十枚山、山伏、八絋嶺とキバナハナネコノメ
- GPS
- 10:53
- 距離
- 32.4km
- 登り
- 4,090m
- 下り
- 4,075m
コースタイム
- 山行
- 11:03
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 12:14
天候 | 晴れ 気温高く、風弱い日でした |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中の段より少し上の駐車スペース(3〜4台程度)に駐車しました。 ○山伏(やんぶし) 未舗装路をしばらく進み、山伏登山口少し手前の水場あたりのスペースに駐車しました。 ○八絋嶺(はっこうれい) 八絋嶺登山口付近のスペースに駐車しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※4/14時点の状況です。 特別危険を感じるような箇所はありませんでした。 登山道上に雪はほぼありません。アイゼン不要、ぬかるみ箇所も極僅かでした。 ○十枚山 前半はスギ林の急登、後半はロープ箇所の急登。特に下山時はスリップ注意です。 ○山伏 前半は沢沿いの登山道で渡渉ポイント多数。増水時は難易度が上がりそうです。 後半は斜面のトラバース箇所や尾根の急登箇所が連続します。 登山道の状況によっては通行注意です。 ○八絋嶺 前半はスギ林の急登、後半は斜面のトラバース箇所や尾根の急登箇所が連続します。 登山道の状況によっては通行注意です。 |
その他周辺情報 | 下山後に付近の黄金の湯(日帰り入浴700円)で入浴しました。 |
写真
感想
4/13土曜日は山梨百名山のトリプルヘッダー。初めての安倍奥へ遠征。
安倍奥は長野県からだと、中央道〜中部横断道を経由し新東名から新静岡へ出てからさらに下道で梅ヶ島まで北上と、アクセスが非常に悪いエリアです。
これまで何となく避けてきましたが、天気が一日晴れ予報であったことや、翌日がお休みだったこと、キバナハナネコノメが見頃の時期であること、ヒルの出る時期前であること等々、重い一歩を踏み出すのに後押しする理由が幾つも重なったことから、心身に活を入れ、これを機に歩いてみることにしました。
ちなみに余談ですが、安倍奥と似た言葉に「オクシズ」がありますが、オクシズ(奥静岡の意)の中に安倍奥が含まれているようですね。
前日は夜出発。
日付が変わったところで中部横断道の無料区間に入り、新静岡ICからは延々下道。
1座目の十枚山を最短距離で目指すべく、真っ暗な中の段をおそるおそる車で上がり、少し仮眠して十枚山登山口を3時半過ぎに出発。
道中は特に見どころ無いまま、予定よりも早く十枚山山頂へ。
山頂からは富士山の展望が木々で一部が隠れ、あともう一歩と惜しい感じ。
まだ日の出前で時間があったので、展望地は無いかなと十枚峠まで下ってみることにしました。
十枚峠までは緩やかな下りの尾根道でしたが、残念ながら樹林帯で展望箇所は無し。
結局展望には恵まれないまま、途中で日の出を迎え、十枚山へ引き返し下山しました。
(この日は山伏山頂からはダイヤモンド富士が見れたそうで、1座目を山伏にすれば良かったなと下山後に後悔。地形見てナイトハイクしやすそうな十枚山を最初にしましたが、とんだリサーチ不足でございました。)
少し休憩して2座目の山伏(やんぶし)へ。
ヤマレコの地図表示だと登山口手前に駐車場があるようでしたが、実際は無いようでした。
少し引き返したところにあるやや広いスペースに停めて出発します。
登山口のすぐ手前から渡渉ポイントがあり、気合が入ります。
歩き始めてすぐにお目当てのキバナハナネコノメを見ますが、下の方は葯が落ちて見頃過ぎ。
沢沿いに歩き、わさび田跡を通過し、渡渉を繰り返し、標高を上げていくと見頃のキバナハナネコノメがたくさん出てきます。
キバナは花(萼裂片)の色が鮮やかな黄色なためか、強い日差しを受け、ハナネコノメと違い遠目でもよく目立っていました。
撮影ポイントが至るところにあり、途中途中で足をプルプルさせ(ある種の筋トレ?)ながらひたすら撮ってました。
キバナハナネコノメは、沢を過ぎ、割と乾いた急斜面の登山道上やかなり上の方でも咲き始めの株が多く見られました。
ハナネコの持つイメージを覆す、非常に強健な印象を受けました。
急斜面をしばらく登っていくと、次第に緩やかになりヤナギランの保護エリアを過ぎると山頂が見えてきます。
山頂は南アルプス方面が開けており、反対側は富士山もよく見える好立地でした。
風は弱く暑いので、暫くのんびり休憩し景色を楽しみました。
来た道を戻り、下山路も時折キバナハナネコノメの密生箇所で足を止め、登山口へ戻りました。
山伏を降り、3座目の八絋嶺(はっこうれい)へ。
八絋嶺登山口付近のスペースに車を停め、三度目の急登の洗礼。
日は高く気温も上昇し、この時期にしては異例の暑さを感じながらの長い登り。
林道へ合流してからもさらに登りは続きますが、富士見台あたりまで登ると時折展望も開け、涼しい風も吹き抜けます。
山伏と似たような内容の急斜面の九十九折りを登り、終盤の稜線上の緩やかなアップダウンを越えると山頂へ。
山頂は展望は無く少し残念でしたが、ようやくの登頂の末の達成感。
暫く休憩し、折角なので途中の分岐から安倍峠へ下り、「静岡市の水源地」看板の立つ安部川源流を経由し、下山路もキバナハナネコノメを見ながら降りました。
ちなみにこちらのルートも渡渉ポイント多数でした。
思えば今回歩いたルートは平坦なところは少なく、常に急登りか急下りしてた気がします。
(累積標高4,000m超えたのは久々ではないかと)
安倍奥は山頂の標高は2,000m前後ながら、急峻な峰々が連なり、非常に歩きごたえのあるエリアである印象を受けました。
安倍峠が通行できるようにでもなれば、また歩きに来たいところですが・・・当分は無さそうな気がします。
下山後はようやくの温泉に浸かり、満足感に包まれながら長距離ドライブの末帰宅しました。
翌日は重たい体に鞭打って、子ども連れて地元の光城山へお花見に赴きました。
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