【関西百名山No.14】ブナの新緑が美しい百里ヶ岳
- GPS
- 05:27
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 712m
- 下り
- 725m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト 源流の駅『山帰来』か小入越登山口の駐車場。 ■駐車場台数 5台ぐらい可。 ■危険箇所 踏み跡明瞭、概ね安全。倒木による地崩れあり。 ■コース状況 >登山口〜シチクレ峠 アカマツとどんぐりの木が生える登山口をはすに上がり、ほどなく尾根道へでる。 林床にはイワカガミ、イワウチワの葉がびっしりと。 光沢のある葉が尾根道を照らす。上を見やるとブナの葉の天幕が登山道に影を落とし予想より快適に歩くことができた。 (#途中までは杉の植林も多くみられました) シチクレ峠手前の急登を越えたごほうびであろうか、急登後にあらわれたやせ尾根で本コース初めての眺望。北側に百里ヶ岳の山容を望む。 >シチクレ峠〜百里ヶ岳山頂 植林はすっかりなくなり、ブナと杉の大木がどっしりと出迎える。 その大木の足元にはバイカオウレンの葉を発見。中盤にあるやせ尾根からの眺望よし。 やせ尾根から谷にはタニウツギ(#ほぼ唯一の白色以外の花)、ナナカマドの花が。もちろん花はつけていないがコブシ(タムシバ?)、クロモジの木も見られ、イワカガミ、イワウチワ、バイカオウレンも合わせて春は華やかだろう。 >百里ヶ岳山頂 山頂は存外広いが大木が生えていなく日影が少ない。 山名板・一等三角点・山ノートの入ったポストあり。 >百里ヶ岳〜根来坂峠 山頂から百里新道分岐までもどり、高島トレイル沿いを根来坂峠まで歩く。 あいかわらず林床にはてかてかの葉が。 気を付けて観察してみると、どうもイワウチワはすがたを消し、イワカガミだけになったような気がする。 高島トレイルの目印である黄色のテープは二か所だけ木に巻き付いているのを見かけた。 高島トレイルのプレートは百里ヶ岳山頂と根来坂峠のみで発見。 京都トレイルのように親切すぎるくらいにプレートがあるわけではないようだ。 >根来坂峠〜小入谷〜ゴール 有名な鯖街道をたどって下山。 伐採されて展望のよくなった箇所で小休憩。 小休憩後さらにくだると林道に出合う。一瞬だけ林道あるきをし、すぐに林道左脇から山道に。(ガードレールに鯖の道とかいてある) 山道に戻ったと思ったらまたすぐに林道。出合には焼尾地蔵堂がある。 今度は林道を数百メートル下る。カーブミラーに鯖の道と書いてあるので また山道をいく。林が植林にかわれば村落まではもう少し。 村落についたら舗装路をあるく。小入谷のバス停を左折し、堰堤手前を渡る。 堰堤から駐車位置まで最後の山道あるき。10分足らずで駐車スペースへ。 |
その他周辺情報 | ■温泉 マイカーの場合は朽木温泉「天空の湯」が近い。宿泊施設もあり。 @600 |
写真
装備
個人装備 |
防寒着
雨具
日よけ帽子
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
地図(地形図)
コンパス
計画書
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
タオル
カメラ
|
---|
感想
高島トレイルの秀峰「百里ヶ岳」はアクセスが難しく、
また山深い場所にあったりして熊が出そうなので躊躇しておりましたが、
去年御一緒しましたsaikakuさんも近々、
百里ヶ岳に登られる予定があるとのことで日程を合わせて頂きました。
おかげ様で行きたかった百里ヶ岳に行くことが出来て感謝しています。
tomoyaさんとも1年程前からヤマレコでも交流があり、
山草のことなどをいろいろと参考にさせて頂いておりまして
実際にお会いしたいと思っていました。
そんな中でこの百里ヶ岳にて御一緒出来て良い時間を過ごすことが出来ました。
さすがに山草の名前がすぐに出てくるあたりは
よく調べられているんだな〜と感じます。
もう少し春先の花のシーズンであればより深い話が出来たかもしれませんね。
百里ヶ岳はやはりブナ林が美しいというだけあって新緑が美しかったです。
同時に植林帯が交後にあったりと、林業もされているという印象もあります。
比良山系が多数のハイカーがいる中でこの山は奥地で人が殆どいません。
地元(?)のおじさんハイカーのみ出合いました。
いろいろお話しながら下山したのでさほど人気のなさは感じませんでしたが
普段は本当に静寂した中での山行になるのではと思います。
当日はありがとうございました。
詳細:http://ayashii.exblog.jp/24312131/
[b]感想[/b]
saikakuさんとikajyuさんが計画されているのを知り、
百里ヶ岳ってどこにある山なんだろうかと思いながらも、
久しぶりに同性同年代の人たちと一緒に歩きたくなったので、
連絡を取ってメンバーに加えていただきました。
[i]#百里ヶ岳の存在も知らずにすいませんw
すぐにしらべて鯖街道と高島トレイルとだけ予備知識をいれました[/i]
百里ヶ岳、山行前は山名も知らず当日までにできたことといえば地理院地図を出力してコース概要を把握することだけでしたが、歩いてみるとかなり良いコースでした。
基本は歩きやすい尾根道にときよりやせ尾根から見える眺望、コースには巨木が影を作り、谷からはここちよい風が上がってきます。なにより林床のイワカガミ・イワウチワの群生の青とブナの巨木が織りなす青天幕に挟まれてあるくのは最高でした。
少しだけですが高島トレイル、鯖街道といった耳馴染みのある道をかじることもできました。唯一難点は登山口にたどり着くまでのアクセスか。。
saikakuさん、運転からお弁当の段取りまでありがとうございました。
いつか山城巡りをご一緒したいなぁ。
ikajyuさん、以前から情報交換等交流はありましたがお会いできてよかったです。
またよろしくおねがいします。
[b]みかけた花[/b]
※ほぼみかけた順
[u]登山口[/u]
コアジサイ(小紫陽花)
コナスビ(小茄子)
ハナニガナ(花苦菜)
イワニガナ(岩苦菜)
ヘビイチゴ(蛇苺)
[u]登山道[/u]
サワフタギ(沢蓋木)
ギンリョウソウ(銀竜草)
ハナヒリノキ(嚏の木)
ヤマツツジ(山躑躅)
ホオノキ(朴の木)
タニウツギ(谷空木)
ナナカマド(七竈)
コアジサイ(小紫陽花)
ハナニガナ(花苦菜)
ヤマボウシ(山法師)
ツルアジサイ(蔓紫陽花)
私は見かけませんでしたが。。
アカモノ
[u]山頂[/u]
タニウツギ(谷空木)
アズキナシ(小豆梨)
ツルアジサイ(蔓紫陽花)
コナスビ(小茄子)
ヤブデマリ(藪手毬)
タニギキョウ(谷桔梗)
ヤマボウシ(山法師)
ムロウテンナンショウ(室生天南星)
関西百名山の中でもアクセスが悪い山の部類に入る百里ヶ岳。
高島トレイルの終着点より少し奥だが、共にバスは1日5本。
その割に花の山として紹介されているので少し驚いたが、登り始めてすぐに花の山だと実感する。イワウチワ、オオイワカガミの群生地がそこかしこにあり、植栽されたかのように広がっている。シカの食害もなさそうだし、開花時期には見事な絨毯になっているのではないだろうか?
登山口からP805(トレイルマップでは水源のピーク名)まで楽しめ、その後はブナ林が続く。秋には色づき、良いコースになっているようだ。
梅雨のこの時期は、ブナ林の新緑と山頂の谷空木のピンクが目を楽しませてくれ、吹く風も心地よく涼しませてくれる。
夏場、山頂は日陰が無いので日差しがキツイ。少し戻る方が良いと思う。
山帰来の弁当は地産地消型で、山菜の天ぷらや焼き鯖が美味しかった。
帰りは新道分岐まで戻り、根来坂から旧鯖街道を下っていく。冬場、この峠越えで鯖運びの方が多く亡くなられたからか地蔵が多い。
ちなみに織田信長が浅井長政に裏切らた際の退路にも使っている。
百里ヶ岳の見える場所で休憩中に、登山口から一緒だった方と合流。早目のコーヒータイムにして一緒に下山。アンパンご馳走様でした。
下山後、大津からの方と分かれ朽木温泉へ。ハイカーやスポーツ後の入浴客が多く中々の活況ぶり。以前訪れた時はガラガラでしたが。
ともあれ、楽しい登山でした。同行してくれたikajyuさん、tomoya_さんありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
大津からの方が持っておられた冊子のPDFがありました。
http://www.biwako-visitors.jp/uploads/doc/pamphlet/7917ac7a0d16b4281901baa9d016f541.pdf
百里ヶ岳って滋賀の山に入るのですね。
県境なので微妙に位置がわからなかったりします(@@。
若狭と近江の国境だったので、今で言う福井と滋賀の県境に位置します。
高島トレイル自体が県境尾根を歩いていますから。最後の方は芦生研究林と接している関係からか山と高原地図の京都北山に収録されていますね。
手持ちは高島トレイルマップでしたが、iPhoneでは山と高原地図でしたよ。
本当、色んな花が一杯の山なんですね。
且つ蛇谷ヶ峰とそれほど大きく離れていないのに
アクセスが悪いのか訪れる人も少なめ。
だから良い雰囲気が残っているんでしょうかね。
良いな〜と思うんですが、ikajyuさんと同じで
一人ではちょっと躊躇してしまいます
それにしても、高島トレイルのプレートの百里ガ岳の「ガ」の所
しつこいように「ガ」を消して「ケ」にしているのが笑えた
確かに蛇谷ヶ峰とはさほど離れてませんよね〜(^^;
ちょっと地味なのかもしれません。
しかしイワウチワの葉がたくさんあったりと季節によっては
花が楽しめる感じでした。またその時期に来てみたいですね。
この山域は最近、熊騒動もあったんでより軽快しています 。
ヶにしてたんですね〜(^^;ガでも良いかも。
こんばんは。
ブナ林がある事は知っていたのですが、花の山とは知りませんでした。好日山荘さんが花の山として紹介しているようです。好アピールですねd(^_^o)
公共機関がコミュニティバスだけだし、1人だと躊躇する気持ち分かります(^_^*)
今回は、縁あって3人で行けたので頑張った部分がありますね〜
1人だと山行弁当予約したりしないですし…
縁あって、いつかご一緒できたらいいですね。
手付かずの自然林が残っていて、山ゴミもほとんど見かけませんでした。
そんな環境だからこそ、たくさんの花が集まるのでしょう。
それとikajyuさんも言及されていますが、熊。。
あのあたりの山域の目撃情報・被害情報が例年に比べ、多すぎな気がします。
それで入山を躊躇されている方もおられるのではないかなぁ。
ikajyuさん, tomoya_さん, saikakuさん
こんにちはビタロです
昨年同じコースを登りましたが
同じ県内でも私の家から
登山口までクルマで
2時間以上かかるんですよ
また、そのあたりって山から鉄塔などの人工物も
まったく見えない山深いところですね
しかもほとんど登山者の姿もないんで
クマさんにビビって登った思い出がありますヮ
山帰来でお弁当の予約ができるとは知りませんでした
地元の山の食材が入ってお値段は??
気になるところですが。
それでは皆さん今年こそどこかで
ゆっくりとお会いしたいですね
こんにちは。
大津からの方も1時間半と言われてました。
4日前までの予約で山行弁当は1000円です。
芦生の森ガイドツアーは10日前までの予約のようです。
http://welcome-to-harihata.jimdo.com
biwakotaro さんも行かれてましたね(^^。
時間はホントかかりました。ドライバーさんにはほんと感謝です。
北山はまだ人工物があって人のにおいを感じるんですが
こっちはホント獣っぽい感じですよね(^^;
1人では確かに躊躇する山域です。
そう考えるとおじさんはよく一人で・・・って思いましたよ。
弁当もsaikakuさんの提案で行ったのですがこういう地元の食材を
使った弁当というのも良いものです。
ここも行きたいな〜 初夏の美しさ満点ですね。
こんにちは。初めまして。
遠くも無く、近くも無くイイ距離ですからね〜交通手段さえ有ればですが。
人が少ない分、熊鈴の携行を忘れずに
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する