激登な有明山と東沢登山道視察(途中まで)
- GPS
- 09:12
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,601m
- 下り
- 1,608m
コースタイム
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 9:00
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
有明山 1400m-1700mまで急登 稜線にでるまでは、登りはとにかく急登、登ってトラバース登ってトラバースと、繰り返しです。 トラバース箇所は崩れやすい場所が多く、下りでプチ滑落してしまいました。 下りはトラロープとストックで下りました、とにかく急なため滑りまくりでした。 東沢登山道は北燕沢出合(中房温泉から3.2km標識)より先は、沢崩れ等荒れていて不明確、その先は沢遡上になるため引き返しました。 奥馬羅尾沢から崩落箇所が多く滑落注意です。 |
写真
感想
登山客で賑わう中房温泉の登山口は、ほとんどの方の行くのは合戦小屋から燕岳方面ですが、他にも有明山への登山道と東沢乗越への東沢登山道があります。
松本平から目立つ有明山は200名山でありながらそれほどの高度もなく、里山として認識されているのか人気がありません、それ故静かなのが魅力ですが。
この山への中房コースは距離も短くピストンならお手軽にいけそうだと思っていました。
登ってみて分りましたが、距離は短いものの急登のレベルが違いました。
まさに激登(こんな言葉があるのか知れませんが)でした。
有明荘からの登山道と合流したところから、これでもかと言ったくらいにまっすぐ上に向かって上がっていきます。
一気に300m程高度を稼いでから少し緩やかになったら滑りやすい斜面のトラバース、それが終わったらまた急登が続きます。
トラバースも滑りやすいザレ場や岩場、下りながらのものなど変化に富んで気が休まることはありません。
急登も滑りやすい粘土質のものから、サレバ、木の根、朽ちだした梯子などこちらもすごい。
確かに登山時間は短く2時間程で山頂につきましたが、アスレチックの様な登山道は変化に富んで飽きることはありませんでした。
燕岳に登るより難度は高い登山道です。もちろん急登のレベルは遥かに上です。
山頂は東側がすとんと切り立っていて幅が狭くなっています。
鳥居のある北岳から南端の奥社まで道幅が狭く大きなザックだと邪魔になるので中岳において行きました。
山頂をつなぐ稜線もアスレチック的なところやナイフリッジの岩場があって変化に富んで面白かったです。残念だったのは霞や雲のせいで眺望が今ひとつだった事です。
でも山頂付近にはピンクのシャクナゲがたくさん咲いていて癒されました。
下りは急なため時間短縮がほとんど出来ませんでした。
途中、木が倒れたトラバースのところで、掘り起こされた根の空洞に片足が嵌まって転倒、少し滑落してしまいました。岩場でなかったので大事にいたりませんでしたが、びっくりしました。
この日は山頂で2人、下りで7名ほどの方とあった位で、静かな山行でした。
まさに小粒ながらもピリリと効いた山椒のような登山道でした。
急登ファンにはお勧めですね。
何とか午前中に駐車場まで帰ってくることが出来たので、昼食後は気になっていた東沢登山道を視察に出かけました。
ブナ平まではしっかり整備された道でしたが、そこから先は崩落箇所もあったり、沢崩れがあったりと荒れた道になっていました。
結局中房温泉から1時間半の北燕沢出合いの標識のとことで、先が沢崩れと登山道が沢の中で水に入らなくてはならなくなったので此所までとしました。
思った以上荒れていて雪の溶けた夏場の渇水期以降でないと使えそうにありません。
沢沿いの道で楽勝だと思っていのですが、結構なアップダウンがあって、午前中に足を使っていたので登りはきつく感じました。
またこの時期はブヨが沢沿いの崩落地にたくさん発生していて閉口しました。
でも時期を見て燕岳からの日帰り周回に使ってみたいコースだと思いました。
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