鳥海山BC(新山北面~笙ヶ岳)
- GPS
- 17:06
- 距離
- 43.2km
- 登り
- 4,783m
- 下り
- 4,757m
コースタイム
- 山行
- 8:52
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 9:40
天候 | 2日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
🛖滝の小屋@400円 |
その他周辺情報 | ♨️鳥海山荘@520円 🍜ちどり食堂@チャーシューメン800円 |
写真
装備
個人装備 |
blizzard rustler 10
|
---|---|
共同装備 |
夜:すき焼きセット
朝:カレーメシ
|
備考 | 新しいスーパーデリオス |
感想
先週の中島台に続き2週連続の鳥海山&先週の月山肘折ツアーに続き山紺さんとのコラボ山行。山紺さんとは土曜日夕方に滝の小屋集合の約束で土曜日はソロ活動。新山北面行こうかという話が出ていたので、初日新山まで行って北面の様子を見てこよう。金曜日21時すぎに自宅でて5時間運転で酒田市入って仮眠、2.5時間睡眠で大台野。前週情報でゲートが閉められているとの情報ありだったが行ってみると通行可で、ゲートから2キロほど進んで雪の前に路駐、すでに10台以上あり。今日は食担なので朝夕の食料担いでいるが、気温高い予報のためシュラフを薄いものにするなど更に軽量化し先週と同じくらいな重量。先週まで上下ハードシェルだったが、今週から春モードで上着はカッパ(トレントフライヤー)、ビブパンツもシーズン終了。
路駐終点から雪繋がっていて、九十九折をカットしつつ標高上げていく。2時間かからずで滝の小屋、荷物デポして身軽になった。今日は風無く汗だくな登りでまさに春スキー日和。外輪近づくと斜面はフィルムクラスト。新山北面緩み待ちもあるので行者岳から面ツルフィルム1本、本日1番滑走。空身で250mほど落として登り返し。伏拝岳越えて雪繋がっているのでシールオフで文珠岳、ここから千蛇谷にエントリー。雪面は2日間で一番固かったがエッジ効いて谷底まで。新山下の小屋周りは先週カチカチだったので巻いて東面から新山へ。しかし今日はどこも雪ゆるんで心配無用だった。新山ピークと思っていた岩峰に上と2236と書かれた岩が露出していて一安心(ピーク誤認はなかった)先週の七高山は雪がびっしり張り付いていて真っ白だったが、今日は黒々岩が露出。一番北の岩峰登って北面偵察、、、滑れそうな斜面なのでシール剥がしてエントリー。北面は全面フィルムで滑るたびにフィルム雪崩。固めだがしっかりターンできる硬さで滑りを楽しめた。だんだん傾斜&雪が緩んで北面の滑りを楽しんで、下部のデブリ末端あたりまでくるとストップスノー。1300mあたりまで落として岩壁巻いて秡川の斜面へ。1箇所行きぎれあって軽ーく藪漕ぎ。秡川方面では人に会うことなく、シュプールも数本という感じで人がまだほとんど入っていないようだ。七高山の山頂下もフィルムクラストで登るたびにバラバラ氷が落ちていく、日射全開の午後でもフィルムは溶けないのか。山頂直下も硬さはないのでシールのまま七高山。外輪をシールで進み行者岳のピーク付近だけ岩露出で雪ぎれ。手持ちで越えて、朝滑った1本隣の斜面からエントリー。走る雪ではないが先週の月山のようなストップはなく気持ちよく高度を落とす、滑り途中で登ってくる山紺さんと会って「1時間くらい登ってくる」とのことなので先に小屋へ。滝の小屋上の斜面は今日イチ気持ちよく滑れた。
小屋着いて水づくり。スーパーデリオスで濾過するが出が悪く握力なくなる。漏斗無くビシャビシャになりながらなんとか6Lほど作成。山紺さん帰還したので夕食すき焼き、卵に絡めた牛肉サイコー。後半は豚すきにして、〆うどんでお腹はちきれそう。20時ごろ就寝、朝5時起床で9時間ぐっすり。朝は先週の月山で余ってしまったカレーメシ食べて出発。今日も風穏やか&快晴で週末好天周期。小屋上の台地に乗り上げて伏拝岳に直登。上部で雪が硬くなりクトー装着して外輪。文珠岳から西面に今日の1本目。固め&ボコボコしていて、調子に乗ってスピード出すと転けそうになる。トラバースぎみに鳥海湖方面へ進んで滑らなくなったところでシールオン。鍋森のポコを巻いて鳥海湖を横切って笙ヶ岳に取り付く。雪しゃばしゃば急斜面で足元崩れて2~3mほど滑り落ちてセーフ。ピーク登って滑る予定の東面を観察…斜面目視でき滑れそう。荷物デポして先のホンモノ笙ヶ岳ピークへ空身でピストン。笙ヶ岳から見下ろす酒田の街&日本海は絶景。空気澄んでいたらもっと良いのだろう。ピーク戻って本日のメイン笙ヶ岳東面エントリー。一部ストップも混じったがまずまず。笙ヶ岳近くにも昨日のモービルの跡ありだが、今日はモービルの姿なく静かな鳥海山。長い登り返しを経て何度目かの文珠岳。ここから月山森方面へ。ここもストップ混じりイマイチなので月山森までは落とさず滝の小屋の台地方面へ。台地はストップだったがその下の滝の小屋上の斜面は昨日と同じくとても走る雪で気持ちよくスピード出せた。小屋帰還で荷物回収&一休み。小屋下部もストップ雪…茶色い滑る雪を拾って藪い箇所もあったが路駐場所まで雪繋がっていた。
山紺さんオススメの蕎麦屋に電話するも今日は売り切れで残念。先に鳥海山荘で汗を流して半袖短パンの夏モードにチェンジ。山紺さん調べてくれたちどり食堂(ラーメン)へ車で20分ほど。ダシの効いた澄んだスープが美味で行動食しか食べていない空きっ腹に沁みた。鳥海山の麓はちょうど桜が満開。途中の満開ポイントで車を止めて写真がてらぶらっと散歩。2つの季節を一気に体感できる贅沢は登山者だけのもの。
先週の中島台に続き、北面&笙ヶ岳と鳥海山の美味しい部分を堪能できた贅沢な2日間に悔いなし、すき焼きも美味かった!自分は鳥海山と言っても新山と七高山しか見えていなかったが、2日目に行った笙ヶ岳も新山ピークに負けないくらい滑りも景色も楽しい山。こんな楽しいツアーにご一緒できて本当に幸せ、山紺さんありがとうございましたー&先に北面滑ってしまってゴメンナサイー^^
山紺さんの記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6657622.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
私も体力ないほうではないと思いますが、mako氏のえげつないパワーに付いて行けないのが申し訳ないです。ずっと一緒にやってたら体壊れるかもw
5月の富士山は日程合えば行きたいですね。
富士山了解です🫡
4/13笙が岳山頂から眺めた真っ白な鳥海山を縦横無尽に滑走されたレポ、感嘆しながらじっくり読まさせて頂きました。北面滑走の記録も久しぶりに見た気がします。快晴の2日間たっぷりと遊びきりましたね!
またぜひ鳥海山にお越しください、お会い出来たらうれしいです!
直接笙ヶ岳に登るルートもあるんですね。笙ヶ岳から南面も斜度あって滑れるみたいなので、また行きたいと思います。鳥海山ご近所なんて羨ましいです✨海あり山あり、鳥海湧水豊富でお米も美味しい😋春は住み込みでスキーしたいです
素晴らしい体力で羨ましいです。
当日、自分も北面を滑りたかったのですが、登りでHPを使い果たし、終わった足での登り返しを考えると滑ることが出来ませんでした。
それでも一本隣の斜面もフイルムクラストの面ツルで楽しかったです
お互い良い雪に当たって良かったですね、次は連休
連休鳥海住み込みでというのも良さそうですね♪
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する