洞川温泉〜大天井ヶ岳〜吉野山
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- GPS
- 07:15
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 1,174m
- 下り
- 1,796m
コースタイム
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:15
天候 | 晴れ。気温高め。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り)近鉄吉野線・吉野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下市口駅に登山ポスト。洞川温泉にもあったと思います。 よく整備されています。大天井ヶ岳の先は激下り。そのしばらく後にも落葉でスリッピーな下りあり。二蔵宿から五番関まで大天井ヶ岳を捲く横駈の道は崩落のため通行不可とのこと。 吉野山は車の通行が多いです。 |
その他周辺情報 | 吉野温泉。観光地なので他にもいろいろ。 逆コースなら洞川温泉も。大峰の登山基地としか認識しておらず秘湯を想像していましたが、良くも悪くも観光地的に栄えています。 |
写真
「お願い」と言い条、内容が薄い割に大仰な物言いには得心したり好感を抱いたりはし難い。女人禁制そのものの是非とは別ですが。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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感想
週末はかねてから行きたいと思っていた吉野山の奥千本が満開という予想だったので山歩きと絡めて行ってきました。当初予定では吉野駅から入山して四寸岩山辺りまで行ってピストンか、周回気味に東側に下山と考えていたのですが、いくつかのレコを拝見すると同じくらいの距離で洞川温泉から大峯奥駈道を北に縦走して吉野山に下山という手があることが判りました。ただ5月にならないとバスの朝早い便がなく、10時半過ぎ登山開始というのはちょっと遅いなと懸念もあったのですが、休憩込みCT0.7で歩けば行けるはずというのと、吉野山までたどり着けばたとえ暗くなっても大丈夫、むしろ人が減っていいかもと考え挑戦。大峰山脈デビューです。
何と言っても有名な吉野の桜、少なくとも電車は混むはずと心配でしたが、近鉄阿部野橋駅から乗った急行吉野行きはギリギリ坐れました。後ろの車輛は途中で切り離すので前後で混雑具合の差がすごい。でも下市口駅で下車したハイカーは私だけでしたね。そんなわけでバスも空いていました。座席は半分も埋まらず、途中広橋峠で1人降りた他は乗降がなく(1人途中で乗って来たかも)、およそ半数が天川川合で下車、終点の洞川温泉で降りた私以外の3人は湯治か観光目当てといった風で、ハイカーは私だけでした。私と同じことを考える人もいるのではと思ったので意外。11時前に入山しようなどという不心得なハイカーは私だけですか、そうですか。
五番関トンネルの登山口から入山してすぐに1人を追い抜き、その後は大天井ヶ岳頂上まで誰とも会いませんでした。降りる方角を間違えて頂上に戻ってくるとザックがデポしてあります。登山口で追い抜いた人のものではないようでした。小天井ヶ岳をピストンされていたのかなと思いますが、その後追いつかれることもなく不明です。四寸岩山への正しい道を降り始めるとすぐに2人組とすれ違いました。私と逆コース、吉野山から来られたそうです。早いですね。確かに逆コースで吉野駅からの方がスタートを早められるので一応検討はしたのですが、吉野山の混雑が読めないのとバスを1本逃したらアウトなので放棄したのです。その後、ソロ1人、四寸岩山で4人組、青根ヶ峰までの間に3人組とソロ2人の計12人とすれ違いました。ほか四寸岩山で何やらアンテナを張っている人もいました。アマチュア無線でしょうか。ともかく距離の割に人は少なく快適に自分の好きなペースで歩けました。登山道もよく整備されて快適です。一度間違えましたけど…
青根ヶ峰からは奥千本エリアで一気に観桜の人達が増えます。もっとも有名神社の初詣みたいな有様を想像していましたが、それよりはずっと人が少なかったですね。ハイシーズンの六甲ロックガーデン〜有馬温泉くらい。やはり奥千本まではかなり登らないといけないので人を選ぶのでしょうか。奥千本口のバス停にはすごい行列ができていましたし。
桜の方は奥千本はまだ再生中ということでどこか疎らな印象は拭えませんでしたが、今後何十年後かに期待ができます。「ワシは再生が始まったころに見に行ったことがある。お前さんたちは今の立派な姿しか知るまい」と団菊爺しぐさを披露して若い人に嫌われたいものです。最近は異常気象もあることですし、無事大きくなってくれることを祈ります。
「昔たれかかる桜の種を植ゑて吉野を春の山となしけん」 九条良経
いまいち映える写真は撮れませんでしたが(腕のせい)、じかに見る分にはいいものでした。山桜は変化があっていいですね。個体差もあり、開花具合にも差があります。「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」です。ソメイヨシノはあれはあれでいいものだと思いますが、どこに行ってもそればかりとなるとちょっと食傷気味に。映える景色を見たいなら中千本あたりが満開の時に上から眺めるのがいいのかな、と思いました。
山は逃げないと言うものの、花期に当たる週末は年に1,2回、天気は運次第なので初めての訪問で晴天に恵まれて桜を楽しめたのは幸運でした。アクセスが悪いので躊躇していた大峰山脈に初めて行けたのも満足です。様子が判りましたし、観音峯山や稲村ヶ岳を周回してバスで帰る、あるいはもっと遠出して洞川温泉に後泊する、という計画も立てられそうです。色々と楽しみの広がる山行でした。
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