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Yamareco

記録ID: 6667377
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
増毛・樺戸

4度目の挑戦 群別岳

2024年04月16日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:29
距離
22.0km
登り
1,661m
下り
1,647m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:57
休憩
0:32
合計
10:29
距離 22.0km 登り 1,661m 下り 1,660m
5:32
255
スタート地点
9:47
9:53
133
12:06
12:13
108
14:01
14:20
101
16:01
ゴール地点
天候 快晴、登山口から強風、稜線上は爆風
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
斗内果樹園からスタート。ここから100m程、既に雪はありません。
2024年04月16日 05:36撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/16 5:36
斗内果樹園からスタート。ここから100m程、既に雪はありません。
林道ゲート。林道も小川と化し、もう少しで消えそうな雪
2024年04月16日 05:44撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/16 5:44
林道ゲート。林道も小川と化し、もう少しで消えそうな雪
林道は廃道化しているので笹、木が生えて行く手を阻む
2024年04月16日 05:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/16 5:59
林道は廃道化しているので笹、木が生えて行く手を阻む
標高200m辺りの倒木エリア。雪は途切れ途切れ。スキー脱着で大幅に時間ロス
2024年04月16日 06:07撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
4/16 6:07
標高200m辺りの倒木エリア。雪は途切れ途切れ。スキー脱着で大幅に時間ロス
標高500m位まで上がれば雪は豊富です
2024年04月16日 06:46撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/16 6:46
標高500m位まで上がれば雪は豊富です
緩い傾斜でどんどん進めますが、ペース配分に注意
2024年04月16日 08:20撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/16 8:20
緩い傾斜でどんどん進めますが、ペース配分に注意
黄金山を通過
2024年04月16日 08:23撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/16 8:23
黄金山を通過
幌天狗がやっと姿を現す
2024年04月16日 08:53撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/16 8:53
幌天狗がやっと姿を現す
幌天狗からスキーをデポして、ツボで進む。左に群別岳、右に奥徳富。この辺が風マックス。襟裳の「風の館」を思い出した
2024年04月16日 09:48撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/16 9:48
幌天狗からスキーをデポして、ツボで進む。左に群別岳、右に奥徳富。この辺が風マックス。襟裳の「風の館」を思い出した
巨大な雪庇がまだぶら下がっていました
2024年04月16日 09:54撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
1
4/16 9:54
巨大な雪庇がまだぶら下がっていました
ところどころクラックがあり、ツボだとハマりまくり
2024年04月16日 10:02撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/16 10:02
ところどころクラックがあり、ツボだとハマりまくり
1250mに横たわる岩峰に雪はもうない。下側から巻こうか悩みながら進む
2024年04月16日 10:31撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/16 10:31
1250mに横たわる岩峰に雪はもうない。下側から巻こうか悩みながら進む
雪庇崩壊箇所を横目に通過
2024年04月16日 10:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/16 10:33
雪庇崩壊箇所を横目に通過
稜線の一部雪無し。ハイマツ・露岩を歩く
2024年04月16日 10:33撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/16 10:33
稜線の一部雪無し。ハイマツ・露岩を歩く
ここは、左からトラバース。今日は南東の風なので影に入ると全く風無し。またここを過ぎると奥徳富の影のせいか風が弱まった。
2024年04月16日 10:40撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/16 10:40
ここは、左からトラバース。今日は南東の風なので影に入ると全く風無し。またここを過ぎると奥徳富の影のせいか風が弱まった。
1250mに横たわる岩峰は、上側からトラバースした
2024年04月16日 11:43撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/16 11:43
1250mに横たわる岩峰は、上側からトラバースした
山頂直下のビクトリーロード
2024年04月16日 11:46撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/16 11:46
山頂直下のビクトリーロード
ここもクラックあり
2024年04月16日 11:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/16 11:59
ここもクラックあり
あと少し
2024年04月16日 11:59撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/16 11:59
あと少し
憧れの山頂標識にご対面。やっと来れました〜
2024年04月16日 12:07撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/16 12:07
憧れの山頂標識にご対面。やっと来れました〜
黄金山方向
2024年04月16日 12:10撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/16 12:10
黄金山方向
暑寒別岳方向。去年は暑寒別岳から登ってきてこの下で力尽きた
2024年04月16日 12:10撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/16 12:10
暑寒別岳方向。去年は暑寒別岳から登ってきてこの下で力尽きた
奥徳富方向。稜線が際立ってます
2024年04月16日 12:12撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/16 12:12
奥徳富方向。稜線が際立ってます
帰りも1250mに横たわる岩峰をトラバースで
2024年04月16日 12:32撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/16 12:32
帰りも1250mに横たわる岩峰をトラバースで
昨日の暖気で雪はズボリまくり。ツボには不利だが、この雪のお陰で危険なトラバースも可能でした
2024年04月16日 12:32撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/16 12:32
昨日の暖気で雪はズボリまくり。ツボには不利だが、この雪のお陰で危険なトラバースも可能でした
スノーブリッジを見つけられず、行きも帰りも渡渉
2024年04月16日 15:28撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/16 15:28
スノーブリッジを見つけられず、行きも帰りも渡渉
帰りの渡渉箇所
2024年04月16日 15:30撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/16 15:30
帰りの渡渉箇所
倒木エリアで気持ちもなえるが
2024年04月16日 15:39撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/16 15:39
倒木エリアで気持ちもなえるが
コブシ咲く
2024年04月16日 15:46撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
4/16 15:46
コブシ咲く
もう春山でした
2024年04月16日 15:46撮影 by  iPhone SE (3rd generation), Apple
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4/16 15:46
もう春山でした

感想

天候は、雲一つない快晴、風はスタート地点から強風。全体的に10m/s、沢地形の稜線上は体感25m/s位で襟裳の「風の館」を思い出した。
 本日は、平日なので山をひとりじめ。こんな強風に登るバカは普通いないでしょう。でも明日から低気圧で雨予報。今日を逃せばまた来年かと思い有休取得してラストチャンスに賭けた。
 斗内果樹園の駐車場から100m程既に雪は無い。その後の林道も小川状態であと1週間くらいで雪消滅か。標高200m辺りの倒木エリアは、雪が途切れ途切れ。スキーの脱着で大幅に時間ロス。雪のある所で登って行くと変な所に行ってしまい予定外の渡渉。尾根にある林道も雪不足なので北斜面側で登る。
 標高500m位まで上がると雪は豊富。緩い登りが続いて快調に進めるが、前回失敗したオーバーペースにならないよう90分以内で休憩する。
 標高1044mの急登は、直登しているトレースしかないが、左からトラバース気味に上がる。昨日の異常な気温上昇で雪は緩んでいるので、登りやすい。一部氷の所もあるのでスキーアイゼンを使用した。
 幌天狗の急登はシールのみで直登可能。幌天狗山頂は爆風。スキーを持つと煽られて転びそうになった。ここから群別岳まではスキーをデポしてツボで行く。雪がここでも腐っているので、時々ズボッて時間ロスと体力が奪われる。スキーを取りに行くことも考えたが稜線歩きなのでそのまま強行する。
 予想以上に雪解けが進み、雪が途切れハイマツ・岩区間もあった。雪庇が崩落し土砂混じりの雪崩跡が不気味だ。ここは反対側をトラバースするので問題ないが何度も大きく開いたクラックを通過していくので緊張した。
 群別岳が近づくと奥徳富の山影に入ったせいか風は少し弱まり10m/s程。標高1250mに横たわる岩峰に通常は取付くのだろうがもう雪は繋がっていない。安全そうな下側から巻こうと考えながらギリギリまで近づくと上側から巻くトレースがあった。危険そうな急斜面のトラバースとなるが今日のザクザク雪なら行けると思いこちらを選択。何度も腰までズボリながら最後の稜線にたどり着く。4度目の挑戦で山頂標識に到達できた。帰りも幌天狗まで長い道のりに疲弊。幌天狗からスキー装着で復活し、倒木エリアまで一気に滑る。倒木エリアで難儀するが白いコブシが満開で気分を取り戻し下山した。駐車場に到着すると山菜の頃合いを見に来ていた地元の元猟師としばし語らった。

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