燧ヶ岳
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- GPS
- 12:04
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 1,402m
- 下り
- 1,383m
コースタイム
- 山行
- 9:07
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 10:03
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
大清水への国道401が4/12にオープンしたので、去年撤退した燧ヶ岳に行ってきた。
大清水までは雪や凍結もなく、ノーマルタイヤで問題なし。
10台以上車があったが、駐車場はだいぶ広いので問題なし。
100円の有料トイレもオープンしている。
しばらくは斜度の緩い林道が続く。雪はあったりなかったり。
何もつけなくても歩けるけど、シャバ雪になっていると埋まるので、スノーシューを履いても良い。
登山道からは斜度も出てくるので、トゲついたもの必須
葛折りの登りのところが結構きつい。下は木道の階段なので、踏み抜き起きやすい。
登り切ったらしばらくだだっ広い林。
夏道を進まず、頂上付近をしばらく進むと尾瀬沼等が見えて景色が良い。
そこから斜面を直下って尾瀬沼山荘に出る。
沼はまだ凍っているが、縁は溶けかかっている。
沼の上を歩けるかわからんので、縁に沿って沼の西側を歩いていく。
こちらは誰も来ないようでノートレース。なかなか気持ちの良いルート。
沼尻平まで来たら、森の中を進んでナデッ窪の下まで行く。
ナデッ窪は標高差500mくらいの直登の斜面。上に行くほどだんだん斜度がキツくなる。トレースなし。
下の方はヒールリフトしたスノーシューで登れそうだけど、途中に平なところもないので、落ち着いてアイゼンに履き替えられる場所がなさそう。
仕方ないのでアイゼンとピッケルに装備変更。
後半はピッケル+キックステップで4足歩行で登っていく。
最初は調子良く登ってたが、だんだん斜度が出てきて辛くなってくる。テン泊装備の荷物が重い。麓にテン泊用品だけデポしてくればよかった。
最後は40歩歩いて小休止を繰り返しながらなんとか登り切る。
登り切った頃には疲労困憊でフラフラになっていた。
しかし目の前に見えていたピークは山頂ではなく、その先のまないたぐらを登って降りてまた登ってやっと山頂。少し心が折れかける。
まないたぐらの登りは夏道を通ってみたが、岩と雪のミックス。疲れてフラフラの体にはキツイ。
まないたぐらの山頂も岩と雪のミックスで、踏み抜き箇所もあって、アイゼン履いたままウロウロすると危ない。
まないたぐらから山頂を見ると、めっちゃ降ってめっちゃ登る。
最後の登りの斜度かヤバそう。
ひとまず、まないいたぐらから降りる。
鞍部に荷物を置いて、ピッケルと飲み物だけ持って最後の登りを登る。
下から見るとさらに角度がヤバそう。ナデッ窪よりも斜度がある。
幸いシャバ雪でキックステップはしっかり刺さるので、黙々と登る。左右も切れ落ちていて怖い。
山頂は雪があんまりない。誰もいない。
下りは斜度がキツすぎて前向いて降りれない。後ろ向いて4足歩行で降っていく。
これまで雪山はスノーシューで登れる程度のところしか行ってなかったので、ガチ登山すぎて怖い。
降り切ったところで荷物回収。またまないたぐらを登って降りるのは辛いので、トラバースして回避する。
トレースはあるが、心許ない。
落ちても下が平になっているので、死にはしないと思うが、登り返すのは辛そう。
雪崩が起きたら死ねる。
トレースはなんかサクサク歩いているっぽいが、斜度キツすぎて真似できない。
慎重にピッケル+キックステップで進む。
まないたぐら登り返した方が楽だったかも。
帰りのルートはナデッ窪を下る予定だったが、あんなのスノーボードないと無理。
後ろ向いてのキックステップで長距離は辛いし、前向いて降りて滑ったら、多分下まで止まらない気がする。
というわけで、長英新道の方から降りることにする。
せっかくなのでミノブチ岳にも行ってみるが、アイゼンだと踏み抜きまくり。
山頂は雪がなく土で、アイゼンが泥まみれになる。
そこからはスノーシューに履き替えてひたすら降っていく。
表面がシャバ雪で下りだとスノーシューがあまり噛まない。一度こけると止まらずシリセードで結構滑り落ちてしまう。
ただ、アイゼンだとズボズボ埋まるし、道のり長いので、スノーシューあった方がいいと思う。
長英新道はかなり広い森の中を進むので、適当に歩いているとすぐにルートから外れる。
ピンクリボンやGPSを見ながら進む。
疲労困憊でフラフラしながら、疲れた辛いと叫びながらひたすら歩く。
やっと沼まで戻って来れたので、テント張る場所を探して彷徨う。
誰もいなくて夕日がよく見えそうなところの沼の縁にテント張る。
疲れ果ててあまり食欲もないが、日頃の夜型生活のため早い時間に寝ることもできない。
ゴロゴロしながら読書してたら寒くなってきたので気温を確認したらマイナス7度。
今日はヤマテンで最低2、3度の予報だったので、快適3度の寝袋持ってきたのに。。。
ダウンジャケットとダウンパンツ履いてたので、ちょっと寒いけどちゃんと寝れた。
朝起きたら、体力は回復していた。寝ればなんとかなるもんだ。ただ、荷物で肩痛いのは変わらず。
外で飯作っていると、沼の上を歩いている人がいた。夜冷えて氷も雪も締まっているので、行けるのか。
自分も氷の硬さを確認しながらスノーシューで慎重に沼の上を歩いてショートカットした。
今日の朝は大丈夫だったが、今後は気温も高いしどうなるかわからない。
帰りは肩は痛いが体力は回復していたのでサクッと下山して完了。
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