湿原のほとりに憩う〜火打山
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- GPS
- 16:52
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,431m
- 下り
- 1,466m
コースタイム
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 3:16
- 合計
- 10:49
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日午前2時頃に到着しましたがだいぶ埋まっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【笹ヶ峰登山口〜黒沢】 笹ヶ峰の駐車場脇に登山口ゲートがあり、登山/下山届のポストがあります。 樹林帯の中、ゆるやかな木道の登りを進んでいくと黒沢です。 黒沢の橋を渡って右手から沢に降りられます。 【黒沢〜富士見平分岐】 黒沢から先、登りが始まります。ややしばらく進むと九十九折れの登り(十二曲)となります。 山の斜面は急ではありますが、登りやすい階段が整備されており、キツい印象はあまりありません。 十二回の折り返しを経ると周囲の木がだいぶ低くなり、明るい道となってきます。 振り返れば黒姫山がよく見えます。 十二曲のあとは尾根沿いに登っていく道となります。登りとしてはこちらのほうがキツいかも知れません。泥濘も多く、段差の大きな箇所や大きな石がゴロゴロしているような道もあります。 残雪もちらほらありましたが夏日のため急激に溶けており、だいぶ雪の量は減りました。滑り止めが必要になるような箇所はなし。 富士見平で黒沢方面との分岐。木々に邪魔され、あるいは遠方が曇っているせいか、富士山は見えず。 【富士見平分岐〜高谷池ヒュッテ】 富士見平から左に折れて高谷池方面へ。尾根の西側をトラバースするようななだらかな道です。 途中で視界が開け、火打山、焼山の姿がよく見えます。 その手前に目指す高谷池ヒュッテの三角屋根も。 再び灌木帯に入り、しばらく歩くと高谷池ヒュッテです。 高谷池ヒュッテの水場は未消毒のため煮沸しての利用となります。 テン場はまだ雪に覆われていましたがすごい勢いで溶けていたので間もなく雪も消えそうです。 【高谷池ヒュッテ〜天狗ノ庭】 ヒュッテ前の木道をたどり、高谷池を回り込むように対岸に進みます。 天狗ノ庭手前は少し雪が多く残っていました。 【天狗ノ庭〜火打山】 木道を歩いて天狗ノ庭を通り、火打山への登りが始まります。 展望が開けていて日光からの逃げ場が無いので夏場は熱中症に注意です。 雷鳥平で道はいったん緩やかになり、その後最後の登りになります。 火打山の山頂からは360度の展望です。 【高谷池ヒュッテ〜黒沢池ヒュッテ】 高谷池ヒュッテから天狗ノ庭方面へ少し歩いたところから茶臼山方面への分岐があります。 分岐後すぐは大きな石の並んでいる登りです。登りきると展望が開け、あとは茶臼山までなだらかな道です。 トレランさんが大勢走っていました。 茶臼山山頂はぽつんと標識があるだけです。 黒沢池ヒュッテへはやや段差の大きい箇所もある下り道です。 【黒沢池ヒュッテ〜富士見平】 黒沢池ヒュッテから雪渓を渡って湿地帯へ。木道を歩いて黒沢岳直下まで進みます。 黒沢を渡り、富士見平までは登りとなります。 |
写真
感想
[img]http://www.yamareco.com/uploads/photos/2945.gif[/img] [color=ff8c00]山、満喫[/color]
長らく降り続いた雨が途切れ、山好きにとっては待ち望んだ登山日和がやってきた。
夏に向けてのテン泊練習を兼ねて火打山へ。
火打山は頸城山塊の最高峰でありながら、意外に登りやすい山だ。
笹ヶ峰から入山すると、黒沢橋まではゆるゆるとした木道が続き、テン泊装備での山歩きのウォーミングアップには程良い。
その後に続く十二曲は急坂と言われてはいるが、歩きやすい階段が整備されているので苦にはならない。
学校の七不思議が七つ以上あったりするように、あるいはフタリシズカが2本以上生えてたりするように、名前以上に盛りだくさんのモノも多い中、十二曲は律儀にきちんと十二回の折り返しで完結している。
一曲がり目から二曲がり目までが若干長く、その他は思いの外短い距離で折り返す。
十までは標識を確認したが、十一と十二を見落としたので、
「もしかして最後の区間が凄まじく長いのか?」
などと妄想したものの、実際は展望が開けたところが十二曲がり目であった。
十二曲から先の登りのほうがきつく感じた。
段差の大きい箇所、残雪、雪解け水による泥濘などで、テン泊装備だと一歩一歩に気を遣う。
とは言え難しい場面は無い。体力さえ許せば誰でも登れる易しい山だろう。
富士見平を過ぎると更に展望が開け、目指す火打山、焼山、高谷池ヒュッテがいっぺんに視界に入ってくる。
そうなると尚更のこと気持ち良く歩いて行ける。
火打山だけ登るのであれば何もテン泊しなくても良いのだが、高谷池に泊まりたかった。
高層湿原のほとり、雪上のテン場というのはなかなか魅力的だ。
雪を掘って冷蔵庫にしたり、盛り上げてテーブルと椅子を作ってみたり。
ゆっくり過ごしたい場所だ。
高谷池を回った先の天狗ノ庭がまた素晴らしい景色で、足早に通り過ぎてしまうのは勿体無い。
だらだらのんびり歩くのが良い。
それには一泊するのが良いのだ。
長雨のあとということで、太陽がちょっと本気を出し過ぎて陽光がキツかった感はあるものの、それはそれでテン場に帰ったあとのビールが旨い。
3割旨い餃子は、山効果でさらに3割旨かった。
なんとも贅沢で濃厚なテン泊を満喫、といったところ。
帰りは黒沢池を回った。
黒沢池を回ったのも正解で、気持ち良い湿原の道を堪能することが出来た。
妙高にも足を伸ばそうかと最初は考えたのだが、大倉乗越から先の雪渓トラバースを懸念して止めておいた。
背伸びはしないのが黒パグ流山登りである。
あくまでのんびりが良い。ガシガシ歩くのはよく知った山に登る時で良い。
今回、反省点は虫よけ対策を怠ったことと、日除け対策を怠ったこと。
帰り際、黒沢橋で熟年集団に遭遇して少々困惑したこと。
それ以外は大満足と言える。
また季節を変えて訪れてみよう。
[img]http://f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wicket/20140720/20140720165100.jpg[/img][b][color=228B22]ゆるふわテント泊[/color][/b]
久しく重いの担いでないし、トレーニングもしてないし…。
重い物はmizに任せて軽めの15キロ装備で行かせてもらったです。
お腹が空いてひもじい思いをしないようにと一杯食料持って詰めたけど
使った食材は1/4だけで殆ど手つかず。
お酒も2本御猪口で3杯飲んだだけ。
食べ事よりもこの一日とこの場所に居られるだけで満足満腹だった。
眩しい緑と青い空、陽を浴びて鮮やかに咲く花、楽しく歌鳥の声。
楽しく夕食の準備する人達。ゆっくりと暮れて行く空。
暗しく静かに色を落としていく風景、見上げれば満天の星。
周りの支度で目が覚めのっそり這い出して見た朝空色。
そしてまた眩しい緑と青い空、陽を浴びて鮮やかに咲く花、楽しく歌鳥の声…。
妙高山・焼山もあるってことでまた来れる、何度でも来たい。
前回の山行でかな〜りテンションだだ下がりで
『山なんて登らないでもいいや・・・』なんて思っちゃったけど
やっぱり山の中に居るのが好きです。
mizcreidさん、Mococoさん、おはようございます。
火打山。数年前まで燧ケ岳と全く区別もつかなかった山です。
いつも御二方の山行には美味しそうな山ごはんが出てくるので本当に山を楽しんでるなあと羨ましく見させていただいております。
そして今回は3割旨い餃子の登場!高校生の時によく通っていたあのお店の餃子。今になって近所にあるこのお店でダブル餃子定食のコスパに惹かれて再びよく通っているお店です。あの餃子を山で食べたら3割の3割プラスで3割9分の旨さ増、納得です。
山のコメントがなくなっちゃいましたがそれはもう写真に沢山拍手させていただいたので割愛させていただきます(笑)
冷凍庫をのぞいたら特売日に買って食べきれなかった生餃子が出てきたのです。
『おぉ、これはそのまま持っていって焼けば楽ちんだ』
と1.5kgの氷と共にmizのザックに詰めてもらいました。
値段が安いわりに国産材料にこだわっていたり良いお店ですね。
ダブル餃子定食、お腹いっぱい食べたい人には良い定食ですよね。
でもご飯やスープ、お新香はいらないので餃子3皿分のセットが
あったらいいのになぁと・・・餃子をたらふく食べたい人だったりします。
餡を家で作り、現地で包み焼きましょうと食べながら考えたので
次回のテント泊には餃子パリィでかなぁと。
こんばんは〜
さすがはbo-tyu-zai さん、3割うまいあの餃子を熟知していらっしゃる。
今回の餃子はパリッというよりモチっとした旨さでございました。
正直、もっと食べたかったです。
カタカナだと見分けの付かない燧と言えば尾瀬ですが、そう言えば3割うまいあのお店の温泉旅館が尾瀬方面にありますね。
まるで何かの伏線のようです。
Mizさん、もここさん、こんにちは〜
高谷池ヒュッテのテン場いいですよねぇ。
火打山と妙高山、おとなりさんなのに全然違うタイプのお山です。
次回は是非妙高さんも登ってくださいまし〜
そしてヒュッテとヒュッテの間がまたいいですよねぇ
相変わらずの御馳走にたっぷりのお酒で素敵なテント泊
あ〜餃子&
危ない、危ない、こんな危ないレコ、夕方に読んじゃだめだ〜
助けてぇ
wikiで調べたら・・・
有名な「3割うまい」の意味については、現在は「うまい・安い・元気」の3つで3割とされているが、元は「他店より美味さ3割増し」の意味で付けられたものとのこと。また、売り上げの3割を原材料原価にあてることからも来ている
・・・という3割うまい!!
事前の調べや他の方が小屋番さんに聞いたお話では「雪の状態が危険」という事で妙高山はまた今度だとお楽しみをとっておきました。
でも帰ってきて上がってくるレコを観ると
「みんな行ってるじゃん!!」
とちょっと残念な気持ちに(笑
秋にまた餃子持って行こうと…いや
秋とはいわず今週末でもいいかなーと思うぐらいです。
暑いと夕食作る気力がなくなるので3割うまいキメちゃいたい
こんばんは〜
最初は妙高のほうに行きたかったのです。
妙高というと深夜特急を思い出し、今は遠き学生時代を思い出し、今は失われし頭部の繊維状器官を思い出しては涙が流れます。
山で餃子というのも良いものですね。
山じゃなくとも餃子とビールは相性抜群ですが、山ではさらに相乗効果をもたらし、その破壊力恐るべしです。
なんと、同じ場所での泊まりで。
あの雪の幕営地のどこかに
みえたんですね〜
星空きれいです。
爆睡が悔やまれます。
本当、ここにいるだけで
幸せ感じる登山でしたね。
どもですぅ!
なんとkomakiさん同じ所にいたなんて!
そしてそして…載せなかった分の写真にkomakiさん達が写ってました。
この日の夜は月の出が0時30分と遅く、観測所日和だったのです。
ちょっと薄い雲がありましたがなかなかの星空でした。
komakiさんのようにいい写真を撮るのにもっと修行しなきゃとつくづく思いました。
お天気も花の時期も素晴らしく、幸せ一杯で過ごせましたね(*´∀`)
こんばんは、ご無沙汰しております。
ヒュッテのほうに泊まってらっしゃったのてすね。
言われて調べてみると、駐車場で撮った写真にkomakiさんたちが写っていました(未掲載写真てすが)。
1日目はほぼ同じコースだったようで。
長雨の後の恵まれた週末でしたよね。
期待していた以上の素晴らしい景色に、大満足の山行でした。
こんにちは〜o(^o^)o
青空と残雪と湿原を彩るお花達
素敵な
季節限定の冷蔵庫付きテン場、最高ですね
夏場、歩く冷蔵庫を背負ってヒイヒイ歩き
いいなぁ〜と…
雪の中の冷酒が旨そう〜
うふふっ私も山餃子とビール大好き
雪便利です。
山小屋のスコップ借りて雪を均して平らな所にテント張れるし
冷蔵庫、机、椅子と快適テント泊が出来ます。
百均の薄い保温シートを一枚下に敷いて雪の冷たさも遮断され快適でした。
…でも、暑いので移動中は大きな氷担がないとならないのは同じですけどね(*´∀`)
冷凍庫に餃子を見つけたときに
『823さんが上手に焼いていたから挑戦してみよう』
と思いながら詰めました。
火打山・焼山・妙高山と湿原、ステキな場所です。
いつか是非行ってみてほしいです٩( 'ω' )و
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