八甲田山（田茂萢岳、井戸岳、赤倉岳）

2024年05月06日(月) [日帰り]

• GPS: 05:27
• 距離: 12.4km
• 登り: 521m
• 下り: 939m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:47
• 休憩: 0:39
• 合計: 5:26

9:16 八甲田ロープウエイ山頂公園駅
9:26 9:26 田茂萢岳自然研究路中間地点分岐
9:31 9:34 田茂萢岳
11:01 11:03 大岳鞍部避難小屋
11:05 11:15 大岳避難小屋前分岐
11:15 11:15 大岳鞍部避難小屋
11:34 11:35 井戸岳
11:40 11:42 赤倉岳
11:53 11:53 赤倉岳分岐
12:16 12:16 宮様コース分岐
12:28 12:28 田茂萢湿原
12:39 13:00 八甲田ロープウェー山頂公園駅
13:48 13:48 下毛無岱休憩所
14:20 14:20 城ヶ倉分岐
14:42 酸ヶ湯温泉

天候

曇り時々小雨
鞍部や稜線は暴風

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

・八甲田ロープウェイにマイカー駐車
・ロープウェイは片道利用（1400円）
・酸ヶ湯に下山後、ロープウェイまでJRバスで戻る。（460円）

コース状況／危険箇所等

■下毛無岱から酸ヶ湯までは薄いトレースがあったが、それ以外はノートレース。
■現地の残雪状況見ながらルートファインディングしているので、参考にしないでください。
■宮様ルートには冬道の竹竿が立っていましたが、折れたり抜けたりしてました。

その他周辺情報

下山後、道の駅雫石のあねっこの湯を利用。つるつるすべすべの湯

写真

八甲田ロープウェイ山頂公園駅からスタート

私以外は全員バックカントリー

先ずは田茂萢岳に向かう。

左から赤倉岳、井戸岳、大岳

ノートレース＆誰もいない

振り返っても誰も居ない

田茂萢岳の展望地

竹竿発見！
スキーツアーコースかな？

宮様ルートを経て大岳へ。

雪の厚さはマアマアある。

あのコルを目指せば避難小屋方面

相変わらずノートレース

で、避難小屋にあげてきた。
なんと！暴風！
コルだからもあるが、ロープウェイが心配なので大岳はパス。
井戸岳に向かう。

稜線やばい！
暴風！やべー！！

振り返って大岳

井戸岳のカルデラ

カルデラの裏に入った。
ほぼ無風。幸せ。

井戸岳

安全祈願

さて、赤倉へ。

ロープウェイ駅が見える。
動いてイルカなぁ？不安。

赤倉岳

ロープウェイに向けてひたすら降りる

降りる

早足で進む

ガーン！OMG！！

酸ヶ湯下山を決定
下毛無岱に向けてショートカットするぞ！

最大の難関
渡渉！
沢に落ちないよう慎重に通過！

無事、沢を通過しても緊張は解けない。至るとことで雪下に流れが出来ている。

低い所は避けて進む。

おお！下毛無岱だ！

見覚えのある木道

すげー川になっているけど、酸ヶ湯まで頑張ろう！

ツリーホールも背丈くらいの深さあるので落ちないように！

酸ヶ湯に降りてきました。
さあ、バスがあるかな？
無ければロープウェイ山麓駅までヒッチハイクだ！

装備

個人装備

ソフトシェル ミッドレイヤー ベースレイヤー ドライレイヤー タイツ ズボン 靴下 グローブ ウインドブレーカー 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 テルモス ハイドレーション 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ ツェルト コッフェル ストーブ チェーンスパイク

感想

kawaharas

翌日7日は低気圧の通過で雨になる。ならば八甲田山に登れるチャンスは6日しかない。
ただ、日本海側から低気圧が接近してくるので風が強い予報（10〜15m/s）で全日曇り。
栗駒山からの移動距離が長くてロープウェイを使うことにしたのだけれど、案の定「強風時はロープウェイ止まります」とのアナウンス有り。
25m/sが閾値だそうで、9時現在10m/sならば未だ暫くは大丈夫だろうと田茂萢岳を目指す。
すっかり残雪に覆われているので好き勝手なルートで田茂萢岳を越えて、更に宮様ルート方面にいけば、竹竿発見！ツアーコースの名残り（冬道）のようなのでこれを辿るが見失うことも多く、地図とのにらめっこや藪漕ぎも。
避難小屋まであがって来たら暴風！！
こりゃロープウェイやばいかも…と大岳は止めて井戸岳〜赤倉岳の稜線を行く。
井戸岳への登りは久しぶりのすげー暴風だったけど、お鉢の裏側に入れば静かな稜線歩き。
ササッと山頂駅まで戻ったが「強風で運行中止」の看板！OMG!
さてと、自力下山のベスト選択肢はロープウェイ脇の夏道。これを探しに行くが見つからない。嗚呼！神よ！
しかたが無いので山頂駅に戻って八甲田ロープウェイに電話してみたところ、山麓駅に下山するルートは雪で埋もれて出ていないので無理。酸ヶ湯に下山するしか無いとの結論。
まあ、最悪時は酸ヶ湯かなぁ…なんて思ってはいたものの、宮様ルートの2周目を行くのは長いし藪もある。
ならば、下毛無岱まで雪渓を追って下るのが次なる選択に決定。
だがリスクも。毛無岱手前の寒水沢を超えられなければ引返すことになるし、スノーブリッジを踏み抜いたら遭難もあり得る。
なので余り標高を下げすぎないルートに設定して渡渉のリスクを減らすことに！
結果！何とか思惑通りに下毛無岱までショートカットできました。雪が切れることもなく、藪も巻きながらでしたが、木道まで来ました。
酸ヶ湯に下山し、温泉のスタッフに話をしたところ、年に数名の登山者が強風でロープウェイが止まって酸ヶ湯に降りて来るそうです。
今回は残雪期だったのでショートカットもできましたし、ちょうどJRバスもあったのでロープウェイ乗り場までかえれましたが、夏道を宮様ルートで戻ったら長くて大変だったかも。