蛭ヶ岳南部尾根


- GPS
- 07:29
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 2,120m
- 下り
- 787m
コースタイム
- 山行
- 6:56
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 7:22
1日目
玄倉バス停 (8:12) → (GPS設定にとまどり待機)→ スタート (8:37) → ゲート (9:12) → ユーシン (10:35) → 熊木沢出合 (11:01) → ≪蛭ヶ岳南部尾根≫ → 蛭ヶ岳 (16:00) → 蛭ヶ岳山荘(泊)
2日目
蛭ヶ岳山荘 (5:20) → 棚沢の頭 (5:45) → 丹沢山 (6:23) → 塔ノ岳 (7:43) → 新大日 (9:01) → 鳥尾山 (10:08) → ≪鳥尾山尾根≫ → 下山 (11:26) → 大倉バス停 (12:37)
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
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写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
以前からチャレンジを考えていた蛭ヶ岳南部尾根(その手前の廃道を含む。以下同じ。なお,尾根の名称は,呼称である。)に行った。しかし,想定外の難航というよりは,私がバテてしまい,著しくコースタイムを要してしまった。蛭ヶ岳に午後4時到着という遅い時間であることから,当日下山である場合には目的の駅まで向かう大倉バス停の最終バスに間に合う時間には下山できず更に体力の消費が思いのほかあったことその他の費用対効果の観点に鑑み,蛭ヶ岳山荘に宿泊することとした。念のため付言するが,上記の状態であるものの,当日下山は可能である(塔ノ岳から大倉尾根は,深夜の登山経験もある。)し,遭難の類にならない必要な装備及びルート確保はしていた。
蛭ヶ岳南部尾根は,西丹沢に向かうバスに乗り,玄倉バス停で下車し,その後12キロほど玄倉林道を歩いた先にある熊木沢出合という場所が起点である。しばらく広い川沿い(水はほとんど流れていない。)を歩き,西寄りに進む。大きめの石がごろごろしており,実に歩きにくい。その後,廃道の崩落部分をまきながら,尾根の中に入っていく。なお,そこで,鹿2頭,タヌキ1匹に遭遇した。尾根道の踏み跡はほとんどなく,誘導テープも不親切な程度であったところ,私は,歩きにくい箇所ばかりを偶然に選んでしまい,ザレ道の岩場や,棘のある植物などの藪帯を強引に直登した。ここで無駄に体力を消費してしまったのが,良くない。一部けもの道があったので,これに従い登りを進めるが,暑さと疲れでバテ気味となり,5分に1回休憩をする始末となった。ようやく蛭ヶ岳山頂についたのは,熊木沢出合から5時間後の午後4時である。その後,予約していないが,冒頭に述べたとおりの理由で上記山荘に宿泊することを決め,上記山荘に向かった。
上記山荘は,10名ほど(内女性1名)の宿泊客の相部屋であった。女性客は,丹沢登山のために,わざわざ博多から来たとのことであり,ほかの客の中にも,群馬から自家用車で来たという人もいた。上記山荘の主人は,先月,私が主人と歓談したことを覚えており,その際も今回チャレンジした蛭ヶ岳南部尾根の話をしたことから,関心を示していた。夕食は,午後4時半,カレーライスである。消灯は,午後8時。私は,ほとんど眠れなかった。
翌日5月28日は,午前4時に起床。日の出に合わせて,若干富士山などが見えたものの,ガスで景色がほとんど望めなかった。しかし,幻想的な風景で,かつ,涼しいので,これはこれで都合が良い。同4時30分に朝食,同5時20分に山荘を出発した。塔ノ岳の先にある鳥尾山から下山しようと計画した。前日の疲れがとれていないのか,中々ペースを上げられず,休み休み進み,丹沢山には同6時23分,塔ノ岳には同7時43分に到着した。丹沢山の山荘は,平日にもかかわらず,20名以上が宿泊していたとのことである。展望が良ければ,三ノ塔まで行こうと思っていたのであるが,塔ノ岳を過ぎてもガスが消えないことから,鳥尾山尾根から林道に下山(同11時26分)し,林道を1時間ほど歩き,午後12時37分,大倉バス停に到着した。
蛭ヶ岳南部尾根は,経験として1回くらいは歩いてみても良いかもしれないが,そこまでのアクセスが悪いのと,体力的に難易度が高いことから,通常の登山道として考えるべきではない。特に,下山路としては,危険である。ともあれ,前からチャレンジしようとしていたことを達成できたので,まずは満足である。
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