奥穂高・前穂高岳


- GPS
- 28:20
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 1,947m
- 下り
- 1,945m
コースタイム
-14:10横尾-16:25涸沢ヒュッテ
26日:6:10発-7:55穂高岳山荘8:05-8:50奥穂高岳9:10-10:40紀美子平
11:10前穂高岳11:24-11:48紀美子平-14:10岳沢ヒュッテ(休業)-16:00上高地バスターミナル-17:05沢渡第四駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
今回登山を本格的に始めてから初めての山小屋泊となりました。今までは、北アルプスでも日帰り登山(と言っても、唐松岳、常念岳、焼岳だけですが)に徹していましたが、日帰りでの限界を感じたので、山小屋泊を考えました。
そして、今回山小屋泊お初で選んだところは、北アルプスの穂高岳の下、涸沢カールにある涸沢ヒュッテです。
この涸沢ヒュッテは標高は2310メートルほどあって、そこから望める涸沢カールの大雪渓には万年雪が見ることができました。
上高地の河童橋には、以前も来たことがありますが、その時は、穂高の稜線や、重装備でこれから登る登山者や下山してきた登山者を見て、「この人たちは穂高、槍ヶ岳を行くんだ(登ってきたんだ)」すごいなあっと、感動していました。
自宅から中央自動車道を使って、松本インターを下りて、島々を通って、上高地の入口である沢渡に車を止めて、バスに乗り上高地に入りました。結構時間がかかってしまい、結局上高地を発するのが、昼になってしまいました。
さぁ!いよいよ出発!平坦な道を進んで小梨平の大きなキャンプ地を通り過ぎて、明神分岐へ着きました。
ずうっと梓川左岸沿いの奥上高地自然探勝路を進みますが、所々で明神岳の山容が見え、急峻な谷には残雪も残っていました。
徳沢の先に新村橋という吊橋が掛かっていて、パノラマコースで涸沢までつながっているようですが、下山向と地図には記載がありました。
道標には涸沢方面の記載はありませんでした。
横尾に着くと茶色い立派なロッジがあり、梓川には立派な橋が掛けられ、
その橋を渡って行くのが涸沢に行くルートでした。
上高地から徳沢までは、所どころにちょっとした登りがありましたが、
急登はなく、横尾までは楽なルートだと感じました。
横尾からは、横尾谷沿いを進み、国内最大級の岩場である屏風岩を左に見て、さらに進んで、本谷橋で休憩しました。
ここからは、本格的な登りとなり、ガレ沢をトラバースする箇所も出てきました。
南に道の方向が変わり、樹林帯を過ぎ、Sガレを過ぎ、
パノラマコースとの分岐を過ぎると、すぐに涸沢に着きました。
涸沢ヒュッテにデッキには吹き流しが付いていて遠くからも良くわかりました。
涸沢ヒュッテで受付を済ませ部屋を指定されましたが、結構複雑な山小屋なので迷路みたいで部屋に案内され、ザックを置いて外のデッキに出て、おでんをつまみに生ビールを飲みました。
こんなロケーションのところで、おでんをつまみに生ビールを飲めるなんて、最高でした!
夜間は満天の星のもと、デッキで夜空を眺めている人もいました。
部屋は一角の4人部屋でしたが、一人に布団一枚があって、同じ部屋の人たちと酒を飲みながら山の話が尽きませんでした。
一人のちょい年配の人は、前日槍ヶ岳に登ったようでした。その方は1日目はテント泊で槍ヶ岳山荘に泊まりバテバテになったので、今回二日目は涸沢ヒュッテの山小屋泊にしたそうです。この人は剣岳にも登ったことがある人で、部屋の皆さんから賞賛されていました。
ヒュッテの展望デッキには、シュラフにもぐって寝ている人も何人かいました。
朝は皆さん早くて、朝焼けに染まる穂高を写真を撮るのに準備万端なようでした。
自分は、マイペースでそんな気持ちはありませんでした。
翌日はザイテングラードを登りましたが、途中で残雪を横切る箇所もありちょっと緊張した場面もありました。
やっとの思いで穂高岳山荘へ出て、しばし休憩をとりました。
穂高岳山荘から穂高岳へ向かうと、すぐに梯子のかかる岩場に出で、途中で岩峰を西側に巻き、さらに進んで奥穂高山頂へ辿り着きました。
ケルンの上に祠があって展望指示盤がありました。
山頂の気温は20℃でした。
ジャンダルム方面の奥に、西穂、焼岳が良く見えました。
ここを軽装で女性の人が何人かで下っていきました。
まさか、奥穂〜西穂をやるのか、それともちょっとだけ様子見なのか?
自分は、吊尾根を下り、地図では前穂高へ登る分岐点である紀美子平手前は落石が危険なので稜線を歩かないようにとの注意書きがしてあり、稜線を離れ右に行き、紀美子平にザックをデポして前穂高岳に取り掛かりました。
前穂までの道は急な岩場でこれをよじ登り、前穂高岳山頂に着きました。紀美子平に戻り、重太郎新道を下りましたが、ジグザグ道で長い鎖やハシゴがあって標高差は1600メートル近くあるハードなコースで登りには使いたくないと思いました。
やっと岳沢に着ましたが、何年か前の土砂崩れで山小屋は休止してましたが、飲み物は販売していました。
上高地のホテルの赤い屋根が大きくなり、河童橋に着いたのは16時になりました。
帰りは沢渡温泉に浸り家路に向かいました。
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