鳥海山(中島台〜新山・テン泊)
- GPS
- 25:41
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 1,798m
- 下り
- 1,779m
コースタイム
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 9:28
- 山行
- 1:24
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 1:26
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
除雪はバッチリ、駐車場も使えるが大繁盛で路駐している車もあった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※自分は山スキー、同行したMさんはツボ足(ワカン)なのでペースはツボ足です。 ・最初の遊歩道は雪切れがあったが、橋を渡った先は全行程雪はつながっていた。4月頭くらいが気候も雪質も積雪量も含め最も登りやすい時期かもしれない。 ・ツボやスキーの入山者も多数でトレースもバッチリ。本来はどこでも歩けるが故に迷いやすかったりもするルートだと思うが今回は難易度低めだった。 ・テントは950mくらいの樹林帯に設営。それより上の森林限界以降は日中はコンディションが良かったものの午後から風が出てきたのでテン泊には向かない。(景色がいいのでつい上に張りたくなるが…) ・滑走も全行程快適ザラメだがたまにストップ区間もあった。 |
写真
感想
今年も春の恒例行事となりつつある鳥海山へ。
めずらしく土日とも晴れ予報ということだったのでテントを担いで登ってみることにした。
鳥海山は記録を数えてみたらこれが7回目。今回も含めうち6回が山スキーでの山行となる。更にそのうち5回が4月〜5月の残雪期ということで、自分の中ではゆる〜い残雪期のお祭り山行といったイメージを持っている。
とはいえテントで登るのは今回が初めて。
やっぱり日帰り装備の方がサクッと登って楽しく滑れるし、鳥海山もわざわざ泊りで行くほどのロングコースではないので普通に考えたらワンデイが効率的だ。だが今回はツボ足のMさんが一緒だし、元々自分も雪山のテン泊は好きなので天気の条件も含めドップリ鳥海を楽しむ週末に充てることにした。
すっかり皆さんが出払った8時過ぎに中島台をスタート。東京から7時間以上かけて来ているので睡眠時間も考えたらどうしてもこれくらいの時間になるのです(笑)
4月上旬ということもあってさすがに雪が多い。途中の橋を渡ったらそこから先はずっと雪が繋がっていた。いつも下部は藪漕ぎするイメージしかなかったのでこれは好条件、これからはGWを待たずにこの時期を狙ってこようかな。
あがりこ大王と再会を果たしたら迷路のような森を標高900mあたりまで歩く。さてどこでテントを張るか、Mさんは眺望の良さそうな上に張りたいと言うがちょっと落ち着いて考えよう。景色のことだけ考えたら森林限界の上の方が良いが風に吹かれたら面倒なので大人しく樹林帯で設営することにした。これが結果的には大正解、夕方以降は1000mから上は風が吹きつけていた。やはり山では保守的に行動しなければならない。
次の選択肢は初日に山頂へ行くか翌日に行くか。初日に登ってしまえば翌日楽だし天気もそれほど悪くなさそうなのでテントを設営したらそのまま新山へ向かうことにした。
途中までは雪の照り返しもあって暑いくらいだったが千蛇谷に入ると風が吹き始めた。すれ違う多くの登山者が風で登頂を断念したようで、「山頂は暴風ですよ、お気をつけて」と何人かの方に声をかけていただいた。
とはいえ気温はそれほど低くないし視界も良い。厳冬期の地獄に比べれば…という感覚もあったのでMさんを励ましながら先へ進んだ。
テン泊前提の行動時間なので既に15時を過ぎ、先行者は全員下って行ってしまった。Mさんは心細いようだったが自分にとってはこれからが天国。厳冬期でもないのに貸し切りの千蛇谷と新山が楽しめるなんて贅沢すぎる。
登ってる最中は山頂もガス優勢だったが登頂のタイミングに合わせて視界が晴れてくれた。ガス男返上か。
夕日というにはまだ日は高かったがそれでも西に傾いた太陽とそれを映し出す日本海が美しい。自分が山スキーを始めた10年前からいつか山スキーで鳥海山の夕日を見てみたいと思っていたがようやく叶った気がした。
非日常の景色を楽しんだら暗くなる前に下山開始。
気持ちよい斜面なので一気に滑ってしまいたいがツボ足のMさんを待ちながらのんびり滑走。こんなにゆっくり滑ることもないので良い機会だったかも。
いい感じで暗くなる前にテントに帰還。さすがにお腹が空いたのですぐに晩飯スタンバイ。鍋をつついたりコーヒーを飲んだりしながら夜の鳥海を楽しんだ。
翌朝は目覚ましをかけずに小鳥のさえずりで起床。これもテン泊の醍醐味だ。しかも下山するだけというのが嬉しい。(その後の首都圏の渋滞はこの時は考えていない)
荷物は重いが楽しく滑走しながら、Mさんを待ちながら下山。にかほの温泉に浸かって東京への帰路に就いた。(その後安定の事故渋滞にはまったのは言うまでもない…金沢に帰りたい)
コメント
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自分はがんちゃんさん達も見えていたと思いますが、500mほど離れた上の方にテントを張りました。
おさっしのとおり、8時頃から風が吹き始め、テントが揺れて中々眠れませんでした。
それでも4時間は寝たようでしたが
自分はこの日行われた日本GPを見たかったので、最初から泊まるだけで帰るつもりでだったので、6時頃撤収しました。
事故渋滞大変でしたね、、お疲れ様でした、連休またいらしてください。
コメントありがとうございます。
地元秋田の方なんですね、羨ましいです。僕なら毎週鳥海に通うことになりそうです笑
はい、上に張られたテントを拝見してました。風がなければ最高のロケーションですがやっぱり山の天気は分かりませんね…飛ばされなくて何よりでした。
月山も鳥海山も秋田駒ヶ岳もお気に入りなのでまた出かけたいと思います!
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