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Yamareco

記録ID: 6709769
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ハイキング
赤城・榛名・荒船

稲含山/白髪岩 【2024_ぐんま百名山めぐり…原三角測點の巻】

2024年04月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:42
距離
7.8km
登り
887m
下り
890m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:34
休憩
1:07
合計
5:41
6:29
4
6:33
6:33
33
7:06
7:16
2
7:18
7:32
2
7:34
7:34
103
下仁田稲含神社
9:17
9:17
31
9:48
10:26
18
10:44
10:44
11
10:55
10:56
48
11:44
11:48
22
夫婦ケヤキ
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 茂垣峠駐車場に停めました。6時頃到着で一番乗り、歩き始めた時点で2台、下りてきたときは7台ほどでした。
 林道稲含高倉線は、茂垣峠駐車場を挟んで下仁田側約3kmと甘楽側約600mは未舗装路です。乗用車でも走れますが。
コース状況/
危険箇所等
 今回歩いたルートのうち、稲含山から白髪岩と夫婦ケヤキから南は破線もない所謂バリエーションルートですが、以下,呂箸發く、△惑棒、は実線と破線の中間くらいでしょうか。

^雋淹〜夫婦ケヤキからの道が合流する鞍部
 急な下りで踏跡不明瞭、一部で藪漕ぎがありますが、基本尾根通しに歩けば大丈夫だと思います。但し、二万五千図の1280m等高線の小ピークで尾根が三つに別れるので、間違った尾根に入らないよう注意が必要です。

夫婦ケヤキからの道が合流する鞍部〜白髪岩
 広い尾根が続き危険なところは殆どなく、テープもあり踏跡もそこそこ付いていて、藪漕ぎもありません。但し、各ピークの前後は踏跡が不明瞭ですので、‘瑛佑縫圈璽を越えたあと違う尾根に入らないよう要注意です。

I徂悒吋筌からの道が合流する鞍部〜夫婦ケヤキ
 斜面をトラバースする細い道で転落注意ですが、明瞭な踏跡があり、実線の夫婦ケヤキ〜茂垣峠の道と大差はありません。
茂垣峠駐車場からスタート
って、こんなに案内板並べなくても…
2024年04月28日 06:24撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
4/28 6:24
茂垣峠駐車場からスタート
って、こんなに案内板並べなくても…
整備されてるのは良いんですが、階段地獄
2024年04月28日 06:42撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7
4/28 6:42
整備されてるのは良いんですが、階段地獄
地学の勉強もしながら
2024年04月28日 06:45撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7
4/28 6:45
地学の勉強もしながら
下仁田稲含神社
トイレお借りしたので、お賽銭入れときました
2024年04月28日 07:07撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7
4/28 7:07
下仁田稲含神社
トイレお借りしたので、お賽銭入れときました
稲含山へ
2024年04月28日 07:20撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10
4/28 7:20
稲含山へ
稲含山から
意外と近い八ヶ岳連峰
左端に御座山、右手前は小沢岳
2024年04月28日 07:21撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
11
4/28 7:21
稲含山から
意外と近い八ヶ岳連峰
左端に御座山、右手前は小沢岳
南八ツをアップ
雪少ない気が…
2024年04月28日 07:26撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 7:26
南八ツをアップ
雪少ない気が…
稲含山から
荒船山の奥に北ア
槍穂が見て取れます
2024年04月28日 07:21撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 7:21
稲含山から
荒船山の奥に北ア
槍穂が見て取れます
槍穂アップ
行きたいなぁ
2024年04月28日 07:25撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 7:25
槍穂アップ
行きたいなぁ
稲含山から
浅間山と奥に後立山
剱・立山も見えます
2024年04月28日 07:21撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5
4/28 7:21
稲含山から
浅間山と奥に後立山
剱・立山も見えます
稲含山から
手前から妙義のゴツゴツ、角落山塊、白いのは上信国境の山々
2024年04月28日 07:23撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 7:23
稲含山から
手前から妙義のゴツゴツ、角落山塊、白いのは上信国境の山々
稲含山から
立派な御荷鉾山
2024年04月28日 07:22撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 7:22
稲含山から
立派な御荷鉾山
稲含山から
これから向かう白髪岩(中央)
あっちの方が結構高いぞ
2024年04月28日 07:23撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 7:23
稲含山から
これから向かう白髪岩(中央)
あっちの方が結構高いぞ
山頂のアカヤシオ
間に合いました
2024年04月28日 07:27撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 7:27
山頂のアカヤシオ
間に合いました
でも、やっぱ終盤です
2024年04月28日 07:18撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 7:18
でも、やっぱ終盤です
芽吹きの道を白髪岩へ
2024年04月28日 08:27撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 8:27
芽吹きの道を白髪岩へ
到着!
2024年04月28日 09:49撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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到着!
やっと見られました
2024年04月28日 10:09撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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やっと見られました
明治十五年十月とあります
142年‼︎
2024年04月28日 10:12撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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明治十五年十月とあります
142年‼︎
洒落たフォント
三文字目は”肉”にしか見えない
2024年04月28日 10:17撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 10:17
洒落たフォント
三文字目は”肉”にしか見えない
帰路はピークに立ち寄りながら
物見山
2024年04月28日 10:44撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 10:44
帰路はピークに立ち寄りながら
物見山
羽毛山
下仁田,甘楽,藤岡の三国境
2024年04月28日 10:55撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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羽毛山
下仁田,甘楽,藤岡の三国境
四等三角点羽毛山
こちらは勿論国土地理院
2024年04月28日 10:56撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 10:56
四等三角点羽毛山
こちらは勿論国土地理院
ミツバツツジは見頃ですが、見かけたのはこの一本だけ
2024年04月28日 11:14撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 11:14
ミツバツツジは見頃ですが、見かけたのはこの一本だけ
夫婦ケヤキに寄り道
2024年04月28日 11:47撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 11:47
夫婦ケヤキに寄り道
林床で見つけた花たち
フデリンドウ
2024年04月28日 10:36撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 10:36
林床で見つけた花たち
フデリンドウ
ハシリドコロ
2024年04月28日 11:56撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 11:56
ハシリドコロ
ヒトリシズカ
他にも花はあったと思いますが、何せ観察眼無いので
2024年04月28日 12:00撮影 by  PENTAX K-3 II , RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/28 12:00
ヒトリシズカ
他にも花はあったと思いますが、何せ観察眼無いので

感想

 ”なんトレ”の大岩・碧岩と迷った挙句、標高がより高くアカヤシオが間に合うかもしれない”ぐん百”の稲含山から、是非とも訪れたかった”原三角測點”のある白髪岩を歩いてきました。

 茂垣峠駐車場から全て同じ方向を指しているたくさんの『稲含山』の案内板を横目に見ながら出発です。林道を少し登り、真っ赤な鳥居を潜って山道に入っていきます。のっけから結構な急登、且つ階段地獄に喘ぎながら高度を稼ぎ40分ほどで下仁田稲含神社へ。ここで呼吸を整え、ひと登りで山頂に到着です。
 稲含山山頂は360°の展望で、西上州のみならず八ヶ岳や北ア、上信国境の山々が一望です。この日は黄砂の影響か霞み気味でしたが、それでも槍穂や後立山の山々が肉眼でも同定できました。

 山々と咲き残っていたアカヤシオをカメラに収め満足して山頂を辞し、神社の方へ少し戻って白髪岩を目指して尾根に取り付きます。しかしながら取付点を誤ったようで、急な斜面を滑落しないように注意しながら何とか尾根に上がりました(他の方々のレコに依ると、この尾根へは稲含山山頂から東へ直接入っていくのが正解のようです)。
 尾根に出てからは時折藪を掻き分けたりしながら夫婦ケヤキからの道が合流する鞍部に下り、踏跡とテープとGPSを頼りに広い尾根を南に辿っていきます。鞍部から先は危険なところは殆どありませんが、斜度はそんなにキツくないものの常に登り傾斜があって歩きながら足と息を休めるところがあまりなく、結構疲れました。そんなこんなで途中二回休憩を入れて稲含山から二時間以上掛かって白髪岩に到着です。

 白髪岩の原三角測点は思ったより大きく、また彫り込んである字も奇麗に残っていて、これが140年以上前に設置されたとは思えませんでした。設置したときは自動車は勿論、道もまともにはなかったでしょうから、大変な苦労だったのではなどと想像しながら原三角測点を眺めつつ腰を下ろして大休止しました。
 暫くすると御荷鉾林道の方向からソロの方が登って来られました。原三角測点に詳しい方で、原三角測点は内務省が設置し全国に50箇所ほどあったこと、その後参謀本部に測量業務が移管され内務省の原三角測点は破棄されたこと、『原三角測點』の”原”の字や『明治十五年十月』の”明”の字がちょっと変わっていること等、興味深いお話を聞くことができました。
 話に聞き入って白髪岩での滞在時間が予定より長くなってしまったので、帰路は少々足早に戻ります。夫婦ケヤキからの道が合流する鞍部で小休止を入れ、夫婦ケヤキに立ち寄って茂垣峠駐車場に戻りました。

 白髪岩へは当初御荷鉾スーパー林道の登山口からを考えていましたが、登山口までの林道が悪路であることから断念、他ルートはどれも”らくルート”で片道4時間以上なので躊躇していましたが、ぐん百で眺めの良い稲含山からも行けると知り今回歩いてきました。破線もないので無理なら途中で諦めることも想定していましたが、皆さんのレコを参考に目的を達成できました。あらためてヤマレコとレコをアップされている方々に感謝です。


追)今回は意識して山行中及び山行後に水分を多く摂りました。山行中はちょっときましたが、山行後は足が攣る気配はなくこれを記してます。

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訪問者数:234人

コメント

papibanさん、おはようございます。
『原三角点鮎』見られて良かったですね。
私も、ずっと以前に曇取山で見ました。でも、その時は知識もなく、写真だけは撮りましたが、帰宅してから調べると、今では全国に三ヶ所(3つ)しかない、貴重なものだと知りました。
改めてpapibanさんのこのレコで、詳しく知ることが出来て、感動しています。
ありがとうございます。
そして、水分をしっかり摂ることの大切さも(^-^)/
南アルプスの雪、急に少なくなったと思います。夏山シーズンの始まりですね。
2024/4/30 6:51
いいねいいね
2
surely-kさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

レコにも記した通り、原三角測点は以前から気になっていましたが、なかなか足が向きませんでした。今回思い切って訪れて正解でした。たまたまでしたが、詳しい方の話も聞けましたし。
雲取山と米山の原三角測点も機会があればと思いますが、明治オリジナルではない(国土地理院が三角点を設置する際に動かした)らしいので、ここ白髪岩の原三角測点でいいかなと思ってます。

追1)攣らなかったのは、水分補給か山の頻度を上げたためかは不明ですが、暫くは水分補給は意識しようと思ってます。
追2)雪、少ないですよね。4月というのに夏日頻出で、夏山もどーなることやら。上高地で30℃とかにならなければいいのですが。
2024/4/30 20:38
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1
4月28日に現地で偶然お会いした方があの有名なYamaRecoのpapibanさんだったとは知らずごめんなさい。
翌日、26名の参加者で三角点へのハイキングを実施しました。白髪岩原三角点付近の天気は28日より見通しは良くないが、まーまーでした。ややかすみ富士山や八ヶ岳、アルプス連峰の山並みは見えなかったですが沢山の方にご参加頂き、また事故も無く無事に下山出来て何よりでした。
2024/4/30 20:33
いいねいいね
1
asmoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

こちらこそありがとうございました。貴重なお話を聞かせて頂き、お蔭さまで今回の山行がより充実したものになりました。
翌4/29も訪れられたのですね。多人数の山行、気を遣われたと思いますが無事で何よりです。
また、保存活動についても大変だとは思いますが頑張ってください。クラウドファンディングとかあれば微力ながらご協力したいと思います。
2024/4/30 21:14
プロフィール画像
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