もし明治の養蚕女子が『チャリでシルクロード』を走ったら ★横浜港ー鑓水峠ー八王子ー小仏峠ー半原越ー清川・厚木★自転車パスハン
- GPS
- 16:00
- 距離
- 111km
- 登り
- 1,547m
- 下り
- 1,530m
コースタイム
登場人物
★地味子(田村麻奈美)
今日の俺さまの山行に合わせ、明治時代からタイムスリップした養蚕(ようさん)女子。
明治10年生まれ。神奈川県・清川は煤ケ谷村の農家で繭(まゆ)の生産をしている。視点が広く、絹の加工、流通、エンドユーザーにも興味を持っている。
★インデックス(インなんとかさん)
カトリックの修道女。常にお腹を空かせている。
今日は日本のシルクロードをチャリで行きます。
横浜港ー八王子のメインルートから、厚木方面の生産地(地味子の実家)へ向かいます。
途中・幾つかの峠を越える、絹のパスハンティングです。
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
ジャンル:自転車パスハン https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC |
コース状況/ 危険箇所等 |
自転車で行かれる方へ ・横浜ー八王子の国16は、大型車が多いのでエスケープルートを走るほうがいいでしょう。 パスハンの方へ ・絹は様々な道から横浜に集まってきます。それぞれの絹街道があるようです ・鑓水(やりみず)の絹の道は未舗装の旧街道だけあって雰囲気がいいです。ハイカーが多いので”押し”でお願いします。登山靴ではなくともSPDシューズで対応できます ・小仏越は絶対的な旧街道でありますが、稜線歩きのハイカーが多いですし、何故チャリンコで?という意識があります。ここも押しでお願いします ・半原越は舗装なので乗っていけます。休憩等でダートには入らないこと。ヒルが多いようです |
写真
装備
個人装備 |
ズノウクロモリ+600アルテグラ+SPD用シューズ(歩ける自転車靴)
|
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感想
パスパンの旅は人に触れる旅かもしれない。
それは今を生きる人だけではなく、いにしえの人との出逢いが多い。
道が整備されていなかった当時、峠越えは、日常のことだったろう。
生活・行商・通学・嫁ぎ・法事、、
そんな峠や旧街道は、山の稜線歩きとは、まったく違う意味合いを持つし、そんな人間臭い余韻を体感できる
交通手段や道路整備が進んだ現代では、わざわざ峠を越えることもなく、隧道やバイパスでパスするのが常識であろう。
現代では、希望峰廻りの海路も、スエズ運河という新道開通により、いわば旧街道であるw
明治初期の日本のシルク流通は、北関東各地(参考・富岡製糸場 明治5年・1872年)ー前橋ー八王子ー横浜港(安政6年・1859年)、、という根幹になっている
今日走った、横浜港から八王子ー半原の撚糸・煤ケ谷の生産地に至るルートはいわば支線ではあるが、俺さまの中では本線w
歴史保存の恩恵に授かりながら、鑓水峠・小仏峠・半原越を地味子と越え、煤ヶ谷に至る。もいら的には、超越至極(爆)
※最後の半原越、疲れた体には本当にキツかったデス。。(苦笑)
畑に一本だけ残る桑は多い。リスペクト、メモリーではなく、実働(蚕のエサ)を睨んでのことだと信じる
「チャリンコ族はいそがない」山と溪谷社 熊沢 正子著 が解りかけてきたこの頃
峠のプロフィールや資料館詳細も併記したいが長くなってしまうので、各自検索!割愛が宜しかろうw
(6月23日(火) 踏破3日後の晩酌中にて)
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スペシャルサンクス
絹の道資料館館長殿、半原撚糸組合事務員殿、小仏峠で丹沢詳細図を売っていた著者殿、清川村煤ヶ谷の農家の皆さま、明治期の養蚕女子の皆さま、機守(はたがみ)様へ
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■資料
日本で最初の蒸気船(嘉永7年・1855年) ・工業化促進、帆船衰退
横浜港開港(安政6年・1859年) ・一極集中・浜道の整備
スエズ運河開通(明治2年・1869年) ・流通のスピード化、喜望峰廻りが廃道
富岡製糸場(明治5年・1872年) ・個性の終焉、品質の均一
国道16号線御殿峠の整備(明治20年・1887年) ・鑓水峠が旧道に
国道20号線大垂水峠開通(明治21年・1888年) ・大量輸送へ。小仏峠が旧道に
国鉄中央線八王子ー新宿駅開通(明治22年・1889年)
国鉄横浜線開通(明治41年・1908年) ・八王子街道の馬車輸送が衰退し汽車での大量輸送へ
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コメント
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Honocaさん、こん○×は(^o^)/
今回のルートですが、横浜港からの道順が何となくわかってしまう。横浜市民としていろいろ走っていると使う道(あるいは近く)だからでしょうかね(^^ゞ
小仏峠から降りて相模湖渡って半原越…なかなかきつそう(^^; チャリだとヒルにはあわないんでしょうね(^^;
mamepapa
まめぱぱさん、こんにちはーw
R16は古の道ではありますが、CRに逃げてしまいましたー
江戸時代:すべての道は大山に
明治時代:すべての道は横浜港に
では鎌倉時代は?縄文時代は?それぞれの道があるのかな、、
ヒル? かかってこいや (´・ω・`)
パスハン? 検索しちゃいました 。!?(・_・;?
凄〜くお金かけてカスタマイズ(改良)した自転車でパス(峠)の悪路をハンティングするんですね。技術 体力(耐力?)必要な自転車の鉄人様の走行?
然も その峠道の歴史や人々の暮らしも探究する。_φ( ̄ー ̄ )
なんか カッキーよ‼️Honokaさん
お陰様でおババ チョチ御利口さんになったズラぁ👍
おばばさん、こんにちはー
パスハンは、鉄人様ではなく文化系サイクリストの範疇w
懐(ふところ)具合は個人差があるかもですがー
マジな話では、峠仕様に改造すると、では・その峠までのアクセスは快適なの?とか、そんな問題が激しく葛藤してくるので自分は普通のロードレーサーでアクセスです
> 然も その峠道の歴史や人々の暮らしも探究する。_φ( ̄ー ̄ )
峠は生活道なので生活探求はセットですw と言ってみる
※でも稜線歩きのような爽快感はないですがね。ストレス発散どころか新たなストレスを抱え込むw
おばばのお勧めあればいづれおねがいしますよ
---「チャリンコ族はいそがない」山と溪谷社 熊沢 正子著---
この本、27年くらい前だったか?、サイスポでみて、買いましたよ。
このころは未開の地?をサイクリングすることが楽しかったので、こういった本は面白かった。
金ためて、会社辞めて、サイクリングを・・・人間は、まだ見ぬ地を旅したい動物なのだろう。。。
私もそうですが、多くの人がそんな感じ。。。ですなぁ。
今はどうしているのだろうか?
チャリンコ族はいそがない に反応する人がいたことに驚いたw
懐かしいタイトル、、といえば今回のタイトルは”もしドラ”に関連つけたのでそのことかと思ったw
まあサイクリングは体が動くまで続けて行こうと決めています
ドーモ。Honoca=サン。juusinn005です。
今回もまた渋いコースですね
今を去ること30数年前、高校ワンゲル部で仏果山から半原越を越えて
経ヶ岳を登ったことを思い出しました。
石小屋あたりの河原でテン泊するため、半原の町から中津川渓谷に歩いて行くと
小さな繊維工場が沢山あって、多分紡績機だと思われる機械の音が響いていた
記憶があります。
昨年久々に、仏果山に2度ほど登って半原の町に降りた時には中津川渓谷は
ダムの底になっていて、繊維工場の機械の音も聞こえなかったような。
レコを拝見して、そんな遠い日の記憶が蘇りました
それにしても、インなんとか=サンは食べてばかりですな
juusinn005さん、こんにちはー
> 今回もまた渋いコースですね
ありがとうございます!!
同僚に山行を語ったところ、やはり渋いといわれまして何故か嬉しかったのです。
”渋い”の代替語が思いつかないですね。”古”とか?
でも、まだまだ古ではありませんしね
石小屋でテン泊とかww いい時代です
愛川の繊維イイ!!
> 遠い日の記憶
ひょんなことからお役に立ったようで何よりです
浅瀬の森林軌道とか、今回の宿題・神奈川県道515線の走破とかネタはありますが、峠越えは稜線とは違って面倒くさいですね。
あえて、桑の写真を何枚か撮りましたが、そのうち、なんで”桑”なの?って時代がきそうです
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