古ヶ丸山・迷岳《近畿百名山》


- GPS
- 08:50
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,838m
- 下り
- 1,850m
コースタイム
- 山行
- 7:49
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 8:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 奥香肌温泉 |
写真
感想
この時期の日の出は6:25、5時に起き朝食を食べて明るくなるのを待った。今日のコースは大熊三山縦走コースで古ヶ丸山・白倉山・迷岳を巡る。登山口の案内板には14匳衢彁間9時間とあるが、終点は林道の標高750mの地点で自転車が使えなくなってしまったので車道歩き10数劼加わった。犁谷公園看板の横から急斜面に取付き尾根に乗った。30分程歩くとP473に到り傾斜がひと段落し、また急登となると北から巻き込んで柁山(865m)に到った。3等三角点「天狗岩」のある山頂は南の展望がよく昨日登った仙千代ヶ峰や千丈山、そして台高山脈の加茂助谷ノ頭、日出ヶ岳(1,695m)、鯎谷高等も望むことができた。なだらかに登って清治山(971m)に達したが展望は得られなかった。今日のメインの山、古ヶ丸山を目指して西に進む途中にあるP1056は意外に急登で大岩が散在する厳しい地形になってきた。P1056から見る古ヶ丸山は円錐形に屹立していた。
犁谷の奥から登って来る犁谷コースが奥芋口で合流し古ヶ丸山直下の急登となった。岩混じりで登り応えがあった。古ヶ丸山は標高1,211m、近畿百名山の山頂には3等三角点「古ヶ丸」があり展望良好だった。仙千代ヶ峰、日出ヶ岳、池小屋山など台高の山々の他、大峰山脈も良く見え八経ヶ岳や大普賢岳も確認できた。大台町の山々の展望を楽しみ北へと踏み出すと小ピークが連なりアップダウンが続いた。八景山は約1,240mの標高があり古ヶ丸山より高く長い山頂域を擁している。ピークには山頂標識もなく一寸寂しが、迷岳方面だけ展望が利いた。
細かい石混じりの稜線を下りきるとゴツゴツした岩の立ちはだかる白倉山の斜面が迫ってきた。垂直に立っている岩場にはロープがたらり。僅かな張り出しに足を掛けロープに体重を預けて這い上がること5m、この難路を名付けて「大熊落し」と云う。登山地図には赤点線道になっているが、相当危険なので迂回路も設けられているようだ。岩場の上からは勿論展望が良い。最大の危険個所を通過し白倉山(1,236m)山頂に立つと何の為か郵便受けを伴った山頂標識があり展望が素晴らしかった。此の山も大熊三山の一つで2座目に登頂した。
西に野江股ノ頭(地形図では江股ノ頭)から池小屋山への尾根が分岐した。この尾根もいずれは歩いてみたいものだ。大熊三山尾根を北へと進むと躑躅の群落の瘦尾根が続いた。大熊谷の頭(1,190m)は東に流れる大熊谷の付き当りの山で、分かりやすいネーミングだ。山頂標識はなく展望も利かなかった。90°以上折り返すように東に向きを変え迷岳を目指した。葉を落とした橅の林は陽が入り気持ちが良い。柚子の木平(1,285m)はツインピークでしっかりしたピークだった。稜線上も展望個所があり、登って来た古ヶ丸山や険しかった白倉山が姿良く眺めることができた。古ヶ丸山は迷岳に近づくに連れよく見えるようになってきた。
今日の最高峰迷岳(1,309m)は今年4月にも来た。関西百名山シリーズでの山行だったが近畿百名山にも指定されているのでNo.70兇箸靴討療伉困箸覆辰拭あの時は飯高町香肌峡から登ったのでまた一味違った趣があった。冬枯れの稜線を進み山頂に達すると此処にも誰もいなかった。静かな山頂で昼食休憩を取り前回歩いたルートと同じ東稜線へと進んだ。二重三重になった複雑な稜線は陥没地形もあるが、しっかりした踏み跡があり問題はない。見晴岩は南側の展望が利いた。桃ノ木平(1,185m)を越えると平坦地でテントを張るにはよさそうだった。口迷岳(1,224m)は展望無く山頂標識だけを写真に収め先に進んだ。北側の展望が利く所があり台高山脈の果ての三峰山や局ヶ岳を見ることができた。
P1194の手前で植林帯の見通しの良い場所に出た。植林がネットで囲われている。此処から稜線を離れ八知山谷林道への下山路へと入った。ネットの隙間を縫って林道跡の道に到りジグザグに下って八知山谷林道登山口に達した。標高は約980mしかしここまでは一般車は入れない。犁谷公園にあった案内板によると林道の標高750mの地点までは来ることができるらしいが林道はかなり下までダートが続く。然も林道は勾配緩和のため大きく迂回するので強引に短絡尾根を下ろうとP859のある尾根に突っ込んだ。林道の支線が尾根の右側に下って行くようだが地形図にはなく何処まで行っているのか分からない。尾根を忠実に下りP859まではそれほど問題なく進んだ。
此処から尾根は幾方向にも分れしっかりコンパスを合わせて進んだ。急斜面で間伐材の放置が煩い。しかし人の手が入っていると云うことは何処かに下りられるだろう。標高550mで左手に林道が見えるが切通しの壁で下り立つのは無理、尾根の先端になだらかな所を見付け、辛うじて林道に下り立つことができた。これで3劼曚秒蚕未任ただろう。林道からP859を見上げると紅葉が見事で、口迷岳の冬枯れと合わせて素晴らしい眺めだ。紅葉を楽しんで歩いていると案外早く国道422号線に達した。八知山谷の橋は掛け替え工事中で通行止め、そういえば車で走って来た時対岸に迂回した所があったのはこの為だったのか、橋の向こう側には素掘りのトンネルがあり、どうも橋ができたら新トンネルを掘るようだ。
日曜日で工事はお休みなので未完成の橋を工事の足場を伝って渡りトンネンルを抜けて迂回路と合流した。あとは国道歩き3劼楳誼公園に戻った。立寄り湯は飯高の香肌峡温泉Hスメール(\700)にして、さっぱりして高見トンネルを越えて帰路に着いた。
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