グランデコ〜西大嶺〜西吾妻山〜西大嶺〜グランデコ
- GPS
- 11:42
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,238m
- 下り
- 1,238m
コースタイム
- 山行
- 10:44
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 11:43
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://resort.en-hotel.com/grandeco/snow/ja/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
グランデコスノーリゾート内は、雪解けが進んでおり、ゲレンデ内には、スノーガンの足元に残雪が認められる程度で夏道になっている。リフトトップゴンドラ山頂駅まで雪はない。 スキー場から西吾妻登山口(標高1400m)までも雪はなく、樹林帯への入口(標高1500m)まで夏道を辿った。樹林帯に入ると、融雪が進んでおり夏道の登山道は、雪解け水が生き良いよく流れており、飛び石伝いに沢を登る沢登りのコースになる。その後、1600m辺りから雪道になるが、融雪が進み、足元から水の流れる音が聞こえ、踏み抜きが避けられない。 1800m辺りから西吾妻山の眺望が開け、オオシラビソの樹高も低くなり、快適な雪道になる。西大嶺に近づくと、雪解けが進み、また沢登り状態で踏み抜きが多発する。西大嶺手前の小ピーク(1930m)を超えて一端下り最後の登りをこなすと西大嶺山頂になる。山頂周辺は、夏山になっている。 西大嶺から西吾妻山の間は、夏道は踏み抜きが多いため、南東斜面をトラバースする冬道をたどって進んだ。こちらのコースも、踏み抜きが始まっていた。最後は、西吾妻小屋目指して雪道を登っていくと湿原が現れ、木道も見えてきた。登山道は、沢登りの状況になっており、踏み抜きを避けながら進むと、左前方に赤い屋根の西吾妻避難小屋が現れた。小屋の周囲は雪解けが進んでおり、ツリーホール状況になっていた。 避難小屋からは、湿原内の木道を進み、それからオオシラビソの樹林帯を縫って登っていくと、西吾妻山山頂標柱に辿り着いた。 雪解けが進んでいて、踏み抜きが多く、足元の熊笹の根元が現れている箇所は、特に下りでは滑りやすく、転倒に注意が必要である。また、沢登り区間は、沢の中を登り&下りするため、転倒に注意が必要である。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|---|
共同装備 |
ツエルト
|
感想
春合宿の3日目は、グランデコスノーリゾートから西大巓を経由して西吾妻山山頂を目指した。
3時半に起床して朝食を食べた後、テントを撤収し、6時に裏磐梯キャンプ場を後にした。
グランデコスノーリゾートの広い駐車場には、三台の車が駐車しているのみだった。登山の準備をして、スキー場の中の作業道歩き。ゲレンデには、全く雪が見当たらず、雪解け後に顔を出す蕗の薹は、既にとうがたっていた。徐々に高度を上げて行くと、スノーガンの足元に人口雪が残っている箇所が出て来たが、すっかり春山になっていた。
スキーリフト山頂駅から西吾妻山登山口の標識を過ぎ、斜度が一気にキツくなったが、夏道を示す赤ペンキはくっきりみえており、助かった。
ゲレンデ歩きから樹林帯の登山コースの入口に達すると、登山道は笹薮に覆われ、道の部分は雪解け水が流れる沢になっており、ハイキングから一転して沢登りになった。出来るだけ濡れないように岩を選んで沢登りをしていくと、雪が現れ始め、待望の春山登山になった。しかし、雪の下を勢い良く流れる沢の音が聞こえ、油断すると踏み抜きか起こるコースだった。
ルートを外すと、遭難の恐れがあるため、薄い踏み跡とGPSデータを見比べながら、慎重に登っていった。雪解けが進んでおり、ツリーホールや笹薮のトラップを避けながら登って1800m辺りまで登るとオオシラビソの樹高が低くなり、快適な登りになった。西大巓山頂に近ずくと雪解けが進んでおり、踏み抜きが多発した。
西大巓山頂では、360度の大展望が拡がっており、磐梯山、安達太良山、飯豊山、朝日岳、月山等の眺望を楽しむ事が出来た。
西大巓から西吾妻山への夏道は、歩きずらそうだった為、冬道の雪渓のトラバースコースを選択。雪解けが進んでいたが、何とか歩けた。
山頂直下の湿原を横切り西吾妻避難小屋に立ち寄り、昼食休憩を摂った。小屋の周りは雪解けが進んでおり、ツリーホールと同じ形態になっており、陽だまりは風も防げて快適だった。
避難小屋から湿原の木道を進み、最後はオオシラビソの樹林帯の中をツリーホールを避けながら、西吾妻山の山頂探し。GPSデータを頼りに進むと、天元台登山口から登ってこられていた方が写真撮影中。そこが、西吾妻山の山頂だった。雪解けが進み、山頂標識が頭を出しており、山頂を確認できた。ただし、GPSデータでは、近くの別の場所を示していたため、山頂の周囲をあるいてみたが、GPSデータが山頂と示している場所には、何もなかった。山頂のポイントは、狭く、眺望が無いため、下山する事にした。
帰りは、避難小屋はスルーし、雪渓のトラバースコースを戻り、西大嶺山頂もスルーして下山した。しかし、樹林帯のコースは、登りより下りのほうが曲者で、雪の下の根曲がり竹の茎は、よく滑りバランスを崩された。また、雪解けが進んでいるため、踏み抜きも増え、アスレティックコースの入り口部分で転倒し、岩にかばい手をついた際、打ち身を作ってしまい、左手に力が入らなくなってしまった。何とか、ごまかしながら登山口に辿り着き、湿布薬を貼ってもらった。下りの転倒を避けられなかったことは、最大の反省点である。でも、仲間に助けてもらって、無事駐車場に帰着することが出来た。
時間は、かかったが、いろいろな山岳条件のコースを歩き通し、グランデコから西大巓を経て西吾妻山に登ることが出来、大満足の春合宿となった。帰りに蕗の薹とタラの芽を採りながら下り、良いお土産ができた。
下山後は、押立温泉の国民宿舎鷺の湯にお世話になり、お風呂で汗を流した後、夕食で飲んだビールの味は、格別だった。また、地元の地酒;末廣も美味しかった。
西大巓経由の西吾妻登山にあっぱれです。同じ山に登ってもルートによって、充実感・満足感・達成感MAXですね。他のメンバーも同じでしょう。
いろいろリーダーとして苦労や気遣いがあったことでしょう、それだけに、このルート選択に拍手!
地球は暖冬が進んでいますね、以前の5月の連休ではもっと残雪があり、せいぜい「腐れ雪」のザラメ状態であったと記憶しています、今回のような条件の悪い状況は時間と疲労度が違います、しかし好天気と展望のご褒美は嬉しいね
下山、湯上がり後のビールと開放感は何ともいえないものですね うらやましい!
西大巓経由の西吾妻登山にあっぱれです。同じ山に登ってもルートによって、充実感・満足感・達成感MAXですね。他のメンバーも同じでしょう。
いろいろリーダーとして苦労や気遣いがあったことでしょう、それだけに、このルート選択に拍手!
地球は暖冬が進んでいますね、以前の5月の連休ではもっと残雪があり、せいぜい「腐れ雪」のザラメ状態であったと記憶しています、今回のような条件の悪い状況は時間と疲労度が違います、しかし好天気と展望のご褒美は嬉しいね
下山、湯上がり後のビールと開放感は何ともいえないものですね うらやましい!
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