三倉岳、大峯山(三倉岳登山口から往復、大峯山登山口から大峯山、西大峯山を周回)【大竹市、廿日市市、広島県】
- GPS
- 06:00
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,189m
- 下り
- 1,171m
コースタイム
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:02
三倉岳登山口駐車場 802 ― キャンプ場 804 ― Bコース本道 807 ― Aコースエスケープ道分岐 813 ― 四合目小屋への分岐 817 ― 胴乱岩 823 ― 七合目 835 ― 八合目 843 ― 中岳朝日岳鞍部 847 ― 朝日岳山頂 851 ― 展望岩 855/856 ― 中岳朝日岳鞍部 901 ― 中岳 906/916 ― 中岳夕陽岳分岐 918 ― 長い鎖場 921 ― 夕陽岳三角点分岐 928 ― 夕陽岳山頂 929/935 ― 夕陽岳三角点分岐 937 ― 三角点Aコース分岐 939 ― 三倉岳三角点943/952 ― 三角点Aコース分岐 957 ― 六合目 1010 ― 五合目・見晴し岩 1014/1016 ― 四合目小屋への道分岐点 1021 ― 四合目小屋・エスケープ道分岐点 1022/1023 ― Aコースエスケープ道分岐 1026 ― Bコース本道 1031 ― Bコース登山口 1035 ― 三倉岳登山口駐車場 1036
大峯山
大峯山登山口 1141 ― 貯水槽 1150 ― 五合目 1210 ― 回り道・ベンチ 1222 ― 七合目 1228 ― 展望岩 1234 ― 三角点 1239 ― 大峯山山頂 1242/1252 ― あずまや・西法寺支坊 1255/1256 ― 展望岩 1259/1301 ― 六畳岩・八畳岩で昼食 1305/1327 ― 三角点 1328 ― 作業道横断 1349 ― 下滝コース分岐点 1355 ― 西大峯山 1402/1412 ― 下滝コース分岐点 1417 ― 作業道横断 1420 ― 七人墓 1439 ― 西大峯山登山口 1446 ― 林道 1448 ― 県道294号に合流 1455 ― 大峯山登山口 1502
●行動時間
02:34+03:22=05:56
天候 | 晴れ、朝のうちはガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(広島の家=三倉岳登山口) 三倉岳登山口 ― 朝日岳、中岳、夕陽岳、三倉岳三角点 ― 三倉岳登山口 (三倉岳登山口=大峯山登山口) 大峯山登山口 ― 大峯山 ― 西大峯山 ― 西大峯山登山口 ― 大峯山登山口 (大峯山登山口=広島の家) ●登山口へのアクセス ○三倉岳登山口 ・広島市内からは西広島バイパス〜県道30号〜県道42号〜県道460号〜県道289号、同様に県道30号〜国道186号〜県道289号などで栗谷にアプローチし、玖島川親水公園の前から三倉岳登山口へと進む。終点が広い駐車場になっており、駐車場あるいはその手前のトイレ付近から登山道(Bコース)へと進むことができる ・県道460号は殆ど1車線幅の道。すれ違いできる場所も限られており、日中の時間帯にはあまり使いたくはない ○大峰山登山口 ・広島市内からは西広島バイパス〜県道30号〜県道42号〜県道294号と進む。玖島下川上の辺りに「大峯山道」と揮毫された標示のある駐車場が登山口 ・同様に県道30号の先、「廿日市市役所佐伯支所前」交差点から県道293号〜県道294号経由で行くこともできるが、こちらは殆ど1車線幅の道。すれ違いできる場所も限られており、これも日中の時間帯にはあまり使いたくはない (いずれの記述も2024.4現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●三倉岳 ○Bコース:三倉岳登山口〜中岳朝日岳鞍部 ・Aコースからのエスケープルートを分けるとあとは急登が続く。段付けがある場合でも、一段が高くて角度を感じさせられる。顕著な枝道はないので直線的に登っていくと鞍部に出る ・キャンプ場内など紛れのあるところには標示あり ○朝日岳〜中岳〜夕陽岳〜三倉岳三角点 ・岩登り、鎖場の昇降が連続する。特に中岳から来て夕陽岳へと登り返す鎖場はひじょうに長い ・それぞれ枝道はないので、鎖を含め、踏み跡を辿る ・中岳と夕陽岳の山頂部は縦走路を少々外れており、分岐標示に従って向かう ・鞍部から三角点ピークへは普通の山道が続く ○Aコース:夕陽岳三角点鞍部〜Bコースへのエスケープ ・こちらも急斜面の段付け道だが、Bコースよりはやや緩い ・BコースへのエスケープルートとAコースの分岐は4合目避難小屋のある所となっており、地図表記とは異なっていた ●大峯山 ○大峯山登山口〜大峯山 ・貯水槽までの舗装路を過ぎると、三角点までは休みない急登。三倉岳よりも急な木段が続く。五合目、七合目以外には途中の目安もあまりない ・枝道は見当たらなかった ○大峯山〜西大峯山 ・起伏の少ない穏やかな頂稜歩き。道筋は明瞭。西大峯山手前には森林管理のための作業道が大掛かりに設けられており ○下滝コース:西大峯山手前鞍部〜西大峯山登山口 ・細道が延々と続く。段付けなどの整備はなされていない。一部やぶ化しているという情報もあったが、今日歩いた限りはそのようなところはなかった。沢筋移りの辺りで笹深い一帯があったが、そこが藪化するのかもしれない (いずれの記述も2024.4現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ○三倉岳 ・コンビニエンスストアは佐伯または大竹市街にしかない。 ・飲食店は、登山口への入口付近の「マロンの里」がある ○大峯山 ・コンビニエンスストアは湯来または佐伯で行かないとそれ以降はない ・飲食店も同様 ●日帰り温泉 ・双方からさらに奥地にあたる国道186号沿いには「元湯 小瀬川温泉」がある ・廿日市市内には「宮浜温泉」がある (いずれの記述も2024.4現在) |
写真
感想
〇三倉岳
広島県を代表する人気の山、三倉岳へ。昨日の白木山は標高差も十分にある山だったが、こちらは標高差でも登路の長さでもなく、山の険しさ、コースのワイルドさが人気の理由のようだ。
その荒々しい山を満喫しに向かった。
大竹市街側からは一部区間での通行止めへの迂回が必要との情報を得て、佐伯回りで栗谷を目指した。途中の県道は結構な隘路で、早朝だからいいようなものの、車の行き交う時間帯に利用したくはない道だった。栗谷から登山口方面へと進み、きれいに整備されたばかりのトイレを横目に登山口駐車場へ到着した。
キャンプ場を超え、山道へと進む。行きに選んだ道はBコース。ガイドブックによると、行きはBコース、帰りはAコースが適しているとのこと。それに従った選定だ。
キャンプ場の先でAコースへのエスケープ道を分け、いきなり急登が始まる。段付けがあるのだが、一段一段が高い。踏み台昇降をし続けているような気分で、早々に息も切れてくる。
胴乱岩の先に五合目の標示。ふもとの視界が開けるが、ガスの中だ。下から見上げて承知はしていたが、ガスの中での登頂になりそうだ。
七合目を過ぎると急崖はさらにエスカレート。八合目から鞍部までは100mとあるが、その勾配も相まって実際の距離感はそれ以上であった。
崖の先で鞍部に出ても、朝日岳も中岳も絶壁の上に山頂があるようだ。まだ穏やかな朝日岳に登り、狭い山頂を過ぎて展望岩へ。ここからは中岳や夕陽岳の姿を間近に見ることができる。
戻って次は中岳へ。ここは鎖場を超えていく。山頂直下で夕陽岳への道を分け、さらに山頂までも鎖で登る。山頂部のガスはいっそう濃くなってきた。天候を思うとそろそろ上がってもいい頃なのだが残念だ。
分岐に戻り、次は夕陽岳へ。中岳の下りにも鎖場がある。ここは比較的のっぺりとした一枚岩の下降となるので鎖に助けられる。降りるとすぐさま夕陽岳に向けての長い鎖場になる。鞍部から上部の分岐までがほぼすべて鎖場となっており、さながら日本アルプスの岩峰のような風情だ。
登りきるとまたも山頂下分岐があり、まずは夕陽岳山頂へ。岩峰の頂に立つと、この先の三倉岳三角点ピークから続く尾根がよく見える。三角点ピークはこちらよりも高いはずだがどうやらようやくガスも上がっていくようだ。
三角点ピークまでの下降上昇には鎖場はなく、ここまでのそれぞれのピークへの難路を思えばすんなりと到着した。
先ほどの鞍部に戻り、下降路へ。下りはAコース。こちらは、Bコースほどではないにせよ急な斜面を降りていく。五合目には「見晴し岩」がある。登ると三倉岳の見返すことができる。朝とは異なりガスのない中、屹立する尖峰をしばし鑑賞した。
さらに下降すると、4合目にある避難小屋が現れる。先ほどのBコースからもここへの道が分岐していたから短絡路があることが分かる。さらに小屋の前からも道が分岐しており、こちらは地図にもあるエスケープルートのようだ。ガイドブックとは異なるようだが、進んでみると、見覚えのあるBコースの分岐点に出た。
登山口へと戻ると、何やらイベントがあるのか、人もクルマも増えている。満開の桜の下、好天に恵まれた一日になりそうだ。
〇大峯山
あまりにも早く下山したこともあり、迷わず二山目に向かう。三倉岳と同じ玖島川の上流にあたる玖島川上から大峯山へと向かうこととした。
玖島川上の辺りは、瀬戸内海からわずか10km内陸へと入ったところとは思えない山深さ。上流側からのアプローチになったこともあるが、1車線の心細い道をくねくねと進んで登山口へと到着した。
道取りとは対照的に、ここも満開の桜が陽光を浴びて輝いている。
登山口からは、しばらく舗装路を上がる。桜並木は美しいが、舗装路の急斜面は歩きにくい。それも貯水槽で終点となり、山道へ。木段が整備されており、渓流から尾根へと次第に高度を上げていく。
この山も休まず上り続ける道取りで、あっという間に山頂手前へ。山頂部には広々とした大岩があり、昼休憩にはちょうどいいのだが、まずは奥の展望地点にも足を延ばし、折り返して昼食とした。大岩は六畳岩、八畳岩というようで、今日のように人がいないと、のびのびとくつろげる。
山頂よりも奥には神社と展望ポイントがある。展望ポイントは眺望もさることながら落ちそうな岩に目がいく。さらにその手前には風穴があり、岩に見とれていると落っこちてしまいそうだ。
山頂の大岩からの眺めは抜群で四方を見渡すことができる。残念ながら今一つ山座同定ができなかったが、先ほどの三倉岳や海側の山々だけではなく、吉和冠山や恐羅漢なども目に入る。
食べてくつろぎ、山頂を後にする。西大峯山への頂稜歩きは穏やかな道取り。まだ緑は少なく日差しが足元まで届いている。開放的な空間を軽やかに進む。
西大峯山は南面と北面の一部が切り開かれており、窓から見るように眺めが得られる。ここでも海側の経小屋山や吉和冠山の辺りを見ることができる。
下山は下滝ルートへ。藪化しているところもあるとのこと事前情報だったが、刈り払われた明瞭な道筋であった。
玖島川上の集落に出て、桜の中を登山口へと戻って本日の行程終了。
山も桜も満喫できたよい山行きだった。
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