八百平から登り返すとすぐに川又分岐です
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八百平から登り返すとすぐに川又分岐です
さらに少し登ると…
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さらに少し登ると…
二瀬分岐です
分岐を東側に折れます
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分岐を東側に折れます
千代蔵の休場
再び鬱蒼とした樹林帯の中を分け入ると…
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再び鬱蒼とした樹林帯の中を分け入ると…
突然和名倉山の頂上標が現れました。うーむ
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突然和名倉山の頂上標が現れました。うーむ
微妙な表情で山のポーズ
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微妙な表情で山のポーズ
山頂からの眺望はこんな感じ
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山頂からの眺望はこんな感じ
倒木マニア(いるのか?)垂涎の山頂からの眺望
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倒木マニア(いるのか?)垂涎の山頂からの眺望
虫がたくさんいたので、おにぎり1つだけ食べてすぐに下山開始です
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虫がたくさんいたので、おにぎり1つだけ食べてすぐに下山開始です
頂上周辺は迷いやすい
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頂上周辺は迷いやすい
(photo komemame)
唐松尾山
浅間山が見えました
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浅間山が見えました
焼小屋ノ頭への登り返し
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焼小屋ノ頭への登り返し
このあたりはホント気持ちのよいところでした
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このあたりはホント気持ちのよいところでした
(photo komemame)
東仙波が正面に見えます
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東仙波が正面に見えます
新緑が美しい
東仙波付近の岩場
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東仙波付近の岩場
奥秩父主脈縦走路のカッコイイ稜線が見えます
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奥秩父主脈縦走路のカッコイイ稜線が見えます
フワフワ
イワカガミ(photo komemame)
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イワカガミ(photo komemame)
さよなら富士山
リンノ峰は尖っています
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リンノ峰は尖っています
将監峠が見えています
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将監峠が見えています
笹原から樹林帯に入ります
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笹原から樹林帯に入ります
山の神土まで戻ってきました
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山の神土まで戻ってきました
奥秩父主脈縦走路を下ります
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奥秩父主脈縦走路を下ります
将監峠に到着
なんと気持ちの良い場所でしょう!
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なんと気持ちの良い場所でしょう!
木陰でのんびりランチ
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木陰でのんびりランチ
印象的な雲
将監峠からスキーのゲレンデのような道を下ると…
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将監峠からスキーのゲレンデのような道を下ると…
将監小屋がすぐ見えてきます
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将監小屋がすぐ見えてきます
将監小屋の犬。カッコイイ模様
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将監小屋の犬。カッコイイ模様
ブナの新緑
将監小屋からは林道をゆっくりと下ります
3
将監小屋からは林道をゆっくりと下ります
ヤマツツジ
廃車の脇を通り抜けると…
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廃車の脇を通り抜けると…
登山口です。お疲れ様でした!
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登山口です。お疲れ様でした!
民宿みはらしに到着。お茶と山菜をいただきました
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民宿みはらしに到着。お茶と山菜をいただきました
コザクラ系の花(photo komemame)
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コザクラ系の花(photo komemame)
ムラサキツユクサ(photo komemame)
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ムラサキツユクサ(photo komemame)
【おまけ】
おみやげでタバスキーくんを購入してしまいましたっ!いわゆる衝動買い(iPhoneで撮影)
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【おまけ】
おみやげでタバスキーくんを購入してしまいましたっ!いわゆる衝動買い(iPhoneで撮影)

感想

週末は土曜日の午前のみが好天で後はすっきりしないという予報
(結局土日ともに予報に反して晴れましたね…)。
であるならば午前中で大勢が決するような山にしよう。
ということで比較的近場で軽めの山行を考えます。
ここのところ遠出が続いていたので、カラダ的にもサイフ的にもちょうどいいかなと。

行き先は奥秩父の秘峰と呼ばれる和名倉山(白石山)。
いろんな噂を聞きますが、やっぱり自分の目で確かめてみたい。
せっかく余裕のある行程なのでkomemameと一緒に要所要所で
しっかり地図を読みながら丁寧に歩くことにします。

この時季の奥秩父はとても暑いのでたっぷりと飲み物を用意して臨みましたが、
日差しは強かったものの湿度が低くカラッとしていて
とても気持ちがよく歩くことができ、結局山頂まで水分を摂る必要がありませんでした。

さて、和名倉山の感想はというと…。
牛王院平〜東仙波〜焼小屋ノ頭付近までは、
笹原の伸びやかな尾根と稜線で開ける眺望が素晴らしく言うことありません。
しゃくなげの季節に行けたのもよかった。
で、さらに先に進んでたどり着いた結末が…渋すぎるぞ!和名倉山。

しかし、なんか今頃になってジワジワときたかも…もしかしてこれが魅力?
 

新緑のきれいなみどり色が目にも心にもしみる季節。
和名倉山は、それをとても感じることができる山でした。
この日は天気はよかったけれど、空気がからっとひんやり気持ちがよかった。
道も林道からはじまり、だだっぴろい芝生のフィールドのような
場所が広がっているところもあれば、
稜線にでると、とおくに鮮やかなみどりの山が見渡せたり、
しゃくなげのトンネルや笹の葉っぱが密集した小さな小道があったり、
ごつごつした岩の道があったりと、
“七変化な”山で歩いていてぜんぜん飽きませんでした。
行く前はちょっと気分が乗らなかったのですが、
この変化に助けられ、いつのまにか歩くのが楽しくなっていました。

眺望はない山頂ですが、和名倉山は山頂までの
プロセスがとても素晴らしい山です。
立ち止まって休憩したくなるポイントがいっぱいある感じです。
今回は下山時に広々とした原っぱみたいなところで、ランチにしましたが、
ここでテント張ってのんびりするのもいいなぁ〜とか思いました。

新緑の心地いい季節は、ごくわずかでとても貴重です。
ここ最近は、そんな貴重な時期をたっぷり味わう山登りができていて、
本当に幸せ。
和名倉山から下山して、民宿みはらしでお茶をいただきながら、
しみじみそんなことを考えていました。


おしまい



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コメント

こんにちは
軽めの山行で22kmオーバーですか・・・
danyamaさんが凄いのはわかってましたが、komemameさんも凄いですよね

この時期の新緑は気持ちいいですよね
(暑さと日焼けと虫が難点ですが
2015/6/2 9:55
Re: こんにちは
yama_poundさん

こんばんはーー
距離だけだとすごく長そう&大変そうですよね、、
ですが、意外と歩きやすい道だったので、今回は大丈夫でした!
雪山と違って靴もアプローチシューズだからさらに歩きやすい

ただ、やっぱり毎シーズンそうですが、
夏山はじめは、高低差の多い山歩きになると足への負担が大きくて
かなり激しい筋肉痛になっちゃいます
雪山はそれだけ、衝撃を吸収してくれるんだなぁ、、とつくづく。
少しずつ、足や体を夏山仕様にしなくちゃーって思ってます。

そうそう、そして虫や日焼けも。
今回帰宅後すぐ、忘れないうちにザックに虫除けを入れました!
日焼けは、今年はSPF90の日焼け止め&飲む日焼け止めをゲット
一応、こちらは準備万端です〜
2015/6/2 20:17
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関: 車・バイク
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体力レベル
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