頼母木山•エブリ差岳•地神山;西俣ノ峰より
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- GPS
- 14:18
- 距離
- 25.1km
- 登り
- 2,535m
- 下り
- 2,548m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 9:10
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高650mあたり、十文字の池と言われる手間から雪道となります 夏道でも薮と言うほどでもなくストレスなく歩けます(勾配はきついです) 西俣ノ峰と頼母木山を繋ぐ鞍部を超えるといよいよ長い直登となります 小ピークが何度かあり、精神的にヤラれます |
その他周辺情報 | 梅花皮荘;日帰り温泉500円 手打ちそば_丸武(小国町); 板そば1,300円 ←普通においしかったです |
写真
装備
個人装備 |
ザック(Exped;Lightning45L)
靴(スポルティバ;エクイリビウム)
キャップ
長袖シャツ(冬用)
防寒ウェア
ジャケット
長パンツ
コンプレッションタイツ
靴下
雨具
ゲイター
グローブ
ストック
アイゼン
スノーシュー
タオル×2
飲料(オレンジジュース200mm/麦茶500mm/アクエリアス900mm)
行動食(薄皮パン×2/トレイルミックス/SOYJOY)
昼食(カップラ;リフィル)
夕食(アルファ米&金のハンバーグ)
朝食(アルファ米&カップスープ)
酒とつまみ(ワンカップ焼酎/鮭とば)
チタンカップ(600mm&350mm)
バ-ナー
OD缶
スタンドコジー
箸・スプーン
着替え(長タイツ/肌着(冬用)/パンツ×2/靴下/メリノウール長袖/フリース/ダウンジャケット・パンツ/ネックウォーマー)
シェラフ
スリーピングマット
枕
AppleWatch
iPhone
GoPro_HERO7
モバイルバッテリー×2
ヘッドランプ
予備眼鏡
サングラス
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感想
残雪期、飯豊にアプローチできるルートの西俣ノ峰
冬山を登るようになって、山頂から真っ白になった飯豊連峰を見るたびに、あの場所からはどんな風景が見えるのだろう⁉︎と想像を膨らませていました
また、夏の飯豊を登るたびに、地神北峰からエブリ差岳を眺めながら、右下に伸びる稜線を見てあれが西俣ノ峰かぁとぼんやりと、目で追っていました
そんな中、今回、ちょうど晴れ間が続いたので、泊まりでゆっくり雪の飯豊を堪能することができました
朝5時に自宅を出発 途中、南陽から長井まで梨郷道路が整備され、時間短縮もさることながら、運転しやすくなりました
8時前に梅花皮荘到着、支度を整えて、いざ出発
どのあたりから雪が出てくるかなと思ってましたが、登り始めの急登や岩場はすっかり雪がなくなっていて、助かりました
にしても、暑い 堪らず、冬用のキャップを外しましたが、汗が目に入ってきてなかなか難儀しました
雪が出てきたのは、登り始めて1時間くらい
標高650m、十文字の池の手前あたりだったと思います
雪が出てきても、踏み跡がしっかりついていて、つぼ足で進むことができました
2時間弱で西俣ノ峰の稜線へ
雪庇も発達していて、立派なものです
これでも例年に比べれば少ないんだろうなと思いながら、行き先を眺めると、はるか彼方にこんもりとしたピークが見えます
あれは地神山だよね その手前がきっと頼母木山だろうと見定めて、進みます
西俣から枯松ノ峰への稜線は、見事な雪庇道 足元に気をつけながら進むと、雪原のような場所に出ました 右側を見ると、エブリ差岳が見下ろすように迫っています
地神山から見えるのとは違い、東側から望むエブリは、白い壁のようです 左側には、きれいな三角の形で鉾立峰が立っています
エブリに登るには、この三角を超える必要があるのかぁ 今日中に行けるのかなぁと漠然と思いながら、先へ 細尾根を越えて、いよいよ頼母木山への登りに突入
これが長い 勾配がきついのと日が上がり雪の沈み込みもひどくなってきたので、スノーシューに履き替えました
長いと感じたのは、見えるピークを越えるたびに、次のピークが見えるパターン これは精神的に効きます 最後は、これで終わってくれと祈るような気持ちで登ってました
12時半にいよいよ頼母木山に到着 初めて目にする白く彩られたエブリと地神山、素晴らしい眺めです そして、エブリに伸びる雪庇のすぐ先に赤い屋根の頼母木小屋が見えました
夏とは違い、小屋まではあっという間 入口もスコップで掘ってあり、スムーズに入ることができます
中に入ると、既にシュラフが1つ広げてあって、どうもエブリに向かった様子
自分もシュラフやスリーピングマットを広げ、昼食を取っていると、2人ほど入ってきました
途中、団体の方も含め、何人か登ってる方がいたので、都合10人ほど泊まる雰囲気
エブリまで踏み跡があるのはありがたい。時刻は2時前、夏場であれば、私の足で往復4時間くらいなので、早速、向かってみることにします
アイゼンにするかスノーシューにするか一瞬迷いましたが、とりあえずスノーシューで
鉾立峰はアイゼンだろうなぁということで、サブバックに入れていざ出発
夏場と違い、ふかふかの雪をどんどん進む 40分ほどで鉾立峰まで来てしまった
どんっと衛兵のように聳える鉾立峰 トラバースできないものかなと頭をよぎるも、踏み跡は登っているので、素直に直登
やっぱりキツイぜ 立派な衛兵だ
しかしながら、登ってみると尖がっているだけにすこぶる眺めが良い
目の前にエブリ、振り返れば飯豊の山々が真っ白になって連なっています
抜群の風景だ 登ってきた甲斐があったなぁと納得して、エブリへ
雪はあるとは言え、残雪期
エブリの小屋や山頂はすっかり雪がなくなっていました
標高は1,600m 西俣ノ峰から見た時は迫るように大きく見えましたが、意外と低い
眺めを堪能して、小屋に戻ることにします
頼母木山が1,700mですから、帰りは登り気味
大石峰の登りが何だか疲れました しかしながら,ちょうど日が傾いてきて,夕日に照らされるエブリの山容がとてもきれいで,元気が出ました
日暮前,5時半に小屋に戻ると,団体さんがストーブで鍋を作っていました
聞けば,小屋の管理人さんが団体さんとともに登ってきてくれていたとのこと
ストーブありがたい お酒飲んで,就寝
翌朝,風が強めに吹いていましたが,寒さはそれほどでもなく,いざ地神山へ
途中の地神北峰は,身体が持っていかれそうな強風
まぁ,もう少し進んでみようと登ってみると,風が落ち着いたので,無事に地神山に登ることができました
ここからのエブリも格別だ(何回”エブリ”出てくるんだ!?←好きな山容なんですよねー)
満足しながら,無事に12時前に下山
天候に恵まれ,雪の飯豊を満喫することができました
なかなか機会を捉えるのは難しいですが,またこの時期に登ってみたい
次は,北又岳まで行きたいなぁ
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