双門(観音峰登山口ピストン)
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- GPS
- 23:49
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 3,727m
- 下り
- 3,725m
コースタイム
- 山行
- 7:57
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 9:10
天候 | 4,5:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
阿倍野橋6:50-近鉄電車-8:01下市口 下市口BS8:20-奈良交通バス-9:10観音峰登山口BS 復路: 観音峰登山口BS9:10-奈良交通バス(230円)-9:26洞川温泉BS 洞川温泉BS12:25-奈良交通バス-13:35下市口BS 下市口13:54-近鉄電車-15:12阿倍野橋 ※みたらい渓谷散策切符(大阪阿部野橋)3,780円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白川八丁~釜滝:渡渉5箇所程度(水位が高く(膝下くらい)、ジャブジャブ渡りました) 釜滝~仙人巖のテラス:落ちたら危険の岩登り、梯子登り多数。土の登山道はよく整備されています。 仙人巖のテラス~巖の双門:ワイヤーぐるぐる巻の木~根をむき出しにした倒木~激急坂を左方向に下る~巖の双門(最後の巖の双門を見つけるのに苦労した) ザンキ平の肩~迷ケ岳:尾根をたどれば問題なし 迷ケ岳~修復山:迷ケ岳付近は注意。 (周囲の見通しが効かないためGPSで良く確認して進むのが吉) 修復山~弥山:赤テープを追えばOK 弥山~狼平:一般登山道です。 狼平~熊渡:一般登山道です。雨の日の金引尾根は、ぬかるんだ長い急坂を下る際にスリップ注意です。 |
その他周辺情報 | 登山届: 事前に下記に提出。 奈良県警察本部生活安全部地域課 http://www.police.pref.nara.jp/0000000011.html 宿:狼平避難小屋 下山後の温泉: 天川村洞川温泉センター600円(みたらい渓谷散策切符で割引200円) ※営業時間11:00~20:00 |
写真
感想
今日はテントを担いで双門に向かいます。
難関の双門コースへの初挑戦。ワクワクします。
(念のため、ヘルメットも持参しました)
◆1日目 観音峰登山口BS〜熊渡〜双門大滝〜巖の双門〜ザンキ平の肩〜迷ヶ岳〜修復山〜弥山〜狼平避難小屋(小屋泊)
観音峰登山口からみたらい渓谷を歩く。梅雨前線が活発で、最近は雨が多い。みたらい渓谷の滝が轟音を上げて流れており迫力があった(今日歩く弥山川の水位が気になった)。
熊渡まで歩き、ここから林道に入る。
白川八丁で、親子3人に出会う。釜滝まで行ったが、子供さんが足を滑らせて、全身びしょ濡れになり、今日は引き返してきたそうだ。本人曰く、「おたまじゃくしを踏んで滑った」らしい(小学生の背丈では、今日の水量の渡渉は結構難しいのでは、と感じました)。釜滝までに5回ほど膝下水位の渡渉が有ること、釜滝より先はザンキ平の肩から弥山川に下りるまで渡渉はないこと等を教えて頂き、先に進んだ。
ほどなく川と出合い1回めの渡渉を行う。今日は膝下水位での渡渉を考慮して、短パンで来た(長ズボン,着替えの靴下等はザックの中)。流れの緩やかなところを見計らって、ジャブジャブ水中を進んだ。
釜滝までは意外と近かった。釜滝からはいよいよ本格的な弥山・双門コースに入る。入った以上は後戻りはできず、弥山まで抜けなければならない。覚悟を決めて進む。
轟音を立てて流れる一の滝は見応えがあった(これだけでも来たかいがあった)。
その後、ルートをロストしたことに気が付いた所でランチ休憩を取った。温かいしょうがスープは疲れた体に効く。弥山までの道のりは長いが、時間はまだたっぷりとある。焦りは禁物だ。ルートに戻り、気合を入れなおして進む。
梯子を連続して登り、どんどん高度を上げる。振り返ると大日山・稲村ヶ岳の稜線が見えた。仙人瑤離謄薀垢梁亟澆砲蓮▲疋妊イ岩の壁が見えた。すごい迫力だ。
さらに登ると、ついに双門大滝が姿を現した。距離は遠かったけれど、水量豊富で落差も大きな見応えのある滝でした。
ここの少し上にザックをデポし、登山道をそれて巖の双門へ向う。大きな倒木の根っこの目印までは順調に見つかったが、最後の肝心の巖の双門が見つからない。間違った赤テープを追った様で、どうやら谷を行き過ぎてしまった。地図で場所を再確認し、谷筋を一つ戻ると巖の双門がそこにあった。
「でっかいなぁ。」その大きさに圧倒された。(写真も何枚か取ってみたが、写真では残念ながら、迫力を伝えきれない。ぜひ、実物を見て体感して欲しいと思います)
目的の巖の双門を無事見つけられたことに満足し、弥山を目指して出発。まずは、ザンキ平の肩から迷ケ岳を目指す。ここには登山道は無いが尾根を追えば、迷ケ岳山頂に辿り着いた。
ここから先は見通しが効かず、少々迷った。GPSで軌道を修正しながら進み、修復山までたどり着く。ここまで来れば、もう安心。後は赤テープを追って弥山にたどり着いた。弥山小屋で小休止。あいにくの雨にも関わらず、弥山小屋は登山者で賑わっおり、テントも多かった。
弥山頂上社にお詣りしてから、狼平へ下りた。途中、思いがけずオオヤマレンゲに出会い嬉しかった。登山道脇で花を咲かせていた。(狼平小屋脇にもオオヤマレンゲはあったが、頃良いお花は見当たらず)
狼平小屋に到着!朝から雨の中、長く歩いて疲れた。
ビショビショに濡れて寒かったので、全て着替えた。
狼平小屋には外国人2名(京都,生駒在住)+ワンちゃんのパーティが先に入り、2Fを使っていた。ワンちゃんの名前はターシャ。すごく賢い犬だった。
この日は、1Fのフロアを広々と使わせてもらった。夕食を頂き、早々に床についた。
◆2日目 狼平避難小屋〜金引尾根〜熊渡〜観音峰登山口BS
4時半起床で、5時半に小屋を出発。今日も雨。
今日は観音峰登山口への下山のみ。途中金引尾根で、ぬかるんだ急斜面に2回ほど
大ゴケし、泥まみれになった。朝一のバス(9:10発)にギリギリ間に合い洞川温泉に移動。お風呂を楽しみにしていたが、バス停前の観光協会で洞川温泉は11時営業開始であることを聞き、ア然とした。仕方がないので、今の時間から営業している所はないか聞き、近くの面不動鍾乳洞を紹介されて行ってみることにした。
(あまり期待してはいなかったが、本格的な鍾乳洞で面白かった)
鍾乳洞入口の高台から、龍泉寺より山上ヶ岳に向う修験者の行列が見えた。
法螺の音が鳴り響くのは、大峰ならではですね。
最後は、洞川温泉へ。2日間雨の中を歩き続け、疲れた体をお風呂でリセットした。やっぱり下山後のお風呂は最高!
今日も良い山でした。
(1日の消費量 水0.7L(行動中のみ、食事除く)、燃料70ml(夜30ml+朝30ml+昼10ml)
荷重12kg、アルファ米 2/4食、行動食 500ml×1)
kickeyさん、こんばんは。無事に狼平までたどり着かれた様で良かったです!またヤマレコで再会出来て嬉しいです。あの日はkickeyさんのような強者じゃないと厳しかったようです・・・あと巖の双門のことを勘違いしていた様でいい加減なこと言ってすみませんでした、あの岩潜りのことかと思ってました。ぜひ今度僕も巖の双門を探してみたいと思います。
akirasさん、こんばんは。
白川八丁では、いろいろと教えて頂きありがとうございました。お陰様で無事、狼平にたどり着くことができました。双門コース、一筋縄ではいかない手強いコースです。
子供さんと一緒に山を歩かれているのですね。おたまじゃくしに気を取られ、足を滑らせびしょ濡れなっていましたが、なんだか楽しそうでした。本当に、山が好きなんですね。晴れてコンディションの良い日に再挑戦を期待しています。
腰に巻きつけたベルトをハーネス代わりにザイルで引き上げるアイデアは、体重の軽い子供ならでは、なるほどと思いました。
また、どこかのお山で。
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