甲武信ケ岳(千曲川源流遊歩道、十文字峠、栃本関)


- GPS
- 27:40
- 距離
- 35.5km
- 登り
- 2,162m
- 下り
- 2,706m
コースタイム
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 4:51
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 8:52
天候 | 1日目晴れのち曇り。 2日目曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所なし。一般コース。 |
写真
感想
■甲武信ケ岳はこれまで登路を変えて3回は登っているが今回は、日本百名山「甲武信ケ岳」の番組放送で千曲川源流遊歩道を観て、まだ歩いていないので是非歩きたいという思いがあった。■泊りがけでの山行は10か月ぶり。スタート時のザック等重量は15.5kg。最近は日帰りばかりなので久方ぶりの重いザックで歩けるかやや心配だ。
■随分前に梓山BSから毛木平、十文字峠経由で甲武信ケ岳に登ったことは間違いないが、毛木平に到着するまでに何ら記憶が蘇ることなし。尤も昔とは様相も変わってるだろうけれど。 梓山BS降車後の毛木平直前まで舗装車道歩きで陽射しを遮るものもない。周りの高原野菜畑には白いビニールが被せられてその反射でまぶしい。 広々とした毛木平のパーキングよりはみ出した車が毛木平手前の道路に延々と駐車してあった。梅雨の晴れ間の土曜日なのである程度の山の賑わいを予想してたがそれ以上のようだ。
■日本一長い信濃川の上流千曲川の源流遊歩道は歩きやすい。甲武信ケ岳へのルートでは最も易しい一般ルートのようだ。ナメ滝を過ぎていよいよ期待の源流に着く。源流はその地点の上に流れがないのだからまさに間違いないという感じが持てる。添えてあったコップで源流の水を飲むと冷たくておいしかった。
■源流辺りまでは数多くの下山者とすれ違ったがそれは毛木平に駐車していたおびただしい車の主たちの日帰り登山者と思われる。源流地点から15分ほど登ると主脈縦走路上に出た。甲武信ケ岳は指呼の間だ。ひと登りで頂上着。大勢の登山者が居た。多分、この頂上のポイントが無人になるシーンは少なくとも今日は殆どないのではなかろうか。それほどの賑わいと思える。
甲武信小屋は満杯で16:06着にも関わらず既にテント場は場所無し。端の微かなスペースを整地して張ったが傾斜していて寝辛い感じ。私より後からやってきたテント組は小屋前のテラス付近に張らせてもらったようだ。
■夜中に雨が降り出しツエルトの中は雨漏り。フライをかけるのを無精したのは油断だった。夜はずっと眠れなかった。自分では一睡もできていないという感じではあるがその割には翌日眠気は感じないし、頭の重くるしさもさほどにない。横たわっているだけでも疲れは取れているのかも。朝食はパンを食べただけでトイレは混雑のため断念し予定のコースを歩き出す。
今日は湿度が高く曇り。ガスっぽい。
■甲武信小屋から十文字峠までの区間は昔(28年位前)に逆コースながら歩いているにも関わらず途中の様相など全く記憶が浮かんでこなかった。こんなに岩場があったかなと思うほど。また、尻岩にしても特徴のある大岩なのに初めて見るような感覚だ。この忘却はかなり昔のことであり、また齢のせいでもあろう。
武信白岩山を過ぎたあたりで石楠花の花に出会えた。今年はいつもより咲くのが早かったそうでピークを2週間ほど過ぎてたようだが観られただけでも良しとしよう。
■十文字峠のベンチで食事。小屋のトイレは有料200円。土足厳禁のトイレで清潔快適そのもの。さてこれからの予定は三国山往復してきて十文字峠幕営か四里観音避難小屋泊りとしてたが今日中に下山してしまおうかとの迷いが生じてきた。色々方針に迷ったが逡巡して時間を無駄にもできない。すでに時刻は9:38になっている。
えーい、栃本まで急げば何とか最終バス15:34に間に合うだろうと決断した。
■四里観音避難小屋傍の水場で水の補給。細い滴り落ちる流れで時間がかかるのでちょっとだけ補給し先を急いだ。最終バス時刻との闘い。時間に追われての急ぎ足のため疲れ方も倍加する。陽こそ照りつけないが湿度が高いのか汗が拭っても拭っても吹き出てくる。白泰山避難小屋に13時までに着ければバス時刻に間に合うと計算できる。焦るあまり避難小屋到着が長く感じられた。
■白泰山避難小屋に12:32着。やっとバスに間に合う見通しがついたのでしばらく休憩。小屋傍に”のぞき岩”がある。一里観音を過ぎ、栃本関跡BS到着したのは14:56。バス発車時刻に40分弱余裕をもってゴールすることができた。バス待ち時間で体の汗拭き下着替えザックの中の整理をした。 疲れとゴールで気が緩んだものかザック重量は出発時より減っているはずなのにより重く感じられる。遊湯館までの村営バスの乗客は一人だけ。遊湯館で西武バスに乗り継いで帰った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
はじめまして ほぼ奥秩父限定の山歩きと谷籠りをしているものです。
千曲川沿いの登山道や甲武信ヶ岳から十文字小屋までのにぎわいにくらべ、そこから栃本までの『ひと気のなさ』のギャップに加え、もう歩きたくないと思うほどの長さををしみじみと感じられたのではないでしょうか。 ほんとうにお疲れ様でした。 ただ惜しむらくは 翌日に用事がないのであれば、もう1泊して奥秩父の山域にどっぷりつかってみるのもよかったのでは とも。そうすればバスの時刻を気にせずに歩けたかなと思います。
ところで、質問があります。
1.四里観音避難小屋にはストーブはありましたか。
2.水場にビニールホース(10僂阿蕕い)はあったでしょうか。
3.屋根の修理(手前側の真ん中) は済んでましたか。
⇒ 屋根からブルーシートがなくなっていればOKです。
コメントに気付くのが遅れてすみません。
ご質問の件ですが、水場では足場が悪かったのは覚えていますが、小さいホースには気づきませんでした。水の得やすい場所が下の方を探せばあったかもしれませんが。
小屋の中をちらっと覗きはしたもののストーブがあったかどうかはっきりしません。また、屋根にはビニールシートがかかっているようには感じませんでした。
いずれにせよとにかく急いでいたため周囲への注意が欠けていて判然としません。確たるお返事ができなくて申し訳ありません。
四里観音避難小屋の状況レポートありがとうございました。
また 無理を申し上げ たいへんすみませんでした。
シャクナゲも終わって静かになったころなので そろそろ行ってみようと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する