甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)
- GPS
- 09:39
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 2,513m
- 下り
- 2,505m
コースタイム
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 9:39
天候 | 晴れ ※山頂は青空でしたがすこし雲がありました。8合目あたりはガスってました。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【トイレ】 尾白溪谷駐車場にあります。 洗面所にはせっけんもついています。 【コース状況】 ●竹宇駒ヶ岳神社〜笹の平分岐点 神社本殿の脇の吊り橋を渡りしばらく歩くと 尾白川渓谷と甲斐駒ヶ岳への分岐あります。 そこからは九十九折の登山道になります。 ところどころ平坦なふかふかした道があってとても歩きやすいです。 ●笹の平分岐点〜刀利天狗 樹林帯を歩きます。この辺りから、石像や石碑などがちらほら…。 だんだんと大きな岩を登る箇所が出てきて、 私の場合手を使わなくてはスムーズに通過できませんでした。 尾根が細くなり突然パッと視界が開けたところが刃渡りです。 刃渡りの通過はしっかりクサリがついているので、 慎重に歩けばまったく問題ありません。 刃渡りから先、長いハシゴやクサリの場所がたくさん出てきます。 刃渡りを過ぎ、ほどなく歩くと刀利天狗に到着します。 ●刀利天狗〜五合目小屋跡 黒戸山を大きく右側(北側)に巻きます。 比較的平坦な道が続くので、 苔むした南アルプスならではの雰囲気を味わいながら歩けます。 黒戸山を過ぎると大きく下っていきます。 こんなに下るのかぁ、、と帰りの登り返しの心配をしながら下っていくと 五合目小屋跡につきます。 少し開けた場所となっていて、 ようやく遠くに山頂の姿を目にすることができました。 ●五合目小屋跡〜七丈小屋 小屋跡を過ぎるとすぐに長いハシゴが現れ、 ここからはハシゴとクサリが連続する区間に突入します。 木橋やほぼ垂直のハシゴもありました。 高低差のある大きな岩やハシゴなどが苦手な私は、 ここらへんでかなり体力消耗しました。 へとへとになって、七丈小屋に到着。 ここのベンチでおにぎり休憩しました。 ●七丈小屋〜八合目御来迎場 七丈第二小屋の脇のハシゴを登るところからスタートします。 少し登るとテン場があります。登りではゼロでしたが下山時は2張ありました。 この辺りから森林限界となり眺望が開けます。 正面にこれから向かう甲斐駒の姿が見えます。 振り返ると登ってきた黒戸尾根と八ヶ岳や奥秩父がうっすら見えました。 この日は8合目ちょっと下あたりからガスが出てきて、 このあたりは眺望はそこまで良い感じではありませんでした。 ●八合目御来迎場〜甲斐駒ヶ岳 八合目御来迎場を過ぎるとすぐに、くぼみが付けられた 大きな岩のクサリ場が現れ、その後、急登のクサリ場が連続します。 クサリ場が終了し2本の剣が刺さった岩を通過すると、 いったん急登が終わり花崗岩の岩ゴロの登山道をトラバース気味に進みます。 最後に東峰まで登り詰め、北沢峠からの登山道と合流し少し登ると頂上です。 【その他】 虫が増えてきています。顔まわりにブンブン飛んできます。 今回は、耳を刺されて、今現在私の耳は赤く大きく腫れ上がっています…泣。 そろそろ本気で虫対策が必要です。 水は計3リットル持っていき、1.2リットルほど飲みました。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
備考 | 今回カメラを持っていくのを忘れてしまった…悲。アイフォンでの撮影で不便でした。 |
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感想
先週はお休みしてしまったので、今週はちゃんと歩きたい。
土曜日は梅雨の晴れ間!天気もよさそう!
でもdanyamaは前日飲み会があっていけないというので、
かなりひさしぶりに黒戸尾根をひとり歩きしてきました。
甲斐駒ケ岳を選んだのは、そうです、
先週のdanyamaの甲斐駒ケ岳周回に刺激を受けたから。
とはいえ、さすがに周回は私には厳しそうなので黒戸尾根ピストンで。
4時半頃、駐車場について一応danyamaに
「そろそろ出発しますー」って電話したら、
な、なんと銀座でまだ飲んでいました。。
呂律まわらないながらも「おぉ、きをつけてー△○×※…」と。
しーんとした大自然を歩き出そうとしているというのに、
騒がしい飲み屋で、いまだ夜の世界を引きずっているという、、
この状況の違い、笑えました。
さて黒戸尾根は今回が3回目になります。
1度目は真夏に、2度目は厳冬期に。
私は高低差の激しい山が苦手で、ハシゴなどが連続すると、
すぐに疲れてスピードダウンしてしまいます。
今回はここ最近の体力確認も兼ねての黒戸尾根チャレンジです。
しかし、やっぱり標高差2200mの黒戸尾根。
中盤あたりですでに「なんできちゃったんだろう」と後悔するほど、
キツさが身に堪えはじめました。
山頂に辿りつける気がしない。付いたとしても降りられるのか?
いろいろ不安なことを考えながらも、そうは言っても山歩きは気持ち良いです。
漂う自然の匂い、手足に感じる岩や土、苔の感触、
全身で自然を感じて、汗をだくだく流していると、
体の中が入れ替わっていくようでした。
そんな苦しさ半分、気持ち良さ半分で
ひたすら前に進み山頂へ到着。
思っていたほど混雑してはいませんでした。
途中ひんやりするほどガスがでてきて
心配していましたが、すっかり消えて
青空が広がっています。
何よりものご褒美でした。
お昼は祠の影になってるところで、とりましたが涼しくて気持ち良かった〜。
景色をみていると、疲れも取れて下山する元気も出てきます。
ながーい、ながーい下りガンバらないと!
岩場の下りまでは順調だしたが、
刃渡過ぎた、平らな道になってからが、
かなり長く感じました…。
そうだった、いつもこのあたりからドッと精神的&体力的疲労がくるのでした。
渓谷で遊ぶ人たちの声が聞こえてきたときは、
あー、帰ってきたーと心底うれしかったです。
体力確認的には、本当はもう少し早く歩きたいところでしたが、
これ以上はムリだったな、よくがんばりました。大満足です。
この日は全体を通して、
人も少なくひとりで静かな山歩きができました。
そして帰りはいつもほとんどdanyama任せにしている
車の運転、これが今回のもう一つの大仕事。
でもほとんど渋滞もなく、夕方にはすんなり家に帰り着きました。
ちなみに二日酔いのdanyamaと愛犬ハナは、
1日寝て過ごしていたようです。
そういう週末もいいよね。
おしまい。
ソロでの日帰り黒戸尾根完遂おめでとうございます。
私も長いこと単独行(最近はあまり使わないかな?)ばかりやっているのですが、一人の場合はどんな状況でも自分一人で対処しなければならないため、常に体力の6〜7割程度で行動するよう努めています。
何かアクシデントが発生しても体力が残っていれば安全にビバークができますし、何よりも冷静な判断ができます。単独行をする人は、絶対にバテてしまってはいけません。
黒戸尾根を単独で日帰りできるのは、自分の長所短所、限界点を把握していて、自分を完全にコントロールできている証拠で、ある意味山登りの一つの目標点だと思います。
コーチが良いのはもちろんですが、やはり日々の鍛錬と精神力ですかね。
本当にすばらしい記録だと思います。
今回は一人でしたので行動中の写真が無かったのが残念でしたが、「山のポーズ」が見られたのは良かったです
次はまたdanyamaさんとお二人で登られ「ヤマレコナンバーワンモデル」の本領を発揮してください
yamayaさん
こんにちは〜
お褒めのお言葉、うれしいです〜。ありがたく頂戴いたします!
今回の黒戸尾根、yamayaさんからコメントいただいて
私はどれくらいの力で歩いていたんだろう??
本当に自分をコントロールできているのかなぁ、、?
と、改めて考えてみましたが、答えが出ず…。
あんまり危機管理とかしないでがむしゃらに歩いてしまっていたかもなぁ、、と。
下りてきたときはクタクタで100%の体力を使ってしまっていたような気もするし、
でも、少ししたら回復してちゃんと家まで辿り着けたことを考えると、
少しセーブできていたのかな?とも思うし。。
と、考えると私にはまだまだ乗り越えないといけないものがいっぱいありますね
単独で知らない山を歩ける力・知識もないし、不安もいっぱい
今度はもう少し違ったところに目標点をおいて、
次なるステップアップをしないとですねっ
がんばります!(あぁ、でも次の単独はいつになるかなぁ、、、笑)
こんなへなちょこな私ですが、これからも見守ってくださいませ〜
yamayaさんからのアドバイス&激励にはいつも励まされますし、感謝しています。
※ひとりでも山のポーズははずせませんっ!
恥ずかしいけど、撮ってもらってよかった〜
こんにちは koufaxです。
何で、一人で行くんだ〜
Danさんいないなら、誘ってくれ~
さすが、剣客 いや、健脚 komemameさん
5時間20分は、すばらしい”!
わたしも、まだ、このコースは登っていないんですよね!
楽な北沢駒仙小屋から・・ 2時間かからない・・・
24番の写真が一番
二番目は14番 やっぱ、スタイルいいですね!
でも、ヨガのやってる姿のほうが、きっと、もっと、かっくいいと
思います。
今、百名山は、いくつ登りました?
koufaxさん
こんにちは〜 さみしんぼkomemameです。
あっそうか!koufaxさんがいましたね〜。
って!、、、でもいま関西ですよね…???
しかもkoufaxさんの弾丸級のスピードにはお供できませんよーー
何よりも小心者なのでなかなか誘えない性分だったりも…
黒戸尾根は復活したkoufaxさんなら
ぴゅーんって行って帰ってこれちゃいそうです。
夏休み前にぜひ行ってみてください。
黒戸尾根からのぞむ甲斐駒ケ岳も達成感たっぷりでいいですよ〜。
えっとそれから訂正すると…今回の登りは5時間20分だったんです!
(↑なんか訂正するの恥ずかしいけど、、でもがんばったから訂正するっ )
もっと、いっぱい褒めてください
そしたら、もっとがんばります。
いつかkoufaxさんと互角に歩けるように!
※百名山は私はたぶん80くらいです。ちゃんと把握できておらず〜
私と出会ったのが、2014年8月8日の斜里岳
なんと、わたしとKomemameさんを
祝福するかのよう末広がり
雨交じりの登山でしたね!
私は、あまり雨の影響が無かったけど・・・
そちらは、大変だったのかな・
あの時にすれ違いから、もうすぐ1年!
なんと、月日の経つのは早い!
今度、いつ会えるのだろうか・・・
偶然は、もう、無いかな~
16番 素顔じゃん
俺には、、、
お粗末さまでした
koufaxさん
(なんだか、チャットしてるみたいな、、笑)
本当ですね、もうすぐ一年!
去年の北海道は楽しかったなぁ、、思い出します。
雨にも降られましたが。そこでお会いしたのでしたね!
あー、素顔にみえますか?
わかる人が見たら、わかるかも
おったまげました!(笑)
そう来たか
先週じゃなくて今週行けばよかった(笑)
同じライチョウさんかもね!
danさんにもヨロシク 今年も行きましょう!
さんぽさん
こんばんは〜
ご無沙汰しています
先週ダンダンから聞いて、私もびっくりしちゃいました!
でっ!私も行くっ〜!ってなったわけです。
実際歩いてみて、さんぽさんの早さに
こっちがおったまげですよー 人間離れしてませんか
ライチョウは、あのあたりの主のような貫禄でしたから、たぶん同じですね〜。
今年も、機会があればぜひ。
5時間20分 驚異的な記録ですよね!
聖岳 2000m登って 4時間37分 バテバテの記録です。
2900mで足が止まってしまって、富士山を初めて登った時以来の感覚に襲われました。
きっと、若いあなたの方がは早いですよ!
でも、本当に女性単独でこの時間 尊敬します。
東京に足を向けて寝ません!
今年 2015年 一緒に百名山登頂しましょうね!
Danさんに、凛としたいいルックスしてるのだから、顔出して!っと伝えておいて
ください!
あ、komemameさんは、私だけでOkだから、これからもぼかしてOK!!
今週、どこ行こうかな?
天気、悪そうですね
koufaxさん
聖、すごいですね
顔出しは、、私自身がNGだしてますっ
今週は梅雨っぽくなっちゃいそうですね、、 がーん。
komemameさん、こんにちは!
黒戸尾根単独行おめでとうございます
まずそもそも単独行もされること知らずで、あれ?って感じで見てみたら、超ハードピストン女性単独行とは!!!恐れ入ります。脱帽です。
今の私の体重ではこのコースかなりきつそうです
それにしても早いですねー うらやましい。もうちょっと体重減らしてスピード取り戻さないとな〜
今週末、実はdanyamaさんとヤマレコでのやりとりをさせて頂くきっかけになった2年前に登ったあの山(光岳)に再訪問を予定しているんです。 中止の可能性もありますが、林道の状況がいいうちに出来るだけ早く行くつもりです。
今回は女性1名を含む4名ですので日帰りではないですが。。。。今登ってもあの時ほどのスピードは出ないですね 特に下りが
espritさん
こんにちは
ありがとうございます
アプローチも含めて単独登山は今回でまだ3回目なんですよ〜。
すすんで一人でいくレベルではございません
今週は光岳なんですね
しかもワイワイと4人パーティーですか!楽しそう〜
光岳は、danyamaがひとりで登頂済みなので(espritさんがやりとりしたときですね)、
ここもいつか一人で行かないとな、、って思っているところです。
アプローチも遠いしコースもたいへんそうなので、
できることならdanyamaに付き合ってもらいたいんですが、
なかなか機会が巡ってきませ〜ん。
週末、楽しんできてくださいね!レコ楽しみにしています。
九州のレコ、こちらも楽しませていただきました。
いつか行くときのために参考にさせていただきます!
光岳、ほんまに厳しいです。といっても登山のコースでは無く、林道が!!
長いわ、石ゴロゴロしてるわ、狭くて枝出てるわで、アプローチの悪さは皇海橋への道と双璧です。
komemameさんだったら、たぶん歩くこと自体はまったく問題ないと思います。きっと余裕の日帰りでしょう
でも林道がほんま極悪です。我々は今回は、3人ならテリオスキッド、4人ならハイゼットと、軽自動車で参戦です。前回は普通車のライトエースでしたが。。枝でボディ擦ります。
しかも、台風や集中豪雨一発で、即2年通行止めになることがよくあり、その場合は畑薙から超ロングになっちゃいますから。
道が開通したらできるだけ速攻で行ってしまわれることを是非是非お勧めします
なんだったら、今週末いかがですかー? なんてね〜
我々も嵐で中止にならないことを祈りながら準備してます。
espritさん
極悪って、、聞くだけで、はぁ〜、たいへんそうだー
いろんな意味で遠く、長く、キビシイ山なのですねっ。
そんな一発で通行止めになっちゃうとは、しかも2年!?
クルマ、気をつけてくださいね
我が家は今週末はまだぜーんぜん未定でございますー
いつも直前までお天気とにらめっこしながら決めていたりして、、、
espritさんたちの光岳、良いお天気に恵まれますように
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