市町界から察来山
- GPS
- 09:16
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 813m
- 下り
- 814m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 9:16
尾根に乗る 0826
・489 0913
浜益川源流?コル 0926-36
・621 1022-35
当別町北端付近 1129-43
察来山 1243-1303
四番川沿い 1405-13
四番川林道入口 1446-57
五番川乗越林道入口 1625
天候 | 晴れ。昼過ぎより曇り。風弱い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
R451から市町界への登りは稜線直下の雪が切れており苦戦。(感想参照) スノーシューは当別町界最北部より使用。察来山登降時は外す。 ・604〜・545間はGPS利用を推奨。視界不良時に読図で突破するのは難度高そう。 察来山は南西面に雪がなく、北西面を登降。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
フリース
グローブ(+予備)
オーバーミトン
スノーシュー
ロングスパッツ
防寒着兼雨具
日よけ帽子
防寒帽
行動食
非常食
飲料
飲料(保温)
地形図
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
携帯(GPS&コンパス兼)
時計(高度計兼)
タオル
カメラ(コンパス兼)
ストック
サングラス
|
---|
感想
元々の計画は、R451市町界に自転車を配置、四番川林道入口駐車で察来山
先回り、国道を自転車で走って車回収。ただしこの場合、降り口が当別川と浜益川に
挟まれた格好になるので、雪が少ない等で進めなくなった場合に詰む恐れがある。
反対(時計まわり)の場合の下山は林道でリスクないが、自転車は登りが多くなる。
考えた末、時期も遅めなので安全策として、時計まわり、自転車はメリットが
少ないので全行程歩きとした。
さて、早朝当別は濃霧。山間部では時間の経過もあって薄くなったが、R451
市町界付近では、正面の山腹、尾根に登るCo.300〜350mの斜面に雪がない....
少しでも手前(東)で上がるほうが良いと考え、五番川へ乗越す林道入口に駐車。
374三角点と・456の中間に入る沢を使うことにした。標高350付近までは
登れたが、あと一歩、10mかそこらが、起きたばかりの極太根曲竹に阻まれ、
登れない。
敗退か...と、半ばあきらめながらこれも辛いトラバースを試みる。しばらく
あがいて、そこの明るいところを抜ければ稜線かも、だめならあきらめるか...。と
抜けたところが、稜線ではなかったものの・339に伸びる支尾根で、それ以降は
問題なく進めた。
・489の手前がやや細く、雪も切れがちで北を巻きたくなったが、辛抱して
尾根上を行き多分正解。浜益川源流のコルを越えると今日最大の登りで、
登り切った・621のピークは展望が良い。出発したころはこのピークも雲に覆われて
いたが、この頃は増毛山塊全体でほぼ雲が消えつつある。
612.9三角点を経由してみるが、展望は・621のほうが良い。次の・604には、
携帯の基地局と思しきアンテナがあったが、ケーブルはまだ接続されていなかった。
このピークを下り、石狩・当別・新十津川の三市町境界点を過ぎると、地形は
ほぼ平坦になる。丸山方面から来たと思しきスノーモービルの跡もある。
当別川源流を経て、当別町の北端を極めた。なんて書いてみると、なんだか
それっぽいが、地形はあまりにもインパクトに欠ける。町界の決定等も五万図しか
ない時代に地図上で適当にやったから、当別川の源流が新十津川町内になって
しまったのだろう。(しかもその時代、この川は「五番川」だったはず:末尾参照)
その先も同じような地形が続くが、・545で前方が開け、そこからは察来山西へ
向かう林道を辿る。
察来山南西面は雪がないので、スノーシューを脱いで北西面を登降。腐れ雪で
疎林なので怖くはなかったが、非常に急だ。山頂では新十津川側から途中まで
スキーで来たという単独の方とご一緒した。増毛山塊の展望は良い。2年前に
登った時は南東側からで展望もなかったので、別の山に来たような気がする。
スノーシューを履いて、林道の一段上を行くが、雪が切れ、林道に降りざるを
得なくなった場所が急で難儀した。やはりスノーシューは急斜面の下りは苦手だな。
以降、おとなしくほぼ林道をたどる。2年前に間違った町界を青山トンネルへ...
というのも一瞬頭をよぎったが、前日のMSMので降雨すら予想されていた時間が
近づいている。何しろ後で車道歩き1.5時間が控えているので、無理はできない。
実際に、雨こそ降らなかったものの急に曇りだした。
四番川林道入口でデポしておいた長靴に履き替え、スノーシューや登山靴をデポ。
この長靴、東日本大震災直後の放射能汚染雨の時に急遽買ったもので、サイズも
やや小さく、畑仕事や雪除けにしか使ってない。結局足裏にがっつりマメができた。
・蛇足:消えた六番川
かつては、当別川の名称は現在の四番川合流点で消え、左股(現在の当別川)は
五番川だったはずだ。丸山林道入口付近にあったBSの名称が「五番川」であった。
また、現在の五番川は六番川と呼ばれ、地形図にも記載されていたし、少年の頃に
複数の方々から聞いた話でも、六番川で取ってきた山菜、等という話が聞かれたから
間違いない。1980年代の話。
記憶によれば、当時は、当別川の水源は丸山とされていたはず。川自体が
消滅するので、消滅点に近い山にしたのであろうか。
その後、1990年代あたりに、旧五番川→新当別川、旧六番川→新五番川に
名称変更されたと思われる。2000年のHYML初期の投稿で、既に別狩岳(北)への
ルートで五番川の名称が使われていた。
当別川の水源が新十津川町内にあるのは変だが、多摩川の最初の一滴だって
山梨県にあるし、色んなところからの 一滴が集まって川になるわけで、文句を
つけるほどのことでもない。
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