4度目の挑戦 群別岳
- GPS
- 10:29
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 1,661m
- 下り
- 1,647m
コースタイム
天候 | 快晴、登山口から強風、稜線上は爆風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
天候は、雲一つない快晴、風はスタート地点から強風。全体的に10m/s、沢地形の稜線上は体感25m/s位で襟裳の「風の館」を思い出した。
本日は、平日なので山をひとりじめ。こんな強風に登るバカは普通いないでしょう。でも明日から低気圧で雨予報。今日を逃せばまた来年かと思い有休取得してラストチャンスに賭けた。
斗内果樹園の駐車場から100m程既に雪は無い。その後の林道も小川状態であと1週間くらいで雪消滅か。標高200m辺りの倒木エリアは、雪が途切れ途切れ。スキーの脱着で大幅に時間ロス。雪のある所で登って行くと変な所に行ってしまい予定外の渡渉。尾根にある林道も雪不足なので北斜面側で登る。
標高500m位まで上がると雪は豊富。緩い登りが続いて快調に進めるが、前回失敗したオーバーペースにならないよう90分以内で休憩する。
標高1044mの急登は、直登しているトレースしかないが、左からトラバース気味に上がる。昨日の異常な気温上昇で雪は緩んでいるので、登りやすい。一部氷の所もあるのでスキーアイゼンを使用した。
幌天狗の急登はシールのみで直登可能。幌天狗山頂は爆風。スキーを持つと煽られて転びそうになった。ここから群別岳まではスキーをデポしてツボで行く。雪がここでも腐っているので、時々ズボッて時間ロスと体力が奪われる。スキーを取りに行くことも考えたが稜線歩きなのでそのまま強行する。
予想以上に雪解けが進み、雪が途切れハイマツ・岩区間もあった。雪庇が崩落し土砂混じりの雪崩跡が不気味だ。ここは反対側をトラバースするので問題ないが何度も大きく開いたクラックを通過していくので緊張した。
群別岳が近づくと奥徳富の山影に入ったせいか風は少し弱まり10m/s程。標高1250mに横たわる岩峰に通常は取付くのだろうがもう雪は繋がっていない。安全そうな下側から巻こうと考えながらギリギリまで近づくと上側から巻くトレースがあった。危険そうな急斜面のトラバースとなるが今日のザクザク雪なら行けると思いこちらを選択。何度も腰までズボリながら最後の稜線にたどり着く。4度目の挑戦で山頂標識に到達できた。帰りも幌天狗まで長い道のりに疲弊。幌天狗からスキー装着で復活し、倒木エリアまで一気に滑る。倒木エリアで難儀するが白いコブシが満開で気分を取り戻し下山した。駐車場に到着すると山菜の頃合いを見に来ていた地元の元猟師としばし語らった。
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