残雪の唐松岳
- GPS
- 05:50
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 955m
- 下り
- 941m
コースタイム
- 山行
- 4:56
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 5:48
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ホテルルートイン 信濃大町駅前 ツインルーム素泊まり:8600円 □行き /濃大町駅 6時9分発 南小谷行き →白馬駅にて下車 白馬駅から八方バスターミナルまでタクシー 1名:1000円 H方アルペンライン 往復券:4200円 ※セブンイレブンなどコンビニでも購入可 □後泊 ロッジヴィラ八方 素泊まり:5460円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・八方池山荘〜唐松岳頂上山荘 初めからアイゼン装着。登山者が多いのでトレースはしっかりしていた。トレース上は問題なく歩けるが、外れると膝くらいまで踏み抜いた。気温が上がる昼以降は雪が緩くなり、下りではより踏み抜きが増えた。 また、岩が露出している箇所があり、アイゼンでは非常に歩きづらかった。 ・唐松岳頂上山荘〜唐松岳 風の通り道のようで雪が少なく、岩が露出している区間が長かった。 |
写真
感想
白馬村に遠征し、唐松岳へ登ってきました。
当初は谷川岳の西黒尾根の予定でしたが予報が悪く、また、鎖が見えるくらい雪も減っているとのことでしたので、雪がまだ豊富でかつ比較的晴れそうな唐松岳に変更しました。
白銀の鹿島槍、五竜、白馬三山、剣、立山、毛勝三山などの眺めを堪能でき、シーズン終盤のいい思い出になりました。
〜以下山行記録〜
□4/5(金)ホテルルートイン信濃大町駅にて前泊
在宅での仕事を定時で切り上げ、パッキングを済ませたザックを背負い、最寄り駅に向かう。都心からの下り列車は帰宅ラッシュで混みあっていた。
その狭いスペースに、大きなザックを携えて乗り込むのに一瞬尻込みしてしまった。それでもこの電車に乗らないと予約したあずさに間に合わないので、えいやと乗り込んだ。
周りの乗客達は疲れ果てているだろうに、これから山に行けるとうきうきしている自分が場違いなように思えた。
途中であずさに乗り換え、松本まで向かう。松本から大糸線に乗り換え、23時ごろに信濃大町に到着した。
駅前のルートインでチェックアウトを済ませ、部屋に入るとすぐさまベッドにダイブした。さすがに仕事後の4時間半電車旅はひどく疲れた。1階の大浴場で汗を流し、買っておいたうどんを食べ、明日に備えて急いで就寝した。
□4/6(土)八方尾根スキー場〜八方池山荘〜唐松岳
ルートインを出て、信濃大町駅から白馬駅に向かう始発電車に乗り込む。40分くらいで白馬駅に着き、八方バスターミナルまではタクシーを使った。八方バスターミナルから10分くらい歩き、ゴンドラ乗り場につくと、スキーヤーやボーダーがすでに列をなしていた。一瞬人の多さにうんざりしたが、登山装備の人はそこまで多くいるようには見えなかった。
8時にゴンドラが運転を開始したので、前売りチケットで乗り込む。麓は曇りだったけれど上は晴れていた。リフトから五竜、さらに後方に鹿島槍の双耳峰が見えテンションが上がる。
「本当に今日は最高ですね」などとリフトで隣になった男性と少し話をした。ほんの数分だったけれど、絶景を見た感動を共有出来て嬉しかった。
リフトを3本乗り継いで八方池山荘に到着。山荘の前でアイゼンを履き、ストックを片手に歩き始める。
太陽が出てかなり暖かい。フリースでも汗をかくぐらいの陽気だった。融雪による踏み抜きが心配で一応ワカンを持ってきたけれど、人も多く、トレースもバッチリついていたので、余計な重荷になってしまった。
歩きながら北方に目をやると、まだたっぷりと雪を纏った白馬三山、振り返って北東には頚城山塊と屏風のように切り立った戸隠連邦が見えた。たまらず何枚も写真を撮り、何度も足を止めて見入ってしまう。
第2ケルンを超えると、前方に不帰のキレットが見える。さすがは不帰というべきか、深く切れ落ちた稜線は通る人を拒むような荒々しい雰囲気があるように思えた。今年の夏に歩いてみたい。
緩やかなアップダウンを繰り返しながら標高を上げ、11時34分に唐松岳頂上山荘への分岐に到着。山頂への稜線はところどころ岩が出ていたけれど、山頂直下には雪がありそうだったので、アイゼンのまま進む。
岩の上はガリガリと嫌な感触がした。
岩と雪のミックスした稜線を経て、12時42分、唐松岳に登頂。少し雲は増えてきたけれど高曇りで、立山、剣、毛勝三山、五竜が見渡せた。岩々しい五竜の山容が特にかっこよかった。
山頂は多くの登山者で賑わっていて、写真待ちの短い列ができるくらいだった。大展望に囲まれ、皆晴れ晴れとした表情をしている。自分も山頂標識の写真を撮り、しばらく景色を眺めた後、やっぱり自分の姿が入った写真も欲しいと思い、他の人にお願いして撮ってもらった。
山頂でしばらく絶景を堪能した後は、名残惜しさを感じつつも下山を開始した。リフトが15時20分に運転終了するので、それまでに八方池山荘まで下りないといけない。
気温の上昇で雪が緩んできたらしく、トレース上でも体重を乗せると雪が崩れる場面が増えた。加えて雪の少ない小ピークは相変わらず岩が出ていたので、途中でアイゼンを外してツボ足に切り替えた。
結果ツボ足でも雪上の歩きやすさに大差はなかったので、この判断は正解だったと思う。
14時44分に八方池山荘に到着。またリフトを3本とゴンドラを乗りついで、ゴンドラ乗り場に下山した。
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