宮之浦岳・黒味岳 縦走


- GPS
- 24:00
- 距離
- 33.2km
- 登り
- 3,048m
- 下り
- 2,256m
コースタイム
- 山行
- 6:47
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 9:01
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 8:05
天候 | 1日目晴れのちガス 2日目小雨 3日目雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
船 飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
石塚小屋からヤクスギランドへのルートはわかりにくい |
写真
感想
百名山はやっていないけど遥々来たよ屋久島。飛行機とバスと高速艇を乗り継ぎ、海外並みに移動時間がかかって遠かった。
1週間前くらいは晴れ予報でしたがやはり雨の多い島だけあって、2泊3日の山行中は初日だけ晴れであとは雨。
2日目に登った宮之浦岳や黒味岳なども眺望がなくて無念でしたが、初日はメジャー級に有名な屋久杉たちをたくさん見れて、太鼓岩から正面の山々(宮之浦岳など)を眺め、トロッコの廃線上やジブリっぽい苔生す森を歩いたりできたので大満足です。石塚小屋から道迷いのためヤクスギランドには辿り着けなかったけど島内全体が屋久杉ランドですよ…名も無き巨大な屋久杉だらけで本当にお腹いっぱいになります(笑)。花々には少し早かったけど一部開花した可憐なヤクシマシャクナゲやツツジ、ウツギなども楽しむことができました。
3日目は早朝石塚小屋から荒廃気味なルートをロストして遭難しかけたけど山友のコンパスによるルーファイが非常にありがたかった。あとは道なき急登原生林をかきわけて短時間で自己脱出できたのはルーファイとかつて北アで遭難自己脱出した経験が自分の中では役立ったかも。そして、山の深部にいても熊に出会う恐れがないことが心底安心できました。ヒルはすでにいたらしい(私たちは被害にはあいませんでした)。また、道迷いしなくても途中の沢が濁流で渡渉できず、結局戻るハメになっていたこともあとから判明した。
GWなので人がもっとわんさかいるのかと思いましたが、予想よりは少なく、石塚小屋からヤクスギランドに至るマイナールートではほぼ人にも出会うことはありませんでした。新高塚小屋はそこそこ活況でしたが空きもゆとりもありました。石塚小屋は夜に到着した人たちも含めて8人程度でした。また、この山旅で海外の人の軽装&普段着モードを目の当たりにした。レインも着ておらず震える薄着な女性や短パン生足の男性もいて、見てるこちらが恐ろしかった。完全防備でも靴は水没しどこもかしこも濡れて停滞するとすぐに汗や雨で凍える…屋久島の雨を甘くみてはいけないですね。この時の雨のせいか、27年も使用したSUNTO ベクターがお亡くなりになったのは悲しかった。また買い直さなくては。
全行程5泊6日の鹿児島&屋久島の旅。体力やペース、気も合う山友と一緒に来れてとても楽しかった。大変だった時間も楽しかった瞬間もまるごと、鮮やかで濃密な思い出となりました。
女子3人で挑戦した初めての屋久島はやっぱり雨でした。
1日目は奇跡的に晴れ後曇り。快適に屋久杉を鑑賞しながら歩く。薄ピンクのサクラツヅジが咲き乱れとっても可愛い。
印象的なのはテレビで観ていたウィルソン株だ。中に入ると空が❤型に見えるはずがどう見てもそんな所は見つけられない。スマホをかざしながら探すと。一人があったー!と叫ぶ…成る程ここからカメラ越しに見ると確かに❤だ。内部は時を掛けて苔に包まれなんとも重厚な雰囲気だ。
次に縄文杉にご対面と思ったが、立派なテラスが出来ていて近づくことが出来ない。大切に守られてるのかな〜遠くから見るだけなので大きさや迫力は今一つ。
一泊目のその日は新高塚小屋にお世話になった。小屋はほぼ満杯な感じテントも5張り位あった。
2日目は朝から霧雨〜小雨
メインの日なので晴れを期待したが屋久島の天気は甘くない。それでもシャクナゲの蕾もソコココにあり、咲き掛けてる花もある。満開になったらさぞかし…て想像しながら歩いた。永田岳や黒味岳も展望は無かったが屋久島らしい山歩きが楽しめた。
翌日ヤクスギランドに下山予定なので石塚小屋に到着した。
3日目も朝から雨だ…
ヤクスギランドへの登山道を歩き始めて間もなく道を失った。沢を渡渉した時か…急にトレースが無くなり踏み跡を探して藪を掻き分け渡渉するが見つからない。雨の為携帯の位置情報も確認し難くいので同じ所に戻る事にしたが、どこをどう歩いたのか分からなくなってしまい戻ることも出来なくなった。さらに私の携帯以外は機能しない状態になっていた。戻るにも藪が邪魔していつの間にか方向が変わってしまう。雨で頻繁に携帯を見ることも出来ない。1時間以上彷徨った末…最後の手段はコンパス紙地図だ。と思いコンパスを地図に当てて方向を定めた。
此の後コンパスの実力の凄さを思い知った!
コンパスで方向の微調整をしながら歩くと、なんと暫く歩くとドンピシャで登山道に戻ったのだ。
この後はヤクスギランドに向かうのを諦めて、淀川登山口に下山すべく分岐まで戻り、無事に下山を成し遂げた。
3人とも全身ずぶ濡れで寒いのを我慢してバスに乗り込みホットした。
一勝ニ敗の天気でしたが、これが屋久島の天気と理解した。また来れるチャンスがあったら又来たい。遠い遠い屋久島はとっても良い経験と思い出になった。お世話になった山友に感謝です。
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